Microsoft Lync 2010 Recording Manager では、録音した Microsoft Lync 2010 の会話および会議を管理できます。Lync Recording Manager を使用して会議を録音し、レコーディングを聴く方法については、「会議のレコーディングと再生」を参照してください。
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Recording Manager について
保存されたレコーディングはすべて Recording Manager に表示されます。Recording Manager から、レコーディングを再生したり、レコーディング名を変更したり、他のユーザーと共有できるビデオ形式を作成したりできます。これらのタスクを実行するには、Recording Manager の [Lync レコーディング] タブと [Windows Media レコーディング (.wmv)] タブを使用します。
Recording Manager を開くには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync]、[Microsoft Lync Recording Manager] の順にクリックします。
[Lync レコーディング] タブについて
[Lync レコーディング] タブをクリックすると、コンピューター上に保存されている Lync 2010 レコーディングが表示されます。[Lync レコーディング] タブでは、Lync レコーディングを再生したり、Lync レコーディング名を変更したり、Lync レコーディングを参照したりすることができます。また、レコーディングのすべてまたは一部を Windows Media 形式で保存して、他のユーザーに公開することもできます。
Recording Manager からレコーディングを再生すると、レコーディングが Microsoft Lync 2010 Recording Player で開き、再生されます。レコーディングを作成した発表者は、Lync 2010 Recording Player の豊富な機能を使用してレコーディングを表示できます。Lync レコーディングの音声、ビデオ、インスタント メッセージング (IM) の会話、アプリケーション共有、Microsoft PowerPoint プレゼンテーション、ホワイトボード、および投票を、Lync で実際に会議や会話が行われたときと同じように表示できます。また、Lync レコーディングを部分的に表示したい場合、これらの機能を任意に非表示にすることもできます。インデックスにより、特定の参加者の会話のみを聴くことや、特定のコンテンツを表示することもできます。また、参加者のリストにアクセスしたり、添付ファイルをダウンロードしたりすることもできます。
注: レコーディングの [状態] 列に [エラー] と表示される場合、レコーディングが最初に保存されたときに問題が発生しています。レコーディングを右クリックし、[再試行] をクリックして、レコーディングの回復を試みることができます。Lync Recording Manager はレコーディングの再処理を試みます。レコーディングが回復可能な場合、[状態] が [完了] に変わります。
[Windows Media レコーディング (.wmv)] タブについて
[Windows Media レコーディング (.wmv)] タブをクリックすると、ビデオ形式で保存した Lync レコーディングを表示できます。[Windows Media レコーディング (.wmv)] タブでは、コンピューターまたは別のネットワーク上のビデオを再生したり、削除したり、参照したりできます。Windows Media ビデオ ファイルは、他のユーザーと簡単に共有できます。
Windows Media 形式のレコーディングを作成するには、2 つの方法があります。Lync セッションを終了し、レコーディングを保存すると ([他のユーザーと共有できるバージョンも作成する] を選択)、Windows Media ファイルが自動的に作成されます。また、後で [Lync レコーディング] タブから Windows Media ファイルを作成することもできます。
Lync Recording Manager でレコーディングを再生する
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[Lync レコーディング] タブまたは [Windows Media レコーディング (.wmv)] タブのいずれかをクリックします。
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レコーディングをクリックし、[再生] をクリックします。
他のユーザーと共有できるレコーディングを公開する
Windows Media ファイル形式で Lync レコーディングのすべてまたは一部を保存し、Windows Media ファイルを共有ネットワーク上の場所または Microsoft SharePoint Server 2010 の資産ライブラリに公開することで、レコーディングを他のユーザーと共有できます。
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[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync]、[Microsoft Lync Recording Manager] の順にクリックします。
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[Lync レコーディング] タブをクリックします。
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レコーディングをクリックし、[公開] をクリックします。
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レコーディングの名前を変更するには、[レコーディング ファイル名] に新しい名前を入力します。
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レコーディングの保存場所を変更するには、[保存先] で、次のいずれかの操作を行います。
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テキスト ボックスに、SharePoint Server 2010 資産ライブラリの URL などの Web アドレスを貼り付けます。
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[参照] をクリックし、ビデオを保存するフォルダーを指定します。
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注: SharePoint Server 2010 を使用していて、適切な権限が付与されている場合は、レコーディングを Microsoft SharePoint 資産ライブラリに保存できます。SharePoint Server 2010 にファイルをアップロードできない場合は、既定のアップロード最大サイズ (既定では 50 MB) およびアップロード タイムアウトの、両方の設定を大きくするように SharePoint 管理者に依頼してください。
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公開するビデオに含めるコンテンツの種類を選択したり、レコーディングの開始時刻と終了時刻を指定するには、[オプション] をクリックします。
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[ビデオ内のコンテンツ] で、ビデオに含めるコンテンツ タイプの隣のチェック ボックスをオンにします。選択できないコンテンツ タイプは、Lync セッションにもともと含まれていないコンテンツです。
注: 元の Lync セッションに非常に大きいコンテンツが含まれている場合 (非常に大きいホワイトボード、長い IM セッション、デュアル モニター共有など)、そのコンテンツは、完成したビデオ上で読み取りにくくなる可能性があります。また、レコーディングのインスタント メッセージング部分のインク メッセージは、通常、完成ビデオの制限幅により、部分的に切り取られます。
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[時刻] の [開始時刻] および [終了時刻] を使用して、公開バージョンの開始部分と終了部分にする元のレコーディング内の場所を選択します。
ヒント: [Windows Media レコーディング] タブで、レコーディングを右クリックしてから [コピー場所] をクリックすると、レコーディングの完全なパスとファイル名をクリップボードにコピーできます。それから、そのパスを電子メール メッセージなどに貼り付けることができます。この機能は、Windows Media レコーディングをネットワーク共有上に保存しており、その場所を他の人に送りたい場合に特に便利です。
レコーディング名を変更する
レコーディング名を変更するには、次の操作を行います。
注: 次の手順では、レコーディング名が変更されるだけで、保存場所は変更されません。
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[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync]、[Microsoft Lync Recording Manager] の順にクリックします。
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[Lync レコーディング] タブをクリックします。
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レコーディングをクリックし、[名前の変更] をクリックします。レコーディング タイトルが強調表示されます。
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新しい名前を入力し、Enter キーを押します。
レコーディングを削除する
レコーディングを削除するには、次の操作を行います。
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[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync]、[Microsoft Lync Recording Manager] の順にクリックします。
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[Lync レコーディング] タブまたは [Windows Media レコーディング (.wmv)] タブのいずれかをクリックします。
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レコーディングをクリックし、[削除] をクリックします。
注: Windows Media レコーディングが別のコンピューター上にある場合、レコーディングを削除しても、Recording Manager からレコーディングへのリンクが削除されるだけです。実際のレコーディングを削除するには、レコーディングが保存されている場所で削除する必要があります。