Excel 2016 でスクリーン リーダーを使用し、テーブルの並べ替えまたはフィルター処理を実行する

Excel 2016 でキーボードとスクリーン リーダーを使用して、テーブルの並べ替えやフィルター処理を実行できます。データの並べ替えると、データを整理して、必要なデータをすばやく見つけることができるので、分析にかかる時間を短縮できます。データのフィルター処理機能は、特定のデータ セットを集中的に取り扱う際に役立ちます。特に、ワークシートが大きいときに便利です。

この記事の内容

並べ替えとフィルター処理のキーボード ショートカット

この表は、並べ替えとフィルター処理で利用されるキーボード ショートカットをまとめたものです。

目的

キー

選択した範囲のセルにフィルターを適用する/範囲内のセルに適用されているフィルターを消去する

e

列見出しにあるオートフィルター ドロップダウン メニューをオフにする

r

一定範囲のセルまたは表における一番上の値と一番下の値を見つける

r

列見出しからオートフィルター ドロップダウン メニューを開く

Alt + ↓

昇順 (A から Z の順) で並べ替える

Alt + A、S + A または Alt + ↓、S

降順で、つまり Z から A の順で並べ替える

Alt + A、S + D または Alt + ↓、O

[並べ替え] ダイアログ ボックスを開く

Alt + A、S + S または Alt + H、S、U

データの変更後、並べ替えを再適用する

Ctrl + Alt + L (または Alt + A、Y + 3)

色でフィルター処理する/数値または文字列でフィルター処理する

Alt + ↓、I

[セルの書式設定] ダイアログ ボックスを開く

Alt + ↓、F

TRIM 関数を使用する

Alt + M、T、TRIM に移動

Excel の並べ替え機能について

1 つまたは複数の列で、文字列 (A から Z または Z から A)、数値 (最小から最大へ、またはその逆)、日時 (最も古いものから最も新しいものへ、またはその逆) を基準にしてデータを並べ替えることができます。ユーザー設定リスト (大、中、小の順など)、または書式 (セルの色、フォントの色、アイコン セットなど) を基準にして並べ替えることもできます。ほとんどの並べ替え操作では列で並べ替えますが、行で並べ替えることもできます。

表を並べ替えると、Excel はブックで使用された条件を保存します。それにより、ブックを開くたびに、条件を適用できます。これは特に、列が複数ある並べ替えや作成に時間のかかる並べ替えで重要です。ただし、表のデータにのみ機能します。セル範囲には適用されません。ブックを開いたときに並べ替えを定期的に再適用できるように並べ替え条件を保存する場合、表の利用が推奨されます。

表または範囲でテキストを並べ替える

表内の文字列を並べ替える

  1. 表の見出し行に移動します。

  2. 右方向キーまたは左方向キーを押し、並べ替えるデータの列見出しに移動します。

  3. Alt + 下方向キーを押し、フィルター メニューを開きます。それから、Tab キーを押し、メニューに移動します。

  4. 表示されるオプションは、列のデータの種類によって異なります。たとえば、数値データを昇順または降順で並べ替えることができます。英数字を A から Z の順で、Z から A の順で、あるいは色別に並べ替えることができます。

    下方向キーでオプションを閲覧し、Enter キーを押してオプションを選択します。

範囲内の文字列を並べ替える

  1. 操作対象のセル範囲内の英数字データの列を選ぶか、英数字データが含まれている表の列にアクティブなセルがあることを確認します。

  2. Alt + A キーを押します。[データ] タブが開いて、“上側のリボン、データ タブ” と読み上げられます (ナレーターでは、“選択済み、データ タブ” と読み上げられます)。

    • 英数字の昇順で (A から Z の順番で) 並べ替えるには、S + A キーを押します。•

    • 英数字の降順で (Z から A の順番で) 並べ替えるには、S + D キーを押します。

並べ替えで大文字と小文字を区別する

  1. 操作対象のセル範囲内の英数字データの列を選ぶか、英数字データが含まれている表の列にアクティブなセルがあることを確認します。

  2. Alt + H、S キーを押し、それから U キーを押します。[並べ替え] ダイアログ ボックスが開きます。“[並べ替え] ダイアログ ボックス” と読み上げられます (ナレーターの場合、“並べ替え、カスタム、[OK] ボタン” と読み上げられます)。

  3. Tab キーを押して [オプション] ボタンに移動し、Space キーを押して [並べ替えオプション] ダイアログ ボックスを開きます。“[並べ替えオプション] ダイアログ、[大文字と小文字を区別する] チェックボックス” と読み上げられます (ナレーターの場合、“[並べ替えオプション] ウィンドウ、[大文字と小文字を区別する] チェックボックス” と読み上げられます)。

  4. [大文字と小文字を区別する] チェックボックスをオンにします。

  5. Tab キーを押して [OK] ボタンに移動し、Enter キーを押します。[並べ替え] ダイアログ ボックスが開きます。“[並べ替え] ダイアログ ボックス” と読み上げられます (ナレーターの場合、“並べ替え、カスタム、[オプション] ボタン” と読み上げられます)。

  6. Tab キーを押して [OK] ボタンに移動し、Enter キーを押します。

ヒント: 

  • 並べ替える列で数字とテキストが混在しているとき、場合によっては、すべてテキストとして書式設定する必要があります。すべてテキストとして書式設定しない場合、Excel は数字を数字として先に並べ替え、それからテキストを並べ替えます。データを書式設定するには、列のデータをすべて選択し、Alt + H、F、N キーを押します。左方向キーを使用し、[数値] タブに移動し、Tab キーを押して [カテゴリ] 一覧に移動し、"テキスト" と読み上げられまで下方向キーを押します。Tab キーを 1 回押して [OK] ボタンに移動し、Enter キーを押します。

ヒント: 

  • 別の場所からデータをインポートまたはコピーすると、データの先頭にスペースが挿入されることがあります。たとえば、"Sue Lidman" という名前が "(スペース)(スペース)Sue Lidman" として入力されることがあります。

  • スクリーン リーダーを使用しているとき、スペースに気付かないことがあります。JAWS ではセルの空白が読み上げられないためです。

  • 空白に気付くように、Excel は先頭のスペースがあるセルを並べ替えられた列の先頭に置きます。

数値を並べ替える

数値を並べ替える

  1. 操作対象のセル範囲内の数値データの列を選ぶか、数値データが含まれている表の列にアクティブなセルがあることを確認します。

  2. Alt + A キーを押します。[データ] タブが開いて、“上側のリボン、データ タブ” と読み上げられます (ナレーターでは、“選択済み、データ タブ” と読み上げられます)。

    • 昇順で並べ替えるには、S + A キーを押します。

    • 降順で並べ替えるには、S + D キーを押します。

数値が数値として格納されていることを確認する

  1. Alt キーを押しながら H キーを押し、F キー、N キーを押します。[セルの書式設定] ダイアログ ボックスが開きます。“セルの書式設定ダイアログ” と読み上げられます (ナレーターの場合、“セルの書式設定ウィンドウ” と読み上げられます)。

  2. [数値] タブに移動するには、左方向キーを使用します (または、Ctrl + Tab キーを押します)。“数値タブ” と読み上げられます。

  3. Tab キーを押します。[カテゴリ] リストが開きます。“カテゴリ コロン リスト ボックス、全般” と読み上げられます (ナレーターの場合、“全般、12 項目の 1 つ” と読み上げられます)。

  4. “数値” と読み上げられるまで下方向キーを押します。

  5. ダイアログ ボックスを閉じるには、Tab キーで [OK] ボタンに移動し、Enter キーを押します。

日付と時刻を並べ替える

  1. 操作対象のセル範囲内の日付または時刻の列を選ぶか、日付または時刻が含まれている表の列にアクティブなセルがあることを確認します。

  2. Alt + A キーを押します。[データ] タブが開いて、“上側のリボン、データ タブ” と読み上げられます (ナレーターでは、“選択済み、データ タブ” と読み上げられます)。

    • 古いものから新しいものの順に並べ替えるには、S + A キーを押します。

    • 新しいものから古いものの順に並べ替えるには、S + D キーを押します。 •

    • データの変更後に並べ替えを再適用するには、範囲または表内のセルを選択し、Ctrl + Alt + L キーを押します。

複数の列を並べ替える

1 つの列または行で同じ値のデータをグループ化し、その同じ値のグループ内で別の列または行を並べ替える必要がある場合、複数の列または行を基準にして並べ替えたいことがあります。 たとえば、"部門" 列と "社員" 列があり、最初に "部門" 列で並べ替え (同じ部門のすべての社員をグループ化し)、次に名前で並べ替える (各部門内で名前をアルファベット順にする) ことができます。 最大 64 列で並べ替えることができます。

注: 最適な結果を得るには、並べ替えるセル範囲内に列見出しが含まれている必要があります。行で並べ替えるには、[並べ替え] ダイアログ ボックスで [テーブルに見出しがあります] チェック ボックスをオフにします。

  1. 複数のデータの列があるセル範囲を選ぶか、複数の列が含まれる表にアクティブなセルがあることを確認します。

  2. Alt + A、S + S キーを押します。[並べ替え] ダイアログ ボックスが開きます。“並べ替えダイアログ ボックス” と読み上げられます (ナレーターの場合、“並べ替え、カスタム、OK ボタン” と読み上げられます)。

  3. Tab キーを押して [列:最優先されるキー] コンボ ボックスに移動し、方向キーを使用して、並べ替える最初の列を選択します。

  4. 並べ替えの種類を選択するには、Tab キーを押して [並べ替えのキー] コンボ ボックスに移動し、方向キーを使用します。

    • 文字列または日付と時刻を基準にして並べ替えるには、[] を選びます。

    • 書式設定で並べ替えるには、[セルの色]、[フォントの色]、または [セルのアイコン] を選びます。

  5. 並べ替え方法を選択する:

    • 値別に並べ替えるには、Tab キーを押して [順序] コンボ ボックスに移動し、方向キーで並べ替え方法を選択します。

    • 文字列の値や数値を並べ替えるには、[昇順] または [降順] を選択します。

    • ユーザー設定リストを基準にして並べ替えるには、[ユーザー設定リスト] を選びます。

    • セルの色、フォントの色、セルのアイコンで並べ替えるには、方向キーで選択し、Tab キーで次の [順序] コンボ ボックスに移動し、方向キーで [] または [] を選択します。

  6. 並べ替える列を追加するには、Tab キーに [レベルの追加] ボタンで移動し、Enter を押し、3 から 5 の手順を繰り返します。

  7. データの変更後に列の並べ替えを再適用するには、セルの範囲または表を選択し、Ctrl + Alt + L キーを押します。(Ctrl + Alt + L キーでは、行の並べ替えは再適用されません。)

並べ替えの問題に関するヒント

データを並べ替えたときに予期しない結果になった場合:

  • 数式によって返される値が変更されたかどうかを確認してください。並べ替えたデータに 1 つ以上の数式が含まれている場合、ワークシートを再計算したときにそれらの数式の戻り値が変更されることがあります。この場合、必ず最新の結果が得られるように並べ替えを再適用します。

  • 並べ替えの前に行や列を再表示します。非表示の列は列を並べ替えたときに移動されず、非表示の行は行を並べ替えたときに移動されません。データを並べ替える前に、非表示の列と行を再表示することをお勧めします。

  • ロケールの設定を確認します。並べ替え順序はロケールの設定によって変わります。ロケールの設定が正しいかどうかは、コンピューターの [コントロール パネル] の [地域の設定] または [地域と言語のオプション] で確認してください。ロケールの設定の変更方法については、Windows のヘルプを参照してください。

  • 見出し行をオンまたはオフにします。データの意味を簡単に理解できるように列を並べ替える場合、通常は見出し行を入れるのが最も効果的です。既定では、見出し内の値は並べ替え操作に含まれません。場合によっては、見出し内の値が並べ替え操作に含まれるように (または含まれないように) するために、見出しをオン (またはオフ) にする必要があります。

  • 列見出しであるデータの最初の行を並べ替えから除外するには、Alt + H、S キーを押し、それから U キーを押します。[ユーザー設定の並べ替え] ダイアログ ボックスで、[先頭行をデータの見出しとして使用する] チェック ボックスを選択します。

  • 列見出しではないのでデータの最初の行を並べ替えに追加するには、Alt + H、S キーを押し、それから U キーを押します。[ユーザー設定の並べ替え] ダイアログ ボックスで、[先頭行をデータの見出しとして使用する] チェック ボックスの選択を解除します。

表のデータをフィルター処理する

表にデータを入力すると、Excel は [オートフィルター] ドロップダウン メニューを各列見出しに自動的に追加します。このメニューを開き、フィルターを簡単に追加できます。列見出しから [オートフィルター] ドロップダウン メニューを削除するには、見出しを選択し、Ctrl + Shift + L キーを押します。

  1. フィルター処理する列の表の見出しで、Alt + 下方向キーを押します。[オートフィルター] ドロップダウン メニューが開きます。“検索する語句を入力します、メニュー” と読み上げられます (ナレーターの場合、“グループ” と読み上げられます)。

  2. [オート フィルター] メニューでは、列に数値がある場合、下方向キーで [数値フィルター] に移動し、Enter キーを押します。列にテキスト エントリがある場合、[テキスト フィルター] に移動し、Enter キーを押します。サブメニューが開き、"等しい" という音声が聞こえます。

  3. 目的のフィルター処理オプションに移動するには、方向キーを使用して Enter キーを押します。[オートフィルター オプション] ダイアログ ボックスが開き、“[オートフィルター オプション] ダイアログ” と読み上げられます (ナレーターの場合、“[オートフィルター オプション] ウィンドウ” と読み上げられます)。

  4. フィルター処理条件を入力するか、選択します。

    たとえば、指定の数値よりも大きい数値を表示するには、[指定の値以上] を選択し、隣のコンボ ボックスに基準となる数値を入力します。

    2 つの条件に基づいてフィルターするには、両方の編集コンボ ボックスにフィルター処理条件を入力します。両方の条件が満たされるようにするには [AND] を選択し、どちらかの条件が満たされるようにするには [OR] を選択します。

  5. ダイアログ ボックスを閉じるには、Tab キーで [OK] ボタンに移動し、Enter キーを押します。

範囲内のデータにフィルターを適用する

  1. フィルター処理するセルを選択します。

  2. Ctrl + Shift + L キーを押します。Excel により、[オートフィルター] ドロップダウン メニューが、範囲内の最初のセルに追加されます。

  3. [オートフィルター] ドロップダウン メニューでセルを選択します。

  4. Alt キーを押しながら下方向キーを押します。[オートフィルター] ドロップダウン メニューが開きます。“検索する語句を入力します、メニュー” と読み上げられます (ナレーターの場合、“グループ” と読み上げられます)。

  5. 方向キーと Tab キーを使用し、目的のフィルター処理オプションに移動します。

  6. 選択が完了したら、Tab キーを押して [OK] ボタンに移動し、Enter キーを押します。

フィルターを消去するには、範囲内の任意のセルを選択し、Ctrl + Shift + L キーを押します。

詳細情報

スクリーン リーダーを使用して Excel 2016 のワークシートに表を挿入する

Excel 2016 for Windows のキーボード ショートカット

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