Power View のフィルター処理

フィルターは、着目したいデータ以外のすべての情報を取り除いてくれます。 Power View には、[フィルター] ウィンドウのフィルター、クロス フィルター、スライサーなど、各種のフィルターがあります。 Power View のスライサーについては、別のトピックで解説します。

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この記事の内容

フィルター領域でフィルターを作成する

ビュー フィルターと視覚エフェクト フィルターの違い

ビュー フィルター

視覚エフェクト フィルター

基本フィルターと高度なフィルター

フィルターでの検索

保存された Power View ファイルでのフィルターの動作

クロス フィルター

参照

フィルター領域でフィルターを作成する

Power View のフィルター領域には、ビュー全体および個々の視覚エフェクトに適用できる基本フィルターと高度なフィルターがあります。スライサーと同様に、フィルター領域内のフィルターはレポートと共に保存され、ブックやレポート全体ではなく、1 つのシートまたはビューだけに適用されます。ただし、スライサーとは異なり、これらのフィルターはシートやビュー自体には含まれず、別の場所が確保されるため、レポート内のデザイン領域を占めることはありません。

フィルター領域を表示するには、次の操作を行います。

視覚エフェクトの上にマウス ポインターを置き、右上隅の [フィルターの表示] をクリックします。その後、フィールド リストのフィールド セクションからフィールドをフィルター領域にドラッグします。

フィルター領域が開き、視覚エフェクトのフィールドとメジャーが表示されます。

ヒント:  スライサーまたはタイルの視覚エフェクトに対するフィルターは作成できません。

Excel では、[Power View] タブの [フィルター領域] をクリックします。

SharePoint の Power View では、[ホーム] タブの [フィルター領域] をクリックします。

フィルター領域で、次の操作を行います。

シートまたはビュー全体にフィルターを設定するには、[ビュー] を選びます。

特定の視覚エフェクトにフィルターを設定するには、[グラフ] (または [テーブル] などの他の種類の視覚エフェクト) をクリックします。

フィールド リストからフィルター領域にフィールドをドラッグします。 または、フィールド リストでフィールドの横にある矢印をクリックし、[フィルターに追加] をクリックします。

フィルターの値を設定します。詳しくは、基本フィルターと高度なフィルターをご覧ください。

注記: 

  • Excel Services を利用して Excel ブックをブラウザーで表示している場合や、Power View を SharePoint レポートで閲覧モードや全画面表示モードで表示している場合は、フィルター領域がデザイン モードで表示されていれば、レポートの作成者と閲覧者がフィルター領域のフィルターを表示し、操作できます。

  • フィルター領域にフィルターを設定した場合、フィルター領域を閉じてもレポートには引き続きフィルターが適用されます。

  • 画像フィールドに基づいてフィルター処理を行うことはできません。

  • フィルター領域を非表示にするには、キャンバスの空白部分をクリックし、[フィルター領域] をクリックします。

ビュー フィルターと視覚エフェクト フィルターの違い

シートまたはビュー全体に対するフィルターと個々の視覚エフェクトに対するフィルターは根本的に異なります。

シート レベルまたはビュー レベルのフィルター   は、具体的なデータ レベルで適用され、各セルの値に基づいてデータを絞り込みます。

視覚エフェクトのフィルター   は、集計レベルで適用されます。たとえば、横棒グラフで売上が 1,000 ドルを超える製品を絞り込むフィルターを適用した場合、グラフ内の各横棒の合計 (またはその他の集計) が 1,000 ドルを超える製品が抽出されます。

ビュー フィルター

ビュー レベルのフィルターは、Power View シート全体に適用されます。 Excel ファイルに他の Power View シートがある場合でも、このフィルターは他のシートには適用されません。該当するビュー上のすべての視覚エフェクトに適用されます。 視覚エフェクトのデータがフィルターの対象となる場合は、視覚エフェクトにフィルターが適用され、目的のデータが表示されます。 フィルターの適用対象データがない視覚エフェクトには特に影響はありません。

  1. フィルター領域で、[ビュー] が選択されていることを確かめます。

フィールド リストからフィルター領域に他のフィールドをドラッグできます。ビューにないフィールドでもかまいません。

または、フィールド リストのフィールド セクションでフィールドの横にある矢印をクリックし、[ビュー フィルターに追加] をクリックします。

フィルターを削除するには、フィルター領域の [X] をクリックします。 フィルターを解除するには、消しゴムのアイコンをクリックします。

Power View フィルター領域のフィルター解除と削除のアイコン

視覚エフェクト フィルター

視覚エフェクト レベルのフィルターは、テーブル、マトリックス、カード、グラフに設定できますが、タイル コンテナーとスライサーには設定できません。ただし、タイル コンテナー内にあるテーブル、マトリックス、グラフには設定することができます。

  1. 個々の視覚エフェクトのフィルターを表示するには、視覚エフェクトの右上隅にマウス ポインターを移動し、フィルター アイコンをクリックします。フィルター領域が開き、視覚エフェクトのフィールドが表示されます。

    フィルター領域が展開されている場合、視覚エフェクトを選ぶと、フィルター領域の灰色の見出しに視覚エフェクトの種類が表示されます。たとえば、グラフを選ぶと、フィルター領域の見出しに [グラフ] と表示されます。その見出しをクリックすると、グラフのフィルターが表示されます。

フィールド リストからフィルター領域に他のフィールドをドラッグできます。このフィールドは、その視覚エフェクトやビューにないフィールドでもかまいません。

または、フィールド リストのフィールド セクションでフィールドの横にある矢印をクリックし、[[視覚エフェクト] フィルターに追加] をクリックします。

視覚エフェクトに追加したフィルターは削除できますが、視覚エフェクト内のフィールドに対するフィルターは削除できません。ただし、適用されないように解除することはできます。

視覚エフェクト内のフィールドに対するフィルターを追加した後に、視覚エフェクトからそのフィールドを削除した場合、フィルターはその視覚エフェクトに対して引き続き有効になります。

フィルターを削除するには、視覚エフェクトのフィルター領域を開いて削除します。

基本フィルターと高度なフィルター

基本フィルターと高度なフィルターを切り替えるには、フィルター領域のフィールド名の右側の最初にある [高度なフィルター モード] をクリックします。

Power View の高度なフィルター アイコン

高度なフィルター

これらのフィルター オプションの違いを次に示します。

基本フィルター

高度なフィルター

テキスト フィールド

Microsoft Excel のオートフィルターに似たチェック ボックス

その値を含む、その値を含まないなど、フィールドの条件の値を入力する自由形式のボックス

数値フィールド

フィールドの最小値から最大値までのスライダー

その値より大きい、その値より小さいなど、フィールドの条件の値を入力する自由形式のボックス

日付フィールド

日付のスライダーまたはチェック ボックス

その日付以降、その日付よりも前など、フィールドの条件の値を入力する自由形式のボックス

ヒント:  各チェック ボックスの値に続いて表示される数値は、その値を持つレコードが何件あるかを示します。1 つのフィールドに 500 個を超える値がある場合、全件は表示しきれないというメッセージが表示されます。

フィルターでの検索

多数の値を含むフィールドをフィルター処理する場合、特定の値を検索できます。

フィルター領域のフィールド名の下にある [検索] ボックスに検索するテキストを入力し、虫眼鏡アイコンをクリックします。

ヒント:  値が少ないフィールドには [検索] ボックスは表示されません。

テキスト フィールドに対する視覚エフェクト レベルまたはビュー レベルのフィルターでは、値を検索してからフィルターを適用するかどうかを選ぶことができます。フィールドの値の検索テキストに一致する部分は、検索結果の一覧で強調表示されます。検索では大文字と小文字は区別されないため、 Apple と apple の検索結果は同じになります。検索範囲は、フィルターに応じて、視覚エフェクトか、シートまたはビューに限定されます。ブック全体またはレポート全体の検索は行われません。

ワイルドカード文字 (疑問符 (?) およびアスタリスク (*)) を使用することもできます。ワイルドカード文字の疑問符は任意の 1 文字を表し、アスタリスクは 1 文字以上の任意の文字列を表します。ワイルドカード文字ではなく、通常の文字として疑問符やアスタリスクを検索する場合は、その文字の前に半角のチルダ (~) を付けます。

たとえば、国の一覧で、[検索] ボックスに「r?n」と入力すると、France と Iran の 2 つが返されます。[検索] ボックスに「r*n」と入力すると、Germany、Ireland、Kyrgyzstan など、10 個の国が返されます。

注:  検索でワイルドカード文字を使用した場合は、検索結果の一覧で一致する部分が強調表示されません。

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保存された Power View ファイルでのフィルターの動作

レポートのデータをフィルター処理する方法により、レポートやブックを保存するときの動作が異なります。

Excel または SharePoint で Power View のシートやビューのデザイン時にフィルターまたはスライサーを設定した場合、スライサーまたはフィルターの状態がファイルと共に保存されます。

ブラウザーでの Excel Services を使用した Excel ブックに対する変更や、閲覧モードまたは全画面表示モードでの SharePoint の Power View レポートに対する変更は保存されないため、これらのモードでフィルターを適用しても、変更は保存されません。

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クロス フィルター

フィルターを適用する側の視覚エフェクト (ソース) と、フィルターを適用される側の視覚エフェクト (ターゲット) の関係に応じて、ターゲットの視覚エフェクトはフィルター処理されるか、または強調表示されます。フィルター処理される場合、これを 1. クロス フィルター処理と呼びます。

グラフは、基になるモデルでの関係に基づいて、フィルターのように使用することができます。グラフで値を直接選ぶと、ビュー上の他のデータ領域がフィルター処理されます。たとえば、縦棒グラフで縦棒を 1 つ選ぶと、レポート ビューのマトリックスの値が自動的にフィルター処理されます。

Cross filter

マトリックスをフィルター処理した縦棒グラフ

複数の値を選ぶには、Ctrl キーを押しながらクリックします。フィルターをクリアするには、フィルターの値ではなく内側をクリックします。

クロス フィルター処理は、複数の系列を持つグラフでも使用できます。積み上げ横棒グラフの 1 つの横棒で、あるセクションをクリックすると、その特定の値でフィルター処理されます。凡例の中の項目をクリックすると、その系列内のすべてのセクションがフィルター処理されます。

クロス フィルターの選択内容は、シートまたはビューの間を移動するときに保存されますが、ブックやレポートと共に保存されることはありません。ブックやレポートを保存し、後から開くと、すべてのグラフが元の状態に戻ります。

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参照

Power View でのフィルター処理と強調表示

Power View の強調表示

Power View のスライサー

Power View: データの調査、ビジュアル化、プレゼンテーション

Power View と Power Pivot のビデオ

チュートリアル: Excel 2013 でのデータ モデルを使用したピボットテーブル データの分析

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