移行ユーザー状態レポート

Exchange 管理センター (EAC) の移行ダッシュボードを使って、移行バッチ内のすべてのユーザーの移行状態情報を表示できます。 また、移行バッチ内のユーザーごとに詳細な移行情報を表示することもできます。 この情報は移行ユーザー統計情報とも呼ばれ、ユーザーのメールボックスまたはメールボックス アイテムの移行の妨げとなる可能性がある問題のトラブルシューティングに役立ちます。 この移行状態情報は、現在実行中の移行バッチ、停止された移行バッチ、または完了した移行バッチについて表示できます。

また Exchange 管理シェルを使って移行ユーザー統計情報を表示することもできます。 詳細については、次のトピックを参照してください。

目次   

移行ユーザー レポート

特定のユーザーの移行ユーザー統計情報

移行フェーズ

移行ユーザー レポート

移行バッチの移行ユーザー レポートにアクセスするには、[受信者]、[移行] の順に選んで移行バッチを選択してから、詳細ウィンドウの [メールボックスの状態] で [詳細の表示] をクリックします。

移行ユーザーの統計

ウィンドウの上部に、移行バッチの名前と次のコマンドが表示されます。

コマンド

説明

Delete  削除アイコン

選択したユーザーを移行ユーザーの一覧から削除します。

Refresh  [更新] アイコン

移行ユーザーの一覧を最新の状態に更新して、移行バッチ内のユーザーに対して表示された情報を更新します。

移行ユーザーの一覧に含まれる列

説明

ID

ユーザーのメール アドレスです。

状態

ユーザーの移行状態です。 状態の説明については、次のセクションの表を参照してください。

同期済みアイテム

Office 365 メールボックスに正常に移行された、ユーザーのオンプレミス メールボックス内のアイテムの数です。

スキップされたアイテム

Office 365 メールボックスに移行されなかった、ユーザーのオンプレミス メールボックス内のアイテムの数です。

特定のユーザーの移行ユーザー統計情報

特定のメールボックス、メール連絡先、または配布グループの状態情報 (「移行ユーザー統計情報」とも呼ばれる) を表示するには、一覧内のメールボックス、連絡先または配布グループをクリックします。 選択したメール オブジェクトの状態情報が、詳細ウィンドウに表示されます。 次の表で、詳細ウィンドウに表示される各フィールドについて説明します。

フィールド

説明

状態

移行バッチ内のメール オブジェクトごとに、移行プロセスにおける特定の状況を示します。 この状態は、移行ユーザーの一覧に表示される状態の概要よりも具体的です。 次の一覧では、各ステータスの状態について説明します。

  • キューに登録済み   実行中の移行バッチ内にオブジェクトが存在しますが、オブジェクトの移行はまだ開始されていません。 移行バッチに関連付けられた移行エンドポイント内のすべての接続が使用されている場合、オブジェクトの状態は通常、「キューに登録済み   」になります。

  • プロビジョニング   メール オブジェクトの移行プロセスが開始されましたが、プロビジョニングはまだ完了していません。

  • プロビジョニングの更新   メール オブジェクトのプロビジョニングが完了しましたが、移行されていないオブジェクトのプロパティがあります。 たとえば、配布グループの移行後に、グループのメンバーがまだ移行されていない場合や、グループのメンバーであるユーザーの移行で問題が生じた場合などに、この状態が発生します。 このような場合、この状態は、移行されていないグループ メンバーがあるために、移行プロセスがグループのメンバーシップを更新できないことを示しています。

  • 同期済み   移行プロセスによって Office 365 メールボックスが正常にプロビジョニングされ、初期同期が完了してすべてのメールボックス アイテムがクラウドベースのメールボックスにコピーされています。 Exchange のカットオーバー移行および IMAP 移行の場合、この状態は増分同期が正常に完了したことも示しています。

  • 失敗   メール オブジェクトのプロビジョニングまたは初期同期に失敗しました。 ユーザーの Office 365 メールボックスは正常に作成されたが、メールボックス アイテムの移行に失敗した場合、ユーザーの状態は「失敗   」になります。

スキップされたアイテムの詳細

[スキップされたアイテムの詳細] をクリックすると、選択したユーザーのスキップされた各アイテムに関する情報が表示されます。 スキップされた各アイテムについて、次の情報が表示されます。

  • 日付: メールボックス アイテムのタイムスタンプです。

  • 件名: メッセージの件名行です。

  • 種類: アイテムがスキップされる原因となったエラーの種類です。

  • フォルダー名: スキップされたアイテムがあるフォルダーです。

移行されたデータ

Office 365 メールボックスに移行されたメールボックス アイテムのデータの合計量 (バイトおよびメガバイト (MB) 単位)。 この数値には、初期同期と増分同期の両方で移行されたアイテムが含まれます。 このフィールドには IMAP 移行の値は含まれません。

移行レート

Office 365 メールボックスにコピーされたデータの平均転送速度 (1 分あたりのバイトまたは MB 単位)。 このフィールドには IMAP 移行の値は含まれません。

エラー

ユーザーの移行が失敗した場合は、このフィールドにエラーの説明が表示されます。 このエラーの説明は、移行エラー レポートにも含まれます。

レポート

[このユーザーのレポートをダウンロード] をクリックして、ユーザーの移行状態に関する診断情報を含む詳細な移行レポートを開くか、保存します。 管理者または Microsoft サポートは、このレポートの情報を使用して、失敗した移行のトラブルシューティングを実行できます。

正常な最終同期日

オンプレミス メールボックス内の新規アイテムがクラウドベースのメールボックスにコピーされた最終日時です。

[詳細] をクリックすると、選択した移行ユーザーに関する次の追加情報が表示されます。

フィールド

説明

キューに入れられた期間

ユーザーの状態が「キューに登録済み」であった時間の長さです。

処理経過時間

ユーザーが移行中だった時間の長さです。

同期期間

移行ユーザーの状態が「同期済み」だった時間の長さです。

停止期間

ユーザーの移行プロセスが停止された時間の長さです。

移行フェーズ

前のセクションで説明した移行状態について理解するには、移行プロセスの各フェーズを理解することが役立ちます。 次の表は各フェーズについて説明したもので、移行の種類ごとに、これらのフェーズが含まれるかどうかも示されています。

移行フェーズ

Exchange のカットオーバー移行

Exchange の段階的移行

IMAP 移行

プロビジョニング   移行プロセスによって新しい Office 365 メールボックスが作成されます。

○ (配布グループおよびメール連絡先を含む)

○ (メール連絡先を含む)

×

初期同期   Office 365 メールボックスがプロビジョニングされた後、移行プロセスによって、新しくプロビジョニングされたクラウドベースのメールボックスにメールボックス アイテムが移行されます。

○ (予定表の時間と連絡先を含む)

○ (予定表の時間と連絡先を含む)

増分同期   移行プロセスによって、オンプレミス メールボックスと対応する Office 365 メールボックスが 24 時間ごとに同期されます。

×

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