Word ドキュメント内の文字列その他のデータを検索および置換する

Word では、さまざまな方法で文書内の特定のコンテンツを検索できます。テキスト、画像、キャプション、ブックマーク、特定の種類の書式設定 (段落や改行など) などのアイテムを検索したり、置換したりできます。[ジャンプ] コマンドを利用し、文書内の特定のコンテンツ インスタンスに移動したり、ワイルドカード、コード、正規表現を利用して検索の幅を広げ、特定の文字や文字の組み合わせを含む単語や語句を検索したりできます。

注記: 

  • Word Online には、現在のところ、検索と置換の基本機能のみが含まれています。Word デスクトップ アプリケーションで文書を開けば、オブジェクトの検索、書式設定の検索、ジャンプの利用、ワイルドカード、コード、正規表現の利用など、検索と置換の高度な機能を利用できます。

  • このトピックには、一部の言語には当てはまらない内容が含まれています。

検索および置換する

指定した単語や語句が含まれている箇所をすべて簡単に検索できます。

  1. [ホーム] タブの [編集] グループで [検索] を選択します。または、キーボードで Ctrl + F キーを押します。

    [ホーム] タブの [検索] オプション

    [ナビゲーション] ウィンドウが表示されます。

    ナビゲーション ウィンドウ
  2. 検索ボックスに、検索するテキストを入力します。文書内で見つかったテキストのすべてのインスタンスが強調表示され、[ナビゲーション] ウィンドウに一覧表示されます。

    文書内の強調表示された検索結果と [ナビゲーション] ウィンドウ
  3. 上下矢印コントロールを使って結果を参照します。

注: 文書内で変更を行って検索結果が消えた場合、検索ボックスの下の下矢印をクリックすると結果の一覧が再び表示されます。

  1. [ホーム] タブの [編集] グループで [置換] を選択します。または、キーボードで Ctrl + H キーを押します。

    [ホーム] タブの [置換] オプションが強調表示されています。

  2. [検索する文字列] ボックスに、検索して置換する文字列を入力します。

  3. [置換後の文字列] ボックスに、置換後の文字列を入力します。

    文字列を検索および置換する

  4. [次を検索] を選択し、次のいずれかの操作を行います。

    • 強調表示された文字列を置換するには、[置換] をクリックします。

    • 文書内の一致する文字列をすべて置換するには、[すべて置換] をクリックします。

    • 現在の一致する文字列をスキップして、次の一致する文字列に進むには、[次を検索] をクリックします。

    [検索と置換] ダイアログ ボックスの [置換] タブ

    注: Word Online には、[次を検索] ボタンはありません。結果を閲覧できます。上下の方向キーを利用し、強調表示されているテキスト インスタンスを置換します。

テーブル、グラフィック、コメント、脚注、文末脚注、数式のようなオブジェクトを検索するには、次のようにします。

  1. [ホーム] タブの [編集] グループで [検索] をクリックします。または、キーボードで Ctrl + F キーを押します。

    [ホーム] タブの [検索] オプション

    [ナビゲーション] ウィンドウが表示されます。

    ナビゲーション ウィンドウ
  2. 検索ボックスの右側にある方向キーをクリックし、一覧からオプションを選択します。

    オブジェクトを検索するためのオプションの一覧

    検索ボックスの下に検索結果が表示されます。

  3. 結果をクリックして文書内でその文字列を確認するか、矢印コントロールをクリックしてすべての結果を参照します。

[検索と置換] ダイアログ ボックスを表示する

[検索と置換] ダイアログ ボックスを使用して高度な検索を実行するには、次のいずれかの操作を行います。

  • [ホーム] タブの [編集] グループで [検索] の横の矢印を選択し、[高度な検索] を選択します。

    または

  • [ナビゲーション] ウィンドウで、検索ボックスの右側にある方向キーをクリックし、[高度な検索] をクリックします。

[検索と置換] ダイアログ ボックスで、[オプション] をクリックして詳細な検索オプションを開きます。

注: [大文字と小文字を区別する] や [完全に一致する単語だけを検索する] などの一部の高度な検索オプションについては、[ナビゲーション] ウィンドウで検索ボックスの右側の矢印を選んで [オプション] を選びます。

文書内の文字書式を検索して、置換または削除できます。たとえば、特定の単語や語句を検索してフォントの色を変更したり、太字や蛍光ペンなどの特定の書式を検索してその書式を変更したりできます。

  1. [ホーム] タブの [編集] グループで [置換] を選択します。または、キーボードで Ctrl + H キーを押します。

    [ホーム] タブの [置換] オプションが強調表示されています。

  2. [書式] ボタンが表示されていない場合は、[オプション] をクリックします。

    [その他] ボタン

  3. 特定の書式が設定された特定の文字列を検索する場合は、[検索する文字列] ボックスにその文字列を入力します。書式のみを検索する場合は、ボックスを空欄にしておきます。

  4. [書式] をクリックし、検索および置換する書式を選択します。たとえば、蛍光ペンを塗られたテキストを検索するには、[書式]、[蛍光ペン] をクリックします。太字のテキストを検索するには、[書式]、[フォント] をクリックし、[検索する文字] ダイアログ ボックスで [スタイル] リストの [太字] を選択します。

  5. [置換後の文字列] ボックスをクリックし、[書式] をクリックして、置換後の書式を選択します (手順 4 を参照)。

    注: 見つかった文字列を別の文字列で置換する場合は、置換後の文字列を [置換後の文字列] ボックスに入力します。

  6. 指定した書式が設定されている箇所を 1 つずつ検索して置換するには、[次を検索] をクリックして、[置換] をクリックします。指定した書式が設定されている箇所をすべてまとめて置換するには、[すべて置換] をクリックします。

タブ、段落記号 (復帰)、任意指定のページ区切りなど、特殊文字や文書の要素を検索して置換できます。たとえば、2 行間隔 (2 個の段落記号) をすべて検索し、1 行間隔 (1 個の段落記号) に置換できます。

ヒント: スペース、段落記号、改ページなどの非表示の書式設定記号を表示するには、[ホーム] タブの [段落] グループで [] をクリックします。

  1. [ホーム] タブの [編集] グループで [検索] の横の矢印をクリックし、[高度な検索] をクリックします。

    [検索] メニューの [高度な検索] オプション

  2. [特殊文字] ボタンが表示されていない場合は、[オプション] をクリックします。

    [その他] ボタン

  3. [特殊文字] をクリックして、目的の項目をクリックします。

  4. 項目を置換する場合は、[置換] タブをクリックし、[置換後の文字列] ボックスに置換後の文字列を入力します。

  5. 指定したアイテムの各出現箇所を検索して置換するには、[次を検索] をクリックして、[置換] をクリックします。指定したアイテムのすべての出現箇所をまとめて置換するには、[すべて置換] をクリックします。

[ジャンプ] を使用して検索する

  1. [ホーム] タブの [編集] グループで [検索] の横にある矢印をクリックし、[ジャンプ] をクリックします。

    [検索] メニューの [ジャンプ] オプション

  2. [移動先] ボックスで、項目の種類をクリックします。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • 特定の項目にジャンプするには、入力ボックスにその項目を識別する適切な情報を入力し、[ジャンプ] をクリックします。

    • 特定の種類の次の項目または前の項目にジャンプするには、入力ボックスを空白のままにして、[次へ] または [前へ] をクリックします。

ワイルドカードを使用して検索する

ワイルドカードを使用してテキストを検索します。たとえば、アスタリスク (*) ワイルドカードを使用して、文字列を検索することができます (たとえば、「s*d」と入力すると、"sad" と "started" を検索できます)。

  1. [ホーム] タブの [編集] グループで [検索] の横の矢印をクリックし、[高度な検索] をクリックします。

    [検索] メニューの [高度な検索] オプション

  2. [ワイルドカードを使用する] チェック ボックスをオンにします。

    [ワイルドカードを使用する] チェック ボックスが表示されていない場合は、[オプション]をクリックします。

    [その他] ボタン

  3. 次の操作のいずれかを行います。

    • 一覧からワイルドカード文字を選ぶには、[特殊文字] をクリックし、目的のワイルドカード文字をクリックします。次に、[検索する文字列] ボックスに必要な文字を追加入力します。詳しくは、以下の「検索と置換で使用するワイルドカード」の表を参照してください。

    • [検索する文字列] ボックスに、ワイルドカード文字を直接入力します。詳しくは、「検索と置換で使用するワイルドカード」の表を参照してください。

  4. 項目を置換する場合は、[置換] タブをクリックし、[置換後の文字列] ボックスに置換後の文字列を入力します。

  5. アイテムのすべての出現箇所を置換するには、[次を検索] または [すべて検索] をクリックし、[置換] または [すべて置換] をクリックします。

    注: 実行中の検索を取り消す場合は、Esc キーを押します。

[検索する文字列] ボックスで括弧 () を使ってワイルドカード文字とテキストのグループを作成し、[置換後の文字列] ボックスで \n を使って各式の結果を使用します。

ワイルドカード \n を使うと、式を検索し、語順を変更したものと置換することができます。たとえば、[検索する文字列] ボックスに「(Ashton) (Chris)」と入力し、[置換後の文字列] ボックスに「\2 \1」と入力すると、Ashton Chris が検索され、Chris Ashton に置き換えられます。

  • [ワイルドカードを使用する] チェック ボックスをオンにすると、入力した文字に完全に一致する文字列だけが検索されます。つまり、[大文字と小文字を区別する] チェック ボックスと [完全に一致する単語だけを検索する] チェック ボックスは自動的にオンになり、淡色表示されます。この 2 つのチェック ボックスをオフにすることはできません。

  • ワイルドカードとして定義された文字を検索するには、文字の前に円記号 (\) を入力します。たとえば、疑問符を検索するには「\?」と入力し、円記号を検索するには「\\」と入力します (この円記号は "エスケープ文字" と呼ばれます)。

  • かっこを使ってワイルドカードと文字列を入力すると、検索条件の優先順位を指定することができます。たとえば、「<(pre)*(ed)>」と入力すると、"presorted" や "prevented" が検索されます。

検索対象

スペースや句読点を含む任意の単一の文字

?

s?t」と入力すると、"sat"、"set"、"s t" などが検索されます。

いずれかの文字

[ ]

w[io]n」と入力すると、"win" と "won" が検索されます。

指定した範囲内の任意の 1 文字

[-]

[r-t]ight」と入力すると、"right"、"sight"、"tight” が検索されます。範囲は昇順で指定する必要があります。

単語の先頭

<

<(inter)」と入力すると、"interesting" や "intercept" は検索されますが、"splintered" は検索されません。

単語の末尾

>

(in)>」と入力すると、"in" や "within" は検索されますが、"interesting" は検索されません。

()

置き換え操作で使用するために検索の組み合わせの結果が記憶されます。

かっこ内の範囲に含まれる文字を除く任意の 1 文字

[!x-z]

t[!a-m]ck」と入力すると、"tock" や "tuck" は検索されますが、"tack" や "tick" は検索されません。

直前の文字または式を n 個

{n}

fe{2}d」と入力すると、"feed" は検索されますが、"fed" は検索されません。

直前の文字または式を n 個以上

{n,}

fe{1,}d」と入力すると、"fed" や "feed" が検索されます。

直前の文字または式を n ~ m 個

{n,m}

10{1,3}」と入力すると "10"、"100"、および "1000" が検索されます。

直前の文字または式を 1 個以上

@

lo@t」と入力すると、"lot" や "loot" が検索されます。

スペースや句読点を含む任意の文字列

*

s*d」と入力すると、"sad"、"started"、"significantly altered" などが検索されます。

コードを使用して文字、書式、フィールド、特殊文字を検索する

検索対象

段落記号 ( 段落記号 )

^p ([ワイルドカードを使用する] チェック ボックスがオンのときは [検索する文字列] ボックスでは使用不可) または ^13

タブ文字 ( タブ文字 )

^t または ^9

ASCII 文字

^ nnn (nnn は文字コード)

ANSI 文字

^0 nnn (0 はゼロ、nnn は文字コード)

全角ダッシュ (—)

^+

半角ダッシュ (–)

^=

キャレット

^^

任意指定の行区切り ( 任意指定の行区切り )

^l または ^11

段区切り

^n または ^14

ページ区切りまたはセクション区切り

^12 (置換時はページ区切りを挿入)

任意指定のページ区切り

^m ([ワイルドカードを使用する] チェック ボックスがオンのときはセクション区切りも検索または置換)

改行をしないスペース ( 改行をしないスペース )

[s]

改行をしないハイフン ( 改行をしないハイフン )

^~

任意指定のハイフン ( 任意指定のハイフン )

^-

検索対象

任意の文字

^?

任意の数字

^#

任意の英字

^$

図または画像 (インラインのみ)

^g

脚注記号

^ f または ^2

文末脚注記号

^e

フィールド (フィールド コード表示時)

^ d または ^19 または ^21

コメント (コメントがインラインの場合)

^a または ^5

セクション区切り

^b

スペース

^ w (任意のスペース、または通常のスペース、改行をしないスペース、およびタブ文字の任意の組み合わせ)

検索対象

Microsoft Windows クリップボードの内容

^c

正規表現を使用して文字列を検索および置換する (高度)

検索操作や置換操作の多くを自動化できます。ワイルドカード文字を利用して正規表現を作成します。正規表現とは、文字テキストとワイルドカード文字の組み合わせです。文字テキストの文字は、テキストのターゲット文字列に存在しなければならないテキストを示します。ワイルドカード文字は、ターゲット文字列内で異なるテキストを示します。 たとえば、正規表現を利用し、大きな表から重複する行を見つけて削除したり、名前の一覧を入れ替えたり ("First Last" から "Last, First" に変更する) できます。

ここではサンプルを試すことができます。このセクションの手順は、名前を入れ替える正規表現の使用方法について説明します。正規表現を実行するときは、必ず [検索と置換] ダイアログ ボックスを使用してください。また、式が予想どおり動作しない場合、CTRL + Z を押せば、変更を元に戻すことができます。元に戻したら、別の式を試してください。

  1. Word を起動し、新しい空の文書を開きます。

  2. 文書に次の名前をコピーします。

    鈴木 保美

    Doris Hartwig

    Tamara Johnston

    Daniel Shimshoni

  3. [ホーム] タブの [編集] で、[置換] をクリックし、[検索と置換] ダイアログ ボックスを開きます。

    [ホーム] タブの [置換] オプションが強調表示されています。

  4. [ワイルドカードを使用する] チェック ボックスが表示されていない場合は、[オプション]をクリックし、そのチェック ボックスを選択します。このチェック ボックスを選択しないと、Word ではワイルドカード文字がテキストとして処理されます。

  5. [検索文字列] ボックスに次の文字を入力します。括弧が 2 組ある場合、間に必ずスペースを入れます。末尾にはスペースを入れません。

    (<*>) (<*>)

  6. [置換後の文字列] ボックスに、次の文字を入力します。コンマと 2 つ目のスラッシュの間にスペースを必ず入れます。

    \2, \1

  7. 名前を選択し、[すべて置換] をクリックします。次のように名前が入れ替わり、コンマで区切られます。

    Barnhill, Josh

    Hartwig, Doris

    Johnston, Tamara

    Shimshoni, Daniel

文書のコンテンツにより、正規表現のほとんどのデザインが決定されます (すべてではありません)。上記の例では、アイテム (名前) ごとに 2 つの単語が含まれていました。アイテムに 2 つの単語とミドルネーム イニシャルが含まれる場合、別の式を使用することになります。

式ごとに徹底的に調べましょう。

最初の式の (<*>) (<*>):

  • アスタリスク (*) により、単語のすべてのテキストが返されます。

  • 小なり記号と大なり記号 (< >) はそれぞれ、各単語の始まりと終わりを示します。この記号により、検索は 1 つの単語を返すことになります。

  • 括弧と括弧の間のスペースにより、単語がグループに分けられます ((最初の単語) (2 つ目の単語))。括弧はまた、検索で各式を評価する順序を示します。

つまり、この式の意味するところは、"両方の単語を検索する" です。

2 つ目の式の \2, \1:

  • スラッシュ (\) は数値と連動し、プレースホルダーの役割を果たします。(スラッシュを利用し、他のワイルドカード文字を検索することもできます。詳細については、次のセクションを参照してください。)

  • 最初のプレースホルダーの後のコンマにより、入れ替えられる名前の間に正しい句読点が挿入されます。

つまり、この式の意味するところは、"2 つ目の単語を書き、コンマを追加し、最初の単語を書く" です。

以下の例では、Word でワイルドカード文字と正規表現を使用する方法をいくつか紹介します。利用できるワイルドカードの一覧については、上記の「検索と置換で使用するワイルドカード」セクションを参照してください。

例 1:ミドルネーム イニシャルのある名前を入れ替える

例 2:日付の入れ替え

例 3:あいさつ文にピリオドを追加する/あいさつ文からピリオドを削除する

例 4:重複する段落や行を検索する


例 1:ミドルネーム イニシャルのある名前を入れ替える

この例では、ワイルドカード文字と文字コードの組み合わせを利用し、ミドルネーム イニシャルのある名前を入れ替えます。文字コードについてよくわからない場合、上記の「コードを使用して文字、書式、フィールド、特殊文字を検索する」セクションを参照してください。

続ける際は、次の事項にご留意ください。

  • 表に入っている名前にこの式を適用するときは、最初にその表をテキストに変換する必要があります。

  • 表に複数の列が含まれる場合、名前を含む列を空の文書にコピーし、文書内でテキストに変換します。

  • 名前を入れ替えたら、テキストを表に戻します。その後、元の列を削除し、変更されたデータと置換できます。

最初にサンプル データを準備します。

  1. Word を起動し、新しい空の文書を作成します。

  2. 空の表を文書に挿入します。1 列、4 行の表を作成します。

  3. 名前をコピーし、空の表セルに貼り付けます。

    Joshua Quentin Barnhill
    Doris X. Hartwig
    Tamara Y. Johnston
    Daniel Shimshoni

    表は次のようになります。

    Joshua Quentin Barnhill

    Doris X. Hartwig

    Tamara Y. Johnston

    Daniel Shimshoni

  4. 表を選択し、[表ツール レイアウト] タブの [データ] グループで [テキストに変換] をクリックします。

  5. [段落記号] をテキストの区切り文字として選択し、[OK] をクリックします。

名前を入れ替えます。

  1. [ホーム] タブの [編集] で、[置換] をクリックし、[検索と置換] ダイアログ ボックスを開きます。

  2. [ワイルドカードを使用する] チェック ボックスを選択し (このチェック ボックスが表示されていない場合、[オプション] をクリックしてみてください)、[検索文字列] ボックスに次の式を入力します。

    (*) ([! ]@)^13

    括弧が 2 組ある場合、間と感嘆符の後ろに必ずスペースを入れます。^13 文字を以前に見たことがない場合は、次のセクションでこれについて説明しますのでお読みください。

  3. [置換後の文字列] ボックスに、次の式を入力します。

    \2, \1^p

  4. 名前の一覧を選択し、[すべて置換] をクリックします。次のように名前とミドルネーム イニシャルまたはミドルネームが入れ替わります。

    Barnhill, Joshua Quentin
    Hartwig, Doris X.
    Johnston, Tamara Y.
    Shimshoni, Daniel

変更されたテキストを表に戻します。

  1. 入れ替えられた名前の一覧を選択します。

  2. [挿入] タブの [] グループで [] をクリックし、[文字列を表にする] をクリックします。

  3. [文字列を表にする] ダイアログ ボックスの [文字列の区切り] で、[段落] をクリックし、[OK] をクリックします。

ミドルネーム イニシャルを入れ替える (詳細)

式がどのように動作するのか、式を個々に見ていきましょう。[検索文字列] ボックスの式から始めます。

式全体が 2 つのグループのパターンを探します。名、ミドルネーム イニシャル、姓のパターンと、名、ミドルネーム、姓のパターンです。(*) により、すべての名が検索されます。その後にスペースが入ることにご注意ください。

式のこの部分が最後の名前に一致します。

([! ]@)^13

感嘆符は、角括弧内に指定されている文字を除外します。この場合、[! ] は "スペースを除き、すべて検索する" を意味します。結果的に、姓の前にあるスペースが削除されます。

@ 文字により、前の文字の 1 回または複数回の発生が検索されます。結果的に、姓の前にあるすべてのスペースが削除されます。

姓がどこで終わるのか知る必要があります。そこで、^13 文字を利用し、各ラインの終わりにある段落記号を探します。ただし、段落記号を再利用する予定がないため、その他すべてを括弧で括ります。

テスト用の文書にもう一度名前をコピーしてこれを試し、[検索文字列] ボックスに ([! ]@)^13 を入力し、検索できます。検索により姓が照合されます。

検索は次の行の先頭からもう一度始まるため、アスタリスク ワイルドカード文字 (*) を使用し、そこから次の姓の頭まで、すべて照合します。

姓の前にあるスペースを再利用する予定はないので、括弧を利用し、2 つのグループからそれを除外します。

(*) ([! ]@)^13

重要: ^13 文字コードを利用するときはご注意ください。通常、^p 文字コードを利用し、段落記号を検索できます。ただし、そのコードはワイルドカード検索では動作しません。代わりに、代理コードの ^13 を利用する必要があります。^p 文字コードはワイルドカード検索で動作しませんが、ワイルドカード置換では使用する必要があります。書式設定情報が含まれているためです。^13 文字には含まれていません。また、^13 文字にはスタイル情報を割り当てることができません。置換で ^13 コードを誤用すると、書式設定できないファイルに文書が変換されることがあります。

"置換" 式の (\2 \1) は実際の入れ替えを行います。[置換後の文字列]ボックスの \2, 文字は、最初に 2 つ目のパターンを書き出し、そのパターンの後にコンマを追加するように指示します。\1^p 文字は、最初のパターンを書き出す場所を指示し、そのパターンの後に段落記号を書き出すように指示します。


例 2:日付の入れ替え

この例では正規表現を利用し、欧州形式の日付を米国形式の日付に変換します。

  1. 次の日付をコピーし、文書に貼り付けます。28th May 2003

  2. [検索と置換] ダイアログ ボックスを開き、[検索文字列] ボックスに次の式を入力します。

    ([0-9]{1,2})([dhnrst]{2}) (<[ADFJMNOS]*>) ([0-9]{4})

    括弧開始と括弧終了の間にスペースを挿入します。2}) (<[*>) ([0.

  3. [置換後の文字列] ボックスに次の式を入力します。

    \3 \1, \4

    文字セットの間にスペースを挿入します。

  4. [すべて置換] をクリックします。

    28th May 2003 が May 28, 2003 に置換されます。

日付の入れ替え (詳細)

[検索文字列] ボックスの式から始めましょう。この式は日付を 4 つのパターンに分解します。パターンは括弧の組で示されます。各パターンには、例で使用したスタイルで記述されたすべての日付で見つかる構成要素が含まれています。左から右へ:

  • 数値範囲 [0-9] により、最初のパターンの一桁数値が照合されます。日付は 2 つの数字で構成されることがあるため、{1,2} と指定し、一桁または二桁を返すように指示します。結果は最初のパターンです ([0-9]{1,2})

    序数は 2 つ目のパターンを作ります。序数は "th"、"nd"、"st"、"rd" から構成されます。そこで、範囲にこれらの文字を追加します [dhnrst]。序数は常に 2 つの文字で構成されるため、文字数を 2 に制限します ([dhnrst]{2})

  • 次のスペースが来て、それに文字テキストとワイルドカード文字が続き、月の名前を検索します。月の名前はすべて大文字で始まりますADFJMNOS。大文字の後に続く文字の数がわからないため、アスタリスク (*) を利用します。月の名前だけが重要であるため、大なり記号と小なり記号を利用し、結果を個々の単語に限定します。結果は 4 つ目のパターンになります (<[ADFJMNOS]*>)

  • 最後に、年度を検索します。同じ数値範囲を使用しますが、4 文字に数を制限します ([0-9]{4})

[置換後の文字列] ボックスに、4 つのアドレス パターンの 3 つだけを記述していることにご注意ください。日付から序数 ("th") を省略しました。米国形式では序数が使用されないためです。日付に序数を残す場合、[置換後の文字列] ボックスに \3 \1\2, \4 と入力します。その場合、3 の後とコンマの後にスペースを入力しますが、他の場所には入力しません。

この時点で、28/05/03 など、月の名前が綴られていない日付の処理方法を問うことができます。この式で検索します。

([0-9]{1,2})/([0-9]{1,2})/([0-9]{2})

この式で置換します。

\3/\1/\2

日付の形式が 28/05/2003 の場合、{2} の代わりに、最後のパターンに {4} を使用します。

正規表現で区切り記号を使用することについて

前の例では、次の引数を利用し、一桁または二桁の日付を検索しました {1,2}。この場合は、コンマで 2 つの値が区切られます。ただし、Windows の地域設定により、使用する区切り記号が制御されます。地域設定により区切り記号としてセミコロンが使用される場合、それをコンマの代わりに使用する必要があります。

使用しているオペレーティング システムで指定される区切り記号は、次の方法で確認できます。

  1. [コントロール パネル] を開きます。(Windows 8 以降の場合、[スタート] ボタンを右クリックし、[コントロール パネル] をクリックします。Windows 7 では、[スタート] ボタンをクリックし、[コントロール パネル] をクリックします。)

  2. [時計、言語、および地域] をクリックします。

  3. [日付、時刻、または数値の形式の変更] をクリックし、[追加の設定] をクリックします。

  4. [数値] タブをクリックし、[区切り記号] エントリを見つけます。


例 3:あいさつ文にピリオドを追加する/あいさつ文からピリオドを削除する

国によっては、敬称 (Mr. や Mrs. など) にピリオドが含まれない場合があります。この例では、敬称にピリオドを追加する方法と敬称からピリオドを削除する方法を示します。ここからは、[検索と置換] ダイアログ ボックスの使用方法を理解しているものとして進めます。

この式は、ピリオドのない Mr、Ms、Mrs、Dr を検索します。

<([DM][ rs ]{1,2})( )

この式では、空のスペースを含む 2 つ目のパターンが使用されることにご注意ください。ピリオドがない場合、このスペースは通常、敬称に続きます。この式はピリオドを追加します。

\1.\2

逆に、ピリオドを含む敬称を検索するには、この式を使用します。

<([DM][ rs ]{1,2}).

この式で置換します。

\1


例 4:重複する段落や行を検索する

この式を利用するとき、最初に一覧を並べ替え、重複する行を並べると便利な場合があります。また、空の段落記号をすべて削除する必要があります。つまり、次のように空の段落を利用してテキスト ブロックを分けるとき、

Joshua Quentin Barnhill¶

Joshua Quentin Barnhill¶

Doris X. Hartwig¶

次のように段落を削除する必要があります。

Joshua Quentin Barnhill¶
Joshua Quentin Barnhill¶
Doris X. Hartwig¶

空の段落は好きな方法で削除できますが、次の方法では、連続する 2 つの段落文字が見つかります。この式で検索します (@ 文字は検索と置換を繰り返し、空のラインをすべて削除します)。

(^13)\1@

結果をこの式で置換します。

^p

それではテキストを置換する方法を見てみましょう。この式は、2 つの連続する同一の段落を見つけます。

(*^13)\1

この式はまた、段落になるテキストの長い繰り返しも照合します。たとえば、次の一覧に対して式を実行します。

Joshua Quentin Barnhill¶
Doris X. Hartwig¶
Joshua Quentin Barnhill¶
Doris X. Hartwig¶
Tamara Y. Johnston¶

最初の 4 つのラインを見つけ、全体的パターンが変わるところで止まります。対照的に、この一覧にこの式を実行した場合、

Joshua Quentin Barnhill¶
Joshua Quentin Barnhill
Doris X. Hartwig¶
Doris X. Hartwig¶

式は、最初の 2 つの段落のみを見つけます。 

同一のアイテムをより多く探すには、プレースホルダーを追加します。たとえば、この式は 3 つの連続する同一の段落を探します。

(*^13)\1\1

また、同じことを中括弧を使って検索できます。次の例はそれぞれ、2 つの同一段落と 3 つの同一段落を探します。

(*^13){2} (*^13){3}

あるいは、2 つまたは 3 つの同一段落を探すことができます。

(*^13){2,3}

2 つ以上の同一段落を探すこともできます。

(*^13){2,}

以上の式は次の文字列で置換できます。

\1

また、必要に応じて検索と置換を繰り返し、文書内の重複する段落をすべて置換できます。あるいは、@ ワイルドカード文字を追加したり、操作を繰り返すように式に指示したりできます。

(*^13)\1@

この方法を利用し、表の重複する行を置換することもできます。その場合、最初に結合されたセルを削除し、それから表を並べ替え、重複するセルを並べます。次に、表をテキストに変換します。([] メニューで [変換] にポイントし、[表の解除] をクリックし、プロンプトされたら、タブ区切り記号を使用します。)置換後、テキストを表に戻します。

その他の例

Word で正規表現を使用する方法の例については、MVP FAQ サイトで「Finding and replacing characters using wildcards」 (ワイルドカードによる文字の検索と置換) を参照してください。

関連項目

テキストの自動書式設定を構成するかオフにする (オートフォーマット)

文書の途中からページ番号を開始する

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