[リソースの平準化] ダイアログ ボックス

リソースを平準化する方法についてのユーザー設定は、[リソースの平準化] ダイアログ ボックスで行います。平準化プロセスの開始にもこのダイアログ ボックスを使います。Microsoft Project は、このダイアログ ボックスで設定された条件に基づいて、タスクを延期および分割することにより、過剰に割り当てられたリソースを平準化します。次のような機能を利用できます。

  • Project で自動的に平準化するか (割り当て超過検出直後)、手動で平準化するか ([平準化の対象] をクリックしたときのみ) を指定できます。

  • 平準化が必要になる割り当て超過したリソースの量 (たとえば、1 時間、日、週) を指定できます。

  • タスクの割り当て超過と平準化を確認する順序の条件を設定できます。

ダイアログ ボックスの場所

リボンの [リソース] タブで、[平準化] パネルの [平準化のオプション] をクリックします。

詳細

[平準化の計算方法] セクション

[自動   ] タスクまたはリソースを変更して割り当て超過が発生したら直ちにリソースを平準化します。これは、Project が自動計算モード (既定値) に設定されている場合に有効です。Project が手動計算モードに設定されている場合は、[再計算実行] コマンドを実行するとリソースが平準化されます。計算モードを設定するには、[ファイル]、[オプション] の順にクリックし、[スケジュール] タブを選択して、[計算] セクションで [編集後に必ずプロジェクトの計算を実行する] を [オン] に設定します。

プロジェクトが大きい場合、自動平準化によりスケジュールの作業の速度が低下する可能性があります。このオプションを選択する場合は、[平準化の前に平準化値をクリアする] チェック ボックスをオフにします。このチェック ボックスは既定ではオンになっていますが、自動的に平準化するときは、オフにするとスケジュールのパフォーマンスが大きく向上します。

[手動   ] リソースを平準化するタイミングをユーザーが制御できます。手動平準化では、ユーザーが [リソースの平準化] ダイアログ ボックスを開いて [すべて平準化] をクリックしたときにのみ、リソースの平準化が行われます。これは既定のオプションです。

[割り当て超過として平準化が必要になる基準   ] 平準化を実行するポイントを設定します。割り当て超過を認識する最低の期間をクリックします。選択した期間によっては、リソースが割り当て超過であっても、平準化インジケーターが赤にならないことがあります。

たとえば、同じ日に開始して終了する 2 つの 1 日タスクが同じリソースに割り当てられているものとします。技術的には、このリソースは 8 時間の割り当て超過になっています。割り当て超過期間を [日単位] に設定した場合、このリソースは割り当て超過として指定され、平準化されます。

しかし、割り当て超過期間が [週単位] に設定されていて、このリソースの通常の利用可能時間が 1 週間あたり 40 時間である場合は、割り当て超過にならず、平準化されません。これは、合計作業時間 16 時間が週のリソースの利用可能時間 40 時間を超えないためです。

期間

[分単位   ] リソースの通常の利用可能時間より 1 分以上多くの作業時間がリソースにスケジュールされると、リソースを平準化します。

[時間単位   ] リソースの通常の利用可能時間より 1 時間以上多くの作業時間がリソースにスケジュールされると、リソースを平準化します。

[日単位   ] リソースの 1 日の通常の利用可能時間より多くの作業時間がリソースにスケジュールされている日が 1 日以上あると、リソースを平準化します。

[週単位   ] リソースの 1 週間の通常の利用可能時間より多くの作業時間がリソースにスケジュールされている週が 1 週以上あると、リソースを平準化します。

[月単位   ] リソースの 1 月間の通常の利用可能時間より多くの作業時間がリソースにスケジュールされている月が 1 月以上あると、リソースを平準化します。これは既定の設定です。

[平準化の前に平準化値をクリアする   ] 平準化の結果として、または手動で入力された平準化による延期期間の結果として、以前に入力された延期を、次の平準化操作を行う前にクリアすることを示します。

[自動] 計算オプションを選択した場合は、[平準化の前に平準化値をクリアする] チェック ボックスをオフにすることをお勧めします。これにより、スケジュール計算のパフォーマンスが向上し、増分的な平準化も可能になります。つまり、既に平準化されているタスクをそのまま保持し、新しい割り当て超過のみを再スケジュールできます。このチェック ボックスは、既定でオンになっています。

[平準化範囲] セクション

このセクションでは、プロジェクト全体を平準化するか、または特定の時間範囲内のタスクだけを平準化するかを指定します。

[プロジェクト全体   ] プロジェクトの期間全体にわたって割り当て超過リソースを平準化する必要があることを指定します。

平準化の開始日と終了日    リソースを平準化する日付の範囲を指定します。[開始] ボックスに、開始日を入力します。[終了] ボックスに、終了日を入力します。平準化する日付範囲を設定することで、現在の平準化の結果に問題がないプロジェクトの日付範囲が再度平準化されるのを回避できます。

[割り当て超過の解決方法] セクション

[平準化の順序   ] 割り当て超過しているタスクを延期または分割する順序を指定します。Project は、割り当て超過の原因となっているタスクおよび延期可能なタスクを判別した後、指定された順序を使います。

タスクの優先度は [タスク情報] ダイアログ ボックスで指定します。[全般] タブをクリックし、[優先度] ボックスに値を入力します。指定できる値は 0 ~ 1000 です。0 は最低優先度、1000 は最高優先度 (平準化されません) です。既定の優先度は 500 です。

複数のプロジェクトに関わっているリソースがいる場合は、[プロジェクト情報] ダイアログ ボックスでプロジェクトの優先度を設定することもできます。リボンの [Project ] タブで [プロジェクト情報] をクリックし、[優先度] ボックスに値を入力します。

平準化の順序の選択肢

[ID 順   ] Project は、他の条件を考慮する前に、ID 番号が高いタスクを必要に応じて延期します。

[標準方式   ] Project は、先行処理の関係、余裕期間 (総余裕期間の多いタスクを最初に延期)、日付 (開始日が遅いタスクを最初に延期)、優先度、および制約を考慮して、タスクを平準化するかどうか、およびその方法を決定します。これは既定値です。

[タスクの優先度 + 標準方式   ] Project は、最初に優先度を考慮した後、先行処理の関係、余裕期間、日付、制約を考慮して、タスクを平準化するかどうか、およびその方法を決定します。

[利用可能な余裕期間内で平準化する   ] Project の終了日が延期されないようにします。ただし、通常は、多くの余裕期間が組み込まれていない限り、これを設定しても、平準化後に大きな変化は見られません。このチェック ボックスは、既定でオフになっています。

[個々の割り当てを調整できるようにする   ] 個々のリソースが特定のタスクで働く時間を、同じタスクで作業する他のリソースとは無関係に平準化できるようにします。これはすべてのタスクのグローバル設定であり、既定でオンになっています。特定のタスクに対する個々の割り当てを選択的に平準化できるようにする場合は、[割り当ての平準化] フィールドをタスク シートに追加し、フィールドを [はい] または [いいえ] に設定します。

[残存作業時間を分割して平準化できるようにする   ] タスクまたは割り当ての残存作業時間に分割を作成して、タスクを中断できるようにします。これはすべてのタスクのグローバル設定であり、既定でオンになっています。特定のタスクに対する残存作業時間を分割できるようにする場合は、[平準化による分割可] フィールドをタスク シートに追加し、フィールドを [はい] または [いいえ] に設定します。

[仮予約でリソースを平準化する   ] 確定リソースだけでなく仮予約リソースも使用してタスクを平準化プロセスに含めます。既定では、このチェック ボックスはオフになっており、仮予約リソースは平準化で考慮されません。

[手動でスケジュールされたタスクを平準化する   ] 手動でスケジュールされたタスクを平準化で変更する場合は、このオプションをオンにします。

コマンド ボタン

[平準化の解除   ] 平準化による延期および平準化で作成された分割を削除します。

[すべて​​平準化   ] タスクまたは割り当てを延期または分割してリソースの競合を解消することによりリソースの平準化を開始します。リソース ビューで平準化している場合、[平準化の対象] ダイアログ ボックスが最初に表示されて、すべてのリソースまたは選択したリソースのどちらを平準化するかを選ぶことができます。

注: 

  • 平準化操作を開始すると、Project は各リソースを順番にチェックします。割り当て超過しているリソースが見つかると、Project は割り当て超過の原因になっているタスクを探し、その中で延期できるタスクを識別します。次のようなタスクは延期されません。

    • [指定日に開始] または [指定日に終了] の制約があるタスク。

    • プロジェクトが開始日からスケジュールされている場合に、[できるだけ遅く] の制約があるタスク。

    • プロジェクトが終了日からスケジュールされている場合に、[できるだけ早く] の制約があるタスク。

    • 平準化しないことを意味する優先度 1000 のタスク。

    • 実際の日数開始日があるタスク。ただし、[残存作業時間を分割して平準化できるようにする] チェック ボックスがオンになっている場合は、残存作業時間を分割して平準化できます。

      延期できるタスクを決定した後、Project はタスクの依存関係、開始日、優先度、制約に基づいて、延期するタスクを選択します。

  • 平準化がタスクに対して行った変更を確認するには、リボンの [ビュー] タブの [タスク ビュー] パネルで、[ガント チャート]、[その他のビュー]、[ガント チャート (平準化)] をクリックして、[適用] をクリックします。[ガント チャート (平準化)] ビューでタスクを調べて、平準化の結果および平準化がタスクに追加した延期を確認します。

  • 通常、リソース平準化を使うか延期を手動で追加することによってタスクを延期した場合、[リソースの平準化] ダイアログ ボックスで [平準化の解除] をクリックすると、この延期は削除されます。ただし、平準化の結果としてタスクが分割または延期され、その後で優先度を 1000 (平準化しない) に設定した場合は、[リソースの平準化] ダイアログ ボックスで [平準化の解除] をクリックしても、平準化による延期または分割は削除されません。

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