Project がタスク期間の計算に使用するタスクの種類を変更する

Project は、3 つあるタスクの種類のうちの 1 つを使って、タスクの期間、および終了日 (プロジェクト開始日でなくプロジェクト終了日を起点にプロジェクトをスケジュールする場合は開始日) を計算します。

この記事の内容

タスクの種類の概要

残存作業時間を優先するスケジュール方法をタスクから削除する

タスクの種類を変更する

タスクの種類の概要

タスクには、固定単位タスク、作業時間固定タスク、期間固定のタスクの 3 種類があります。Project では、単位数固定が既定値として使用されます。

次の表に示すように、3 つの要素のうち 1 つを編集した場合、スケジュールに及ぼす影響はタスクの種類によって異なります。

タスクの種類

作業時間を変更した場合

期間を変更した場合

単位数を変更した場合

単位数固定

期間が再計算されます

作業時間が再計算されます

期間が再計算されます

作業時間固定

期間が再計算されます

単位数が再計算されます

期間が再計算されます

期間固定

作業時間が再計算されます

作業時間が再計算されます

単位数が再計算されます

タスクの種類による再計算動作の違いを示す例

タスクの種類が単位数固定であるとき、1 日あたり 8 時間を費やすことのできるフルタイム リソースの単位が 1 だとします。あなたは、期間を 10 日、作業を 80 時間とするタスクを設定しました。

  • このタスクに参加することのできるフルタイムのリソースが他にもう 1 人見つかった場合、タスクの期間が再計算されます。これでタスクに割り当てられた単位数は 2 になり、期間と作業時間はそれぞれ 5 日と 80 時間になります。

  • このタスクを 10 日ではなく 8 日で完了させなければならなくなった場合、タスクの作業時間が再計算されます。これでタスクに割り当てられた期間は 8 日、作業時間とリソースの単位数はそれぞれ 64 時間と 1 になります。

  • このタスクには別の作業が必要で、その所要時間が 20 時間であることがわかった場合、タスクの期間が再計算されます。これでタスクに割り当てられた作業時間は 100 時間になり、期間とリソースの単位数はそれぞれ 12.5 日と 1 になります。

今度は、同じタスクを作業時間固定に変更することになりました。したがって、一度タスクに指定した作業時間を増減させることはできません。この例では、1 日あたり 8 時間を費やすことのできるフルタイムのリソースの単位数が 1、期間は 10 日、作業時間は 80 時間としてタスクが設定されています。

  • このタスクに参加することのできるフルタイムのリソースが他にもう 1 人見つかった場合、タスクの期間が再計算されます。これでタスクに割り当てられた単位数は 2 になり、期間と作業時間はそれぞれ 5 日と 80 時間になります。

  • このタスクを 10 日ではなく 8 日で完了させなければならなくなった場合、タスクのリソースの単位数が再計算されます。タスクを 80 時間、8 日で完了させるためには、リソースの単位数として 1.25 を割り当てる必要があります。この時点でタスクに割り当てられるリソースの単位数は 125% です。増えた分の 25% に対して別のリソースを割り当てる必要があります。

  • このタスクには別の作業が必要で、その所要時間が 20 時間であることがわかった場合、タスクの期間が再計算されます。これでタスクに割り当てられた作業時間は 100 時間になり、期間とリソースの単位数はそれぞれ 12.5 日と 1 になります。

最終的に、同じタスクを期間固定に変更することになりました。したがって、一度タスクに指定した期間を増減させることはできません。タスクの設定内容は、これまでと同様、1 日あたり 8 時間を費やすことのできるフルタイムのリソースの単位数が 1、期間は 10 日、作業時間は 80 時間です。

  • このタスクに参加することのできるリソースが他にもう 1 人見つかった場合、各リソースに割り当てられた作業時間が再計算されます。タスクに割り当てられたリソース単位数が 1 のとき、そのリソースが作業に費やすことのできる時間は 80 時間でした。同じタスクに別のリソースを追加した場合、各リソースは 10 日間という固定された期間に、40 時間を費やして作業を完了させることになります (2 人合わせて 80 時間)。リソースの単位数を 1 つ増やしたことで、各リソースへの割り当て分が 50% 減ったので、それによって生まれた 50% の余裕を他のタスクに充当することができます。

  • このタスクを 10 日ではなく 8 日で完了させなければならなくなった場合、タスクの作業時間が再計算されます。これでタスクに割り当てられた期間は 8 日、作業時間とリソースの単位数はそれぞれ 64 時間と 1 になります。

  • このタスクには別の作業が必要で、その所要時間が 20 時間であることがわかりました。追加作業も含めて 10 日間で完了させる必要があります。これでタスクに割り当てられた作業時間は 100 時間になり、期間とリソースの単位数はそれぞれ 10 日と 1.25 になります。現在タスクに割り当てられているリソースの単位数は 125% です。増えた分の 25% に対して別のリソースを割り当てる必要があります。

注: コスト型リソースには作業時間や単位数は割り当てられないため、タスクの開始日や終了日が変更されたとしても、作業時間や単位数は再計算されません。同様に、コスト リソースでは、作業時間や単位数を変更することはできないため、日付も再計算の対象外となります。

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残存作業時間を優先するスケジュール方法をタスクから削除する

リソースが割り当てられたタスクのスケジュールは、"期間 = 作業時間/単位数" という式に基づいて決定されます。どのタスクについても、タスクの種類を設定することにより、計算式のどの要素を Project で自動的に計算するかを選択できます。タスクにリソースを割り当てたり削除したりすると、Project では、割り当てられたリソースの数に基づいてタスクの期間だけが変更され、タスクの作業時間の合計は変更されません。これは残存作業時間を優先するスケジュール方法と呼ばれ、Project がタスクにリソースを割り当てるときに既定で使用されます。

残存作業時間を優先するスケジュール方法は、ほとんどの状況で効果的に使用できますが、リソースの追加または削除によって特定のタスクが受ける影響をより正確に知りたい場合には、この設定を無効にする必要があります。たとえば、特定のタスクに対して時間単価型リソースの割り当てを増やした場合などは、作業時間がどれだけ増えるかがわかります。

注: 残存作業時間を優先するスケジュール方法を、作業時間固定のタスクから削除することはできません。作業時間固定のタスクでは作業の値を変更できないため、必然的に、残存作業時間を優先するスケジュールになります。

  1. [表示] メニューの [ガント チャート] をクリックします。

  2. 残存作業時間を優先するスケジュール方法を適用するタスクの行をクリックします。

    10 個のタスクを一度に変更する場合は、Ctrl キーを押しながら、各タスクの行を 1 つずつクリックします。グリッド内でタスクが連続して並んでいる場合は、1 つ目のタスクをクリックした後、Shift キーを押しながら、最後のタスクをクリックすると、その間にあるすべてのタスクが選択されます。

  3. ボタンの画像 (タスク情報) をクリックし、[詳細] タブをクリックします。

  4. [残存作業時間を優先するスケジュール方法] チェック ボックスをオフにします。

残存作業時間を優先するスケジュール方法を使って作業する場合は、次の点に注意してください。

  • 残存作業時間を優先する計算が適用されるのは、最初のリソースをタスクに割り当ててからになります。一度リソースが割り当てられると、同じタスクにさらに新しいリソースを割り当てたり削除したりしても、作業時間が変更されないようになります。

  • リソースを割り当てるタスクの種類が [単位数固定] の場合は、リソースを追加するとタスクの期間が短くなります。

  • リソースを割り当てるタスクの種類が [期間固定] の場合は、リソースを追加するとリソースの単位数が減少します。

  • リソースを割り当てるタスクの種類が [作業時間固定] の場合は、リソースを追加するとタスクの期間が短くなります。

  • サマリー タスクや挿入プロジェクトに対して、[残存作業時間を優先するスケジュール方法] を設定することはできません。

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タスクの種類を変更する

  1. [表示] メニューの [ガント チャート] をクリックします。

  2. 変更するタスクをクリックします。

  3. ボタンの画像 (タスク情報) をクリックし、[詳細] タブをクリックします。

  4. [タスクの種類] ボックスの一覧で、変更するタスクをクリックします。

注: 

  • [タスクの種類] ボックスの一覧の [作業時間固定] をクリックした場合、そのタスクの [残存作業時間を優先するスケジュール方法] チェック ボックスの設定は変更できません。作業時間固定のタスクでは作業時間の値を変更できないため、必然的に、残存作業時間を優先するスケジュールになります。

  • ビューに [タスクの種類] フィールドを挿入すると、直接各タスクの種類を参照および変更できます。新しい列を挿入する位置の右側の列をクリックし、[挿入] メニューの [] をクリックします。[フィールド名] ボックスの一覧の [タスクの種類] をクリックします。

  • プロジェクトのアウトライン構造の一部としてタスクまたはサブタスクの階層構造を変更するには、タスクの種類を変更するのではなく、タスクのレベルを変更する必要があります。

  • タスクの開始日と終了日の計算方法に対して制約を適用するには、タスクの種類ではなく、タスクの制約を設定する必要があります。

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