Excel でスクリーン リーダーを使用する基本的な作業

Excel でスクリーン リーダーを使用する基本的な作業

ラベルのスクリーン リーダー コンテンツ付きの読み上げシンボル。このトピックでは、Office でスクリーン リーダーを使用する方法について説明します。

この記事は、Office アクセシビリティ コンテンツ セットの一部であり、Office 製品でスクリーン リーダー プログラムを使うユーザーを対象としています。一般的なヘルプについては、Office サポート ホームをご覧ください。

Excel 2016 では、キーボードと、Windows の組み込みスクリーン リーダーである JAWS やナレーターなどのスクリーン リーダーを使用して、Excel 2016 の基本的なタスクを行えます。アプリを起動して新しいブックを作成し、データを挿入します。簡単な数式を作成し、データの並べ替えやフィルター処理を行い、表を追加して、データが意味する内容を表現します。

注記: 

  • Office 365 の新しい機能は Office 365 サブスクライバーに段階的にリリースされるため、お使いのアプリではこれらの機能をまだ使用できない可能性があります。より早く新機能を入手するための方法については、「Office 2016 for Office 365 の最新機能を入手できる時期」を参照してください。

  • キーボード ショートカットについては、「Windows 用 Excel キーボード ショートカットとファンクション キー」を参照してください。

  • このトピックでは、組み込みの Windows スクリーン リーダーであるナレーターを使っていることを前提としています。ナレーターの使用の詳細については、「ナレーターの概要」をご覧ください。

  • このトピックでは、JAWS の機能についても説明します。JAWS for Windows の詳細については、「JAWS for Windows クイック スタート ガイド」をご覧ください。

  • このトピックでは、PC でこのアプリを使っていることを前提としています。一部のナビゲーションとジェスチャは、Windows Phone またはタブレットでは異なる場合があります。

この記事の内容

Excel を起動する

Excel 2016 を起動するには、次のいずれかの操作を実行します。

  • Windows ロゴ キーを押し、「Excel」と入力してから Enter キーを押します。

  • お使いのデバイスまたは使用しているファイル ストレージで、開きたい Excel 2016 ブックに移動し、Enter キーを押します。ブックが Excel で開きます。

新しいブックを作成する

Excel ファイルはブックと呼ばれます。それぞれのブックには、通常スプレッドシートまたはワークシートと呼ばれるシートがあります。ブックに必要なだけシートを追加したり、新しいブックを作成してデータを分離したりできます。

  1. Excel で、新しいブックの作成を開始するには、Alt キーを押しながら F キーを押し、N キーを押します。

  2. 空白のブックを開くには、L キーを押します。

データを入力する

シートにデータを入力しながら、行、列、およびセルを操作します。セルは、シート上の行と列の場所によって参照されます。つまり、セル A1 は、A 列の最初のセルを示します。新しいシートでは、既定でセル A1 が選択されています。

  1. データの入力を開始する空のセルを選択するには、方向キーを押します。JAWS で、ブック内のセルに移動すると、セル参照とセルの内容が読み上げられます。空のセルを選ぶと、たとえば、"空白、G4" と読み上げられます。ナレーターでは、セル範囲は読み上げられますが、セルの内容は読み上げられません。

  2. セルに、テキストか数値を入力します。

  3. セルに内容を入力してから列内の次のセルに移動するには、Enter キーを押します。行内の次のセルに移動するには、Tab キーを押します。方向キーを使用することもできます。

オート SUM を使ってデータを合計する

オート SUM 関数を使用すると、シートに入力した数値をすばやく加算することができます。

  1. 合計値を入力するセルを選択します。これは、通常、加算対象の数値の右または下のセルとします。

  2. セルにオート SUM 関数を入力するには、Alt キーを押しながら H キーを押し、U キーを押し、S キーを押します。

    ヒント: オート SUM 関数に対して選択するセルは変更することができます。加算するセルの範囲を選択するには、Shift キーを押しながらし、方向キーを押します。

  3. 目的のセルを対象にした数式がオート SUM 関数によって作成されていることを確認したら、Enter キーを押します。選択した複数のセル内の数値がオート SUM によって加算され、その合計値が選択したセルに入力されます。

  4. オート SUM の計算結果を音声で聞くには、オート SUM 関数を含むセルに再び移動します。数値、数式の結果であることを示す情報、およびセル参照が読み上げられます。たとえば、"538、数式があります、G6" と読み上げられます。

簡単な数式を作成する

シート内の数値を追加、減算、乗算、または除算する簡単な数式を入力することができます。数式を作成するには、計算する数値が含まれているセル参照 (B4 または D6) と算術演算子を結合します。演算子には、加算の正符号 (+)、減算の負符号 (-)、乗算のアスタリスク (*)、除算のスラッシュ (/) があります。

  1. 数式の結果を入力するセルを選びます。これは、通常、計算対象の数値の右または下のセルとします。

  2. 等号 (=) を入力します。Excel の数式は常に等号 (=) で始まります。

  3. 数式を作成するには、セル参照 (B4 や D6 など) と算術演算子の組み合わせを入力します。たとえば、=B4+B5、=B4-B5、=B4*B5、または =B4/B5 とします。

    ヒント: すばやく計算するには、数式にセル参照ではなく、数値を入力します。たとえば、=20+10、=20-10、=20*10、または =20/10 とします。

  4. Enter キーを押します。数値が計算され、選択したセルに結果が入力されます。

    ヒント: カーソルを作業中のセルに留めておきたい場合は、Ctrl キーを押しながら Enter キーを押します。

数値の表示形式を適用する

さまざまな種類の数値を区別するには、通貨、パーセンテージ、日付など、数値の表示形式を追加します。

  1. 表示形式を設定する数値が含まれているセルを選びます。

  2. 数値の表示形式のコンボ ボックスを開くには、Alt キーを押しながら H キーを押し、N キーを押します。

  3. 数値の有効な表示形式を参照するには、下方向キーまたは上方向キーを押します。

    ヒント: 特殊な形式ユーザー設定形式 など、このリストに目的の表示形式が含まれていない場合は、Esc キーを押して、数値の表示形式のリストを終了します。[セルの書式設定] ダイアログ ボックスで [表示形式] タブを開くには、Alt キーを押しながら H キーを押し、O キーを押し、E キーを押します。数値の有効な表示形式のリストの中を参照するには、Tab キーを押してし、下方向キーまたは上方向キーを押します。

  4. 選択した数値の表示形式を、選択したセルに適用するには、Enter キーを押します。

表のデータのフィルター処理または並べ替えを行う

シート内のデータから表を作成する場合は、フィルター処理や並べ替えなどさまざまな方法でデータをすばやく分析することができます。

  1. 表として分析するデータのグループを選択するには、まず最初のセルを選択します。次に、Shift キーを押しながら方向キーを押して、データの最後のセル (通常、セル グループの対角に位置する) に移動します。セルのグループを選択すると、範囲内の最初のセルのセル参照と内容が読み上げられ、次に範囲内の最後のセルのセル参照と内容が読み上げられます (ナレーターでは、範囲内の最初のセルのセル参照と内容が読み上げられます)。

  2. クイック分析ツールを開くには、Ctrl キーを押しながら Q キーを押します。

  3. [] タブに移動するには、T キーを押します。

  4. [] グリッドを選択するには、Tab キーを押して、Enter キーを押します。選択したデータは表として書式設定されます。列見出しが追加され、行の色は交互に書式設定されます。

  5. 列の内容に基づいて表をフィルター処理します。

    1. フィルター処理の条件とするデータが含まれている列の見出しに移動します。

    2. 列見出しの矢印を選択します。

    3. “すべて​​選択、オン” と読み上げられるまで、Tab キーを押します。

    4. このチェック ボックスをオフにするには、Space キーを押します。

    5. フィルターの選択肢を参照するには、下方向キーを押します。フィルター処理の条件とするデータが含まれているチェック ボックスをオンにするには、Space キーを押します。Enter キーを押します。

    6. フィルターを削除し、もう一度すべてのデータを表示するには、手順 a から c を繰り返します。[すべて​​選択] チェック ボックスをオンにするには、Space キーを押します。Enter キーを押します。

  6. 表を並べ替えます。

    1. 表の並べ替えの基準とする列の見出しに移動します。

    2. 列見出しの矢印を選択します。

    3. [小さい順に並べ替え] (数値の場合) または [昇順で並べ替え] (テキストの場合) を選択するには、S キーを押します。[大きい順に並べ替え] または [降順で並べ替え] を選択するには、O キーを押します。

表内の数値を計算する

クイック分析ツールでは、数値をすばやく計算することができます。Excel では、合計、平均、個数の計算の種類に関係なく、計算結果を表内の計算対象の数値の下か横に表示します。

  1. 表として計算するデータのグループを選択するには、まず最初のセルを選択します。次に、Shift キーを押しながら方向キーを押して、データの最後のセル (通常、セル グループの対角に位置する) に移動します。

  2. クイック分析ツールを開くには、Ctrl キーを押しながら Q キーを押します。

  3. [合計] タブに移動するには、O キーを押して、Tab キーを押します。

  4. 水平方向または垂直方向のデータに対する計算オプション (合計平均個数合計の %累計など) を参照するには、右方向キーを押します。

  5. 計算オプションを選択し、Enter キーを押します。選択したデータのグループが、指定したオプションに従って計算されます。

  6. 結果を音声で聞くには、数式が入っているセルを 1 つ 1 つ選択します。数式の結果と、数式を含むセルであることを示す情報と、セル参照が読み上げられます。

データを表として書式設定または強調表示する

条件付き書式やスパークラインを使うと、最も重要なデータを強調表示したり、データの傾向を示したりできます。クイック分析ツールを使用すると、これらの強調表示をすばやく適用できます。

  1. 条件付き書式またはスパーク ラインで強調表示するデータのグループを選択するには、まず最初のセルを選択します。次に、Shift キーを押しながら方向キーを押して、データの最後のセル (通常、セル グループの対角に位置する) に移動します。

  2. クイック分析ツールを開くには、Ctrl キーを押しながら Q キーを押します。

  3. [書式] タブに移動するには、F キーを押します。[スパークライン] メニューに移動するには、S キーを押します。タブのオプションに移動するには、Tab キーを押します。

  4. 書式オプションまたはスパークライン オプションを参照するには、右方向キーまたは左方向キーを押します。数値の書式オプションには、データ バーカラーアイコン セットがあります。テキストの書式オプションには、文字列重複する値一意の値指定の値に等しい書式の消去があります。スパークラインのオプションには、折れ線縦棒勝敗があり、数値を選択した場合にのみ使用できます。

  5. 書式オプションやスパークライン オプションを選択し、Enter キーを押します。選択したデータ グループが、指定したとおりの表示形式となります。

注: 詳細については、「スパークラインを使ってデータの傾向を分析する」を参照してください。

データをグラフで表示する

クイック分析ツールは、特定のグラフを推奨し、データをすばやく視覚的に表示します。

  1. グラフとして表現する数値とラベルのグループを選択するには、まず最初のセルを選択します。次に、Shift キーを押しながら方向キーを押して、データの最後のセル (通常、セル グループの対角に位置する) に移動します。

  2. クイック分析ツールを開くには、Ctrl キーを押しながら Q キーを押します。

  3. [グラフ] タブに移動するには、C キーを押して、Tab キーを押します。

  4. グラフのオプションを参照するには、右方向キーまたは左方向キーを押します。

  5. 目的のグラフの種類を選択し、Enter キーを押します。選択したグループを表現するグラフは、埋め込みオブジェクトとしてワークシートに追加されます。

注: その他の方法については、「Create a chart in Excel 2016 for Windows」 (Windows 版 Excel 2016 でグラフを作成する) を参照してください。

作業内容を保存する

  1. Ctrl キーを押しながら S キーを押します。このブックを保存するのが今回初めてである場合は、[名前を付けて保存] Backstage ビューが開くので、保存場所を選択し、名前を付けます。

  2. [名前を付けて保存] で保存場所の選択肢に移動するには、Tab キーを押します。

  3. ブックの保存場所 (OneDrive または コンピューター など) を選択するには、下方向キーまたは上方向キーを押します。または、[名前を付けて保存] ダイアログ ボックスを開くには、[参照] に移動し、Enter キーを押します。

  4. 選択した場所にあるフォルダーを参照するには、Tab キーを押します。階層内で上位のフォルダーに移動するには、[1 つ上のフォルダーに移動] を選択します。フォルダーの一覧に移動するには、Tab キーを繰り返し押します。一覧内を移動するには、Tab キーまたは方向キーを使用します。フォルダーを選択するには、Enter キーを押します。

  5. [ここにファイル名を入力してください] ボックスにタブ移動し、ブックの名前を入力します。

  6. [保存] ボタンにタブ移動し、Enter キーを押します。

作業内容を印刷する

  1. [印刷] Backstage ビューを開くには、Ctrl キーを押しながら P キーを押します。

  2. 印刷プロパティ片面印刷縦方向標準の余白、および ページ設定などの印刷設定をタブ移動します。選択した設定を変更するには、Enter キーを押します。別の設定を選択するには、↑キーまたは↓キーを押して、Enter キーを押します。

  3. 印刷の設定が希望どおりになっている場合に、[印刷] を選択するには、"印刷" と読み上げられるまで Shift キーを押しながら Tab キーを押します。Enter キーを押します。プリンターによってブックが印刷されます。

関連項目

Excel でスクリーン リーダーを使ってブックを作成する

Excel でスクリーン リーダーを使ってデータを置き換える

Windows 用 Excel キーボード ショートカットとファンクション キー

Office 365 のアクセシビリティ機能を使用するためのデバイスのセットアップ

アクセシビリティ機能を利用して Excel を操作する方法

障碍のある方向けのテクニカル サポート

Microsoft は、すべてのお客様に最適な操作性を提供することを目指しています。障碍のある方、およびアクセシビリティに関してご質問がある方が技術サポートをご希望の場合は、Microsoft Disability Answer Desk までご連絡ください。Disability Answer Desk サポート チームは、一般的なユーザー補助技術を駆使するトレーニングを受けており、英語、スペイン語、フランス語、および米語の手話でサポートを提供することができます。お住まいの地域での連絡先の詳細については、Microsoft Disability Answer Desk サイトを参照してください。

政府機関、商用、または法人ユーザーの場合は、法人向け Disability Answer Desk までお問い合わせください。

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