顧客ワークスペースまたは製品ワークスペースをオフラインで使用できるように構成する

サイト コレクション管理者は、Duet Enterprise for Microsoft SharePoint and SAP Web サイトで顧客ワークスペースまたは製品ワークスペースをオフラインで使用できるように構成できます。適切なアクセス許可を持つユーザーは、Microsoft Outlook 2010 でそのワークスペースをオフラインで使用できます。

ここでは、顧客ワークスペースの [連絡先] の一覧を Outlook 2010 でオフラインで使用できるようにする方法について説明します。

この記事の内容

概要

手順 1: ライブラリを有効にして文書パーツ ファイルをサイト コレクションにアップロードする

サイト コレクションでライブラリを有効にする

文書パーツ ファイルをサイト コレクションにアップロードする

手順 2: BCS ソリューションを作成する

ワークスペースをオフラインで使用できるように構成する

ワークスペースのビジネス データ作業ウィンドウ ファイルをアップロードする

ワークスペースのビジネス データ アクション ファイルをアップロードする

BCS ソリューション アイテムを生成する

手順 3: BCS ソリューションを生成して Outlook 2010 で開く

Outlook 2010 でソリューションをダウンロードする

概要

Duet Enterprise Web サイトのエンティティ ワークスペースには、SAP バックエンドのデータを含む 1 つ以上のリストがあります。たとえば、製品ワークスペースには製品のリスト、顧客ワークスペースには顧客、連絡先、照会、および見積もりのリストがあります。

エンティティ ワークスペースをオフラインで操作すると、ワークスペース データをより柔軟に使用できます。たとえば、顧客ワークスペースをオフラインで使用できるように構成すると、SAP のビジネス用連絡先を Outlook 2010 の他の Outlook 連絡先と統合できます。これにより、ビジネス用連絡先および顧客に合わせて Outlook 2010 をより効率的に使用できます。

ワークスペースをオフラインで使用できるようにするには、ワークスペース データのリスト、作業ウィンドウ、アクションなど、重要な要素を含むダウンロード可能なパッケージ (BCS ソリューションと呼ばれます) を作成します。

  • リスト    顧客ワークスペースでは、顧客と連絡先の 2 つのリストをオフラインで使用できます。

  • 作業ウィンドウ    ワークスペース作業ウィンドウには、別のワークスペース要素に関する情報、またはタスクを実行するためのオプションに関する情報が表示されます。たとえば、作業ウィンドウには連絡先や製品の詳細が表示されます。

  • アクション    ワークスペースに関連して実行できるタスク ([ワークスペースを開く] など) です。

Outlook 2010 では、作業ウィンドウとアクションを使用することで、ワークスペース内の情報を対話形式で接続および操作できます。既定では、Duet には定義済みの作業ウィンドウとアクションがいくつか用意されています。ただし、既定の作業ウィンドウやアクションがニーズに合わない場合、カスタマイズされた作業ウィンドウとアクションを追加できます。カスタマイズされた作業ウィンドウとアクションにより、Outlook 2010 でのオフライン作業に使用できる機能が追加されます。たとえば、顧客に関連する見積もりおよび照会を表示する作業ウィンドウ、特定の連絡先用の電子メール テンプレートまたはレポートを開くアクションなどを作成できます。

注:  SharePoint 2010 サイトの [Outlook に接続] オプションでは、オフラインにできるのはワークスペース内のリスト データのみであり、作業ウィンドウおよびアクションはオフラインにできません。

手順 1: ライブラリを有効にして文書パーツ ファイルをサイト コレクションにアップロードする

"文書パーツ" ファイルとは、作業ウィンドウ、アクション、およびその他のコア ファイルのソース ファイルであり、ワークスペースを Outlook 2010 でオフラインで利用できるようにまとめてパッケージ化する必要があるファイルです。まず、これらのソース ファイルをサイト コレクションにアップロードする必要があります。このプロセスの後の方で、文書パーツ ファイルのパッケージを作成して Outlook 2010 にダウンロードします。

ワークスペースをオフラインで使用できるように構成するには、3 種類の文書パーツ ファイルが重要です。

  • BCS ソリューション作業ウィンドウ ファイル: 拡張マークアップ言語 (XML) ファイルです。Duet が提供する作業ウィンドウ ファイルを使用することも、カスタム ファイルを使用することもできます。

  • ビジネス データ アクション ファイル: XML ファイルです。既定のアクション ファイルを使用することも、カスタム ファイルを使用することもできます。

  • ダイナミック リンク ライブラリ (DLL) ファイル: 作業ウィンドウとアクションを実装するファイルです。

    注:  ファイルの場所または名前がわからない場合は、サーバー管理者に問い合わせてください。

サイト コレクションでライブラリを有効にする

まず、これらの文書パーツ ファイルを格納するサイト コレクションでライブラリを有効にする必要があります。ライブラリを有効にするには、次の手順に従います。

  1. [サイトの操作] メニューの [サイトの設定] をクリックします。

  2. [サイト コレクションの管理] で、[サイト コレクションの機能] をクリックします。

    注: [サイト コレクションの機能] オプションが表示されない場合は、[サイト コレクションの管理] の [トップ レベルの設定に移動] をクリックします。これにより、[サイト コレクションの機能] オプションが表示されるようになります。

  3. [機能] ページの [BCS ソリューション ギャラリー] で、[アクティブ化] をクリックします。

    これで、ソース ファイルをサイト コレクションにアップロードする準備ができました (アップロードは DLL ファイルから開始します)。

文書パーツ ファイルをサイト コレクションにアップロードする

  1. ページの上部にある階層リンク ナビゲーションの [サイト コレクションの管理] をクリックします。

  2. [サイトの設定] ページの [BCS ソリューション ギャラリー] で、[アプリケーション アセンブリ] をクリックします。

  3. [すべてのドキュメント] ページで、[ドキュメントの追加] をクリックします。次に、[ドキュメントのアップロード] ウィンドウで、[参照] をクリックして DLL ファイルに移動し、[OK] をクリックします。

  4. [サイトの操作] メニューの [サイトの設定] をクリックします。

  5. [サイトの設定] ページの [BCS ソリューション ギャラリー] で、[作業ウィンドウ] をクリックします。

  6. [すべてのドキュメント] ページで、[ドキュメントの追加] をクリックします。次に、[ドキュメントのアップロード] ウィンドウで、[参照] をクリックして作業ウィンドウ ファイル (ContactDetails.xml など) に移動し、[OK] をクリックします。

  7. [サイトの操作] メニューの [サイトの設定] をクリックします。

  8. [サイトの設定] ページの [BCS ソリューション ギャラリー] で、[ビジネス データ アクション] をクリックします。

  9. [すべてのドキュメント] ページで、[ドキュメントの追加] をクリックします。次に、[ドキュメントのアップロード] ウィンドウで、[参照] をクリックしてアクション ファイル (CollabOnAction.xml など) に移動し、[OK] をクリックします。

手順 2: BCS ソリューションを作成する

BCS ソリューションは、特定の機能を有効にするダウンロード可能なファイルのパッケージです。この場合、BCS ソリューションには Duet ワークスペースの要素がオフラインで機能できるようにするファイルの集まりが含まれています。ワークスペース リスト、BCS ソリューション作業ウィンドウ、および BCS データ アクションも含まれています。BCS ソリューションを作成すると、作成されたオブジェクトは "BCS ソリューション アイテム" と呼ばれます。

BCS ソリューションを作成するには、次の手順を実行する必要があります。

  1. Outlook 2010 でワークスペースをオフラインで使用できるようにする設定を構成します。

  2. ワークスペースの BCS ソリューション作業ウィンドウ ファイルを追加します。

  3. ワークスペースのビジネス データ アクション ファイルを追加します。

  4. BCS ソリューション アイテムを生成します。

    注: 使用するファイル、またはファイルの場所がわからない場合は、サーバー管理者に問い合わせてください。

ワークスペースをオフラインで使用できるように構成する

  1. 顧客コラボレーション スペースを開きます。

  2. [サイトの操作] メニューの [サイトの設定] をクリックします。

  3. [サイトの設定] ページの [サイトの操作] で、[サイト機能を管理する] をクリックします。

  4. [機能] ページで、[BCS ソリューションのデザイン機能] を探し、[アクティブ化] をクリックします。

  5. ページの上部にある階層リンク ナビゲーションの [サイトの設定] をクリックします。

  6. [サイトの設定] ページの [Duet Enterprise 管理] で、[Outlook アプリケーション デザイナー] をクリックします。

  7. [Outlook アプリケーション デザイナー] ページの [外部リスト] で、[連絡先] をクリックします。

  8. Outlook の設定ページの [リストの設定] で、[Outlook クライアントの設定] をクリックします。

  9. [この外部リスト用の Outlook の設定を編集する] ダイアログ ボックスで、[この外部リストを Outlook に対してオフラインにする] チェック ボックスおよび [Outlook フォームの自動生成] チェック ボックスをオンにし、[OK] をクリックします。

  10. (オプション) 別のワークスペースを構成する場合は、手順 7. ~ 9. を繰り返します。

これで、ワークスペースの作業ウィンドウ ファイルをアップロードする準備ができました。

ワークスペースのビジネス データ作業ウィンドウ ファイルをアップロードする

注: 使用するファイル、またはファイルの場所がわからない場合は、サーバー管理者に問い合わせてください。

  1. [Outlook の設定] ページの [作業ウィンドウ] で、[ビジネス データ作業ウィンドウ ギャラリーから追加する] をクリックします。

  2. [作業ウィンドウの追加] ページで、次の操作を行います。

  3. [作業ウィンドウの選択] で、使用可能な作業ウィンドウから作業ウィンドウを選択します。

    注:  作業ウィンドウのリストが表示されない場合、サイト管理者が作業ウィンドウ ファイルをサイト コレクションにアップロードしていない可能性があります。サイト管理者に問い合わせてください。

  4. [プロパティの表示] で、作業ウィンドウの表示名とツール ヒントを入力します。ツール ヒントとは、Outlook 2010 の作業ウィンドウにマウス ポインターを置いたときに表示されるテキストです。

  5. [既定の作業ウィンドウ] で、選択した作業ウィンドウを既定の作業ウィンドウにする場合は [これを既定の作業ウィンドウにする] をオンにします。

  6. [OK] をクリックします。

  7. (オプション) 他の作業ウィンドウをアップロードする場合は、前の手順を繰り返します。

これで、ワークスペースのアクション ファイルをアップロードする準備ができました。

ワークスペースのビジネス データ アクション ファイルをアップロードする

  1. [Outlook の設定] ページの [ビジネス データ アクション] で、[ビジネス データ アクション ギャラリーから追加する] をクリックします。

  2. [ビジネス データ アクションの追加] ページで、次の操作を行います。

  3. [ビジネス データ アクションの選択] で、使用可能なアクションからアクションを選択します。

    注: アクションのリストが表示されない場合、サイト管理者がアクション ファイルをサイト コレクションにアップロードしていない可能性があります。サイト管理者に問い合わせてください。

  4. [プロパティの表示] で、アクションの表示名 "顧客ワークスペースを開く" およびツール ヒントを入力します。ツール ヒントとは、Outlook 2010 の作業ウィンドウにマウス ポインターを置いたときに表示されるテキストです。

  5. [OK] をクリックします。

  6. [ビジネス データ アクションのパラメーターのマッピング] で、エンティティ フィールドのドロップダウン メニューからフィールドを選択します。

  7. [OK] をクリックします。

  8. (オプション) 他のアクション ファイルを追加する場合は、手順 25. と 26. を繰り返します。

BCS ソリューション アイテムを生成する

次の手順では、BCS ソリューション アイテムを生成します。BCS ソリューション アイテムとは、ソリューションの各要素をシステムが処理できる 1 つの論理単位にまとめるソフトウェア オブジェクトです。

  1. [Outlook の設定] ページで、[Outlook アプリケーション デザイナーのページに戻る] をクリックします。

  2. [BCS ソリューションのアイテムを生成する] をクリックします。

  3. 操作が正常に完了したというメッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。

手順 3: BCS ソリューションを生成して Outlook 2010 で開く

BCS ソリューション アイテムを生成した後、必要なアクセス許可を持つユーザーは BCS ソリューションを生成し、Outlook 2010 でソリューションをダウンロードできます。

  1. [サイトの操作] メニューの [BCS ソリューションの生成] をクリックします。

  2. [BCS ソリューションの生成] ページの [証明書] で、証明書を選択して [OK] をクリックします。

    注:  [OK] ボタンを使用できない場合、ファーム管理者が、ファーム内の信頼できる発行元および信頼されたルート証明機関ストアに必要な証明書をアップロードしていない可能性があります。サポートが必要な場合は、サーバー管理者に問い合わせてください。

  3. 操作が正常に完了したことを確認したら、Web ページの [OK] をクリックします。

    Duet Enterprise に [すべてのドキュメント] ページが表示され、このページを使用して Outlook 2010 でソリューションをダウンロードできます。[すべてのドキュメント] ページでは、ソリューションのアクセス許可を管理することもできます。つまり、Outlook 2010 でソリューションをダウンロードできるユーザーを追加したり、ユーザーを削除したりできます。

Outlook 2010 でソリューションをダウンロードする

  1. [サイトの操作] メニューの [BCS ソリューションのダウンロード] をクリックします。[許可] をクリックします。

  2. [Microsoft Office カスタマイズ インストーラー] ダイアログ ボックスで、[閉じる] をクリックします。

    これで、Outlook 2010 に [連絡先] リストが自動的に表示されます。Outlook 2010 で、連絡先の詳細や電子メール連絡先を表示および更新したり、連絡先に対応する顧客ワークスペースを開いたりできます。

    連絡先を操作するには、次の手順に従います。

    1. Outlook 2010 で、連絡先リストの連絡先をダブルクリックします。

  1. 連絡先の詳細ウィンドウで、[Duet Enterprise] タブをクリックし、[SAP アクションの表示] をクリックします。[SAP アクションの表示] オプションに、前の手順で追加した作業ウィンドウおよびアクションが表示されます。

    SAP 操作を表示する

    以下のいずれかの操作を行います。

    • [詳細作業ウィンドウの表示] をクリックして、連絡先の詳細作業ウィンドウを表示します。作業ウィンドウに、連絡先の氏名と役職が表示されます。既定では、作業ウィンドウは連絡先の詳細ウィンドウにドッキングされており、この位置が原因で完全な詳細が表示されない可能性があります。ウィンドウのドッキングを解除するには、[顧客] の横に表示されるドロップダウンをクリックし、[移動] をクリックします。

      Outlook 2010 の [顧客] 作業ウィンドウ

    • [顧客ワークスペースを開く] をクリックし、選択した連絡先の Duet Enterprise Web サイトで顧客ワークスペースを開きます。

      Outlook 2010 を開くたびに、同期ウィンドウが自動的に開き、Outlook 2010 が Duet Enterprise Web サイトのワークスペースと同期中であることを示します。

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