Visio 2016 の図面をアクセシビリティ対応にする

Visio 2016 の図面をアクセシビリティ対応にする

このトピックでは、障碍のある方が Visio の図面にアクセスできるようにするための詳しい手順について説明します。

Visio の概要と基本フローチャート図面。

アクセシビリティを考慮して Visio の図面を作成すると、視覚障碍のある方がより簡単に計画、概念、およびアイデアを理解することができます。

次の表では、障碍のあるユーザーが使いやすい Visio の図面を作成するためのベスト プラクティスを示します。

修正する内容

修正が必要な理由

解決方法

定義済みの Visio テンプレートやサンプル図面を使用します。

テンプレートおよびサンプル図面では、スクリーン リーダーのユーザーが流れを理解しやすいように、ナビゲーションの順序が事前定義されています。

テンプレートまたはサンプルから新しい図面を作成する

図面は、スクリーン リーダーが読み上げる順番で作成します。

ナレーターは、図面に追加された順番で図面の形状を読み上げます。たとえば、フローチャートの実行予定順序で図形を追加すると、スクリーン リーダーのユーザーは図面のフローを理解しやすくなります。

図面のフローの順番に、図面に図形を挿入します。ナレーターは、図面に図形が追加された順番で図面の形状を読み上げます。スクリーン リーダーで図面がどのように読み上げられるかの詳細については、「スクリーン リーダーで Visio 2016 の図を読み上げる」を参照してください。

必要に応じて、読み上げ順序を編集して、可能な限り論理的にすることができます。[ビュー]、[作業ウィンドウ]、[ナビゲーション] の順に選択し、図形をドラッグ アンド ドロップして [ダイアグラムのナビゲーション] リストの順序を変更します。

すべてのビジュアルとページに代替テキストを設定します。

代替テキストは、画面を見ることができない、画像、図形、マスター シェイプ、グラフ、図、およびデータ グラフなどのページやビジュアルで何が重要であるかを確認できないユーザーの役に立ちます。

重要な情報を伝達する唯一の方法として、画像にテキストを使用するのは避けてください。

画像を見ることができないユーザーのために、その画像およびページについて説明する代替テキストを追加します。内容は簡潔にまとめます。ただし、画像およびページで何が重要であるかの説明は含めるようにしてください。

テキストを含む画像を使用する場合、本文内でそのテキストを繰り返します。

代替テキストを画像に追加する

代替テキストをマスター シェイプに追加する

代替テキストをページに追加する

データ ビジュアライザーの図面に代替テキストを追加する

わかりやすいハイパーリンク テキストを追加します。

スクリーン リーダーを使用するユーザーは、リンクの一覧を調べることがあります。リンクは、リンク先の情報を明確かつ正確に伝える必要があります。たとえば、"ここをクリック" のようなテキストではなく、リンク先ページの完全なタイトルをリンクに使うようにします。

わかりやすいハイパーリンク テキストを追加する

色が、情報を伝達する唯一の手段にならないようにしてください。

視覚障碍または色覚障碍のある方は、特定の色が伝える意味を取り損なう可能性があります。

色だけを使って意味を伝えないようにしてください。色やその他の感覚特性の意味と同じ内容を示すテキストを作成します。

これを回避するには、図形やラベルなど、情報を伝えるための他の手段も使用します。たとえば、緑や赤の網かけではなく、成功を示す場合は緑のチェックマーク、失敗を示す場合は赤の X を使うことを検討してくだい。

アクセシビリティの高いテキスト形式を使用する

テキストと背景の色に十分なコントラストを付けます。

視覚障碍のある方を含む全員が見られるように、図面内のテキストは、ハイ コントラスト モードでも読むことができるようにする必要があります。

たとえば、明るい色、または色スペクトルの反対側にある高コントラストの配色を使用します。白黒の配色は、視覚障碍のある方にテキストと図形を区別しやすくします。

アクセシビリティの高いテキストの色を使用する

大きなフォント サイズ (18 ポイント以上) のサンセリフ フォントと十分な空白を使用します。

失読症の方は、テキストの文字や単語が区別しにくい場合があります。たとえば、テキストの 1 行がその下の行に圧縮されているように見えたり、隣接した文字が結合しているように見える場合があります。

閲覧の負荷を減らすために、以下を実行できます。

  • Arial や Calibri などの使い慣れたサンセリフ フォントを使用します。

  • すべて大文字にしたり、過剰に斜体や下線を使用したりしないでください。

  • 行と段落の間に十分な空白を含めます。

  • 両端揃えではなく、段落を左揃えにします。この操作を行うと、単語間の間隔が不均等になることを避けることができます。間隔が不均等な場合、段落間に空白の帯があるように見える可能性があります。

アクセシビリティの高いテキスト形式を使用する

適切な文字間隔を使用する

組み込みの箇条書きスタイルを使用します。

スクリーン リーダーで図面を読みやすくするには、組み込みの書式設定のツールを使用します。

また、失読症などの読書障碍のある方にとっては箇条書きが頼りになります。箇条書きは、情報を構造化し、その情報を小さな単位に分けて処理しやすくします。

箇条書きを使用する

テンプレートまたはサンプルから新しい図面を作成する

  1. Visio を起動し、テンプレート一覧から [テンプレート] または [サンプル図面] を選択します。

    Visio のテンプレート ページ

    注: 図面が既に開いてあり、テンプレートまたはサンプル図面を使用して新しいものを作成したい場合、[ファイル]、[新規作成] の順に選択します。

  2. 使用するテンプレートを選びます。メッセージが表示されたら、使用する単位を選択して、[作成] を選択します。

  3. テンプレートまたはサンプルの要素を使用して、新しい図面にデータを追加します。

データ ビジュアライザーの図面に代替テキストを追加する

データ ビジュアライザーの図面の要素や図形に代替テキストを追加します。データ ビジュアライザーの図面の作成方法の詳細な手順については、「データ ビジュアライザーのダイアグラムを作成する」を参照してください。

  1. 上のリンクの説明に従い、データ ビジュアライザーの図面の作成を開始します。ステージ 2 に到達したら、代替テキストを追加します。Excel ブックを作成します

  2. 事前定義されている Excel テーブルの [プロセス マップ] タブの [代替テキストの説明] 列見出しの下の最初のセルを選択し、代替テキストを入力します。図面のすべての要素と図形に繰り返します。

    Excel でのデータ ビジュアライザーの図面作成のスクリーン ショット
  3. 上のリンクの説明のとおり、図面の作成を続行します。

代替テキストを画像に追加する

スクリーン リーダーが、画像の説明を読むことができるように、写真、図形、データ グラフ、グラフ、図などの画像に代替テキストを追加します。

  1. 図面の画像を右クリックし、[図形の書式設定] を選択します。

  2. [図形の書式設定] ウィンドウで、 [サイズとプロパティ] ボタン ([サイズとプロパティ]) を選択します。

  3. [代替テキスト] ウィンドウで、マスター シェイプのタイトルと説明を入力します。

  4. フィールドにタイトルと説明を入力します。簡潔にまとめ、最も重要な情報から始め、画像の内容と機能を伝えることを目指します。準備ができたら、[OK] をクリックします。

    ヒント: この情報を読み取る方法はスクリーン リーダーによって異なるため、[タイトル] と [説明] フィールドの両方に入力します。

    Visio の [図形の書式設定] ダイアログ。

代替テキストをマスター シェイプに追加する

ユーザー設定のステンシルを作成した場合、スクリーン リーダーで図形の説明が読み上げられるように、ステンシルのマスター シェイプに代替テキストを追加することができます。

  1. 新しいステンシルで、マスター シェイプを右クリックします。

  2. コンテキスト メニューで、[マスターの編集]、[マスター シェイプの編集] を順に選択します。

  3. 編集ウィンドウで、マスター シェイプを右クリックし、[図形の書式設定] を選択します。

  4. [図形の書式設定] ウィンドウで、 [サイズとプロパティ] ボタン ([サイズとプロパティ]) を選択します。

  5. [代替テキスト] ウィンドウで、マスター シェイプのタイトルと説明を入力します。

    Visio のマスター シェイプの [代替テキスト] ダイアログ。
  6. [編集] ウィンドウを閉じ、[<マスター シェイプ名> の更新] ダイアログで [はい] を選択します。

代替テキストをページに追加する

代替テキストをページに追加して、スクリーン リーダーがページの説明を読み上げることができるようにします。

  1. ページで、Shift キーを押しながら F5 キーを押します。[ページ設定] ダイアログが開きます。

  2. ダイアログで [代替テキスト] タブを選択します。

  3. ページのタイトルと説明を入力し、[OK] を選択します。

    Visio のページの [代替テキスト] ダイアログ。

アクセシビリティの高いハイパーリンクとテキストを作成する

次の手順では、アクセシビリティの高い Visio 図面のハイパーリンクとテキストを作成する方法について説明します。

ハイパーリンクの説明テキストを追加する

ハイパーリンクに説明を追加し、ユーザーがリンクの背後にある情報を理解できるようにします。

  1. ハイパーリンクを追加する要素を選択し、Ctrl キーを押しながら K キーを押します。

  2. [ハイパーリンク] ダイアログの [アドレス] フィールドにハイパーリンク URL を入力します。選択したテキストが、[表示文字列] フィールドに表示されます。これがハイパーリンク テキストです。必要に応じて変更できます。

    ヒント: アドレスをコピーして貼り付けるか、Visio の [参照...] ボタンを使用してリンク先のページまたはファイルを検索することができます。

  3. ハイパーリンクの説明を [説明] フィールドに入力します。

    Visio のリンクに説明を追加するためのハイパーリンク ダイアログ。
  4. [OK] を選びます。

アクセシビリティの高いテキスト形式を使用する

テキストの書式設定を向上させるには、プレーンなサンセリフ フォントを選択して、大きなフォント サイズを使用し、テキストを左揃えに整列して、ブロックの大文字や斜体の過剰な使用を避けます。

  1. 書式設定するテキストの一部を選択します。

  2. たとえば、[ホーム] メニューで、大きなフォント サイズおよびサンセリフのフォントの種類を選択できます。強調するための太字フォントなど、その他の書式設定オプションを使用することもできます。

    Visio の [フォントの種類] ボタン。

アクセシビリティの高いテキストの色を使用する

ハイコントラスト モードでテキストがうまく表示されるようにするには、フォントの既定の色を使用します。

  1. テキストを選択します。

  2. [ホーム] メニューの [フォントの色] メニューを展開し、[既定の色を使用] を選択します。

    Visio の [フォントの色] メニュー。

箇条書きを使用する

可能な場合は、読みやすさとナビゲーションを向上させるために、テキストを箇条書きに分割します。

  1. 図面でリストを追加する場所にカーソルを置くか、リストに含まれるテキストの一部を選択します。

  2. [ホーム] メニューで [箇条書き] ボタンの画像 ([箇条書き]) を選択します。

  3. 箇条書きスタイルを変更するには、[段落] グループを展開し、[箇条書き] タブを選択します。

  4. 目的の箇条書きのスタイルを選び、[OK] を選択します。

    Visio のさまざまな箇条書きスタイルがある [箇条書き] タブ。
  5. 必要な場合は、リスト アイテムを入力します。

    ヒント: スクリーン リーダーを一時停止させるには、各リスト アイテムの最後に終止符またはコンマを使用します。

適切な文字間隔を使用する

読みやすさを向上させるために、文と文の間および段落間の空白を増やしたり減らしたりします。

  1. 変更するテキストの一部を選択します。

  2. [ホーム] メニューの [段落] グループを展開します。

  3. [段落] タブの [間隔] セクションで、使用する値を入力します。

    Visio の [段落の間隔] ダイアログ。

アクセシビリティ チェックで図面を確認する

組み込みの [アクセシビリティ チェック] では、図面のアクセシビリティを簡単に確認できます。

  1. Visio の [校閲] タブに移動します。

  2. [アクセシビリティのチェック] を選択します。

    Visio の [アクセシビリティ チェック] ボタン。
  3. [アクセシビリティ チェック] ウィンドウで、エラーと警告に目を通します。報告されているアイテムを選択し、問題となっているアクセシビリティの問題とその解決方法の詳細を確認します。

    Visio の [アクセシビリティ チェック] ウィンドウ。
  4. 図面の問題を修正します。

図面をアクセシビリティの高い PDF に変換する

図面のアクセシビリティの問題をすべて修正したら、それを PDF に変換することができます。

  1. Visio で [ファイル] を選択します。

  2. [エクスポート] を選択します。

  3. [PDF/XPS の作成] を選択します。

    Visio の [ファイル] タブの PDF オプションでエクスポートします。
  4. ファイルの場所を選択し、ファイル名を入力し、[発行] を選択します。

関連項目

障碍のある方向けのテクニカル サポート

Microsoft は、すべてのお客様に最適な操作性を提供することを目指しています。障碍のある方、およびアクセシビリティに関してご質問がある方が技術サポートをご希望の場合は、Microsoft Disability Answer Desk までご連絡ください。Disability Answer Desk サポート チームは、一般的なユーザー補助技術を駆使するトレーニングを受けており、英語、スペイン語、フランス語、および米語の手話でサポートを提供することができます。お住まいの地域での連絡先の詳細については、Microsoft Disability Answer Desk サイトを参照してください。

政府機関、商用、または法人ユーザーの場合は、法人向け Disability Answer Desk までお問い合わせください。

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