Office 365 Advanced eDiscovery で関連性ツールでの評価について理解する

注: Advanced eDiscovery を使用するには、お客様の組織で、Advanced Compliance アドオンが含まれている Office 365 E3、または E5 のサブスクリプションが必要です。このプランを利用しておらず、Advanced eDiscovery をお試しになりたい場合は、Office 365 Enterprise E5 の試用版にサインアップしてください

Advanced eDiscovery では、たとえば定義済みの問題点や、インポートするケースのデータなどを、早期に評価することができます。Advanced eDiscovery を使用することで、エキスパートは、採用するアプローチに関連する決定を行い、決定内容をドキュメント レビュー プロジェクトに適用することができます。

評価を理解する

評価時にエキスパートは、少なくとも 500 個のファイルのランダム セットをレビューします。これらのファイル セットは、問題点のリッチ度を判断する場合や、トレーニング結果を反映する統計情報を生成する場合に使用されます。評価は、特定の統計レベルに到達するのに十分な関連ファイルが検出された場合に正常に行われます。その統計レベルとは、Advanced eDiscovery の関連性ツールが正確な統計情報を提供すると共に、トレーニング プロセスの安定点を効果的に判定できるレベルです。

評価セット内の関連ファイルの数が多ければ多いほど、統計情報の正確さ、および安定性アルゴリズムの有効性は向上します。評価ファイル内の関連ファイルの数は、問題点のリッチ度によって異なります。リッチ度とは、1 つの問題点に関連するセット内に存在する関連ファイルの割合の推定値です。リッチ度の高い問題点は、リッチ度の低い問題点に比べて、関連ファイルの数がより多く、より迅速になります。リッチ度が極めて低い問題点の場合 (たとえば、2% 以下)、有効な関連ファイル数に到達するにはとても大きな評価セットが必要です。

統計情報は、トレーニング中およびバッチ計算の後で [追跡] タブおよび [決定] タブに表示されますが、これにはさまざまなレビュー セットに対するリコールの推定値が含まれます。統計情報において、サンプル セット (この場合は、評価ファイル) に基づいて算出される推定結果には、誤差の範囲と、この誤差の範囲の信頼レベルが含まれます。たとえば、推定リコール 80% の誤差の範囲がプラスまたはマイナス 5% で、信頼レベルが 95%であるとします。これは、推定リコールは実際には 75% ~ 85% の範囲にあり、信頼度レベルが 95% であることを意味します。評価セットが大きいほど、誤差の範囲は狭くなり、統計情報は正確になります。

エキスパートが 500 個のファイルから成る初期の評価セットをレビューした後、関連性ツールではリコール値の現在の誤差の範囲を求めることができます。関連性ツールでは、評価セットを最適化する上で到達することが推奨される既定の誤差の範囲も設定されます。次に、いくつかの例を示します。

  • 評価セットの誤差の範囲が既にプラスまたはマイナス 10% になっている場合、関連性ツールはトレーニングに移行することを推奨します (追加の評価レビューは必要ありません)。

  • 評価セットの誤差の範囲がプラスまたはマイナス 13% である場合、関連性ツールは別の評価ファイル セットのレビューも行って誤差の範囲を狭くすることを推奨します。

  • リッチ度が極めて低い場合、関連性ツールは誤差の範囲が広くても (非現実的な統計情報が作成される)、評価の停止を推奨する場合があります。これは、有効な誤差の範囲に到達するのに必要な評価セットのサイズが大きすぎるためです。

各問題点には、独自のリッチ度、現在の誤差の範囲に加えて、それらを基に推定される追加の評価ファイルの数があります。次の評価セットは、ファイルの最大数に従って作成されます (1 セットで最大 1,000 個)。

関連性ツールの推奨内容を受け入れることも、必要に応じて現在の誤差の範囲を調整することもできます。現在の誤差の範囲の既定値は、リコールが 75% 以上になると求められます。

注記: 

  • 問題点に関する展開ビューの [関連性ツール] の [追跡] タブで、評価段階は回避できます。それには、問題点ごとの [評価] チェック ボックスをオフにし、さらに “すべての問題点” を対象にした当該チェック ボックスをオフにします。ただし、結果として、その問題点に関する統計情報は与えられません。

  • [評価] チェック ボックスの選択を解除するのは、評価の実行前に限られます。1 つのケースに複数の問題点が存在するとき、問題点ごとにチェック ボックスを選択解除した場合にのみ、評価が回避されます。

関連項目

Office 365 Advanced eDiscovery (Office 365 Advanced eDiscovery)

Tagging and Assessment (タグ付けと評価)

Tagging and Relevance training (タグ付けと関連性トレーニング)

Tracking Relevance analysis (関連性分析の追跡)

Deciding based on the results (結果に基づいて決定する)

Testing Relevance analysis (関連性分析のテスト)

スキルを磨く
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