Access で日付/時刻型フィールドの書式を設定する

日付/時刻型のデータを Microsoft Access で使用するときは、既定の書式設定のままにするか、定義済み書式の 1 つを適用するか、独自の書式を作成するかを選択できます。ここでは、日付/時刻データ型の概要、テーブルに日付/時刻型フィールドを追加する方法、および定義済みまたは独自の書式を適用する方法を説明します。

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日付/時刻の書式の概要

日付/時刻型フィールドをテーブルに追加する

日付/時刻型フィールドの書式を設定する

日付/時刻の入力書式を定型入力書式を使用して制限する

追加情報

日付/時刻の書式の概要

Access では、日付や時刻を表示するときの書式は自動的に、"日付 (標準)" と "時刻 (L)" に設定されます。日付は、日本では yyyy/mm/dd、米国では mm/dd/yyyy、米国以外では dd/mm/yyyy と表示されます。yyyy は年、mm は月、dd は日です。時刻は hh:mm:ss (hh は時、mm は分、ss は秒) と表示されますが、日付や時刻はさまざまな書式で表示できます。

日付/時刻に対して自動設定されるこれらの書式は、Windows の "地域と言語のオプション" 設定でどの地域が指定されているかによって決まります。たとえば、ヨーロッパやアジアの一部の地域では、ユーザーが選択した地域に応じて、日付と時刻は 28.11.2006 12:07:12 または 28/11/2006 12:07:12 と表示されます。米国では、11/28/2006 12:07:12 PM と表示されます。この自動書式は、独自の表示書式を使用して変更することもできます。表示書式の選択は、データの入力方法や Access によるそのデータの保管方法には影響しません。たとえば、ヨーロッパの日付書式で「28.11.2006」と入力した値を、テーブル、フォーム、またはレポートで 11/28/2006 と表示することができます。

Access では、日付と時刻の書式設定に関連して、ある程度のデータ検証が自動的に行われます。たとえば、2006/11/32 のような無効な日付を入力した場合は、メッセージが表示され、新しい値を入力するか、そのフィールドを日付/時刻型からテキスト型に変換するかを選択できるようになっています。有効な日付値の範囲は、-657,434 (西暦 100 年 1 月 1 日) ~ 2,958,465 (西暦 9999 年 12 月 31 日) です。有効な時刻値の範囲は、0.0 ~ 0.9999 (午後 11 時 59 分 59 秒) です。

日付/時刻データ型の詳細については、「データ型とフィールド プロパティの概要」を参照してください。

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日付/時刻型フィールドをテーブルに追加する

  1. 日付/時刻型フィールドを追加するテーブルをデータシート ビューで開きます。

  2. [クリックして追加] 列の横の下矢印をクリックして、一覧から [日付/時刻] を選択します。

  3. フィールドの名前を変更して、テーブルを保存します。

このフィールドに日付を追加するには、日付選択カレンダー (カレンダー アイコン) をクリックして、以下のいずれかを行います。

  • 現在の日付を入力するには、[今日] をクリックします。

  • 現在の月の別の日を選択するには、その日付をクリックします。

  • 別の月の日を選択するには、矢印のボタンをクリックして前後の月に移動します。

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日付/時刻型フィールドの書式を設定する

Access では、日付や時刻のデータに対するさまざまな書式があらかじめ定義されていますが、定義済みの書式では目的を果たせない場合はカスタム書式を指定することができます。最初に設定された書式は、"日付 (標準)" 書式  (m/dd/yyyy h:mm:ss AM/PM) です。

定義済み書式を適用する

  1. まだ日付/時刻型フィールドが 1 つもない場合は、フィールドを追加します。テーブルをデータシート ビューで開き、[クリックして追加] 列の横の下矢印をクリックして、一覧から [日付/時刻] を選択します。

  2. テーブルの見出しを右クリックしてデザイン ビューに切り替えます。

  3. デザイン グリッドの上部のセクションで、書式を設定する日付/時刻型フィールドを選択します。

  4. [フィールド プロパティ] セクションにある [書式] ボックスの矢印をクリックして、一覧から書式を選択します。

    日付と時刻のプロパティ

  5. 書式を選択すると、[プロパティの更新オプション] スマート タグが表示され、そのフィールドを論理的に継承する他のテーブル フィールドやフォーム コントロールにその新しい書式を適用するかどうかを指定できます。変更をデータベース全体に適用するには、このスマート タグをクリックし、[<フィールド名>が使用されているすべての箇所で書式を更新します] をクリックします。この場合は、<フィールド名> は日付/時刻型フィールドの名前です。

  6. 変更をデータベース全体に適用するには、[プロパティの更新] ダイアログ ボックスが開いて、新しい書式を継承するフォームなどのオブジェクトが一覧表示されたときに、[はい] をクリックします。

  7. 変更を保存してデータシート ビューに切り替え、書式が目的どおりかどうかを確認します。

カスタム書式を適用する

カスタム書式を作成するには、テーブル フィールドの [書式] プロパティを構成するさまざまな文字を入力します。この文字とは、プレースホルダー (0 や # など)、区切り文字 (ピリオドやコンマなど)、リテラル文字、および色です。日付/時刻型フィールドのカスタム書式は、2 つのセクションで構成することができます。1 つは日付、もう 1 つは時刻です。この 2 つのセクションを区切るにはセミコロンを使用します。

カスタム書式を日付/時刻型フィールドに適用するときは、日付と時刻の 2 つのセクションを定義して、それぞれに別の書式を指定することができます。このような場合は、2 つのセクションをセミコロンで区切ります。"日付 (標準)" という書式と "時刻 (L)" という書式を組み合わせるには、yyyy/mm/dd;h:mm:ss と指定します。カスタムの日付または時刻の書式を適用するには、次の手順を実行します。

  1. ナビゲーション ウィンドウで、操作するテーブルを右クリックして、[デザイン ビュー] をクリックします。

  2. デザイン グリッドの上部のセクションで、書式を設定する日付/時刻型フィールドを選びます。

  3. 下部のセクションにある [書式] プロパティのボックスをクリックして、カスタム書式を入力します。使用できる文字については、カスタム書式のプレースホルダーと区切り文字の表を参照してください。

  4. 書式を入力すると、[プロパティの更新オプション] スマート タグが表示され、そのフィールドを論理的に継承する他のテーブル フィールドやフォーム コントロールにその書式を適用するかどうかを指定できます。変更をデータベース全体に適用するには、このスマート タグをクリックし、[<フィールド名>が使用されているすべての箇所で書式を更新します] をクリックします。この場合は、<フィールド名> は日付/時刻型フィールドの名前です。

  5. 変更をデータベース全体に適用することを選択した場合は、[プロパティの更新] ダイアログ ボックスが開き、新しい書式を継承するフォームやその他のオブジェクトが一覧表示されます。[はい] をクリックすると、書式が適用されます。

  6. 変更を保存してデータシート ビューに切り替え、書式が目的どおりかどうかを確認します。

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日付/時刻の入力書式を定型入力書式を使用して制限する

日付と時刻が必ず特定の書式で入力されるようにするには、"定型入力" 機能を使用します。たとえば、ヨーロッパの書式で日付が入力されるように定型入力が設定されている場合は、データベースにデータを入力するときに、他の書式で日付を入力することはできなくなります。定型入力書式を適用できるのは、テーブルやクエリの結果セットのフィールド、およびフォームやレポート上のコントロールです。

定型入力用に定義したのとは別の書式を表示用に設定することもできます。たとえば、定型入力では日付を「2010.04.15」と入力するように設定する一方で、表示は 15-April-2010 という書式にすることができます。

定型入力書式を追加する

  1. 日付/時刻型フィールドを選択してから、デザイン グリッドの下部セクションにある [標準] タブの [定型入力] プロパティをクリックします。

  2. 定型入力ウィザードが表示されます。画面の案内に従って、定型入力書式を選択します。

  3. この書式を適用するには、[はい] をクリックして [保存] をクリックします。

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追加情報

定義済みの書式と例

書式

説明

日付 (標準)

(既定) 日付値を数字で表示し、時刻値を時間、分、および秒の後に AM または PM を付けたものとして表示します。日付と時刻のどちらの値に対しても、Windows の地域の設定で指定した日付と時刻の区切り記号が使用されます。値に時刻部分がない場合は、日付だけが表示されます。値に日付部分がない場合は、時刻だけが表示されます。

2008/06/30 10:10:42

日付 (L)

日付値だけを、Windows の地域の設定で指定された "長い形式" で表示します。

2006 年 8 月 29 日

日付 (M)

日付を yy-mm-dd として表示します。ただし、Windows の地域の設定で指定された日付区切り記号が使用されます。

06-08-29

日付 (S)

Windows の地域の設定で指定された [短い形式] に基づいて日付値を表示します。

2006/08/29

時刻 (L)

Windows の地域の設定で指定した区切り記号が使用されます。

10:10:42

時刻 (M)

時間と分の後に "午前" または "午後" を付けて表示します。Windows の地域の設定で指定した区切り記号が使用されます。

10:10 午後

時刻 (S)

時間と分だけを表示します。Windows の地域の設定で指定した区切り記号が使用されます。

10:10

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カスタム書式のプレースホルダーと区切り文字

次の要素を自由に組み合わせて、カスタム書式を作成できます。たとえば、年の初めから数えた週番号と曜日を表示するには、「ww/w」と入力します。

重要: Windows の地域設定で指定された日時設定と矛盾するカスタム書式は無視されます。Windows の地域設定の詳細については、Windows のヘルプを参照してください。

日付書式の要素

書式

説明

d

日を 1 桁または 2 桁の数字で表示します (1 ~ 31)。

dd

日を 2 桁の数字で表示します (01 ~ 31)。

ddd

曜日を英語の省略形 3 文字で表示します (Sun ~ Sat)。

dddd

曜日を英語のフル スペルで表示します (Sunday ~ Saturday)。

w

曜日を表す数字を表示します (1 ~ 7)。

ww

その日が 1 年のうちの何週目であるかを表示します (1 ~ 53)。

m

月を 1 桁または 2 桁の数字で表示します (1 ~ 12)。

mm

月を 2 桁の数字で表示します (01 ~ 12)。

mmm

月を英語の省略形 3 文字で表示します (Jan ~ Dec)。

mmmm

月を英語のフル スペルで表示します (January ~ December)。

q

四半期を表示します (1 ~ 4)。

y

その年の 1 月 1 日から何日目かを表示します (1 ~ 366)。

yy

西暦の下 2 桁を表示します (01 ~ 99)。

yyyy

西暦を 4 桁で表示します (0100 ~ 9999)。

時刻の書式要素

書式

説明

H

時を 1 桁または 2 桁の数字で表示します (0 ~ 23)。

hh

時を 2 桁の数字で表示します (00 ~ 23)。

N

分を 1 桁または 2 桁の数字で表示します (0 ~ 59)。

nn

分を 2 桁の数字で表示します (00 ~ 59)。

s

秒を 1 桁または 2 桁の数字で表示します (0 ~ 59)。

ss

秒を 2 桁の数字で表示します (00 ~ 59)。

午前/午後の書式要素

書式

説明

AM/PM

12 時間制の時刻に、大文字の "AM" または "PM" を付加して表示します。たとえば、"9:34PM" と表示します。

am/pm

12 時間制の時刻に、小文字の "am" または "pm" を付加して表示します。たとえば、"9:34pm" と表示します。

A/P

12 時間制の時刻に、大文字の "A" または "P" を付加して表示します。たとえば、"9:34P" と表示します。

a/p

12 時間制の時刻に、小文字の "a" または "p" を付加して表示します。たとえば、"9:34p" と表示します。

AMPM 

12 時間制の時刻に、Windows の地域設定で指定された午前/午後の識別子を付加して表示します。

区切り記号の要素

注: 区切り記号は、Windows の地域の設定で指定します。

任意の短い文字列を引用符("") で囲むと、カスタム区切り文字として使用できます。この引用符は表示されません。たとえば、「","」と入力した場合は、コンマが 1 個表示されます。

:   時刻の区切り記号。たとえば、"hh:mm" のように表示します。

/   日付の区切り記号。たとえば、"yyyy/mmm" のように表示します。

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