Office 2010 の Information Rights Management

この記事では、Microsoft Office 2010 の Information Rights Management (IRM) を使用して、ドキュメント、ブック、およびプレゼンテーションのコンテンツに対するアクセスを制限する方法について説明します。電子メール メッセージのコンテンツへのアクセスを制限する方法については、「Introduction to using IRM for e-mail messages (電子メール メッセージでの IRM の使用について)」を参照してください。

Word または Excel ファイルにパスワードを使用する方法の詳細については、制限または許可の書式設定の変更ワークシートを保護するを参照してください。

この記事の内容

IRM とアクセス制限の目的

IRM でアクセス権を管理できるファイルの種類

IRM を使用できるようにコンピュータを構成する

アクセス許可をダウンロードする

ファイルのコンテンツへのアクセスを制限する

異なる Windows ユーザー アカウントを使用してファイルへのアクセス権を管理する

アクセス制限が設定されているコンテンツを表示する

IRM とアクセス制限の目的

Information Rights Management (IRM) を使用すると、ユーザーや管理者が、ドキュメント、ブック、およびプレゼンテーションに対するアクセス権を指定できます。これにより、機密性の高い情報が、権限のないユーザーによって印刷、転送、コピーされるのを防ぐことができます。IRM によってファイルへのアクセスが制限されている場合、ファイルのアクセス許可は、ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションそのものに格納されるため、ファイルがどこに存在していても、常にアクセス制限および使用制限が適用されます。

IRM では、アクセス制限を設定するユーザーが、プライベートな情報や個人情報の転送に関して、自分の好みに応じた制限を適用できます。IRM は、機密情報や著作権情報を管理するための企業ポリシーを適用するような場合にも利用できます。

IRM を使ってできること

  • アクセス制限の適用されたコンテンツを受け取った正当なユーザーによって、そのコンテンツが意図しない方法 (転送、コピー/貼り付け、改変、印刷、FAX など) で利用されるのを防ぐ。

  • アクセス制限の適用されたコンテンツを、Microsoft Windows のスクリーンショット機能 (PrintScreen キー) でコピーできないようにする。

  • コンテンツの所在に関係なくアクセス制限を適用する。

  • ファイルに有効期限を設け、指定した期間が経過すると、ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションのコンテンツを一切閲覧できないようにする。

  • 社内に存在するコンテンツの使用と配布を管理するための企業ポリシーを適用する。

IRM では防げないこと

  • コンテンツの消去や盗難、および、悪質なプログラム (トロイの木馬、キー ロガー、スパイウェアなど) による情報の取得と転送を防ぐことはできません。

  • コンピュータ ウイルスによるコンテンツの紛失や破損を防ぐことはできません。

  • コンテンツにアクセス制限が適用されていたとしても、受信者が自分のコンピュータの画面を見ながら直接入力し直すことまでは防ぐことができません。

  • コンテンツにアクセス制限が適用されていたとしても、受信者が自分のコンピュータの画面にコンテンツを表示し、それをデジタル カメラで撮影することはできます。

  • コンテンツにアクセス制限が適用されていたとしても、サード パーティ製のスクリーン ショット プログラムであればキャプチャできます。

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IRM でアクセス権を管理できるファイルの種類

Office 2010 の IRM を使用すると、XML Paper Specification (.xps) ファイルおよび次の種類のファイルへのアクセス権を管理できます。

Word ファイル

ファイル形式

拡張子

ドキュメント

.doc

[図面]

.docx

マクロを有効にした文書

.docm

テンプレート

.dot

テンプレート

.dotx

マクロを有効にしたテンプレート

.dotm

Excel ファイル

ファイル形式

拡張子

ブック

.xls

ブック

.xlsx

マクロを有効にしたブック

.xlsm

テンプレート

.xlt

テンプレート

.xltx

マクロを有効にしたテンプレート

.xltm

XML 形式でないバイナリ ブック

.xlsb

マクロを有効にしたアドイン

.xla

マクロを有効にしたアドイン

.xlam

PowerPoint ファイル

ファイル形式

拡張子

プレゼンテーション

.ppt

プレゼンテーション

.pptx

マクロを有効にしたプレゼンテーション

.pptm

テンプレート

.pot

テンプレート

.potx

マクロを有効にしたテンプレート

.potm

スライド ショー

.pps

スライド ショー

.ppsx

マクロを有効にしたスライド ショー

.ppsm

Office テーマ

.thmx

注記: 

  • これらのファイルが、Microsoft Outlook でアクセス権を管理された電子メール メッセージに添付されている場合、それらのファイルも自動的にアクセス権を管理されます。

  • アクセス権を管理された電子メール メッセージにメッセージ (.msg) ファイルを添付した場合、添付されたメッセージはアクセス権を管理されません。IRM は .msg ファイルのアクセス権を管理しません。

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IRM を使用できるようにコンピューターを構成する

Office 2010 で IRM を使用するためには、Windows Rights Management Services (RMS) Client Service Pack 1 (SP1) 以上が必要です。Windows Vista を実行するコンピューターを使用している場合、Windows Rights Management Services (RMS) Client が既にインストールされています。Windows XP を実行するコンピューターを使用している場合は、Windows Rights Management Services (RMS) Client Service Pack 1 (SP1) を、ユーザー自身または RMS 管理者によってコンピューターにインストールする必要があります。RMS 管理者は、会社独自の IRM ポリシーを構成することによって、情報にアクセスできるユーザーを定義したり、電子メール メッセージに対してどの程度の編集を許可するかを定義したりできます。たとえば、企業の管理者は、"企業秘密" というポリシーを定義し、そのポリシーの適用された電子メール メッセージについては、社内のユーザー以外開くことができないように指定することができます。

Windows Rights Management Services (RMS) Client をインストールする

Windows Vista の場合

  1. [スタート] ボタンをクリックし、次に [コントロール パネル] をクリックします。

  2. [プログラム]、[プログラムと機能] の順にクリックします。左側のウィンドウで、[ネットワークからプログラムをインストール] をクリックします。プログラムの一覧から、[Windows Rights Management Services Client] をクリックし、[追加] をクリックします。

    注: クラシック表示の場合は、[プログラムと機能] をダブルクリックし、左側のウィンドウで [ネットワークからプログラムをインストール] をクリックします。プログラムの一覧から、[Windows Rights Management Services Client] をクリックし、[追加] をクリックします。

Windows XP の場合

  1. [スタート] ボタンをクリックし、次に [コントロール パネル] をクリックします。

  2. [プログラムの追加と削除] をクリックし、[プログラムの追加と削除] をクリックします。左側のウィンドウの [プログラムの追加] をクリックします。プログラムの一覧から [Windows Rights Management Services Client] をクリックし、[追加] をクリックします。

    注: クラシック表示の場合は、[プログラムの追加と削除] をダブルクリックし、[プログラムの追加] をクリックします。プログラムが一覧表示されるので、その中から Windows Rights Management Services Client を見つけてクリックし、[追加] をクリックします。

または、まずられている権限が管理された IRM を使用してファイルを開くしようとするとOffice 2010ようにすると、そのソフトウェアせずにコンピューターを実行している場合は、Windows Rights Management サービス クライアントをダウンロードするのには求められます。Windows Rights Management サービス クライアントの詳細については、Windows Rights Management サービス クライアント Web サイトを参照してください。

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アクセス許可をダウンロードする

アクセスが制限されているドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションを初めて開くときは、ライセンス サーバーに接続して、資格情報を照合し、使用ライセンスをダウンロードする必要があります。使用ライセンスには、ファイルに対するアクセス レベルが定義されています。このプロセスは、アクセスが制限されているファイルごとに必要になります。このため、使用ライセンスがないと、アクセスが制限されているコンテンツを開くことはできません。 使用ライセンスをダウンロードする際、Microsoft Office によって、資格情報 (電子メール アドレスを含む) とアクセス権情報がライセンス サーバーに送信されます。ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションのコンテンツは、ライセンス サーバーに送信されません。詳細については、Privacy Statement Highlights for Microsoft Office 2010 (Microsoft Office 2010 のプライバシーに関する声明) を参照してください。

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ファイルのコンテンツへのアクセスを制限する

ドキュメント、ブック、およびプレゼンテーションの作成者は、ユーザー別、ファイル別、またはグループ別にアクセス制限を設定できます (グループ別のアクセス許可を設定するには、グループの展開のための Active Directory ディレクトリ サービスが必要です)。作成者は、[アクセス許可] ダイアログ ボックスを使用して、ユーザーに閲覧と変更のアクセス許可を与えたり、コンテンツの有効期限を設定したりすることができます。たとえば、ドキュメントの作成者である古田さんは、その Word ドキュメントの閲覧のみを鈴木さんに許可し、変更は禁止することができます。次に、古田さんは、林さんに対し、ドキュメントの変更と保存のアクセス許可を与えたとします。ここで、古田さんは、このドキュメントに有効期限を設定し、鈴木さんと林さんの両方に対し、アクセスを 5 日間に限定することもできます。ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションに対する有効期限の設定方法については、「ファイルに有効期限を設定する」を参照してください。

アクセス許可

  1. ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションを保存します。

  2. [ファイル] タブをクリックします。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • Word で、[情報] タブ、[文書の保護] の順にクリックし、[ユーザー アクセスの制限] をポイントして、[アクセス制限あり] をクリックします。

    • Excel で、[情報] タブ、[ブックの保護] の順にクリックし、[ユーザー アクセスの制限] をポイントして、[アクセス制限あり] をクリックします。

    • PowerPoint で、[情報] タブ、[プレゼンテーションの保護] の順にクリックし、[ユーザー アクセスの制限] をポイントして、[アクセス制限あり] をクリックします。

  4. [アクセス許可] ダイアログ ボックスで、次のいずれかの操作を行います。

    • Word で、[このドキュメントへのアクセスを制限する] を選択して、各ユーザーのアクセス レベルを割り当てます。

    • Excel で、[このブックへのアクセスを制限する] を選択して、各ユーザーのアクセス レベルを割り当てます。

    • PowerPoint で、[このプレゼンテーションへのアクセスを制限する] を選択して、各ユーザーのアクセス レベルを割り当てます。

      管理者がユーザー設定の権限ポリシーを設定していて、個々人による変更が禁止されている場合、ここで選択できる内容は制限されます。

      アクセス許可レベル

    • [閲覧]    閲覧の権限を持つユーザーは、ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションを閲覧することのみ許可され、編集、印刷、コピーはできません。

    • [変更]    変更の権限を持つユーザーは、ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションの閲覧、編集、および変更の保存のみ許可され、印刷することはできません。

    • [フル コントロール]    フル コントロールの権限を持つユーザーは、ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションに対して完全な作成権限を持ち、コンテンツに対する有効期限の設定、印刷の禁止、ユーザーへのアクセス許可の割り当てなど、作成者と同様の操作をすべて行うことができます。ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションに対する有効期限が切れると、作成者またはドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションへのフル コントロール アクセス権を持つユーザー以外、ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションを開くことはできなくなります。作成者には、常にフル コントロール権限が割り当てられます。

  5. 特定のユーザーにフル コントロール権限を与えるには、[アクセス許可] ダイアログ ボックスで [その他のオプション] をクリックし、[アクセス レベル] 列の矢印をクリックして、[アクセス レベル] ボックスの一覧の [フル コントロール] をクリックします。

    [アクセス許可] ダイアログ ボックス

  6. アクセス許可レベルを割り当てたら、[OK] をクリックします。

    ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションの権限が管理されていることを示すメッセージ バーが表示されます。ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションへのアクセス許可を変更する必要がある場合は、[権限の変更] をクリックします。

    Word のメッセージ バー

    アクセス制限の適用されたドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションが、許可のないユーザーに転送された場合、そのユーザーが、ドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションへのアクセス許可を作成者に申請できるように、作成者の電子メール アドレスまたは Web サイト アドレスが記載されたメッセージが表示されます。

    権限の制限されたドキュメントが許可されていないユーザーに転送されたことを示すダイアログ ボックス

    作成者の電子メール アドレスが指定されなかった場合、許可のないユーザーに対し、エラー メッセージが表示されます。

ファイルに有効期限を設定する

  1. 対象のファイルを開きます。

  2. [ファイル] タブをクリックします。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • Word で、[情報] タブ、[文書の保護] の順にクリックし、[ユーザー アクセスの制限] をポイントして、[アクセス制限あり] をクリックします。

    • Excel で、[情報] タブ、[ブックの保護] の順にクリックし、[ユーザー アクセスの制限] をポイントして、[アクセス制限あり] をクリックします。

    • PowerPoint で、[情報] タブ、[プレゼンテーションの保護] の順にクリックし、[ユーザー アクセスの制限] をポイントして、[アクセス制限あり] をクリックします。

  4. [アクセス許可] ダイアログ ボックスで、次のいずれかの操作を行います。

    • Word で、[このドキュメントへのアクセスを制限する] チェック ボックスをオンにし、[その他のオプション] をクリックします。

    • Excel で、[このブックへのアクセスを制限する] チェック ボックスをオンにし、[その他のオプション] をクリックします。

    • PowerPoint で、[このプレゼンテーションへのアクセスを制限する] チェック ボックスをオンにし、[その他のオプション] をクリックします。

  5. [ユーザーの追加権限] で、次のいずれかの操作を実行します。

    • Word で、[このドキュメントの有効期限] チェック ボックスをオンにして、日付を入力します。

    • Excel で、[このブックの有効期限] チェック ボックスをオンにして、日付を入力します。

    • PowerPoint で、[このプレゼンテーションの有効期限] チェック ボックスをオンにして、日付を入力します。

  6. [OK] を 2 回クリックします。

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異なる Windows ユーザー アカウントを使用してファイルへのアクセス権を管理する

  1. ドキュメント、ワークシート、またはプレゼンテーションを開きます。

  2. [ファイル] タブをクリックします。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • Word で、[情報] タブ、[文書の保護] の順にクリックし、[ユーザー アクセスの制限] をポイントして、[資格情報の​​管理] をクリックします。

    • Excel で、[情報] タブ、[ブックの保護] の順にクリックし、[ユーザー アクセスの制限] をポイントして、[資格情報の​​管理] をクリックします。

    • PowerPoint で、[情報] タブ、[プレゼンテーションの保護] の順にクリックし、[ユーザー アクセスの制限] をポイントして、[資格情報の​​管理] をクリックします。

  4. 次のいずれかの操作を行います。

    • [ユーザーの選択] ダイアログ ボックスで、使用するアカウントの電子メール アドレスを選択し、[OK] をクリックします。

    • [ユーザーの選択] ダイアログ ボックスの [追加] をクリックして、新しいアカウントの資格情報を入力し、[OK] を 2 回クリックします。

      [ユーザーの選択] ダイアログ ボックス

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アクセス制限が設定されているコンテンツを表示する

アクセス許可が与えられていれば、Office 2010 で単にドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションを開くだけで、権限が管理されたコンテンツを表示できます。

自分に与えられているアクセス許可を表示するには、メッセージ バーの [アクセス許可の表示] をクリックするか、画面の下にあるステータス バーの以下のいずれかをクリックします。

  • このドキュメントには、アクセス許可ポリシーが含まれています   このドキュメントにアクセス許可ポリシーが含まれることを示すボタン

  • このブックには、アクセス許可ポリシーが含まれています   このドキュメントにアクセス許可ポリシーが含まれることを示すボタン

  • このプレゼンテーションには、アクセス許可ポリシーが含まれています   このドキュメントにアクセス許可ポリシーが含まれることを示すボタン

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注記: 

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