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クロス リファレンスを使用すると、同じ文書内の別の箇所にリンクできます。 たとえば、クロス リファレンスを使って、文書内の別の場所にあるグラフやグラフィックにリンクすることができます。 クロス リファレンスは、参照するアイテムに読者を移動させるリンクとして表示されます。

別の文書にリンクさせる場合は、ハイパーリンクを作成できます。

先にクロス リファレンスの参照先のアイテムを作成する

存在しないものを相互参照することはできません。そのため、リンクする前に、グラフ、見出し、ページ番号などを必ず作成してください。 クロス リファレンスを挿入するときに、リンク先として使用できるすべてのアイテムを一覧表示したダイアログ ボックスが表示されます。 次に例を示します。

Word の [相互参照] ダイアログ ボックス

クロス リファレンスを挿入する

  1. 文書内で、クロス リファレンスの参照元のテキストを入力します。 たとえば、「上昇傾向の詳細については図 2 を参照」などと入力します。

  2. [挿入] タブの [クロス リファレンス] をクリックします。

    [相互参照] が強調表示された Word のリボン
  3. [参照の種類] ボックスで、ドロップダウン リストをクリックしてリンク先の種類を選びます。 使用できる項目の一覧の内容は、リンク先のアイテムの種類 (見出し、ページ番号など) によって異なります。

    [参照する項目] が表示された [相互参照] ダイアログ ボックス
  4. [相互参照の文字列] ボックスで、文書に挿入する情報をクリックします。 選択項目は、ステップ 3 で選んだ内容によって異なります。

    [相互参照の文字列] 一覧の選択項目
  5. [参照先] ボックスで、参照する特定のアイテム ("クロス リファレンスを挿入する" など) をクリックします。

  6. 参照するアイテムにユーザーが移動できるようにするには、[ハイパーリンクとして挿入] チェック ボックスをオンにします。

    ハイパーリンクのチェック ボックスが強調表示された [相互参照] ダイアログ ボックス
  7. ["上" または "下" を付ける] チェック ボックスを使用できる場合は、そのボックスをオンにして、参照するアイテムの相対的な位置を示す文言を含めるようにします。

  8. [挿入] をクリックします。

クロス リファレンスはフィールドとして挿入される

クロス リファレンスは、フィールドとして文書に挿入されます。 フィールドとは、Word でテキスト、グラフィック、ページ番号、その他の素材が文書に自動的に挿入されるように指定する一連の情報です。 たとえば、DATE フィールドは現在の日付を挿入します。 フィールドを使用する利点は、日付、ページ番号、グラフィックなどの挿入コンテンツが変更されると、フィールドも自動的に更新されることです。 たとえば、数日間にわたって文書を作成している場合、文書を開いて保存すると、日付が日ごとに変更されます。 同様に、別の場所に保存されているグラフィックをフィールドで参照している場合に、そのグラフィックを更新すると、グラフィックを挿入し直さなくても更新内容が自動的に取得されます。

クロス リファレンスを挿入していて、{REF _Ref249586 \* MERGEFORMAT} のように表示される場合、Word ではフィールドの結果ではなく、フィールド コードが表示されています。 文書を印刷したり、フィールド コードを非表示にしたりすると、フィールド コードがフィールドの結果に置き換えられます。 フィールド コードではなくフィールドの結果を表示するには、Alt + F9 を押すか、フィールド コードを右クリックして、ショートカット メニューの [フィールド コードの表示/非表示] をクリックします。

グループ文書を使用する

別の文書内のアイテムにクロス リファレンスを設定したいが、ハイパーリンクを使用したくない場合は、先にこれらの文書を 1 つのグループ文書に結合してから、クロス リファレンスを挿入する必要があります。 グループ文書は、個別のファイル (またはサブ文書) のセットをまとめるコンテナーです。 グループ文書を使用して、複数の部分から構成される文書 (複数の章が含まれる本など) を設定および管理できます。

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