Word でフィールド コードを挿入、書式を設定する

Microsoft Office Word のフィールドは、変更される可能性のあるデータのプレースホルダや、差し込み文書内で定型書簡やラベルを作成する場合のプレースホルダとして使います。このような種類のフィールドはフィールド コードとも呼ばれ、フォームなどで使用される情報を入力するために使用されるフィールドとは異なります。文書へのフォーム フィールドの追加については、「印刷して使用するフォームを作成する」、「ユーザーが Word 上で記入するフォームを作成する」、または「Word でチェックリストを作成する」を参照してください。

Word では、ページ番号の挿入、表紙などの文書パーツの挿入、目次の作成など、特定のコマンドを実行すると、自動的にフィールドが挿入されます。フィールドを手動で挿入して、データ ファイルからのデータの差し込みや計算の実行など、文書の要素を自動化することができます。

Microsoft Office Word 2007 では、組み込みコマンドとコンテンツ コントロールによって、以前のバージョンの Word でフィールドによって提供されていた機能の多くが処理されるので、手動でフィールドを挿入する必要はほとんどありません。以前のバージョンの Word で作成した文書では、フィールドが使用されている可能性が高くなります。ここで説明する内容は、フィールドを理解し、使用するのに役立ちます。

セキュリティに関するお知らせ : フィールド コードは文書を読む任意のユーザーから参照できるため、フィールド コードに入れる情報には、非公開情報が含まれないようにしてください。

注: この記事の内容は、Word の任意のフィールド コードに適用されます。特定のフィールド コードについては、Word のヘルプでフィールド コードの名前 ("IF" など) を検索してください。

目的に合ったトピックをクリックしてください

フィールドの詳細

フィールドを挿入する

フィールドを編集する

フィールドの実行結果を表示する

フィールドの更新方法を制御する

フィールドの詳細

フィールドは、次のような場合に挿入できます。

  • 加算、減算、その他の計算を行う場合。= (式) フィールドを使用します。

  • 差し込み印刷をする場合。たとえば、ASK フィールドと FILLIN フィールドを挿入すると、メイン文書にデータ レコードを差し込むときに、入力を求めるメッセージを表示できます。

Word のコマンドやオプションを使用すると、必要な情報をより簡単に挿入できます。たとえば、HYPERLINK フィールドを使用してハイパーリンクを挿入することもできますが、[挿入] タブの [リンク] にある [ハイパーリンク] コマンドを使用する方が簡単です。AUTHOR フィールドや TITLE フィールドを使用することによって、作成者名や文書の表題など、文書に関する情報を挿入することもできます。ただし、[クイック パーツ] メニューから [プロパティ] コンテンツ コントロールのいずれかを挿入する方が簡単です。

注: フィールド コードの中かっこは、キーボードから入力することはできません。フィールド コードの中かっこを挿入するには、Ctrl キーを押しながら F9 キーを押します。

フィールド コードの構文

フィールド コードは、中かっこ ({ }) に囲まれて表示されます。フィールドの動作は Microsoft Office Excel の式に似ています。フィールド コードは式に相当し、フィールドの実行結果は式によって求められる値に相当します。文書内のフィールド コードとフィールドの実行結果の表示を切り替えるには、Alt キーを押しながら F9 キーを押します。

文書内のフィールド コードを表示すると、次のような構文が表示されます。

{ フィールド名 プロパティ フィールドオプション }

  • フィールド名     これは [フィールド] ダイアログ ボックスのフィールド名の一覧に表示される名前です。

  • プロパティ     これは特定のフィールドで使用される命令または変数です。すべてのフィールドにパラメータがあるわけではなく、パラメータが必須ではなく省略可能なフィールドもあります。

  • フィールド オプション     これは特定のフィールドで使用できる省略可能な設定です。フィールドの実行結果の書式設定を制御するスイッチを除いて、すべてのフィールドでスイッチを使用できるわけではありません。

使用例

たとえば、文書に TITLE フィールドを配置することによって、文書内の任意の場所に文書の表題を配置できます。文書の表題はドキュメント情報パネルの [タイトル] ボックスで設定されます。ドキュメント情報パネルを表示するには、[表示] タブの [表示/非表示] で [メッセージ バー] をクリックします。

注: ここでは、フィールド コードの構文の例として TITLE フィールドを使用しています。より簡単に文書に文書の表題を配置するには、[挿入] タブの [クイック パーツ] で [文書のプロパティ] をポイントし、[タイトル] をクリックします。

TITLE フィールド コードの構文は次のようになります。

{ TITLE ["新しい表題"] }

"新しい表題" プロパティは、角かっこ ( [] ) で囲まれており、省略可能であることを示します。このプロパティを空白のままにすると、フィールドの実行結果には現在の文書の表題が表示されます。しかし、"新しい表題" プロパティに「Quarterly Report」と入力すると、ドキュメント情報パネルの [表題] ボックスの内容が "Quarterly Report" に更新され、Alt キーを押しながら F9 キーを押すと、TITLE フィールドの実行結果も "Quarterly Report" と表示されます。

TITLE フィールドにはフィールドオプションはありません。

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フィールドを挿入する

  1. フィールドを挿入する位置をクリックします。

  2. [挿入] タブの [テキスト] で [クイック パーツ] をクリックし、[フィールド] をクリックします。

    Word のリボンの画像

  3. [分類] ボックスの一覧で、フィールドの種類をクリックします。

  4. [フィールドの名前] ボックスの一覧で、フィールド名をクリックします。

  5. 必要に応じて、プロパティまたはオプションを選択します。

注: 

  • [フィールド] ダイアログ ボックスで目的のコードを見つけるには、[フィールド コード] をクリックします。

  • フィールド内に他のフィールドを挿入するには、まず [フィールド] ダイアログ ボックスを使用して文書に外側のフィールドを挿入します。次に、フィールド コード内で別のフィールドを挿入する位置にカーソルを置きます。次に、[フィールド] ダイアログ ボックスを使用して内側のフィールドを挿入します。

ヒント: 挿入するフィールドのフィールド コードがわかっている場合は、文書に直接入力することもできます。まず、Ctrl キーを押しながら F9 キーを押し、中かっこ ({ }) の中にコードを入力します。

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フィールドを編集する

  1. フィールド コードを右クリックし、[フィールドの編集] をクリックします。

    注: 一部のフィールドでは、フィールドを編集する前にフィールド コードの表示が必要になる場合があります。フィールド コードを表示するには、フィールドをクリックし、Shift キーを押しながら F9 キーを押します。文書内のすべてのフィールド コードを表示するには、Alt キーを押しながら F9 キーを押します。

  2. フィールド プロパティとフィールド オプションを変更します。特定のフィールドで使用できるフィールド プロパティとフィールド オプションについては、ヘルプで該当するフィールド名を検索してください。

    フィールド プロパティとフィールド オプションが表示されている場合

    目的のプロパティとオプションを選択します。フィールド コードに直接変更を加える場合は、[フィールド コード] をクリックしてフィールド コードを表示します。次に、[オプション] をクリックして、フィールドにスイッチやその他のオプションを追加します。

    フィールド プロパティの詳細 (フィールド コード) だけが表示されている場合

    フィールド コードを直接編集することも、[オプション] をクリックしてフィールド スイッチなどのオプションを追加することもできます。

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フィールドの実行結果を表示する

既定では、フィールドの実行結果は文書の内容と共にシームレスに表示されるので、文書の読者には内容の一部がフィールドであることはわかりません。ただし、フィールドを網かけ表示にして、文書内で識別できるようにすることもできます。

フィールドの実行結果を文書の内容と一体化するには、フィールドを網かけ表示するオプションをオフにし、フィールドの実行結果の書式を設定します。

フィールドを目立つようにする場合は、フィールドを常に網かけ表示したり、フィールドを選択したときにのみ網かけ表示することができます。

フィールドの実行結果に書式を設定するには、フィールドに文字列の書式を適用するか、またはフィールド コードに書式設定スイッチを追加します。

フィールドの網かけを変更する

  1. Office ボタンの画像 (Microsoft Office ボタン) をクリックし、[Word のオプション] をクリックします。

  2. [詳細設定] をクリックします。

  3. [構成内容の表示] の [フィールドの網かけ表示] ボックスの一覧で、次のいずれかの操作を行います。

    • フィールドが文書の他の内容と区別して表示されるようにするには、[表示する] をクリックします。

    • フィールドが文書の内容と一体化して表示されるようにするには、[表示しない] をクリックします。

    • Word のユーザーがフィールド内をクリックしたことを認識できるようにするには、[選択時のみ表示する] をクリックします。

      注: フィールドの網かけオプションが [選択時のみ表示する] に設定されている場合、フィールド内をクリックするとフィールドには灰色の背景が表示されます。ただし、灰色の網かけはフィールドが選択されていることを示しているわけではありません。フィールドをダブルクリックするか、またはマウスでドラッグしてフィールドを選択すると、灰色の網かけに選択を示す強調表示が追加されます。

フィールドに文字列の書式を設定する

  • 書式設定するフィールドを選択し、[ホーム] タブの [フォント] のコマンドを使用して書式を設定します。

    Word のリボンの画像

    たとえば、AUTHOR フィールドによって挿入された名前に下線を引くには、中かっこを含めてフィールド コード全体を選択するか、またはフィールドの実行結果全体を選択します。次に、[ホーム] タブの [フォント] で ボタンの画像 (下線) をクリックします。

注: フィールドを更新すると、フィールドの実行結果に直接設定した書式が解除される場合があります。設定した書式を保持するには、フィールド コードに \* MERGEFORMAT スイッチを追加します。[フィールド] ダイアログ ボックスを使用してフィールドを挿入する場合は、既定で \* MERGEFORMAT スイッチが追加されます。

フィールド コードに書式設定スイッチを追加する

  1. フィールド コードを右クリックし、[フィールドの編集] をクリックします。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • [フィールド プロパティ] と [フィールド オプション] が表示されている場合は、目的の書式設定オプションを選択します。

    • フィールド コードのみが表示されている場合は、[オプション] をクリックし、目的の書式設定オプションを選択します。

      [オプション] ボタンが淡色表示されている場合は、書式設定を追加することはできません。

フィールドの実行結果に書式を設定するには、3 つの書式スイッチを使用できます。

書式スイッチ

書式スイッチ (\*) はフィールドの実行結果の表示方法を定義します。次のような書式を設定できます。

  • 大文字と小文字の使用。

  • 数値の変換。たとえば、"9" を "ix" (ローマ数字) と表示するか、"ninth" (序数) と表示するか。

  • 文字書式。

書式スイッチを設定すると、フィールドが更新されても、実行結果の書式はそのまま維持されます。

大文字と小文字の変換

次のスイッチでは、項目が大文字に変換されます。

  • \* Caps     このスイッチは各英単語の先頭文字を大文字にします。たとえば、{ FILLIN "名前を入力してください:" \* Caps } の実行結果は、名前がすべて小文字で入力されていても "Luis Alverca" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[タイトル文字] をクリックします。

  • \* FirstCap     このスイッチは先頭の英単語の先頭文字だけを大文字にします。たとえば、{ COMMENTS \* FirstCap } の実行結果は、"Weekly report on sales" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[1 文字目のみ大文字] をクリックします。

  • \* Upper     このスイッチは英字をすべて大文字にします。たとえば、{ QUOTE "word" \* Upper } の実行結果は、"WORD" と表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[大文字] をクリックします。

  • \* Lower     このスイッチは英字をすべて小文字にします。たとえば、{ FILENAME \* Lower } の実行結果は、"weekly sales report.doc" のように表示されます。

    注: このスイッチを含むフィールド全体に小型英大文字の書式が設定されている場合は、このスイッチは無視されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[小文字] をクリックします。

数値の変換

次のスイッチでは、数値が変換されます。

  • \*alphabetic     このスイッチは数値を英字に変換します。実行結果の大文字と小文字は、フィールド コード内で "alphabetic" をどちらで指定したかによって決まります。たとえば、次のフィールドの実行結果が 2 の場合、{ SEQ appendix \* ALPHABETIC } と指定すると "B" と表示され、{ SEQ appendix \* alphabetic } と指定すると "b" と表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[a, b, c,] をクリックします。

  • \*Arabic     このスイッチは数値を算用数字の基数に変換します。たとえば、{ PAGE \* Arabic } の実行結果は、"31" のように表示されます。

    注記: 

    • [ページ番号の書式] ダイアログ ボックスの [番号書式] の設定が算用数字ではない場合、このスイッチは [番号書式] の設定よりも優先されます。

    • ページ番号の場合は、ArabicDash を指定することもでき、この場合ハイフンで囲まれた算用数字の基数に変換されます。たとえば、{ PAGE \* ArabicDash } の実行結果は、"- 31 -" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[1, 2, 3, ...] をクリックします。

  • \*CardText     このスイッチは、数値を、基数を表す文字列に変換します。大文字を指定するスイッチを個別に指定しない限り、文字列は小文字になります。たとえば、{ = SUM(A1:B2) \* CardText } の実行結果は、"seven hundred ninety" のように表示され、{ = SUM(A1:B2) \* CardText \* Caps } の実行結果は、"Seven Hundred Ninety" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[One, Two, Three] をクリックします。

  • \*DollarText     このスイッチは、数値を、基数を表す英文字に変換します。また、小数点の位置に "and" を挿入し、四捨五入して小数点以下第 2 位までを 100 を分母とする分数にします。大文字を指定するスイッチを個別に指定しない限り、文字列は小文字になります。たとえば、{ = 9.20 + 5.35 \* DollarText \* Upper } の実行結果は、"FOURTEEN AND 55/100" と表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[ドル付き文字] をクリックします。

  • \*Hex     このスイッチは数値を 16 進数に変換します。たとえば、{ QUOTE "458" \* Hex } の実行結果は、"1CA" と表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[hex ...] をクリックします。

  • \*OrdText     このスイッチは、数値を、序数を表す英文字に変換します。大文字を指定するスイッチを個別に指定しない限り、文字列は小文字になります。たとえば、{ DATE \@ "d" \* OrdText } の実行結果は "twenty-first" のように表示され、{ DATE \@ "d" \* OrdText \* FirstCap } の実行結果は "Twenty-first" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[First, Second, Third, ...] をクリックします。

  • \*Ordinal     このスイッチは数値を算用数字の序数に変換します。たとえば、{ DATE \@ "d" \* Ordinal } の実行結果は "30th" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[1st, 2nd, 3rd] をクリックします。

  • \*Roman     このスイッチは数値をローマ数字に変換します。ローマ数字の大文字と小文字は、フィールド コード内で "roman" をどちらで指定したかによって決まります。たとえば、{ SEQ CHAPTER \* roman } の実行結果は "xi" のように表示され、{ SEQ CHAPTER \* ROMAN } の実行結果は "XI" のように表示されます。

    [フィールド オプション] ダイアログ ボックスでこのオプションを選択するには、[I, II, III,] をクリックします。

文字書式の設定と設定した書式の保護

次のスイッチでは、文字書式が設定されます。

  • \*Charformat     このスイッチはフィールド名の先頭文字の書式を実行結果全体に設定します。次の例では、REF の R が太字に設定されているので、実行結果に太字の書式が設定されます。

    { REF chapter2_title \* Charformat } の実行結果は、太字で "Whales of the Pacific" のように表示されます。

    注: このスイッチを追加するには、フィールド コード内に直接入力するか、[フィールド] ダイアログ ボックスの [フィールド コード] ボックスに入力します。

  • \*MERGEFORMAT     このスイッチは前の実行結果に設定されていた書式を新しい実行結果にも設定します。たとえば、{ AUTHOR \* MERGEFORMAT } というフィールドで表示された名前を選択して太字の書式を設定すると、フィールドを更新して新しい作成者名が表示されたときにも、太字の書式は維持されます。

    注:  [フィールド] ダイアログ ボックスを使用してフィールドを挿入する場合、既定で \*MERGEFORMAT スイッチが挿入されます。このオプションを無効にするには、[フィールド] ダイアログ ボックスの [書式を更新時に変更しない] チェック ボックスをオフにします。

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数値書式スイッチ

数値書式スイッチ (\#) はフィールドの実行結果の数値に表示形式を指定します。

たとえば、{ = SUM(ABOVE) \# \\#,##0.00 } というフィールドの実行結果は、スイッチ \# \\#,##0.00 を指定しているため、"\4,455.70" のように表示されます。このスイッチは、フィールドの実行結果が数字の場合にのみ有効です。

注: { 3 月売上 \# \\#,##0.00 } のようにスペースを含まない数値形式を指定する場合は、前後を半角の二重引用符で囲む必要はありません。次の例のように、複雑な数値形式やスペースを含む数値形式を指定する場合は、数値形式の前後を半角の二重引用符で囲みます。[フィールド] ダイアログ ボックス、または [レイアウト] タブ ([表ツール] コンテキスト タブ) の [データ] の [計算式] コマンドを使用してフィールドを挿入する場合、数値書式スイッチに自動的に半角の二重引用符が追加されます。

次の書式項目を組み合わせて数値書式スイッチを作成します。

  • 0 (ゼロ)     この書式項目は実行結果に表示する桁数を指定します。実行結果の桁数が指定した桁数よりも少ない場合は、0 (ゼロ) が表示されます。たとえば、{ = 4 + 5 \# 00.00 } の実行結果は、"09.00" と表示されます。

  • #     この書式項目は実行結果に表示する桁数を指定します。実行結果の桁数が指定した桁数よりも少ない場合は、半角のスペースが挿入されます。たとえば、{ = 9 + 6 \# \\### } の実行結果は、"\ 15" と表示されます。

  • x     この書式項目は、プレースホルダ "x" の左側の桁を省略して表示します。このプレースホルダが小数部に使用されている場合は、その桁に合わせて実行結果が四捨五入されます。たとえば、
    { = 111053 + 111439 \# x## } の実行結果は、"492" と表示されます。
    { = 1/8 \# 0.00x } の実行結果は、"0.125" と表示されます。
    { = 3/4 \# .x } の実行結果は、".8" と表示されます。

  • . (小数点)     この書式項目は小数点の位置を決めます。たとえば、{ = SUM(ABOVE) \# \\###.00 } の実行結果は、"\495.47" のように表示されます。

    注: コントロール パネルの地域設定で指定した小数点記号を使用してください。

  • , (桁区切り文字)     この書式項目は整数部を 3 桁ごとに区切ります。たとえば、{ = 純利益 \# \\#,###,### } の実行結果は、"\2,456,800" のように表示されます。

    注: コントロール パネルの地域設定で指定した桁区切り文字を使用してください。

  • - (負符号)     この書式項目は、実行結果が負の数である場合に、負符号を追加します。実行結果が性の数または 0 (ゼロ) である場合はスペースが追加されます。たとえば、{ = 10 - 90 \# -## } の実行結果は、"-80" と表示されます。

  • + (正符号)     この書式項目は、実行結果が正の数である場合は正符号を、負の数である場合は負符号を、0 (ゼロ) である場合はスペースを追加します。たとえば、{ = 100 - 90 \# +## } の実行結果は "+10" と表示され、{ = 90 - 100 \# +## } の実行結果は "-10" と表示されます。

  • %、$、* など     この書式項目は、指定された文字を実行結果に追加します。たとえば、{ = 純利益 \# "##%" } の実行結果は、"33%" と表示されます。

  • "正の場合のサンプル書式;負の場合のサンプル書式"     この書式項目は、実行結果の数値が正の場合と負の場合で、それぞれ異なる数値書式をセミコロンで区切って指定します。たとえば、{ 95 年度売上 \# "\\#,##0.00;-\\#,##0.00" } の実行結果は、"95 年度売上" というブックマークが正の値の場合は、"\1,245.65" のように通常の形式で表示されます。負の値の場合は、"-\ 345.56" のように、太字に負符号が付いて表示されます。

  • "正の場合のサンプル書式;負の場合のサンプル書式;ゼロの場合のサンプル書式"     この書式項目は、実行結果の数値が正の場合、負の場合、および 0 (ゼロ) の場合で、それぞれ異なる数値書式をセミコロンで区切って指定します。たとえば、{ 95 年度売上 \# "\\#,##0.00;(\\#,##0.00);\\0" } の実行結果は、"95 年度売上" というブックマークが正の数の場合は "\1,245.65"、負の数の場合は "(\ 345.56)"、0 (ゼロ) の場合は "$0" のように表示されます。

  • '文字列'     この書式項目は、実行結果に文字列を追加します。文字列は、アポストロフィ ( ' ) で囲みます。たとえば、{ = { 価格 } *3% \# "\\##0.00 '= 消費税' " } の実行結果は、"\347.44 = 消費税" のように表示されます。

  • `連番名`     この書式項目は、[図表番号] コマンド ([参考資料] タブの [図表]) を使用するか、SEG フィールドを挿入して連番を付けた項目を指定します。"表" や "図" などの連番名をアクサン グラーブ (`) で囲みます。連番は算用数字で表示されます。たとえば、{ = SUM(A1:D4) \# "##0.00 'は表' `表`' の合計です。'" } の実行結果は、"456.34 は表 2 の合計です。" のように表示されます。

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日付/時刻表示形式スイッチ

日付/時刻表示形式スイッチ (\@) は日付や時刻の表示形式を指定します。

たとえば、{ DATE \@ "dddd, MMMM d, yyyy" } というフィールドでは、スイッチ \@ "dddd, MMMM d, yyyy" を指定しているので、"Friday, November 23, 2007" のように表示されます。日 (d)、月 (M)、年 (y) などの日付の形式と、時間 (h)、分 (m) などの時刻の形式を組み合わせて、日付/時刻の表示形式を作成します。文字列、句読点、およびスペースも指定できます。

日付の形式

月 (M)

時刻の分を表す m と区別するために、必ず半角で大文字の "M" を使います。

  • M     この形式は、1 桁の月の前に 0 (ゼロ) を付けずに表示します。たとえば、7 月は "7" と表示されます。

  • MM     この形式は、1 桁の月の前に 0 を付けて表示します。たとえば、7 月は "07" と表示されます。

  • MMM     この形式は、英語の月名の省略形を表示します。たとえば、7 月は "Jul" と表示されます。

  • MMMM     この形式は、英語の月名を省略せずに表示します。

日 (d)

文字 "d" は日または曜日を表します。半角の "d" を使い、大文字と小文字のどちらも使用できます。

  • d     この形式は、1 桁の日の前に 0 を付けずに表示します。たとえば、6 日は "6" と表示されます。

  • dd     この形式は、1 桁の日の前に 0 を付けて表示します。たとえば、6 日は "06" と表示されます。

  • ddd     この形式は、英語の曜日の省略形を表示します。たとえば、火曜日は "Tue" と表示されます。

  • dddd     この形式は、英語の曜日を省略せずに表示します。

年 (y)

文字 "y" は 2 桁または 4 桁の年を表します。半角の "y" を使い、大文字と小文字のどちらも使用できます。

  • yy     この形式は、西暦の年の下 2 桁を表示します。たとえば、1999 年は "99" と表示され、2006 年は "06" と表示されます。

  • yyyy     この形式は、西暦の年を 4 桁で表示します。

時刻の形式

時間 (h)

小文字の "h" は 12 時間制で時間を表示します。大文字の "H" は 24 時間制で時間を表示し、午後 5 時は "17" と表示されます。

  • h または H     この形式は、1 桁の時間の前に 0 を付けずに表示します。たとえば、午前 9 時は "9" と表示されます。

  • hh または HH     この形式は、1 桁の時間の前に 0 を付けて表示します。たとえば、午前 9 時は "09" と表示されます。

分 (m)

月を表す "M" と区別するために、必ず半角で小文字の "m" を使います。

  • m     この形式は、1 桁の分の前に 0 を付けずに表示します。たとえば、{ TIME \@ "m" } の実行結果は、"2" のように表示されます。

  • mm     この形式は、1 桁の分の前に 0 (ゼロ) を付けて表示します。たとえば、{ TIME \@ "mm" } の実行結果は、"02" のように表示されます。

午前と午後 (AM/PM)

午前と午後を表示します。AM と PM は半角で入力します。AM と PM の記号を変更するには、コントロール パネルの地域設定を変更します。

  • am/pm または AM/PM     この形式は、AM と PM を大文字で表示します。たとえば、{ TIME \@ "h AM/PM" }{ TIME \@ "h am/pm" } の表示結果はいずれも "9 AM" や "5 PM" のように表示されます。

その他の文字列と句読点

  • '文字列'     この書式項目は日付や時刻に指定した文字列を表示します。文字列は半角のアポストロフィで囲みます。たとえば、{ TIME \@ "HH:mm 'グリニッジ標準時' " } の実行結果は、"12:45 グリニッジ標準時" と表示されます。

  • 文字     この書式項目は、指定した : (コロン)、- (ハイフン)、* (アスタリスク)、スペースなどの文字を表示します。たとえば、{ DATE \@ "HH:mm MMM-d, 'yy" } の実行結果は、"11:15 Nov-6, 99" と表示されます。

  • `連番名`     この書式項目は、[図表] の [図表番号] コマンド ([参考資料] タブ) を使用するか、SEG フィールドを挿入して連番を付けた項目の番号を日付や時刻に含めます。"表" や "図" などの連番名をアクサン グラーブ (`) で囲みます。連番は算用数字で表示されます。たとえば、{ PRINTDATE \@ "'表' `表` 'は' M/d/yy 'に印刷されました。'" } の実行結果は、"表 2 は 9/25/02 に印刷されました。" のように表示されます。

注: { DATE \@ mm/yy } のように、スペースや文字列を含まない日付/時刻形式を指定する場合は、半角の二重引用符で囲む必要はありません。{ DATE \ @ "dddd MMMM d, yyyy', at' h:mm" } のように、複雑な日付/時刻形式やスペースまたは文字列を含む日付/時刻形式を指定する場合は、書式全体を半角の二重引用符で囲みます。[挿入] タブの [テキスト] で [日付と時刻] コマンドを使用するか、[フィールド] ダイアログ ボックスを使用してフィールドを挿入する場合、日付/時刻表示形式スイッチが自動的に半角の二重引用符で囲まれます。

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フィールドの更新方法を制御する

既定では、文書を開いたときに自動的にフィールドが更新されます。これによって、情報が最新の状態に保たれます。ただし、この動作が必要ではない場合もあります。たとえば、ヘッダーに表示される日付が文書を開くたびに現在の日付に自動的に更新されるのではなく、特定の日付を表示することができます。

フィールドは、フィールドを右クリックし、[フィールド更新] をクリックするか、フィールドをクリックし、F9 キーを押すことによって更新することもできます。

注: 文書の本文にあるすべてのフィールドを手動で更新するには、Ctrl キーを押しながら A キーを押してから F9 キーを押します。ヘッダー、フッター、またはテキスト ボックス内のフィールドは、個別に更新する必要があります。ヘッダー、フッター、またはテキスト ボックス内をクリックし、Ctrl キーを押しながら A キーを押してから F9 キーを押します。

フィールドをロックして、フィールドが自動更新または誤って更新されないようにすることができます。

特定のフィールドをロックまたはロック解除する

次のいずれかの操作を行います。

  • フィールドをロックして現在のフィールドの実行結果が変更されないようにするには、フィールドをクリックし、Ctrl キーを押しながら F11 キーを押します。

  • フィールドのロックを解除してフィールドを更新できるようにするには、フィールドをクリックし、Ctrl キーと Shift キーを押しながら F11 キーを押します。

BOOKMARK、INCLUDETEXT、および REF フィールドの実行結果をロックする

実行結果のロック (\!) スイッチは、参照先のフィールドの実行結果が更新されない限り、BOOKMARK、INCLUDETEXT、REF などのフィールドの実行結果に含まれるフィールドが更新されないようにします。このスイッチを指定していないと、BOOKMARK、INCLUDETEXT、REF の各フィールドが更新されるたびに、フィールドの実行結果に含まれるフィールドも更新されます。

たとえば、{ INCLUDETEXT C:\\Sales\Qtr4 Sales.doc \! } というフィールドで "Qtr4 Sales.doc" という文書の内容が挿入され、この文書に DATE フィールドと EMBED フィールドが含まれているとします。INCLUDETEXT フィールドを更新する場合に、参照先の文書 ("Qtr4 Sales.doc") で更新しない限り、\! スイッチにより、文書中に含まれている DATE フィールドと EMBED フィールドは更新されません。この結果、INCLUDETEXT フィールドで挿入した内容と、本来の文書の内容が確実に一致します。

DATE フィールドと EMBED フィールドを両方の文書で更新するには、まず参照先の文書 ("Qtr4 Sales.doc") でフィールドを更新し、次に作業中の文書の INCLUDETEXT フィールドを更新します。

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