Office 365 Advanced eDiscovery で結果をエクスポートする

注: Advanced eDiscovery を使用するには、お客様の組織で Office 365 E5 サブスクリプションが必要です。このプランを利用しておらず、Advanced eDiscovery をお試しになりたい場合は、Office 365 Enterprise E5 の試用版にサインアップしてください

このトピックでは、Advanced eDiscovery のエクスポートのセットアップ オプションについて説明します。

この記事の内容:   

エクスポート バッチとセッションの定義

エクスポート バッチによって、定義済みのパラメーターのセットを使用してエクスポートを処理できます。Advanced eDiscovery では、各エクスポートをカスタマイズするバッチを定義できます。

パラメーターは、エクスポート バッチごとに定義されます。既定では、ケースの最初のバッチとして "エクスポート バッチ 01" という名前のバッチが作成されます。バッチの名前と説明を編集することもできます。

エクスポート セッションは、エクスポート バッチ内での Advanced eDiscovery によるエクスポートの実行です。

増分および追加エクスポート

エクスポート バッチ内で複数のエクスポート セッションを実行すると、同じエクスポート テンプレートとパラメーターに基づいて、一貫した結果を得ることができます。バッチ内の各セッションでは、新しく処理されたケース データについて分析結果をエクスポートして、それぞれを "増分" 処理することができます。

パラメーターの別のセットを使用してエクスポートするには、まず、新しいバッチを作成する必要があります。新しいバッチの最初のセッションでは、それまでにケースで処理されたファイルについての結果が生成されます。これらのファイルが 1 回のインポートまたは複数のインポートのどちらでインポートされ、処理されたかは関係ありません。それぞれのバッチで、ピボット、類似性、スレッド全体を含む項目などが再計算されます。セッションでは、バッチで定義されたパラメーターが使用され、各セッションの実行で、ピボット、類似性、スレッド全体を含む項目などは再計算されません。

たとえば、あるケースがインポートされ、そのデータが分析されたとします。準重複とメール スレッドの結果を増分データとして取得するには、以前にデータをエクスポートする際に使用されたバッチと同じバッチで [エクスポート セッションの作成] をクリックします。

バッチ エクスポート パラメーターの設定

電子情報開示のエクスポート ツールを使用して、Advanced eDiscovery からローカル コンピューターに検索結果をエクスポートします。データ転送のスループットを高め、エクスポート処理を高速化するには、検索結果をエクスポートするために使用するコンピューター上で Windows レジストリ設定を構成できます。ダウンロードの速度を上げたい場合は、エクスポート パラメーターを設定する前にレジストリ設定を構成します。詳細については、「Increase the download speed when exporting eDiscovery search results from Office 365」 (Office 365 から電子情報開示の検索結果をエクスポートするときにダウンロード速度を上げる) を参照してください。

  1. Advanced eDiscovery で、ケースを選択し、[エクスポート] の [セットアップ] をクリックします。

    • [エクスポート バッチ] の一覧で、バッチ名を選択するか、結果を "エクスポート バッチ 01" (既定のバッチ) にエクスポートします。

    • 既存のケースに追加した新しいファイルの結果をエクスポートするには、引き続き現在のバッチを使用します。バッチ内でセッションを作成するには、同じバッチ番号を選択し、[エクスポート セッションの作成] をクリックします。このオプションを使用して、増分的な方法で、前のバッチと同じパラメーターをエクスポートすることができます。

    • 新しいバッチにエクスポートするには、[追加] [追加] アイコン をクリックして、[バッチ名] に新しい名前を入力し (または既定値を受け入れて)、[バッチの説明] に説明を入力します。[OK] をクリックします。

    • バッチの名前または説明を編集するには、[エクスポート バッチ] で名前を選択し、[編集] [編集] アイコン をクリックして、フィールドを変更します。

      注: エクスポート バッチのセッションを実行すると、それらを削除することはできません。さらに、最初のセッションの実行後に編集できるのは、一部のパラメーターのみです。

    • エクスポート バッチの複製を作成するには、[エクスポート バッチの複製] [重複エクスポート バッチの作成] アイコン を選択し、パネルで複製バッチの名前と説明を入力します。

    • エクスポート バッチを削除するには、[削除] [エクスポート バッチの削除] アイコン を選択します。

    • バッチの履歴を表示するには、[バッチ履歴] [履歴の表示] アイコン を選択します。

  2. [母集団] で、[関連度スコアがカットオフ スコアより高いファイルのみを含める] を選択し、エクスポート バッチの設定を微調整する場合は [エクスポート バッチの微調整] も選択します。

  3. [関連度スコアがカットオフ スコアより高いファイルのみを含める] を選択した場合、[問題] がオンになります。ファイルの関連度スコアが選択している問題のカットオフ スコアより高い場合、'レビュー用' フィルターによって除外されている場合を除き、ファイルはエクスポートされます。

    [エクスポート バッチの微調整] を選択している場合、ラジオ ボタンの [重複排除] と ['レビュー用' フィールドでフィルター処理する] が有効になります。[重複排除] を選択した場合、定義されているポリシーに基づき、重複しているファイルが除外されます。[ケース レベル (初期設定): ケース全体の重複ファイルから、1 つを除いてすべて排除されます。カストディアン レベル: 同じカストディアンの重複ファイルから、1 つを除いてすべて排除されます]。エクスポートの出力に、すべての重複除去されたファイルのレコードが含まれます。['レビュー用' フィールドでフィルター処理する] フィールドを選択した場合、[メタデータで変更] を選択し、'レビュー用' フィールド設定を入力します。パッケージ コンテンツにソース ファイルを含めるには、[入力ファイルを含める] を選択します。この設定をオフにすると、エクスポート処理を高速化できます。ネイティブ ファイルはどのような場合でもエクスポートされることにご注意ください。

  4. [メタデータ] の [エクスポート テンプレート] の一覧で次のオプションのいずれかを選択します (セッションごとに 1 回)。

    • [標準]: データ項目、メタデータ、プロパティの基本的なセットです。インポート データが既に Advanced eDiscovery で処理され、ファイルを既に格納しているシステムにエクスポート データがアップロードされている場合は、このオプションを使用します。既定では、エクスポート テンプレートの列が作成され、入力されます。

    • [すべて]: すべての処理データと、分析や関連度のスコアを含む標準のメタデータの完全なセットです。このテンプレートは、Advanced eDiscovery が処理を実行し、ファイル データが外部システムに初めてアップロードされるときに必要です。

    • [問題]: [すべての懸案事項] を選択するか、作成した特定の問題を選択します。

  5. [エクスポート先] で、適切なオプションを選択します。

    • [ローカル コンピューターにダウンロードする]

    • [ユーザー定義の Azure BLOB にエクスポートする]: これをオンにした場合は、コンテナー URL と SAS トークンを指定できます。

      注: エクスポート パッケージがユーザー定義の Azure BLOB に格納されると、データは Advanced eDiscovery では管理されなくなり、Azure BLOB によって管理されます。これは、ケースを削除した場合でも、エクスポートされたファイルは Azure BLOB 上に残ることを意味します。

    • [将来のエクスポート セッションのために SAS トークンを保存する]: オンにした場合、SAS トークンは、将来使用するために Advanced eDiscovery の内部データベース内で暗号化されます。

      注: 現在、SAS トークンは 1 か月後に有効期限が切れます。1 か月以上たってからダウンロードしようとする場合は、前回のセッションを取り消して、もう一度エクスポートする必要があります。

  6. [変更] をクリックして、"レビュー用" フィールドの設定を指定します。

    • エクスポート バッチのための [レビューの設定] フィールドの設定

      [レビュー用フィールドの設定] パネルの [シナリオの選択] で、シナリオとレビューの範囲を選択します。設定は、選択内容に基づいて表示されます。

      [すべてをレビューする] (既定): 既定では、すべてのメール、添付ファイル、ドキュメントが選択されます。

      [セット内のすべての一意のコンテンツをレビューする]: スレッド全体を含む項目と一意のスレッド全体を含む項目のコピー、メール セット レベルでの一意の添付ファイル、正確な複製の各セットの代表。

      [セット内のすべての一意のコンテンツをレビューする - スレッド全体を含む項目のコピーを除く]: スレッド全体を含む項目、メール セット レベルでの一意の添付ファイル、正確な複製の各セットの代表。

      [すべて一意のコンテンツと関連ファミリ ファイルをレビューする]: スレッド全体を含む項目、メール セット レベルでの一意の添付ファイル、正確な複製の各セットの代表。対象を拡大してファミリ ファイルを含めます。

      [カスタム] (ダイアログ ボックスでオプションを定義可能): 既定では、現在の選択内容が保持され、すべてのダイアログ オプションが有効になり、選択できます。

      カスタム設定を選択すると、メール、ドキュメント、添付ファイル、その他の設定をカスタマイズできます。

    • [メール] では、エクスポートするメールを選択します。

      [すべてのメール]: (既定) すべてのメールが選択されます。

      [スレッド全体を含む項目]: スレッド全体を含むメールは、スレッドの最後のメールで、スレッドの他のすべてのメールが含まれています。

      [スレッド全体を含む項目と一意のスレッド全体を含む項目のコピー]: スレッド全体を含む項目のコピーと同じ件名、本文、添付ファイルを持つスレッド全体を含む項目。一意のスレッド全体を含む項目のコピーは、これらの電子メールの一意のコピーです。

    • [ドキュメント] で、エクスポートするドキュメントを選択します。

      [すべてのドキュメント]: (既定) すべてのドキュメントが選択されます。

      [ピボット]: 準重複セットの代表として選択されるファイルで、通常、セットをレビューするときのベースラインとして使用されます。

      [正確な重複の各セットの代表]: 一意の準重複ファイル (ピボットを含む)。

    • [添付ファイル] で、エクスポートする添付ファイルを選択します。

      [すべての添付ファイル]: (既定) すべての添付ファイルが選択されます。

      [ケース レベルで一意の添付ファイル]: 指定したケース内で一意の添付ファイル。

      [メール セット レベルで一意の添付ファイル]: 指定したメールのケース内で一意の添付ファイル。

    • [その他] で、[添付ファイルをドキュメントとして処理する]、[メールをドキュメントとして処理する]、[対象を拡大してファミリ ファイルを含める] といったオプションを選択できます。レビュー用のフラグが設定されている各ファイルについて、[対象を拡大してファミリ ファイルを含める] を選択した場合、同じファミリのすべてのファイルにもフラグが設定されます。

    [保存] を選んで設定内容を保存します。

  7. エクスポート パラメーターを指定した後、エクスポート バッチを開始するには、[エクスポート セッションの作成] をクリックします。

    エクスポート時には、[タスクの状態] に状態が表示されます。結果は、[エクスポートの概要] に表示されます。

  8. [ファイルのダウンロード] ウィンドウで、[クリップボードにコピー] をクリックしてエクスポート キーをコピーします。

    ファイルをダウンロードする
  9. [閉じる] をクリックします。

    電子情報開示のエクスポート ツールが起動します。

    eDiscovery エクスポート ツール
  10. [eDiscovery エクスポート ツール] で、次の操作を行います。

    1. [ソースへの接続で使用する Shared Access Signature を貼り付ける] で、手順 7. でクリップボードにコピーしたエクスポート キーを貼り付けます。

    2. [参照] をクリックし、ローカル コンピューター上で、ダウンロードしたエクスポート ファイルを格納する目的の場所を選択します。

  11. [開始] をクリックします。エクスポート ファイルは、ローカル コンピューターにダウンロードされます。手順 4. で [ユーザー定義の Azure BLOB にエクスポートする] を選択した場合、セッションは選択した BLOB ストレージの URL にエクスポートされます。

エクスポート レポート内のフィールドの詳しい説明については、「エクスポート レポートのフィールド」を参照してください。

エクスポート レポートの出力ファイル

次の表に、エクスポート バッチを実行したときに生成される出力ファイルを示します。

ファイル名

ファイルの種類

説明

エクスポートの概要

csv

eDiscovery エクスポート ツールによって生成されるログ ファイル。

トレース

txt

eDiscovery エクスポート ツールによって生成されるログ ファイル。

抽出されたテキスト ファイル

ファイル フォルダー

エクスポート ファイルの抽出されたテキスト ファイルを格納するフォルダー。

入力またはネイティブ ファイル

ファイル フォルダー

エクスポート ファイルのネイティブ ファイルや入力ファイルを格納するフォルダー。

エクスポート リスト

xlsx

xlsx 形式のエクスポートされたファイルのメタデータ。ファイル内のフィールドは、ユーザーがエクスポートするために選択したテンプレートに応じて異なります。必要に応じて、それぞれに 100 から 150 K 行が含まれる複数のファイルが作成されます。特定の値に、Excel のセルに入力できる文字数 (現在の制限は 32,767 文字) を超える文字が含まれている場合、その値は許容される最大長にトリミングされます。値がトリミングされている場合、セルの背景色は赤になり、ユーザーにこれを示します。長さの制限を超える可能性があるフィールドの例として、メールが大規模に配信された場合の "メールの参加者" などがあります。出力フィールドの詳細については、「エクスポート レポートのフィールド」を参照してください。

ロード ファイル

csv

別のアプリケーションに読み込むために csv 形式でエクスポートされたファイルのメタデータ。ファイル内のフィールドは、ユーザーがエクスポートするために選択したテンプレートに応じて異なります。

成功インジケーター

txt

サードパーティの Azure BLOB にエクスポートする場合にのみ作成されます。エクスポートが完全に成功した場合は、このファイルが作成されます。失敗した場合や部分的な成功の場合、ファイルは作成されません。ファイルは、さまざまなエクスポート バッチ/セッションの状態で自動追跡できるように、ルート フォルダーに作成されます。これは空のファイルです。ファイル名は次のようになります。TenantId_CaseId_ExternalCaseId_CaseName_ExportBatchId_SessionId_DateTime.txt。

関連項目

Office 365 Advanced eDiscovery

Office 365 Advanced eDiscovery でバッチ履歴を表示し、結果履歴をエクスポートする

Office 365 Advanced eDiscovery でレポート フィールドをエクスポートする

Office 365 Advanced eDiscovery のクイック セットアップ

Increase the download speed when exporting eDiscovery search results from Office 365

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