Exchange Online と Office 365 でのエラーコード 5.1.1 から 5.1.20

最終更新日: 2015 年 10 月 23 日 このトピックでは、配信不能レポート (NDR) にエラー コード 550 5.1.1 から 5.1.20 が記載された場合のメールの問題の解決方法を紹介します。メールの送信にまつわる問題はイライラさせられることが多いですが、メールが正しく送信できない場合の解決方法は複数ありますので、試してみてください。

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メッセージを送信しましたが、この問題を解決するにはどうすればいいですか。

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管理者ですが、この問題を解決するにはどうすればいいですか。

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配信不能レポート (NDR) を受け取った理由を教えてください。


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メッセージを送信したところ、エラー コード 5.1.x が記載された NDR を受け取りました。 この問題を解決するにはどうすればよいですか。   

試すことができる解決方法が 5 つあります。5 つの方法をすべて試す必要がない場合もあります。以下で紹介する手順どおりに行ってもメールが正しく送信されない場合は、メールの管理者に問い合わせて、本トピックの管理者向けヘルプを参照してもらってください。

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解決方法 1: 受信者のメール アドレスが正しいことを確認します   

これは、5.1.x エラーの原因となる最もよくある問題です。 スペルが正しいかどうかを確認します。 何か変更した場合は、もう一度メールを送信します。

オートコンプリートのリストから、受信者のメール アドレスを削除します。   

オートコンプリート キャッシュ内の名前候補の一覧から、受信者のメール アドレスを削除して、もう一度入力してから、メールを送信します。オートコンプリートのリストとは、[宛先] 行に入力した名前と同じ名前が検出されたときに、メール プログラムに表示される名前候補リストです。詳細については、「Outlook Web App の自動補完リストからの名前または電子メール アドレスを削除します」を参照してください。

  1. 新しいメール メッセージを作成します。

  2. [宛先] フィールドへの受信者の名前またはメール アドレスの入力を開始して、受信者がドロップダウン リストに表示されるまで入力を続けます。

    Outlook Web App のオートコンプリート リスト
  3. 下矢印キーおよび上矢印キーを使って受信者を選んでから、Delete キーを押します。

  4. 受信者の完全なアドレスを入力して、メッセージを送信します。

解決方法 3: 受信者がメール メッセージの転送ルールを適用していないことを確認します。   

元のメッセージを、NDR に記載されている受信者のアドレスとまったく同じアドレスに送信しましたか。 確認するには、NDR に記載されているアドレスと、[送信済みアイテム] フォルダーの元のメッセージに記載されているアドレスを比較します。

アドレスが一致しない場合は、元のメッセージの送信先のユーザーに連絡して、メッセージを転送するメール ルールを設定しているかどうか、そのルールが正しく機能していることを認識しているかどうかを確認します。そのルールによって、メッセージのコピーが間違ったメール アドレスに送信された可能性があります。ユーザーがそのようなルールを設定している場合、NDR 5.1.x エラーを回避するには、そのユーザーがメール アドレスを修正するか、ルールを削除する必要があります。

解決方法 4: メール アカウントが侵害されていないことを確認します。   

元のメッセージは、本当に送信しましたか。送信していない場合は、スパム送信者や他の誰かが、あなたのメール アドレスを不正に使用してメッセージを送信した可能性があります。

[送信済みアイテム] フォルダーで、送信していないことが確実なメッセージの有無を確認します。 送信していないメッセージが見つかったら、メール アカウントが侵害されているかもしれません。この問題を解決するには、次の操作を実行します。

  1. メール アカウントのパスワードを変更します。 必ず、強力なパスワードを使ってください。

  2. 使用するコンピューターでマルウェア対策スキャンを実行します。

解決方法 5: NDR が、実際に送信したメッセージに関連するものであることを確認します。   

[送信済みアイテム] フォルダーに、送信したことが確実なメッセージのみが含まれている場合は、受信した NDR はバックスキャターである可能性があるので、無視できます。バックスキャターとは: 迷惑メール送信者は、自分のアドレスではなく、インターネットから収集したメール アドレスを使って、スパムの [送信元] アドレスで偽装することがあります。これらのスパム メッセージのどれか 1 つが配信できない場合、メール サーバーは今回のような NDR を [送信元] アドレスに返します。このような NDR は、何か間違ったことをしたという誤解を与えるだけで、まったく役に立ちません。このような役に立たない自動メッセージは、バックスキャターと呼ばれます。迷惑ですが、バックスキャターであれば、アカウントはハイジャックされていません。

[送信済みアイテム] フォルダーで、送信していないことが確実なメッセージの有無を確認します。疑わしいメッセージがない場合は、受信した NDR はバックスキャターである可能性が高くなります。既にマルウェア対策スキャンの実行とパスワードの変更が終わっている場合は、このようなバックスキャター NDR は無視できます。

詳細については、「バックスキャター メッセージと EOP」を参照してください。

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私は管理者です。 NDR の 5.1.1 から 5.1.20 の問題を解決するにはどうすればよいですか。   

メール ユーザーのヘルプ」セクションの手順で、差出人に関する問題が解決しない場合、解決策は、ユーザーの Office 365 アカウントのセットアップ方法に関係している可能性があります。ハイブリッド トポロジを採用している場合は、オンプレミスのメール転送エージェントに解決策が関連していることもあります。また、受信者のドメイン構成に問題が存在することもあります。試すことのできる解決方法は 4 つあります。ただし、4 つの方法すべてを試さなくても、メッセージを正しく送信できる可能性があります。

解決方法 1: Office 365 メッセージ センターに、構成上の問題またはサーバーレベルの問題がないか確認してください。   

Office 365 アカウントの場合、Office 365 ポータルが、この問題や他の問題のトラブルシューティングに利用できるさまざまなツール、通知、情報の発信源となります。

https://portal.office.com の Office 365 ポータルに管理者アカウントでログインして、[ダッシュボード] から次の操作を行います。

  1. メッセージ センターで、組織内に既知の構成問題が存在するかどうかを確認します。

    1. [メッセージ センター] を選びます。

    2. [すべて表示] を選びます。

    3. [回避または修正した問題] を選んで、関連する推奨操作を実行します。

  2. ユーザーのアカウントに影響するサービス問題が Office 365 に存在しているかどうかを確認します。

    1. [サービス正常性] を選んで、問題の概要を表示します。

    2. [すべて表示] を選んで、すべての既知の問題に関する詳細情報を表示します。

  3. Office 365 で提供されているメール フロー トラブルシューティング ツールを実行して、差出人および受信者のドメインで、正しくないか前のメール交換 (MX) リソース レコードの有無を確認します。

受信者のドメインに問題がある場合は、受信者または受信者のメール管理者に連絡して、その問題を知らせます。 NDR 5.1.x エラーを回避するには、受信者または受信者のメール管理者が問題を解決する必要があります。

解決方法 2:前のメール交換 (MX) リソース レコードを更新します   

エラー コード 5.1.1 は、受信者のドメインのメール交換 (MX) リソース レコードの問題が原因で発生します。 たとえば、使われていないメール サーバーを MX レコードがポイントしているか、最近構成が変更されたために、MX レコードが不明になっている可能性があります。

注: ドメインの DNS レコードの更新がインターネットのすべての DNS サーバーに反映されるまで、最大 72 時間かかる場合があります。

ドメイン外部の差出人がドメイン内部の受信者にメールを送信したとき、その差出人がこの NDR を受信した場合は、以下を試してください。

  • ドメインのメール交換 (MX) リソース レコードが正しくない可能性があります。たとえば、MX レコードが、使用できないメール サーバーをポイントしているかもしれません。ドメイン レジストラーまたは DNS ホスティング サービスで、ドメインの MX レコードが正しいことを確認してください。Exchange Online に登録されているドメインの MX レコードでは、<domain>.mail.protection.outlook.com という構文が使用されます。

  • ドメインに設定されている MX レコードが 1 つだけであることを確認します。Microsoft では、Exchange Online に登録されているドメインに複数の MX レコードを使用することをサポートしていません。

  • Microsoft リモート接続アナライザーの [Office 365] > [メール フローの構成] にある [MX レコードと送信コネクタの確認テスト] を使って、MX レコードと、Exchange Online 組織からメールを送信する機能をテストできます。

詳細については、「Create DNS records at any DNS hosting provider for Office 365」 (任意の DNS ホスティング プロバイダーで Office 365 用の DNS レコードを作成する) と「スプーフィングを防止するために Office 365 で SPF を設定する」を参照してください。

解決方法 3: 再作成したまたは移行後のメールボックスに返信している場合は、ユーザーのオートコンプリートのリストを更新します   

この NDR は、以前のメッセージに返信した場合や、受信者のメール アドレスに変更はないが、受信者のメールボックスに何らかの変更があった、以前の会議出席依頼を更新した場合に配信されることが多いです。たとえば、ユーザーのメールボックスが削除または再作成されたか、Exchange Online からオンプレミスの Exchange に移行された可能性があります。NDR 内の受信者のメール アドレスが IMCEAEX-_O=<string>@<domain> 形式の場合は、以前のメール メッセージに返信した可能性が高くなります。

この問題を解決するには、次のセクションの手順に従って、オートコンプリートのリストから、使用できないエントリを削除します。

オートコンプリートのリストに無効なエントリがある

ユーザーが、オートコンプリートのリスト (ニックネーム キャッシュとも呼ばれる) から、使用できないエントリを選んだ可能性があります。たとえば、受信者がオンプレミスの Exchange 組織から Exchange Online (またはその逆) に移行されているかもしれません。受信者のメール アドレスは同じですが、受信者の他の内部 ID が変更され、その結果、受信者のキャッシュされたエントリが使用できなくなることがあります。

Outlook Web App を使用している場合

使用できない受信者を Outlook Web App でユーザーのオートコンプリートのリストから削除するには、次のいずれかの操作を実行します。

単独の受信者を削除する

  1. [新しいメール] を選びます。

  2. ドロップダウン リストに受信者が表示されるまで、受信者の名前またはメール アドレスを順に入力していきます。

  3. 下矢印キーおよび上矢印キーを使って受信者を選んでから、Delete キーを押します。

この手順どおりに操作するには、Outlook Web App の Light バージョンのメールボックスにアクセスする必要があります。 アクセスするには、Outlook Web App の Light バージョンのみをサポートする Web ブラウザーでメールボックスを開いて、次の操作を実行します。

すべての受信者を削除する

  1. Outlook Web App でユーザーのメールボックスを開きます。

  2. [設定]、[表示設定]、[Outlook Web App バージョン] の順に選び、[Outlook Web App Light を使用する] を選んでから、[OK] をクリックします。

  3. ログオフして、Web ブラウザーを終了します。 次回メールボックスを開いたときは、Outlook Web App の Light バージョンが使用されます。

オートコンプリートのリスト全体をクリアする

  1. Outlook Web App の Light バージョンでユーザーのメールボックスを開きます。

  2. [オプション] > [メッセージング] を選びます。 [電子メールの名前解決] セクションで、[最新の受信者リストのクリア] を選んでから [OK] を選びます。

  3. メールボックスをもう一度 Outlook Web App に変更するには、[オプション] > [Outlook Web App バージョン] を選んで、[Outlook Web App Light を使用する] の選択を解除してから、[保存] を選びます。

Outlook 2010 または Outlook 2013 を使用している場合

Microsoft Outlook 2010 または Microsoft Outlook 2013 のユーザーのオートコンプリートのリストから無効な受信者を削除するには、次の手順どおりに行います。

単独の受信者を削除する

  1. 新しいメール メッセージを作成する

  2. ドロップダウン リストに受信者が表示されるまで、受信者の名前またはメール アドレスを順に入力していきます。

  3. カーソルを目的の受信者に移動するか (クリックしません)、または下方向キーと上方向キーを使って、ドロップダウン リストの受信者を選択します。

  4. [削除] を選ぶか、Delete キーを押して、受信者を削除します。

すべての受信者を削除する

  1. [ファイル]、[オプション]、[メール] の順にクリックします。

  2. [メッセージの送信] セクションで [オートコンプリートのリストを空にする] を選び、[はい] を選びます。

解決方法 4: 間違ったアドレスを削除する転送ルールを更新します   

ユーザーが直接メールを送信しなかった受信者が、NDR の原因になることがあります。指定した受信者が、メールボックスで転送ルールまたは委任の設定を利用している可能性があります。また、受信者のメール管理者が、使用できない受信者のメール アドレスにメッセージをコピーまたは転送するトランスポート ルールを作成したことも考えられます。このような問題の詳細については、「メールボックスへの電子メールの転送を構成する」または「トランスポート ルールを使用した監査役へのメッセージの確認なしのコピー」を参照してください。

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エラー コード 5.1.x が記載された配信不能レポート (NDR) を受け取った理由   

メールの受信トレイで受け取った、この問題に関する、配信不能レポート (NDR) と呼ばれる通知メッセージには、指定したアドレスがどうして見つからなかったのか、または無効なのかが記載されている場合があります。また、Outlook または Outlook Web App の受信者のオートコンプリート キャッシュに不正なエントリが存在することが記載されている場合もあります。 最も頻度の高い問題については、複数の解決方法を用意しています。 ほかの問題の中には、メール設定への管理者レベルのアクセスを必要とし、ほとんどのユーザーには対処できないものがあります。 この通知を受け取った場合、理由として次のようなことが考えられます。

  • メッセージの送信先のユーザーやメールボックスが、宛先のメール サーバーで見つかりませんでした。

  • 配布グループまたはサブグループのいずれかに送信するアクセス許可がありません。

  • メッセージを送信しようとしているユーザーまたはメールボックスに、最新ではない MX リソース レコードと呼ばれるメール設定が行われている。

  • メッセージを送信しようとしているユーザーまたはメールボックスに、別のアドレスにメッセージを転送するルールが設定されているが、そのルールが正しく機能していない。

エラー コード 5.1.1 から 5.1.20 について、さらにサポートが必要な場合

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