Office 2016 for Mac でのネットワーク要求

Office 2016 for Mac アプリケーションは、macOS プラットフォームでネイティブのアプリ エクスペリエンスを提供します。各アプリは、ネットワーク アクセスが利用できない状態など、さまざまなシナリオでも動作するように設計されています。コンピューターがネットワークに接続されると、アプリケーションは、一連の Web ベースのサービスに自動的に接続することで、拡張機能を提供できるようになります。この記事では、アプリケーションがアクセスを試みるエンドポイントと URL、接続により提供されるサービスについて説明します。この情報は、ネットワーク構成の問題に対するトラブルシューティングやネットワーク プロキシ サーバーのポリシーの設定を行う場合に便利です。 この記事の詳細情報は、記事「Office 365 URL および IP アドレス範囲」を補完するものです。

Office クライアント エンドポイント: Windows | Mac

この記事の大部分は、エンドポイントのネットワーク URL とその種類、さらにエンドポイントによって提供されるサービスまたは機能の説明を詳細に一覧した表によって構成されています。 各 Office アプリは、サービスとエンドポイントの使い方に違いがある場合があります。以下の表で、各アプリは次のように定義します。

W: Word

P: PowerPoint

X: Excel

O: Outlook

N: OneNote

URL の種類は次のように定義します。

  • ST: 静的 – URL は、クライアント アプリケーション内にハードコードされています。

  • SS: 半静的 – URL は、Web ページまたはリダイレクタの一部としてエンコードされます。

  • CS: 構成サービス – URL は、Office 構成サービスの一部として返されます。

Office 2016 for Mac の既定の構成

インストールおよび更新プログラム

次のネットワーク エンドポイントは、Microsoft コンテンツ配信ネットワーク (CDN) から Office 2016 for Mac のインストール プログラムをダウンロードするために使用します。

URL

種類

説明

https://go.microsoft.com/fwlink/

ST

Office 365 インストール ポータル転送リンク サービスで、最新のインストール パッケージにアクセスできます。

https://officecdn.microsoft.com/

SS

コンテンツ配信ネットワークにおけるインストール パッケージの場所です。

最初のアプリ起動

次のネットワーク エンドポイントには、Office アプリを初めて起動したときに接続されます。以下のエンドポイントは、ユーザーに Office の拡張機能を提供します。URL にはライセンスの種類 (ボリューム ライセンス インストールなど) に関係なく接続されます。

URL

アプリ

種類

説明

https://config.edge.skype.com/config/v1/Office

WXPON

ST

"フライティング" 構成 – 機能を明らかにし試験することができます。

https://ocos-office365-s2s.msedge.net

WXPON

ST

"フライティング" ネットワーク構成テスト

https://officeclient.microsoft.com/config16

WXPON

ST

Office 構成サービス – サービス エンドポイントのマスター リストです。

https://nexusrules.officeapps.live.com/nexus

WXPON

ST

Office ルール テレメトリ ダウンロード – テレメトリ サービスにアップロードされるデータおよびイベントについてクライアントに通知します。

https://nexus.officeapps.live.com/nexus/upload

WXPON

ST

Office テレメトリ アップロード レポート – クライアントで発生した "ハートビート" およびエラー イベントはテレメトリ サービスにアップロードされます。

https://templateservice.office.com/client/templates/mac15

WXP

CS

Office オンライン テンプレート サービス – オンライン ドキュメント テンプレートをユーザーに提供します。

https://omextemplates.content.office.net/support/templates

WXP

CS

Office テンプレート ダウンロード – PNG テンプレート イメージの記憶域です。

https://store.office.com (appinfo | appinstall)

WXP

CS

Office アプリの構成が格納されます。

https://odc.officeapps.live.com/odc/servicemanager

WXPN

CS

Office ドキュメント統合サービス カタログ (サービスおよびエンドポイントの一覧)。

https://www.microsoft.com/mac/autoupdate

WXPON

ST

Microsoft AutoUpdate マニフェスト – 利用可能な更新プログラムが存在するかどうかを調べます。

https://wikipedia.firstpartyapps.oaspapps.com

W

SS

Office 用 Wikipedia アプリの構成とリソースです。

https://excelbingmap.firstpartyapps.oaspapps.com

X

SS

Office 用 Bing マップ アプリの構成とリソースです。

https://peoplegraph.firstpartyapps.oaspapps.com

X

SS

Office 用 People Graph アプリの構成とリソースです。

https://www.onenote.com/whatsnext

N

ST

OneNote の新しいコンテンツ。

注: Office 構成サービス (http://officeclient.microsoft.com) はすべての Microsoft Office クライアント (Mac だけでなく) を対象にした自動検出サービスとしても機能するという点が重要です。特に、応答で返されるエンドポイントは半静的であり、まれにしか変更はありませんが、引き続き変更の可能性があります。

サインイン

クラウド ベースの記憶域にサインインすると、次のネットワーク エンドポイントに接続されます。アカウントの種類によっては、異なるサービスに接続される場合があります。

  • MSA: Microsoft アカウント – 一般的にコンシューマーおよび小売のシナリオで使用されます。

  • OrgID: 組織アカウント – 一般的に商用のシナリオで使用されます。

URL

アプリ

種類

説明

https://odc.officeapps.live.com/odc/

WXPON

CS

MSA と OrgID のサインイン ヘルパー

https://login.windows.net/common/oauth2

WXPON

ST

Windows 認証サービス

https://login.microsoftonline.com/common

WXPON

ST

Office 365 ログイン サービス (OrgID)

https://login.live.com

WXPON

ST

Microsoft アカウント ログイン サービス (MSA)

https://auth.gfx.ms

WXPON

CS

Microsoft アカウント ログイン サービス ヘルパー (MSA)

https://secure.aadcdn.microsoftonline-p.com

WXPON

SS

Office 365 ログイン ブランド設定 (OrgID)

https://ocws.officeapps.live.com

WXPN

CS

ドキュメントと場所の記憶域ロケーター

https://roaming.officeapps.live.com/rs

WXPN

CS

最近使用した (MRU) ドキュメント サービス

注: サブスクリプション ベースのライセンスおよび小売りライセンスの場合、サインインを行うと、製品がアクティブ化され、OneDrive などのクラウド リソースにアクセスできるようになります。ボリューム ライセンス インストールの場合も、ユーザーはサインインするように求められます (既定)。ただし、製品は既にアクティブ化されているので、サインインが実際に必要となるのは、クラウド リソースにアクセスする場合に限られます。

製品のライセンス認証

次のネットワーク エンドポイントは、Office 365 サブスクリプションと小売りライセンスのアクティブ化に適用されます。ボリューム ライセンスのインストールには適用されません。

URL

アプリ

種類

説明

https://ols.officeapps.live.com

WXPON

CS

Office ライセンス サービス

新しいコンテンツ

次のネットワーク エンドポイントは、Office 365 サブスクリプションにのみ適用されます。

URL

アプリ

種類

説明

https://support.content.office.net

WXPN

CS

新しい HTML ページ コンテンツ

https://c.microsoft.com

WXPN

CS

JavaScript ライブラリのサポート

https://cs.microsoft.com

WXPN

CS

JSON データのサポート

https://c1.microsoft.com

WXPN

CS

JSON データのサポート

https://c.bing.net

WXPN

CS

JSON データのサポート

スマート検索

次のネットワーク エンドポイントは、Office 365 サブスクリプションのアクティブ化と小売/ボリューム ライセンスのアクティブ化に適用されます。

URL

アプリ

種類

説明

https://uci.officeapps.live.com

WXPN

CS

Insights Web サービス

https://www.bing.com

WXPN

CS

Insights コンテンツ プロバイダー

https://tse1.mm.bing.net

WXPN

CS

Insights コンテンツ プロバイダー

気に入った機能の報告

次のネットワーク エンドポイントは、Office 365 サブスクリプションのアクティブ化と小売/ボリューム ライセンスのアクティブ化に適用されます。

URL

アプリ

種類

説明

https://sas.officeapps.live.com

WXPON

CS

気に入った機能の報告

PDF および OpenDocument として保存

次のネットワーク エンドポイントは、Office 365 サブスクリプションのアクティブ化と小売/ボリューム ライセンスのアクティブ化に適用されます。

URL

アプリ

種類

説明

https://wordcs.officeapps.live.com

W

CS

Word ドキュメント変換サービス (PDF と OpenDocument テキスト)

https://excelcs.officeapps.live.com

X

CS

Excel スプレッドシート変換サービス (OpenDocument スプレッドシート)

https://pptcs.officeapps.live.com

P

CS

PowerPoint プレゼンテーション変換サービス (OpenDocument プレゼンテーション)

Office アプリ (アドインとも呼ばれる)

Office アプリ アドインが信頼されている場合、次のネットワーク エンドポイントは、Office 365 サブスクリプションのアクティブ化と小売/ボリューム ライセンスのアクティブ化に適用されます。

URL

アプリ

種類

説明

https://store.office.com

WX

CS

Office アプリ ストア構成

https://wikipedia.firstpartyapps.oaspapps.com

W

SS

Wikipedia アプリのリソース

https://excelbingmap.firstpartyapps.oaspapps.com

X

SS

Bing マップ アプリのリソース

https://peoplegraph.firstpartyapps.oaspapps.com

X

SS

People Graph アプリのリソース

https://appsforoffice.microsoft.com

WX

SS

Office JavaScript ライブラリ

https://telemetry.firstpartyapps.oaspapps.com

WX

SS

Office アプリ用のテレメトリおよびレポート サービス

https://ajax.microsoft.com

W

SS

Microsoft Ajax JavaScript ライブラリ

https://ajax.aspnetcdn.com

X

SS

Microsoft Ajax JavaScript ライブラリ

https://*.wikipedia.org

W

SS

Wikipedia ページのリソース

https://upload.wikimedia.org

W

SS

Wikipedia メディアのリソース

https://wikipedia.firstpartyappssandbox.oappseperate.com

W

SS

Wikipedia サンド ボックス フレーム

https://*.virtualearth.net

X

SS

マップのテンプレート

クラッシュ レポート

次のネットワーク エンドポイントは、すべての Office 2016 アプリケーションとライセンスの種類に適用されます。プロセスの予期しないクラッシュが発生した場合には、レポートが生成され、ワトソン サービスに送信されます。

URL

種類

説明

https://watson.microsoft.com

ST

Microsoft エラー レポート サービス

ネットワーク要求とトラフィックを削減するためのオプション

Office 2016 for Mac の既定の構成では、機能の観点から、またコンピューターを最新の状態に維持するという観点から、最適なユーザー操作環境を提供します。一部のシナリオで、アプリケーションがネットワークのエンドポイントに接続するのを阻止したい場合があります。このセクションでは、そのためのオプションについて説明します。

テレメトリ

Office 2016 for Mac は、テレメトリ情報を定期的に Microsoft に送信します。データは、"Nexus" エンドポイントにアップロードされます。テレメトリ データにより、エンジニアリング チームは、各 Office アプリの正常性や予期しない動作を評価することができます。テレメトリは次の 2 つに分類されます。

  • ハートビートには、バージョンとライセンスに関する情報が含まれ、アプリケーションが起動すると直ちに送信されます。

  • 使用状況には、アプリケーションの使用状況、および致命的でないエラーに関する情報が含まれます。このデータは 60 分ごとに送信されます。

アプリケーションが "使用状況" テレメトリを送信しないようにするには、SendAllTelemetryEnabled 基本設定を調整します。基本設定は、アプリケーションごとに定義されており、macOS 構成プロファイルを介して設定することも、ターミナルから手動で設定することもできます。

defaults write com.microsoft.Word SendAllTelemetryEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.Word SendAllTelemetryEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.Excel SendAllTelemetryEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.Powerpoint SendAllTelemetryEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.Outlook SendAllTelemetryEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.onenote.mac SendAllTelemetryEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.autoupdate2 SendAllTelemetryEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.Office365ServiceV2 SendAllTelemetryEnabled -bool FALSE

ハートビート テレメトリは常に送信され、無効にすることはできません。

フィードバックとアンケート

Office 2016 for Mac では、Office の操作環境に関するフィードバックを入力することができます。Microsoft はこのフィードバックを使用して、製品の改善、新機能のリクエストの把握、およびこれら長期間の変更に対するお客様の満足度を評価しています。フィードバックには、ユーザー フィードバックとアンケートの 2 つのカテゴリがあります。

  • ユーザー フィードバックは、Office を使用しているユーザーが主導となります。ユーザーはコメントの他に、任意でスクリーン キャプチャやメール アドレスを送信することができます。

  • アンケートは、Office が主導し、拒否可能な通知として表示されます。コメント (省略可能) を添えて評価を送信することができます。アンケートが求められるのは、多くても 3 か月に 1 回です。

Office でのアプリケーションごとにフィードバックとアンケートを無効にできます。SendASmileEnabled 基本設定は、macOS 構成プロファイルを介して設定することも、ターミナルから手動で設定することもできます。

defaults write -app "AppName" SendASmileEnabled -bool FALSE
        Example:
defaults write com.microsoft.Word SendASmileEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.Excel SendASmileEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.Powerpoint SendASmileEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.Outlook SendASmileEnabled -bool FALSE
defaults write com.microsoft.onenote.mac SendASmileEnabled -bool FALSE

データ収集とプライバシー ポリシーの詳細を読む

クラッシュ レポート

致命的なアプリケーション エラーが発生すると、アプリケーションは突然終了し、"ワトソン" サービスにクラッシュ レポートをアップロードします。クラッシュ レポートは、コール スタック (アプリケーションが処理中であってクラッシュにつながった手順の一覧) で構成されています。これらの手順を調べることで、エンジニアリング チームは失敗した機能とその理由を正確に知ることができます。

ドキュメントの内容によってアプリケーションがクラッシュすることもあります。アプリがドキュメントをエラーの原因として識別した場合、コール スタックと一緒に該当するドキュメントを送信してもよいか確認するメッセージがユーザーに表示されます。ユーザーは、この質問に対して情報に基づく選択を行うことができます。IT 管理者は、ドキュメントの送信に関して厳格な要件を有し、ユーザーに代わってドキュメントを送信しない決定を下すことがあります。次の基本設定を設定することで、ドキュメントの送信を阻止し、ユーザーへのプロンプトを非表示にすることができます。

defaults write com.microsoft.errorreporting IsAttachFilesEnabled -bool FALSE

注: SendAllTelemetryEnabledFALSE に設定すると、そのプロセスのすべてのクラッシュ レポートは無効になります。

更新プログラム

Microsoft では、Office 2016 for Mac の更新プログラムを定期的に (通常 1 か月に 1 回) リリースしています。Microsoft では、ユーザーおよび IT 管理者に対して、最新のセキュリティ修正プログラムが確実にインストールされるようにコンピューターを最新の状態に維持することを強く推奨しています。IT 管理者がコンピューターの更新プログラムを厳密に制御および管理したい場合は、AutoUpdate プロセスによって製品の更新プログラムが自動的に検出され提供されることがないように、次の基本設定を設定することができます。

defaults write com.microsoft.autoupdate2 HowToCheck -string ‘Manual’

戻る場合は、ショート リンク https://aka.ms/macofficeendpoints をご利用ください。

関連項目

Office 2016 for Mac のネットワーク要求

Office 365 URL および IP アドレス範囲

スキルを磨く
トレーニングの探索
新機能を最初に入手
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