XML ファイルを Web ページに変換する

Microsoft Office SharePoint Server 2007 では、Web ブラウザで直接簡単に Web ページを作成して公開できます。さらに、既存の XML ファイルから直接 Web ページを作成できるので、チーム、会社の他のユーザー、または Web を利用するユーザーにコンテンツを簡単に公開し、それらのユーザーとコンテンツを共有できます。

この記事の内容

XML ファイルを Web ページに変換することの利点

XML ファイルを Web ページに変換する場合の注意事項

XML ファイルをドキュメント ライブラリにアップロードする

XML ファイルを Web ページに変換する

XML ファイルと Web ページを更新する

XML ファイルを Web ページに変換することの利点

XML ファイルをサイトの Web ページに変換することには、数多くの利点があります。

  • 短時間で 簡単に 作成    XML を出力できる複数のデータ ソースがある場合、スキーマと HTML 出力を含む XSL スタイルシートがあれば、それらの XML ファイルを簡単にすばやく Web ページに変換できます。

  • 単一ソースのコンテンツ     単一のドキュメントを複数の用途に使用できるので、チーム用のバージョンを XML として作成し、会社用の別バージョンを HTML として作成する手間は必要ありません。この場合、チーム用と会社用の 2 つのバージョンはリンクされます。

  • オフライン作業     XML ファイルを使用して Web ページを作成することで、インターネットに接続している場合も接続していない場合も自由にコンテンツを操作できます。

  • Web サイトの統合     XML ファイルを Web ページに変換すると、そのページを Web サイトの構成要素の一部としてシームレスに表示できます。変換後のコンテンツは Web サイトの一部として自然に表示されるため、そのコンテンツが元は XML ファイルであることをユーザーが意識することもありません。

  • ドキュメントの共有     XML ファイルを Web ページに変換すると、その作成されたコンテンツを、XML ファイルを表示できない他のユーザーとも簡単に共有できます。

ページの先頭へ

XML ファイルを Web ページに変換する場合の注意事項

XML ファイルを Web ページに変換する場合は、次の点に注意してください。

  • 変換後の Web ページでは、XML ファイルの書式およびレイアウトが期待どおりに表示されない場合があります。これらの多くは、サイトの所有者が選択した変換設定によって決まります。通常、サイトの所有者は、XML ファイルに対する変換設定に加えて、コンテンツ タイプごとの変換設定を決定できます。XML ファイルや特定のコンテンツ タイプにおいてスタイルと書式が保持されるかどうかを確認するには、サイトの所有者に問い合わせてください。

    変換前の XML ファイルと変換後の XML ファイルがどのように表示されるかを次の図に示します。赤い線はドキュメントのコンテンツを示しています。

    メモ帳の XML 従業員リスト サンプル

    元の XML ファイル (メモ帳で表示)

    Office SharePoint Server 2007 の Web ページに変換されている、サンプルの XML 形式の従業員リスト

    ブラウザに表示された変換後の Web ページ

    注: この例で示されているのは、表のデータのみを含む比較的単純な XML ファイルです。通常は、さまざまなデータを含む複雑な XML が使用され、Web ページとして判読できる形式で表示されます。

  • XML ファイルを Web ページに変換する前に、目的の XML ファイル、そのファイルで参照されるオブジェクト (画像など)、および関連する XSL スタイルシートを Office SharePoint Server 2007 のドキュメント ライブラリにアップロードする必要があります。これについては次で説明します。

ページの先頭へ

XML ファイルをドキュメント ライブラリにアップロードする

XML ファイルを Web ページに変換するには、最初に XML ファイルを Office SharePoint Server 2007 のドキュメント ライブラリに配置する必要があります。XML ファイルをドキュメント ライブラリに追加するには、XML ファイルの追加先のライブラリを参照し、メニュー バーの [アップロード] をクリックします。詳細については、「ライブラリにファイルを追加する」の記事を参照してください。

注: サイトの所有者は、XML ファイルのアップロードに加えて、関連する XSL スタイルシート (.xsl ファイル) をアップロードし、それを XML 変換用として設定する必要があります。詳細については、「ドキュメントからページへのコンバータを構成する」の記事を参照してください。この XSL スタイルシートは、トップレベル サイトのドキュメント ライブラリにあります。

ページの先頭へ

XML ファイルを Web ページに変換する

  1. Web ページに変換する XML ファイルが含まれているドキュメント ライブラリを開きます。

  2. 変換する XML ファイルの名前をポイントし、表示される矢印をクリックして、[ドキュメントの変換] をポイントします。

    Office SharePoint Server 2007 の [ドキュメントの変換] コマンド

    注: このオプションが表示されない場合は、ドキュメント変換機能が無効になっているか、関連する XSL スタイルシートが構成されていない可能性があります。サーバー管理者に問い合わせてください。

  3. [XML から Web ページ] をクリックします。

    注: [InfoPath フォームから Web ページ] というオプションも表示される場合があります。このオプションが表示されるのは、Microsoft Office InfoPath 2007 フォームも XML で記述されているためです。XML ファイルには、Office InfoPath 2007 フォームとは異なる変換設定が必要になるため、サイトの所有者の指示がない限り、XML フォームの変換ではこのオプションを使用しないでください。

    [ドキュメントからのページの作成] ページが開きます。サイトのセットアップ方法に応じて、次に示すオプションの一部またはすべてが表示されます。

    Office SharePoint Server 2007 の [ドキュメントからのページの作成] ページ

  4. [場所] セクションの [参照] をクリックし、ページを作成するサイトを選択します。

    選択したサイトでは、発行機能が有効になっている必要があります。サイトで発行機能が有効になっていないことを通知するメッセージが表示された場合は、サイトの所有者に問い合わせてください。

    注: [場所] セクションと [ページ タイトルと説明] セクションの代わりに、既存のページを更新するオプションのある [既存のページ] が表示された場合は、その XML ファイルが既に変換されていることを示します。既存の Web ページの更新の詳細については、後の「XML ファイルと Web ページを更新する」セクションを参照してください。既存のページを無視して新しいページを作成するには、[既存のページを更新する] チェック ボックスをオフにし、以降の手順を続行します。

  5. [ページ タイトルと説明] セクションに、作成する Web ページのタイトル、説明、および URL (ファイル名) を入力します。

    URL 名は一意である必要があり、特殊文字 (#、%、& など) を含めることはできません。スペースを使用した場合は、ページの作成時に自動的に削除されます。

    注: タイトルは、新しい Web ページの上部、Web ブラウザのタイトル バー (HTML の title タグ)、およびドキュメント ライブラリのアイテムのプロパティに表示されます。説明は、ドキュメント ライブラリのアイテムのプロパティにのみ表示されます。URL は、Web ブラウザのアドレス バーに表示されます (末尾に .aspx 拡張子が付加されます)。

  6. [処理] セクションで、ページをすぐに作成するか、バックグラウンドで作成するかを選択できます。このオプションの詳細については、「ページをフォアグラウンドまたはバックグラウンドで作成する」を参照してください。

    次のいずれかを実行します。

    • 変換処理をすぐに開始するには、[このページをすぐに作成し、完了時に表示する] をクリックします。変換が完了するまで、長時間実行処理 (LRO) ページが表示されます。この処理は通常は 1 分以内に終了しますが、変換キューの長さや変換の設定によっては、もっと時間がかかる場合があります。

    • バックグラウンドで変換処理を開始するには、[このページはバックグラウンドで作成し、ドキュメント ライブラリに戻る] をクリックします。XML ファイルのあるドキュメント ライブラリに戻ります。

  7. 作成したページを他のユーザーに送信する場合は、[ページの作成完了時に以下のユーザーに電子メールを送信する] チェック ボックスをオンにし、通知するユーザーの名前を [ユーザー] ボックスに入力します。

  8. [作成] をクリックして XML ファイルを変換します。

新しく作成した Web ページのオプション

Web ページをすぐに作成することを選択した場合は、変換が終了すると、作成した新しいページが表示されます。そのページの上部にあるツールバーには、次のようなオプションが表示されます。

Office SharePoint Server 2007 の Web ページ ツールバー

ここでは、次の操作を行うことができます。

  • 他のユーザーが Web サイトのページ ライブラリからページにアクセスできるように、ページをチェックインまたは発行できます。詳細については、「発行サイトのページを操作する」を参照してください。

  • ワークフローを開始できます。詳細については、「承認ワークフローを使用する」を参照してください。

  • ページ、XML ファイル、またはその両方を編集できます。詳細については、後の「XML ファイルと Web ページを更新する」セクションを参照してください。

  • サイトの所有者が適用した設定によっては、他にもオプションが表示される場合があります。

ページの先頭へ

XML ファイルと Web ページを更新する

XML ファイルを Web ページに変換すると、Office SharePoint Server 2007 には、XML ファイルと Web ページの 2 つのファイルが保持されることになります。各ファイルには、その特定のコンテンツ タイプまたはドキュメント ライブラリで有効になっている機能に応じて、専用の URL、バージョン、履歴、ワークフローなどが用意されます。

さらに、2 つのファイルはリンクされた状態になります。XML ファイルを編集してそれをドキュメント ライブラリに保存したら、その XML ファイルから Web ページを再生成できます。この疎結合により、XML でのコンテンツの作成に集中しながら、同時に Web 用に書式設定されたバージョンも用意できます。

Office SharePoint Server 2007 は、最大限の柔軟性を実現するために、XML ファイル、Web ページ、またはその両方を更新するための方法を複数用意しています。ここでは、これらのオプションについて説明します。

XML ファイルは更新するが Web ページは更新しない

XML ファイルを Web ページに変換した後で更新するには、2 つの方法があります。

ドキュメント ライブラリの XML ファイルを更新する

  1. XML ファイルが含まれているドキュメント ライブラリを参照します。

  2. XML ファイルをチェックアウトするには、ファイル名をポイントし、表示される矢印をクリックして、[チェックアウト] をクリックします。XML ファイルのチェックアウトは必須ではありませんが、ファイルのバージョンを保持するために実行することをお勧めします。チェックアウトすることで、XML ファイルを編集している間、その XML ファイルが他のユーザーによって変更されるのを防ぐこともできます。

  3. XML ファイルを編集するには、ファイル名をポイントし、表示される矢印をクリックして、[ドキュメントの編集] をクリックします。

  4. ファイルを編集して保存し、XML エディタを閉じます。ライブラリでファイルのドロップダウン メニューを使用して、ファイルをチェックインします。

Web ページのツールバーを使用して XML ファイルを更新する

  1. XML ファイルから生成した Web ページの場所に移動します。この Web ページは、通常はページを作成したサイトのページ ライブラリにあります。

  2. オーサリング ツールバーの [ページの編集] をクリックします。ページが編集できる状態で開きます。

  3. [ページ コンテンツ] フィールド コントロールで、[ソース ドキュメントを開く] をクリックします。XML ファイルをチェックアウトして編集するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

  4. [OK] をクリックして XML ファイルを開きます。

  5. ファイルを編集して保存し、XML エディタを閉じます。ライブラリでファイルのドロップダウン メニューを使用して、ファイルをチェックインします。

Web ページは更新するが XML ファイルは更新しない

注: Web ページのみを更新する場合は、後で再び XML ファイルからページを更新することを選択したときに変更が失われるため、注意して実行する必要があります。

  1. XML ファイルから生成した Web ページの場所に移動します。この Web ページは、通常はページを作成したサイトのページ ライブラリにあります。

  2. オーサリング ツールバーの [ページの編集] をクリックします。ページが編集できる状態で開きます。

  3. [ページ コンテンツ] フィールド コントロールで、[コンテンツの編集] をクリックします。

    HTML エディタのツールバーがページ コンテンツの上に直接表示されます。HTML エディタの使用方法の詳細については、「HTML エディタを使用する」の記事を参照してください。

Web ページを更新して XML ファイルの変更を反映させる

Web ページを更新して XML ファイルの変更を反映させるには、2 つの方法があります。

注: Web ページを更新して XML ファイルの変更を反映させるには、事前に Web ページをチェックインする必要があります。この手順は、必要に応じて別途実行してください。

XML ファイルを再変換する

  1. XML ファイルを Web ページに変換したときと同じ手順を実行します。前の「XML ファイルを Web ページに変換する」セクションを参照してください。

  2. 今回の手順では、[ドキュメントからのページの作成] ページで [既存のページを更新する] チェック ボックスをオンのままにします。

  3. [作成] をクリックして Web ページを更新し、XML ファイルの変更を反映させます。

Web ページのツールバーを使用して Web ページを更新する

  1. XML ファイルから生成した Web ページの場所に移動します。この Web ページは、通常はページを作成したサイトのページ ライブラリにあります。

  2. オーサリング ツールバーの [ページの編集] をクリックします。ページが編集できる状態で開きます。

  3. [ページ コンテンツ] フィールド コントロールで、[ソースからコンテンツを更新] をクリックします。

  4. 確認のメッセージが表示されたら、[OK] をクリックして Web ページを更新します。

ページの先頭へ

スキルを磨く
トレーニングの探索
新機能を最初に入手
Office Insider に参加する

この情報は役に立ちましたか?

ご意見をいただきありがとうございます。

フィードバックをお寄せいただき、ありがとうございます。Office サポートの担当者におつなぎいたします。

×