[フィールド テンプレート] ウィンドウのユーザー設定フィールド テンプレートを作成する

フィールドを手動で作成するよりも、定義済みのフィールド リストから選択する方が簡単な場合があります。[フィールド テンプレート] ウィンドウを使用すると、定義済みのフィールド リストから選択できます。また、ユーザー設定の定義済みフィールド テンプレートを作成し、[フィールド テンプレート] ウィンドウに追加することもできます。Microsoft Office Access 2007 には、フィールド テンプレートのセットが用意されており、これを使用すると、フィールドの作成時にかかる時間を大幅に節約できます。フィールド テンプレートを使用して新しいフィールドを作成するには、[フィールド テンプレート] ウィンドウを表示し、1 つまたは複数のテンプレートをデータシート ビューで開いているテーブルにドラッグします。

ここでは、フィールド テンプレートについて紹介し、作成済みのテンプレートに基づくフィールドをテーブルに挿入する方法を説明します。また、ユーザー設定フィールド テンプレートを作成して挿入する詳細な手順についても説明します。

この記事の内容

フィールド テンプレートとは

フィールド テンプレートを使用してフィールドを追加する

ユーザー設定フィールド テンプレートを作成する

フィールド テンプレートとは

フィールド テンプレートは、フィールドの特性およびプロパティの定義済みのセットです。フィールド テンプレートの定義には、フィールド名、データ型、フィールドの "Format/書式" プロパティの設定が含まれているほか、フィールドの他のプロパティも多数含まれており、これらの組み合わせによって新しいフィールドの基となるモデルが形成されています。

[フィールド テンプレート] ウィンドウ

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フィールド テンプレートを使用してフィールドを追加する

フィールド テンプレートを使用してフィールドを追加するには、[フィールド テンプレート] ウィンドウを表示し、1 つまたは複数のテンプレートをデータシート ビューで開いているテーブルにドラッグします。

  1. Office ボタンのイメージ (Microsoft Office ボタン) をクリックし、[開く] をクリックします。

  2. [ファイルを開く] ダイアログ ボックスで、データベースを選択して開きます。

  3. ナビゲーション ウィンドウで、フィールドを追加するテーブルをダブルクリックします。

    テーブルがデータシート ビューで開きます。

  4. [データシート] タブの [フィールドと列] で [新しいフィールド] をクリックします。

    Access のリボンの画像

    [フィールド テンプレート] ウィンドウが表示されます。

  5. [フィールド テンプレート] ウィンドウで 1 つ以上のフィールドを選択し、これらのフィールドをテーブルにドラッグします。フィールドを配置する位置に挿入ラインが表示されたら、フィールドをその場所にドロップします。

    [フィールド リスト] ウィンドウからフィールドを挿入するための挿入行

    挿入したフィールドがデータシートに表示されます。

フィールド テンプレートはモデルとして機能します。つまり、新しいフィールドを作成する基となります。

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ユーザー設定フィールド テンプレートを作成する

ユーザー設定フィールド テンプレートを作成して、[フィールド テンプレート] ウィンドウに表示する場合を考えます。このために必要な手順の概要と例を次に示します。

  1. データベースにテーブルを作成し、[フィールド テンプレート] ウィンドウに表示するユーザー設定フィールドを挿入します。必要に応じて、各ユーザー設定フィールドのフィールド プロパティも設定します。

  2. テーブルを保存し、XML 形式でエクスポートします。これにより、Office Access 2007 でフィールド テンプレートとして使用される形式の XML ファイルが作成されます。

  3. .xml ファイルの名前を変更して、ファイル名拡張子を .accfl にします。.accfl は、Access で使用されるフィールド テンプレート ファイルの拡張子です。

  4. Access でフィールド テンプレートが検索される場所に .accfl ファイルを配置します。以下に示すように、Access では、ユーザー テンプレート フォルダとシステム テンプレート フォルダが検索されます。

    ユーザー テンプレート フォルダは次のとおりです。

    • Windows Vista
      C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Templates

    • Microsoft Windows XP
      C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Templates

      注: 既定では、Windows Vista の AppData フォルダと Windows XP の Application Data フォルダには非表示の属性が設定されています。したがって、これらのフォルダは Windows エクスプローラのフォルダ ビューに表示されません。これらの隠しフォルダの 1 つに移動するには、Windows エクスプローラのアドレス バーにフォルダへの完全なパスを入力します。


      システム テンプレート フォルダは次のとおりです。

    • Windows Vista または Windows XP
      C:\Program Files\Microsoft Office\Templates\1041\Access

  5. 最後に、ユーザー設定テンプレートが [フィールド テンプレート] ウィンドウに表示されるように、Access を終了して再起動する必要があります。これは、Access ではプログラムの起動時にしかフィールド テンプレートが読み込まれないためです。

たとえば、既定で "Mon, Sep 18, 2006 3:00p" の形式で表示される "日付/時刻" フィールドのフィールド テンプレートを作成することにします。フィールドの既定値は、入力時の日付と時刻に設定します。このフィールドには値を入力する必要があるので、入力規則は "Is Not Null" に設定します。この規則に違反した場合は、"このフィールドには値を入力する必要があります。" というエラー メッセージを表示します。

このユーザー設定フィールド テンプレートを作成するには、次の手順に従います。

  1. データベースとテーブルを作成する

    1. Office ボタンのイメージ (Microsoft Office ボタン) をクリックし、[新規作成] をクリックします。

    2. [ファイル名] ボックスにファイル名を入力します。場所を変更するには、フォルダ アイコンをクリックして新しい場所に移動します。

      [空のデータベース] ウィンドウ

    3. [作成] をクリックします。

      新しいデータベースが開き、[テーブル1] という名前の新しいテーブルが作成され、データシート ビューに表示されます。

    4. ナビゲーション ウィンドウで [テーブル1] テーブルを右クリックし、ショートカット メニューの [デザイン ビュー] をクリックします。

    5. [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスが表示されたら、テーブルの名前として「DatesTimes」と入力し、[OK] をクリックします。

      テーブルがデザイン ビューで表示されます。

  2. フィールドを作成してフィールド プロパティを設定する

    1. [フィールド名] 列で、最初の空白行を選択し、フィールドの名前を入力します。たとえば、「DateTimeDayLong」と入力します。

    2. 隣の [データ型] 列のセルを選択し、一覧の [日付/時刻型] をクリックします。

    3. [フィールド プロパティ] の [標準] タブで、[書式] プロパティ ボックスに「ddd, mmm dd, yyyy hh:nna/p」と入力します。引用符は自動的に追加されるので、入力する必要はありません。この設定を行うと、フィールドは "Mon, Sep 18, 2006 3:00p" と表示されるようになります。

    4. [既定値] プロパティ ボックスに「Now()」と入力します。Now 関数により、現在の日付と時刻が設定されます。

    5. [入力規則] プロパティ ボックスに「Is Not Null」と入力します。

    6. [エラー メッセージ] プロパティ ボックスに「このフィールドには値を入力する必要があります。」と入力します。

    7. Office ボタンのイメージ (Microsoft Office ボタン) をクリックし、[上書き保存] をクリックします。

      この時点で、デザイン ビューのテーブルは次の図のようになります。

      デザイン ビューの DatesTimes テーブル

  3. テーブルを XML 形式でエクスポートする

    1. DatesTimes テーブルまたはテーブルのタイトル バーを右クリックし、ショートカット メニューの [閉じる] をクリックしてテーブルを閉じます。

    2. ナビゲーション ウィンドウで、DatesTimes テーブルを右クリックし、ショートカット メニューの [エクスポート] をポイントします。次に、[XML ファイル] をクリックします。

    3. エクスポート - XML ファイル ウィザードの最初のページで、エクスポート先のファイル名を入力するか、指定されたファイル名をそのまま使用して、[OK] をクリックします。

    4. [XML のエクスポート] ダイアログ ボックスで、[データ (XML)] チェック ボックスをオフにして、[データのスキーマ (XSD)] チェック ボックスをオンにします。

      [XML のエクスポート] ダイアログ ボックス

    5. [OK] をクリックします。

    6. エクスポート - XML ファイル ウィザードの次のページで、[閉じる] をクリックします。

      指定した場所に .xml ファイルが作成されます。

  4. .xsd ファイルの名前を .accfl に変更する

    1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム] をポイントします。次に、[アクセサリ] をクリックし、[エクスプローラ] をクリックします。

    2. 作成した .xsd ファイルを探します。既定では、指定された名前と場所をそのまま使用した場合、既定のドキュメント フォルダに DatesTimes.xsd という名前で作成されます。

    3. ファイルを右クリックし、ショートカット メニューの [名前の変更] をクリックします。

    4. ファイル名を変更して、ファイル拡張子を .accfl にします。完了したら Enter キーを押します。

      .xsd ファイルの名前を .accfl 拡張子に変更する

  5. ファイルをユーザー テンプレート フォルダに移動する

    1. Windows エクスプローラで、ファイルを右クリックし、ショートカット メニューの [切り取り] をクリックします。

    2. 次に示すように、適切なユーザー テンプレート フォルダを参照して選択します。

      • Windows Vista
        C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Templates

      • Microsoft Windows XP
        C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Templates

    3. ユーザー テンプレート フォルダを右クリックし、ショートカット メニューの [貼り付け] をクリックします。

  6. Access を再起動する

    1. Access に切り替えて、 Office ボタンのイメージ (Microsoft Office ボタン) をクリックし、[Access の終了] をクリックします。

    2. Access を再起動します。

これで、[フィールド テンプレート] ウィンドウを表示すると、次の図に示すとおりフィールド テンプレートの一覧に DateTimeDayLong フィールドが表示されます。

DateTimeDayLong という名前のカスタム フィールド テンプレート

[フィールド テンプレート] ウィンドウでフィールドを選択し、データシート ビューで開いているテーブルにドラッグできます。フィールドを配置する位置に挿入ラインが表示されたら、フィールドをその場所にドロップします。

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