Lync 会議のセットアップ、参加、発表を行う際に使うことができるオプションにはさまざまなものがあります。このベスト プラクティスでは、仕事がしやすくなり、快適な会議を行うことができるように、各種機能を有効活用するための情報を提供します。
注: 発表者の一般的な作業に関する対話型ガイドについては、「Skype for Business (Lync) 会議のスケジュール設定と準備 (英語)」と「Skype for Business (Lync) 会議の管理 (英語)
Lync 会議をセットアップする
Outlook または Web Scheduler を使って Lync 会議のスケジュールを設定し、それらのベスト プラクティスに従います。
注: Lync 会議のスケジュールの設定方法の詳細については、「Lync 会議を設定する」を参照してください。
会議をスケジュールする
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社内の人だけで行う小規模で略式の会議には、設定の変更は行わず、既定の会議オプションを使います。既定のオプションでは、全員が発表者になることができ、会議に直接参加できます。
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大人数である、データをセキュリティ保護する必要がある、社外の顧客が参加するなどの特別な要件がある会議の場合は、その要件に合わせて会議オプションを変更してください。詳細については、「Lync 会議のオプションを設定する」を参照してください。
注: 会議参加者の最大数は 250 です。
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コンピューターを使わないで参加する出席者とオンライン出席者の両方がいて、自分は Outlook を使っている場合は、会議室で Lync 会議を開催できます。Outlook の会議出席依頼で [会議室の検索] をクリックし、建物内の会議室を見つけて追加します。または、部屋を別で予約し、会議出席依頼の [場所] ボックスに部屋の情報を追加します。
予備発表者の指定
自分が参加できなくなった場合や遅れた場合のために、予備発表者を選択します。予備発表者は、録音の開始、ユーザーの支援とその管理、会議で送信された質問の監視などを行うことができるので、自分はプレゼンテーションに集中できます。これは、大規模な会議またはイベントを開催する場合は特に重要です。
会議出席依頼にトレーニング ドキュメントまたはリンクを含める
Lync を使い慣れていない参加者を招待する場合は、会議に参加する前に会議機能を知ってもらうために、トレーニング方法のドキュメントか、Lync トレーニングへのリンクを会議出席依頼に含めます。
会議出席依頼にノートを追加する
OneNote を使うと、会議のスケジュールを設定する場合に、個人的なノートや共有ノートを追加できます。出席者は、適切な許可さえ与えられていれば、会議の前に共有のノートを参照したり、編集したりすることができます。招待リボンで [会議ノート] をクリックするだけで、会議出席依頼に共有ノートか独自のノート (他のユーザーには見えないもの) を追加できます。詳細については、「Lync 会議で、共有のノートまたは個人的なノートを使用する」を参照してください。
Lync 会議に参加する
Lync 会議への参加方法の詳細については、「Lync 会議に参加する」を参照してください。また、参加のための次のベスト プラクティスに従ってください。
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自分の会議には 10 ~ 15 分前にサインインして、セットアップしたり、必要に応じてトラブルシューティングを行ったりする時間を確保します。
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会議の前に、会議の音声部分に関して、コンピューター オーディオ (Lync に統合された音声とビデオ) と電話 (会議出席依頼にコールインの詳細が含められている場合) のいずれを使うかを決定します。
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コンピューター オーディオを使う場合は、オーディオ デバイスとビデオ デバイスをセットアップし、品質をチェックします。コンピューターのマイクとスピーカーを使うことも、ヘッドセットを差し込んで使用することも可能です。詳細については、「Lync のオーディオを設定してテストする」および「Lync ビデオを設定してトラブルシューティングする」を参照してください。
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会議の音声に電話を使っていて、ダイヤルイン会議が有効になっている (詳細については、それぞれの職場のテクニカル サポートにお問い合わせください) 場合は、Lync の [折り返し先] 機能を活用しましょう。[音声会議への参加方法] ウィンドウで、[折り返し先] を選び、折り返し先電話番号を入力します。この機能を使うと、会議 ID や PIN を入力する必要がなくなります。
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音声品質をよくするために、可能であれば、コンピューターのマイクとスピーカーではなくヘッドセットを使用します。
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音声品質は、ネットワークの状態に大きく左右されます。有線ネットワーク接続を使用して、コンピューター上の無線をオフにします。
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会議に参加したら、自分が話さないときは自分のマイクをミュートにしておきます。
自分の PIN を確認する
ほとんどの場合、自分が電話で会議にコールインするときに暗証番号 (PIN) が必要になることはありません。主催者は、直接接続され、自分の番号が参加者リストに表示されます。しかし、リーダーまたは承認された発信元としてコールインしたい場合は、PIN と勤務先の電話番号または内線番号の入力を求められます。
注: 承認された発信元としてダイヤルインするということは、会議のセキュリティが確立されており、会議に参加するにはその前に身元が確認できなければならないということを意味します。
必要になったときのために、自分の PIN は知っておくことをお勧めします。自分の PIN が思い出せなくなった場合は、会議の招待状にある [ダイヤルイン PIN を忘れた場合] をクリックし、そのページに示された手順に従ってリセットします。
重要: コールインの詳細は、ダイヤルイン会議にアカウントが設定されているユーザーがセットアップした会議のみに含まれています。詳細については、職場のテクニカル サポートに問い合わせてください。
Lync 会議でプレゼンテーションを行う
共有セッションのセットアップ方法については、「デスクトップまたはプログラムを共有する」を参照してください。共有するときは、次を実行することをお勧めします。
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会議の音声と表示の品質をチェックするために、同僚に一緒に会議にサインインしてもらいましょう。
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会議中のオプションをチェックして、出席者の権限、内容の表示、注釈の権限など、発表者以外の出席者用の必要な機能を選択していることを確認します。
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質疑応答のために十分な時間を残します。参加者に、会議のインスタント メッセージング (IM) セクションで質問やコメントを入力できることを説明します。
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自分が話さないときには自分をミュートにしましょう。必要であれば、参加者をミュートにしたりミュートを解除する方法も確認しておきます。Lync を使う方法と、電話を使用するようなら電話のタッチ トーン コマンドで行う方法 (コマンドを聞くには、電話のダイヤル パッドで *1 を押します) の両方を確認してください。
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会議の開始時に、自分をミュートにする方法とミュートを解除する方法を参加者に説明します。
PowerPoint を使用する場合は、次のことも確認します。
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スライド デッキのスライド数は約 15 枚までに抑え、大きめのフォント (30 ポイント以上) を使い、気が散らないように背景はシンプルにします。
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プレゼンテーションは前もってアップロードしておき、コントロールを使って目的のスライドに移動したり、コメントしたりできるように練習しておきます。たとえば、レーザー ポインターやスタンプを使用して重要なポイントを示すことができます。
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発表者ノートを活用して、話したいポイントを忘れないようにします。詳細については、「Lync 会議で PowerPoint のスライドをプレゼンテーションする」を参照してください。
デスクトップまたはプログラムを共有する場合は、次のことも確認します。
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プログラムを共有している場合、出席者の画面には共有しているプログラムとファイルしか表示されません。発表者が他のプログラムにフォーカスを移動しても、それは会議には表示されません。
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プログラム間で切り替える必要がある場合は、デスクトップ共有を使用します。
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会議ウィンドウで [プレビュー] をクリックすると、デスクトップまたはプログラムを共有したときに出席者の画面に表示される内容を確認できます。
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参加者には、全画面モードに入れば表示領域を広げることができるということを伝えます。詳細については、「デスクトップまたはプログラムを共有する」を参照してください。
会議室で会議を開催する
会議が始まる前に会議室を準備し、会議室のオーディオ デバイスとビデオ デバイスが動作するように Lync を設定しておくことをお勧めします。
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必要に応じて、ノート PC をプロジェクターと会議室の電話に接続します。
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エコーが発生する場合は、コンピューターのマイクとスピーカーをミュートにします。室内の他の人にも、Lync にサインインしているようなら、各自のマイクとスピーカーをミュートにするようにお願いします。
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会議出席依頼にコールインの詳細が含まれている場合は、会議室の電話をコンピューターに接続するか、電話を使って音声会議に発信できます。
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室内のプロジェクターを使う場合、ケーブルをコンピューターに接続し、適切なディスプレイを選択します。キーボードで Windows キーを押しながら P キーを押すとディスプレイが表示されます。次のいずれかをクリックします。複製: コンピューター モニターと室内のプロジェクターの両方にデスクトップを表示します。拡張: コンピューター モニターと室内のプロジェクターからデスクトップを拡張します。プロジェクターのみ: 室内のプロジェクターにのみデスクトップを表示します。
ヒント: モニターと室内ディスプレイの両方で会議を見られるように、[複製] を選択することをお勧めします。