SharePoint Online 管理センターのハイブリッド ピッカー

ハイブリッド ピッカーとは何ですか?

ハイブリッド ピッカーは、Office 365 から SharePoint Server にダウンロードできるウィザードです。このウィザードでは、オンプレミスの SharePoint Server 環境を Office 365 の SharePoint Online に接続する上で必要な特定の構成手順を自動化するのに役立ちます。ハイブリッド ピッカー ウィザードは、ユーザーを支援するため、作業の一部を実行するように設計されています。

ハイブリッド ピッカー ウィザードを使用すると、OneDrive for Business を SharePoint Online にリダイレクトしたり、ハイブリッド サイト機能またはアプリ起動ツールを活用したり、オンプレミスの SharePoint Server と Office 365 のエクストラネット サイト間にいくつかの統合を追加できます。ハイブリッド ピッカー ウィザードでは、SharePoint ハイブリッド機能用にサーバー間 (S2S)/OAuth 接続を確立します。

ハイブリッド ピッカーの使用

ハイブリッド ピッカー ウィザードを実行するには、まず、SharePoint Server オンプレミス ファームの前提条件が満たされていることを確認する必要があります。

ピッカーを実行する前提条件   

ハイブリッド ピッカーを実行するための一般的な要件を説明します。次の要件を満たす必要があります。

  • Administrators グループのメンバーである

  • User Profile Service のサービス アプリケーション管理者 (フル コントロール) である

  • Office 365 全体管理者

  • SharePoint Server ファームのサーバーから Office 365 と SharePoint Server にログインしている

  • 管理者特権のアクセス許可を持つファーム管理者としてハイブリッド ピッカーを起動する

重要: ハイブリッド ピッカー ウィザードは、SharePoint Server 2013 または SharePoint Server 2016 がインストールされているオンプレミス サーバーから起動する必要があります。これは、SharePoint ハイブリッドに使用する環境で起動します。

ハイブリッド ピッカーにある SharePoint のハイブリッド機能

ハイブリッド ピッカーは、Office 365 とオンプレミスの SharePoint 環境を接続するハイブリッドの設定やその設定の支援に使用できます。

ハイブリッド ピッカーでは、次のハイブリッド機能の設定を支援または完了します。

  • ハイブリッド OneDrive     - このオプションを選択すると、オンプレミスの個人用サイト/OneDrive for Business サイトが Office 365 の SharePoint OnlineOneDrive for Business にリダイレクトされます。ウィザードが完了した後は、オンプレミスで OneDrive のリンクがクリックされるとクラウドの OneDrive for Business にリダイレクトされます。リダイレクトが完了した後は、ユーザーはどのファイルも自分のオンライン OneDrive に移行できます。このオプションを選択すると、ハイブリッド ユーザー プロファイルも設定されます。ユーザーがプロファイルを表示するためにクリックすると、Office 365 のプロファイルにリダイレクトされます。

  • ハイブリッド サイト機能     - このオプションを選択すると、ハイブリッド サイト機能と一連のサイト統合機能が、OneDrive for Business リダイレクトとともに設定されます。このオプションをクリックしたときに構成されるものとしては、ハイブリッド OneDrive for Business とハイブリッド ユーザー プロファイル、ハイブリッド サイト フォロー、ハイブリッド アプリ起動ツールがあります。

  • ハイブリッド アプリ起動ツール     - このハイブリッド機能は、Office 365 とオンプレミスの SharePoint サーバー ファームとの統合をさらに進めるものであり、Office 365 Delve やビデオなどのタイル、さらにはカスタム Office 365 タイル (ある場合) をオンプレミスの SharePoint Server アプリ起動ツールに追加します。このオプションを選択すると、ハイブリッド OneDrive for Business とユーザー プロファイル リダイレクト、およびサイト機能も設定されます。

  • ハイブリッド エクストラネット企業間サイト     - このオプションを選択すると、Office 365 で作成したエクストラネット サイトに統合できる追加機能がインストールされます。Office 365 エクストラネットでは、パートナーがOffice 365 の中のメンバー専用サイトに直接接続できますが、会社のオンプレミス環境やその他の Office 365 サイトにはアクセスできません。このオプションを選択すると、OneDrive for Business とユーザー プロファイル リダイレクト、サイト機能、およびハイブリッド アプリ起動ツールが設定されます。

  • ハイブリッド監査 (SharePoint Server 2016 のみ)    - この機能を利用すると、オンプレミスの SharePoint Server 2016 管理者がオンプレミスのユーザー アクティビティ ログを Office 365 コンプライアンス センターにアップロードすることができます。管理者は、Office 365 コンプライアンス センターから監査ログを検索してユーザーのアクティビティを調べることができます。その他のハイブリッド機能は、このオプションでは設定されません。

  • ハイブリッド分類     - この機能により、Office 365 クラウド上で読み取りおよび書き込みが可能な集中分類が行えるようになります。読み取り専用のコピーとしてオンプレミスで使用できます。この機能には、Office 365 内の発行済みコンテンツ タイプをオンプレミスにレプリケートするハイブリッド コンテンツ タイプ (2017 年 6 月の PU が必要) が含まれます。このオプションを選択すると、OneDrive for Business およびユーザー プロファイル リダイレクト、サイト機能、ハイブリッド アプリ起動ツールが設定されます。

  • ハイブリッド セルフサービス サイト作成 (SharePoint Server 2013 のみ)    - SharePoint Server の既定のセルフサービス サイト作成ページ (/_layouts/15/scsignup.aspx) を SharePoint Online のグループ作成ページにリダイレクトします。この設定は、ファーム内の Web アプリケーションごとに個別に構成できます。この機能は、ユーザーのサイトを SharePoint Server ではなく SharePoint Online で作成させるのに役立ちます。

  • クラウド ハイブリッド検索     - ハイブリッド ピッカーは、クラウド ハイブリッド検索構成の一部として、クラウド検索サービス アプリケーションを Office 365 テナントに接続できます。

ヒント: 有効な機能の選択を解除して、ハイブリッド ピッカーをもう一度実行しても、この機能がアンインストールされることはありません。任意の追加の選択がインストールされ、以前にインストールされている機能はそのまま残されます。

いずれのオプションでも、ハイブリッド ピッカーは、SharePoint Server ファームと Office 365 との間にサーバー間信頼を構成します。

ハイブリッド ピッカーで機能がアンインストールされることはありません。ハイブリッド ピッカーを実行して、以前にインストールされている機能の選択を解除しても、その機能はインストールされたままになります。

使用している環境にハイブリッド機能の構成を開始するため、SharePoint Server のバージョンを選択します。

SharePoint Server 2013   

SharePoint Server 2016   

ハイブリッド ピッカーの前提条件の確認

ハイブリッド ピッカーの実行時に、ウィザードは基本的な SharePoint ファームの設定を確認して、必要なハイブリッド構成ブロック (OAuth/S2S 信頼など) の設定を禁止しないようにします。SharePoint​​ ハイブリッドの一部となるサーバーから、ハイブリッド ピッカーを起動する必要があるのは、このためです。一部の設定では、構成実行中に以下の点を検出して確認します。

  • SharePoint Server ファームが存在する

  • アカウントはファーム管理者である

  • SharePoint ファームはハイブリッド構成で機能するバージョンである

  • AppMangementServiceInstance はオンラインである

  • AppMangementServiceApplication はオンラインである

  • AppMangementServiceApplicationProxy はオンラインである

  • UserProfileApplicationProxy はオンラインである

  • SPO365LinkSettings コマンドレット (MySiteHostURL の設定に使用) はサーバー上でアクセス可能である

前提条件を満たさない場合、このテスト結果をレポートとして表示できます。すべての前提条件が満たされた場合は、すべての前提条件の横にあるチェック マークが緑色に表示され、ハイブリッド構成を続けることができます。

データの使用方法

ハイブリッド ピッカーは、Office 365 のサポート アシスタントの一部です。ハイブリッド ピッカーは、Office 365 のサポート アシスタントのドキュメントで説明しているこの方法で情報を使用する場合があります。Microsoft のプライバシー ポリシーの詳細な説明については、こちらを参照してください (プライバシー ポリシーの記事の「プライバシーに関する声明」のリンクを必ずクリックしてください)。

認証領域の更新

ハイブリッド構成の一環として、ハイブリッド ピッカーは Office 365 テナント コンテキスト ID と一致するようにオンプレミス ファームの認証領域を更新します。認証領域が変更されると、既存の SharePoint アドインは認証に失敗します。ハイブリッド ピッカーでは、自動的にこの問題の修正を試みます。ハイブリッド ピッカーでこの問題が解決されない場合、またはこの問題を手動で解決する場合は、「Fix the HTTP 401 error with provider-hosted add-ins and issues with workflow and cross farm trust scenarios in SharePoint」の手順に従ってください。

関連項目

SharePoint ハイブリッド ピッカーを使用する場、“値を null にすることはできません。パラメーター名: 探索サービスの個人用サイト URL またはチーム サイト URL が、null または空です" というエラーが表示されます。

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