Access 2007 ファイル形式の概要

TE000130076 は、Access の以前のバージョンで開くことができない、新しいファイル形式でファイルを作成します。この記事では、TE000130073 ファイル形式の新機能について説明し、以前のファイル形式に変換するときに発生するいくつかの問題を確認し、関連するファイルの種類が以前のバージョンからどう変更されたかについての概要を示します。

この記事の内容

Access 2007 ファイル形式の新機能

以前のファイル形式への変換

ファイルの種類

リンク テーブル

レプリケーション

TE000130075 ファイル形式の新機能

TE000130073 では、TE000126687 は TE000130111 プログラム用にカスタマイズされています。この Office 固有バージョンの Jet (Access データベース エンジンと呼ばれる) は、TE000130241 と TE000130129 の統合、複数値を持つルックアップ フィールドの作成、その他の改良を可能にします。

複数値を持つルックアップ フィールド    以前のバージョンの Access を始めとするほとんどのデータベース プログラムでは、各フィールドに値を 1 つずつ格納することしかできません。これに対して TE000130073 では、ルックアップ フィールドを作成して、各フィールドに複数の値を格納することができます。つまり、Access はフィールド内で多対多のリレーションシップを作成し、システム テーブルを使って実装の詳細を非表示にするということです。

たとえば、従業員にタスクを割り当てるために使用する、ルックアップ フィールドを持つタスク テーブルがあるとします。ここで、あるタスクを複数の従業員に割り当てるには、どうしたらよいでしょうか。以前のバージョンの Access では、新しい相互参照テーブルを作成してタスクと従業員の組み合わせを格納した後、新しいデータ構造に合わせてフォームとレポートを修正する必要がありました。TE000130073 では、複数値を持つルックアップ フィールドにより、このプロセスをずっと簡単に行うことができます。項目はドロップダウン リスト内にグループ化されなくなりました。リスト内の各項目の横にチェック ボックスが用意されているので、必要な項目をまとめて選択できます。このように複数の項目を選択した場合、フィールド内には、各項目がコンマで区切られた形式で表示されます。

複数値を持つルックアップ フィールドの詳細については、[参照] セクションのリンク先を参照してください。

添付ファイル データ型    新しい添付ファイル データ型を使用すると、不必要にデータベース サイズを大きくすることなく、全種類のドキュメントおよびバイナリ ファイルをデータベースに簡単に保存できます。使用領域を最大限にするために、添付ファイルは必要に応じて圧縮されます。たとえば、TE000130264 ドキュメントをレコードに添付したり、一連のデジタル画像を保存したりできます。また、複数の添付ファイルを単一のレコードに添付することもできます。

レコードにファイルを添付する方法の詳細については、[参照] セクション内のリンクを参照してください。

TE000130204 と TE000130123 の統合    以前のバージョンの Access ファイルは、Access データベースにアンセーフ コードが含まれている可能性があるため、TE000130205 および Outlook からブロックされます。TE000130073 は、安全だと確認されている、または無効になっているコードを許可する新しい形式を実装します。この機能により、Access データベースの TE000130205 および TE000130123 への完全な統合を可能にします。また、ウイルス対策プログラムで Access データベース ファイルの確認をより簡単に行うこともできます。

オフライン データ    TE000130073 を使用して、クリック 1 回で SharePoint リストをオフラインにできます。Access 内のデータで作業し、変更を同期するか、後で SharePoint サイトに再接続します。

メモ型フィールドによる履歴管理     メモ型フィールドは大量の情報を保存する際に便利です。TE000130073 から、すべての変更履歴をメモ型フィールドに保存するようにプロパティ (AppendOnly/追加のみ) を設定できるようになりました。また、保存した変更履歴は表示することができます。この機能は、TE000130204 のバージョン管理機能もサポートするため、Access を使用して、SharePoint リストに保存された複数行のテキスト フィールドにおける変更内容を追跡することができます。このフィールドの [既存テキストへの変更履歴の追加] が [はい] に設定されている必要があります。

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以前のファイル形式への変換

前のセクションで説明した新機能は、TE000130073 は使用でき。これらのいずれかの機能を使用する TE000130073 データベースを作成し、以前のバージョンのデータベース (たとえば、Access 2002 ~ 2003 または Access 2000 データベース) として保存しようとした場合、次のメッセージが表示されます。

現在のファイル形式を必要とする機能が使われているため、以前のバージョンの形式ではこのデータベースを保存できません。

メッセージに表示されている機能を使用しないようにデータベースを修正しない限り、データベースを以前のバージョン (.mdb) の形式に変換することはできません。

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ファイルの種類

ここでは、TE000130073 ファイル形式で使用されるファイルの種類について説明します。

  • .accdb    これは、TE000130073 ファイル形式のデータベースの標準のファイル名拡張子です。この形式は、以前のバージョンの Access で使用されている .mdb ファイル名拡張子に置き換わるものです。

  • .accde    これは、「実行のみ」のファイルにコンパイルされる TE000130073 ファイルのファイル名拡張子です。この形式は、以前のバージョンの Access で使用されている .mde ファイル名拡張子に置き換わるものです。

    .accde ファイルは、元の .accdb ファイルのアクセスを制限したものです。.accdb ファイルに Visual Basic for Applications (VBA) コードが含まれる場合は、コンパイルされたコードのみが .accde ファイルに組み込まれるので、ユーザーが VBA コードを参照したり編集したりすることはできません。また、.accde ファイルで作業するユーザーは、フォームやレポートのデザインを変更することができません。.accdb ファイルから .accde ファイルを作成するには、次の手順を実行します。

    1. TE000130073 で .accde ファイルとして保存するデータベースを開きます。

    2. [データベース ツール] タブで、[データベース ツール]、[ACCDE の​​作成] ボタン イメージ の順にクリックします。

    3. [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスで、ファイルの保存先のフォルダを開き、[ファイル名] ボックスにファイルの名前を入力します。次に [保存] をクリックします。

  • .accdt    これは、Access データベース テンプレートのファイル名拡張子です。

  • .accdr    .accdr ファイルは、ランタイム モードでデータベースを開くことができる、新しいファイル拡張子です。データベースのファイル拡張子を .accdb から .accdr に変えることによって、アクセスが制限される TE000130073 データベースを作成できます。ファイル拡張子を元の .accdb に戻すと、データベースで再びすべての機能を使用できるようになります。

  • .mdw    ワークグループ情報ファイルには、セキュリティで保護されたデータベースの情報が格納されます。TE000130073 の .mdw ファイル形式は変更されていません。TE000130073 ワークグループ マネージャーは、Access 2000 ~ Access 2003 のものとまったく同じ .mdw ファイルを作成するため、TE000130073 データベースでは、Access 2000 ~ Access 2003 で作成された .mdw ファイルも使用できます。

    : TE000130073 を使用すると、ユーザー レベル セキュリティを使用して、セキュリティ保護されている以前のバージョンのデータベースを開きます。ただし、ユーザー レベル セキュリティは、TE000130073 データベース内には存在しません。ワークグループ マネージャーを起動するコマンドがリボン (TE000130372 の一部) になくても、VBA コードの DoCmd.RunCommandacCmdWorkgroupAdministrator コマンドを使用して、または、RunCommand アクションに WorkgroupAdministratorCommand 引数を持つ Access マクロを作成して、TE000130073 内のワークグループ マネージャーを起動できます。

  • .laccdb    TE000130073 データベースを開くと、ファイルのロックは、ファイル名拡張子 .laccdb を持つロック ファイルによって制御されます。.laccdb ファイルは、以前のバージョンの Access (.mdb) ファイルを開くときに作成される .ldb ロック ファイルに対応しています。作成されるロック ファイルの種類は、使用している Access のバージョンではなく、開かれるデータベースのファイルの種類によって異なります。たとえば、Db1.mdb ファイルを開く場合、Access は Db1.ldb という名前のファイルを作成して開きます。一方、Db1.accdb ファイルを開く場合、Access は Db1.laccdb という名前のファイルを作成して開きます。ファイルのロックは、すべてのユーザーがデータベースを閉じると、自動的に削除されます。

    TE000130073 ファイル、および以前のバージョンの Access で作成されたファイルの両方で個別のファイルのロックが維持される場合、ロック ファイルの競合を発生させることなく、Db1.mdb および Db1.accdb という名前のデータベースを TE000130073 で開くことができます。これは、2 つの異なるロック ファイル (.ldb および .laccdb) が作成されるためです。また、1 人のユーザーが TE000130073 の .mdb ファイルを開き、別のユーザーが以前のバージョンの Access で同じ .mdb を開くことができます。この場合、両方のセッションで、同じ .ldb ロック ファイルを使用します。

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リンク テーブル

以前のバージョンの Access 形式からそれ以降のバージョンの Access のデータベースにテーブルをリンクすることはできますが、新しいバージョンの Access 形式からそれ以前のバージョンの Access のデータベースにテーブルをリンクすることはできません。たとえば、.accdb データベースから別の .accdb データベースや .mdb データベースのテーブルにリンクすることができますが、.mdb データベースから .accdb データベースのテーブルにリンクすることはできません。

レプリケーション

TE000130073 ファイル形式では、レプリケーションはサポートされません。TE000130073 形式で作成されたデータベースではなく、以前のファイル形式で作成されたデータベースを、TE000130073 でレプリケートできます。

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