PERT 分析を使用してタスク期間を見積もる

期間の見積もりに必要な情報はさまざまな方法で収集できます。しかし、これらの方法では、ほとんどの場合、最もよい状況や最も悪い状況などのさまざまな状況に臨機応変に対応できません。PERT (Program, Evaluation, and Review Technique) 分析を使えば、さまざまな状況に柔軟に対応することができます。

この記事の内容

PERT 分析について

期間の見積もりに既定の加重値を使用して PERT 分析を実行する

Project 2007 での期間の見積もり時に加重値を変えて PERT 分析を実行する

PERT 分析について

基本的な PERT 分析を実行して、タスク期間を見積もることができます。タスクの期間 (楽観値)、期間 (悲観値)、および期間 (期待値) をスケジュールに指定すると、Microsoft Office Project 2007 によって、この 3 種類の期間の加重平均が計算されます。また、各タスク期間を個別に使い、最早終了日、最遅終了日、およびプロジェクト終了日として最も可能性の高い日付を算出することもできます。

3 種類の見積もり期間を入力すると、楽観値の期間、悲観値の期間、期待値の期間のいずれかに基づいたスケジュールを確認できます。また、Project 2007 では各期間の加重値と入力した期間値に基づいて、1 つの期間を算出することもできます。

PERT 分析の実行方法には、次の 2 とおりがあります。

  • 期間の見積もりに既定の加重値を使用して PERT 分析を実行する : 期待される状況におけるタスク期間が、最も良い状況と最も悪い状況のいずれかのタスク期間よりも現実的であると想定される場合、また、後者 2 つの実現の可能性が同等であると想定される場合は既定の加重値を使用します。

  • Project 2007 で独自に加重値を設定して PERT 分析を実行する : 最も良い状況、期待される状況、および最も悪い状況におけるタスク期間の実現の可能性が、既定の加重値 (合計 6 のうち楽観値は 1、期待値は 4、悲観値は 1) と異なると想定される場合は、独自の加重値を設定します。

たとえば、プロジェクトのタスクのうちの 1 つの楽観値の期間が 3 か月、期待値の期間が 4 か月、悲観値の値が 6 か月であるとします。既定の加重値を使用すると、次の表に示すように、楽観値の期間は 1 回カウントされ、期待値の期間は 4 回カウントされ、悲観値の期間は 1 回カウントされます。

楽観値

期待値

悲観値

3 か月

+

4 か月 + 4 か月 + 4 か月 + 4 か月

+

6 か月

この計算の合計値の 25 を 6 で割り、小数点以下 2 桁に丸めると、加重平均は 4.17 か月になります。この平均値がタスクの [期間] 列に挿入されます。

注: Project 2007 の PERT 分析では、タスク レベルのみが対象となります。サマリー レベルやプロジェクト全体のデータに対して、Project 2007 を使用して分析することはできません。

ページの先頭へ

期間の見積もりに既定の加重値を使用して PERT 分析を実行する

  1. [表示] メニューの [ツールバー] をポイントし、[PERT 分析] をクリックします。

  2. [PERT 分析] ツールバーの [PERT 入力シート] ボタン イメージ をクリックします。

  3. [期間 (楽観値)] フィールドには最も良い状況における期間、[期間 (期待値)] フィールドには期待される状況における期間、[期間 (悲観値)] フィールドには最も悪い状況における期間を、タスクごとに入力します。

    1 つの状況での期間しか想定されていないタスクについては、期待される状況におけるタスク期間を 3 つのフィールドすべてに入力します。

  4. [PERT 計算] ボタン イメージ をクリックし、表示されたダイアログ ボックスで [はい] をクリックします。

    Project 2007 で、タスクごとの 3 つの期間値の加重平均に基づいて、1 つのプロジェクトの見積もり期間が算出されます。

最もよい状況、期待される状況、最も悪い状況における期間を表示するには、[PERT 分析] ツールバーの [ガント チャート (楽観値)] ボタン イメージ 、[ガント チャート (期待値)] ボタン イメージ 、または [ガント チャート (悲観値)] ボタン イメージ をクリックします。

設定された 3 つのスケジュールの終了日を表示するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。次に、[表示] タブをクリックして、[プロジェクトのサマリー タスクを表示する] チェック ボックスをオンにします。

ページの先頭へ

Project 2007 での期間の見積もり時に加重値を変えて PERT 分析を実行する

  1. [表示] メニューの [ツールバー] をポイントし、[PERT 分析] をクリックします。

  2. [PERT 分析] ツールバーの [PERT 加重値] ボタン イメージ をクリックします。

  3. [楽観値]、[期待値]、および [悲観値] の 3 つのフィールドのうち、少なくとも 2 つのフィールドの数値を変更し、3 つの数値の合計が 6 になるようにします。

  4. [PERT 分析] ツールバーの [PERT 入力シート] ボタン イメージ をクリックします。

  5. [期間 (楽観値)] フィールドには最も良い状況における期間、[期間 (期待値)] フィールドには期待される状況における期間、[期間 (悲観値)] フィールドには最も悪い状況における期間を、タスクごとに入力します。

    加重値に基づいてタスク期間を算出する必要がない場合は、3 つのフィールドすべてに同じ値を入力します。

  6. [PERT 計算] ボタン イメージ をクリックし、表示されたダイアログ ボックスで [はい] をクリックします。

    Project 2007 で、タスクごとの 3 つの期間値の加重平均に基づいて、1 つのプロジェクトの見積もり期間が算出されます。

最もよい状況、期待される状況、最も悪い状況における期間を表示するには、[PERT 分析] ツールバーの [ガント チャート (楽観値)] ボタン イメージ 、[ガント チャート (期待値)] ボタン イメージ 、または [ガント チャート (悲観値)] ボタン イメージ をクリックします。

設定された 3 つのスケジュールの終了日を表示するには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。次に、[表示] タブをクリックして、[プロジェクトのサマリー タスクを表示する] チェック ボックスをオンにします。

ページの先頭へ

スキルを磨く
トレーニングの探索
新機能を最初に入手
Office Insider に参加する

この情報は役に立ちましたか?

ご意見をいただきありがとうございます。

フィードバックをお寄せいただき、ありがとうございます。Office サポートの担当者におつなぎいたします。

×