Outlook データ ファイル (.pst および .ost) の概要

Microsoft Outlook を使用する場合、電子メール メッセージ、予定表、タスク、およびその他のアイテムは、メール サーバー、ローカル コンピューター、またはその両方に保存されます。ローカル コンピューターに保存される Outlook アイテムは、Outlook データ ファイル (.pst および .ost) 内に保存されます。

この記事の内容

Outlook データ ファイル (.pst および .ost) について

Outlook データ ファイル (.pst)

オフライン Outlook データ ファイル (.ost)

ファイルの場所

Outlook データ ファイル (.pst)

Outlook データ ファイル (.ost)

Outlook データ ファイル (.pst および .ost) について

Outlook で使用される Outlook データ ファイルは 2 種類あります。1 つは Outlook データ ファイル (.pst) で、ほとんどのアカウントに対し使用されます。Microsoft Exchange のアカウントを使用している場合、通常アイテムはメール サーバーに送信されて保存されます。もう 1 つのデータ ファイルは、オフライン Outlook データ ファイル (.ost) という名前です。このファイルは、メール サーバーに接続できないときでもメッセージを操作できるようにするために、ローカル コンピューターに保存されます。

2 種類の Outlook データ ファイルの主な違いを以下に示します。

  • Outlook データ ファイル (.pst) は POP3、インターネット メッセージ アクセス プロトコル (IMAP)、および Web ベースのメール アカウントで使用されます。ローカル コンピューター上で Outlook のフォルダーおよびアイテム (Exchange アカウントなど) のアーカイブやバックアップを作成する場合は、.pst ファイルを追加で作成して使用する必要があります。

  • Exchange アカウントがあり、オフラインで作業する場合、または既定の Exchange キャッシュ モードを使用する場合、Outlook データ ファイル (.ost) が使用されます。このタイプのデータ ファイルは、Outlook Connector for Windows Live Hotmail で設定するアカウントに対しても使用されます。Outlook データ ファイル (.ost) には、メール サーバーに保存されたアイテムが必ずコピーされるため、Outlook データ ファイル (.pst) のようにバックアップする必要はありません。

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Outlook データ ファイル (.pst)

個人用フォルダー ファイル (.pst) は、メッセージやその他のアイテムをローカル コンピューターに格納するための Outlook データ ファイルです。これは最も一般的なファイルであり、ホーム ユーザーまたは小規模な組織では、このファイルに Outlook の情報が保存されます。ホーム ユーザーは、通常、ISP を使用してインターネットに接続します。ISP は 1 つまたは複数の電子メール アカウントも提供します。最も一般的なアカウントの種類は、そのインターネット プロトコルの名前から、POP3 および IMAP と呼ばれます。他にも、HTTP (Web ベース アカウント) という、IMAP 電子メール アカウントと似た機能を持つ種類もあります。これらの 3 種類のアカウントはいずれも .pst ファイルを使用します。

アイテムは、Outlook データ ファイル (.pst) に移動または保管することもできます。.pst ファイルはローカル コンピューターに保存されるため、メール サーバー上のメールボックスのサイズ制限に影響されません。ローカル コンピューター上の .pst ファイルにアイテムを移動すると、メール サーバー上のメール ボックスの格納領域を解放できます。Outlook では、新規アイテムを .pst ファイルに送るように構成できますが、この方法には、Microsoft Outlook Web Access で Exchange の電子メール アカウントを使用している場合、または別のコンピューターで作業している場合にアイテムを操作できないなどの不利な点があります。

警告   Outlook データ ファイル (.pst) をネットワーク共有、または別のコンピューターに置いてアクセスすることは、データが損失する可能性が高いのでお勧めしません。

ヒント   Outlook データ ファイル (.pst) は定期的にバックアップし、安全な場所に保存することをお勧めします。このファイルが失われた場合、ISP およびマイクロソフトは、電子メールやその他のアイテムを修復できません。

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オフライン Outlook データ ファイル (.ost)

一般に、Microsoft Exchange を使用する場合、電子メール メッセージ、予定表、およびその他のアイテムは、サーバー上に配信および保存されます。ローカル コンピューター上の、オフライン Outlook データ ファイル (.ost) と呼ばれる Outlook データ ファイルに、アイテムのローカル コピーを保存するように Outlook を構成できます。これにより、Exchange キャッシュ モードを使用すること、または Exchange コンピューターへの接続が不可能または望ましくない場合にオフラインで作業することが可能になります。.ost ファイルは、接続が可能になった時点で Exchange コンピューターと同期されます。

オフライン フォルダーは、Exchange コンピューター上にあるユーザーのメールボックス内のフォルダーの複製です。オフライン フォルダーを使うと、サーバー上の場所からフォルダーの情報をコピーできるため、ネットワークに接続していない状態でもフォルダーの中身を操作できるようになります。さらに、再接続したときには、オフライン フォルダーとこれに対応するサーバー フォルダーが更新されて、2 つのフォルダーが同じ内容になります。この処理を、フォルダーの同期と呼びます。

オフライン フォルダーでは、サーバーにあるフォルダーを操作するときと同じ方法で、フォルダーの内容を追加、削除、または変更できます。たとえば、フォルダー間でアイテムを変更および移動したり、オフライン [送信トレイ] 内のメッセージを送信したり、オフライン パブリック フォルダーの内容を表示したりできます。オフラインで作業している間、新規メッセージはサーバー上の [受信トレイ] に送られ、また、パブリック フォルダーのアイテムも他のユーザーによって追加、削除、変更される可能性があります。しかし、フォルダーを同期させるまでは、サーバー上のこれらの変更を知ることはありません。

以下のいずれかの情報が同期されます。

  • ヘッダー    電子メール アイテムの場合のみ。ヘッダーは送信者名、メッセージの件名、メッセージの受信時刻、およびメッセージのサイズを記述する識別子です。

  • すべてのアイテム    ヘッダー、メッセージ本文、およびすべての添付ファイル (埋め込みオブジェクトや画像など) が同期されます。

オフラインで作業する場合、同期されるフォルダーの種類は送受信グループによって決まります。送受信グループを使用すると、同期して最新を維持するフォルダーを選択できるため、サーバーと接続できない場合やオフライン作業を選択した場合に、それらのアイテムに対する作業を続行できます。また、同期の最中にアドレス帳の更新情報をダウンロードするように指定することもできます。

Exchange の電子メール アカウントを使用する場合は、Exchange キャッシュ モードの使用をお勧めします。Exchange キャッシュ モードを使用すると、オフラインで作業しなければならない理由のほとんどが解消されます。Exchange を実行するサーバーに接続しているかどうかに関係なく、アイテムの作業をそのまま続行できます。このため、ネットワークに接続されていないことを意識することはほとんどありません。

既定では、Exchange キャッシュ モードではオフライン フォルダー ファイル (.ost) が作成および使用され、メールボックスにある全フォルダー内のアイテムの同期コピーがダウンロードおよび維持されます。ユーザーがローカル コンピューター上でデータの処理を行うと、Outlook はその情報をサーバーと同期します。Exchange コンピューターとの接続が中断されても、データ処理をそのまま続行できます。接続が回復すると、変更は自動的に同期されるため、サーバーおよびローカル コンピューター上のフォルダーとアイテムは、再び同じ内容になります。

また、Exchange キャッシュ モードを使用すると、送受信グループを設定して、オフラインで使用するフォルダーを選択し、これらのフォルダーを同期させる必要がなくなります。

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ファイルの場所

データ ファイル (既定の配信場所として使用しているファイル以外) は、ハード ディスク ドライブ上の別の場所、またはネットワーク共有に保存、コピー、および移動することができます。ただし、Outlook データ ファイル (.pst) を開くには、フォルダーの読み取り/書き込みの権限が必要であることに注意してください。

Outlook データ ファイル (.pst)

  Microsoft Exchange Server アカウントにはメール サーバー上のユーザー情報が保存されます。Exchange キャッシュ モードを使用するか、オフラインで作業するときは、オフライン Outlook データ ファイル (.ost) にアイテムのコピーが保存されます。詳細については、「Outlook データ ファイル (.ost)」セクションを参照してください。また、組織によっては、.pst ファイルへのアイテムのエクスポートまたはアーカイブが許可されている場合があります。

Outlook データ ファイル (.pst および .ost) が保存されているフォルダーを開く最も簡単な方法は、次のとおりです。

  1. Outlook 2010 で、[ファイル] タブをクリックします。

  2. [アカウント設定] をクリックし、[アカウント設定] をクリックします。

  3. [データ ファイル] タブで、エントリをクリックし、[フォルダーの場所を開く] をクリックします。

Outlook 2010 を使用して作成した Outlook データ ファイル (.pst) は、ユーザーのコンピューターの "ドキュメント\Outlook ファイル" フォルダーに保存されます。Windows XP を使用している場合、これらのファイルは "マイ ドキュメント\Outlook ファイル" フォルダーに作成されます。

以前のバージョンの Outlook で作成されたデータ ファイルが既にあるコンピューターで Outlook 2010 にアップグレードした場合、これらのファイルは隠しフォルダー内の別の場所に保存されます。

Windows 7 および Windows Vista     ドライブ:\Users\ユーザー\AppData\Local\Microsoft\Outlook

Windows XP     ドライブ:\Documents and Settings\ユーザー\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlook

ヒント   Windows の隠しフォルダーの詳細については、Windows のヘルプとサポートを参照してください。

Outlook データ ファイル (.ost)

.ost ファイルは、Exchange を実行しているサーバー上のアイテムと同期されます。自分のデータは Exchange サーバー上に残るので、.ost ファイルのバックアップを作成していなくても、新しいコンピューターでこの .ost ファイルを再作成することができます。

Windows 7 および Windows Vista     ドライブ:\Users\ユーザー\AppData\Local\Microsoft\Outlook

Windows XP     ドライブ:\Documents and Settings\ユーザー\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlook

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適用対象: Outlook 2010



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