準備 - アクセシビリティの高い SharePoint サイトの構築

アクセシビリティと SharePoint を使い始めたばかりですか。この記事では、使い始めのヒントを提供します。SharePoint を開く前にもできることがあります。

重要: 

  • 使いやすさは重要です。障碍のあるユーザーは障碍がある以前にユーザーです。Web サイトやイントラネットを利用して仕事をする人です。

  • 障碍のないユーザーが SharePoint のナビゲーションを利用して必要なページにアクセスできないのであれば、障碍のあるユーザーもナビゲーションを利用できません。

次の表は、この記事のリソースを簡単にまとめたものです。

リソース

説明

閲覧しているユーザーのアイコン

サイトを研究する

評判が良く、完全に信頼できる情報を見つけることが重要です。

チャットしている人のアイコン

アクセシビリティ ニーズのあるユーザーと話す

人が日常業務で遭遇する問題について調べます。

ツールのアイコン

主要なユーザー補助機能を自分で試す

直接体験することから得られる情報に勝るものはありません。無料で使えるツールをいくつか紹介します。

車いすに乗った人のアイコン

アクセシビリティは目の不自由な方だけのものではありません

Web アクセシビリティを必要としている人には障碍のある方もいれば、単に車の運転中に音声コマンドを使いたい人もいます。考えられるニーズは非常に広範囲です。

メディア機器を持つ人のアイコン

全体的なユーザー エクスペリエンスを考える

世界で最も美しく、優雅なデザインのサイトをあなたが作ったとします。それなのに、何かがうまく機能しません。

チェックリストのアイコン

試験に次ぐ試験

人がサイトを使うとき、実際に何が起こるのか確認することは重要です。

鉛筆で書き物をしている人のアイコン

学習したことを忘れない

調査研究や自身のサイトでの経験からアクセシビリティについて学習したら、独自のアクセシビリティ ガイドラインを作成します。

以上のヒントは Stuart Dredge 氏の記事から抜粋されています。2011 年 11 月 23 日に最初に TheGuardian.com で発表されたものです。その記事はモバイル アプリをアクセシブルにする方法について書かれたものですが、重要な点を証明しています。つまり、アクセシビリティとは、あらゆる人のためにあらゆるデバイスで機能するデザインです。

サイトを研究する

SharePoint サイトは Web サイトです。アクセシブルな Web サイトの作成方法については、インターネットにさまざまなガイドがあります。それはあなたにとって良い知らせです。なぜなら、自分の SharePoint サイトを構築するとき、インターネットのあらゆる情報を適用できるからです。アクセシビリティに優れ、使いやすい SharePoint サイトを構築するとき、それを自分だけで行う必要もなければ、ゼロから始める必要もありません。

評判が良く、完全に信頼できる情報を見つけることが重要です。特にすばらしいサイトのリンクをいくつか紹介します。

リソース サイト

優れている理由

W3C Accessibility

このページは、最初に参照するページとして最良です。World Wide Web コンソーシアム (W3C) は、Web アクセシビリティのためのガイドラインなど、Web 標準を共同で策定している国際コミュニティです。

W3C は、Web アクセシビリティについての情報が得られる、最も包括的なリソースかもしれません。Web コンテンツ アクセシビリティ ガイドライン (WCAG) という書籍も公開しています。現在、バージョン 2.0 の WCAG は、さまざまな国でアクセシビリティ規則の基本になっています。

WebAIM- Web Accessibility in Mind

WebAIM も優れたリソースです。便利なテスト ツール以外に、初心者にとっても、上級者にとっても便利な情報がたくさんあります。また、WebAIM サイトには新しい優れた検索ツールがあります。それを利用すれば、リソースが簡単に見つけられます。

Microsoft アクセシビリティ

コンピューターやアクセシビリティの研究を始めたばかりの人にとっても、高度な製品の開発者にとっても、Microsoft アクセシビリティはさまざまな情報を提供します。たとえば、次の情報があります。

  • アクセシビリティ デベロッパー センターのリンク。ここでさらに多くの情報が見つかります。

  • ハウツー ガイドや動画など、ダウンロード可能なすぐれたリソース。

  • さまざまなユーザー補助機能ヘルプとハウツー コンテンツのリンク。

  • Microsoft が開発したトレーニング プログラム (無料)。アクセシブル アプリケーションを開発している人向けです。

さらに、アクセシビリティとユーザビリティで共通しているデザイン基準の詳細については、Web ユーザビリティの著名な専門家、Jakob Nielsen 氏の記事、「Beyond Accessibility:Treating users with disabilities as people」 (単なるアクセス性だけではない: 障碍のあるユーザーを人として扱う) を参照してください。

アクセシビリティ ニーズのあるユーザーと話す

可能であれば、自分の会社の人と話してください。自分の会社で既に働いている人であれば、その人たちが直面している問題について優れた意見を提供してくれる可能性があります。具体的な問題について話し、現実的な目標の作成に協力してくれるかもしれません。

Microsoft アクセシビリティ サイトに障碍のある人に関する優れた動画があります。「Microsoft Accessibility - Case Studies and Videos」 (Microsoft アクセシビリティ - 事例研究と動画) をご覧ください。ここの動画に登場する人はさまざまな職場で働いています。Microsoft で研究者、ライター、人事管理として働いている人もいます。

主要なユーザー補助機能を自分で試す

直接体験することから得られる情報に勝るものはありません。ユーザー補助機能を使ってみれば、実際に使った人でしかわからない設計上のアイデアが得られることがあります。American Foundation for the Blind (AFB) は、ユーザー補助機能製品の検索可能データベースを提供しています。ここで見つかる製品の多くは無料かシェアウェアです。

しかしながら、インターネットをサーフしなくても、ユーザー補助機能は見つかります。すべての Windows コンピューターに、すぐに使えるツールが組み込まれています。コンピューターの簡単操作センターをご覧ください。

支援技術を選択できる Windows のコンピューターの簡単操作センター ボックス

ここにあるユーザー補助機能は頻繁に使用されるものであり、あらゆる Windows コンピューターから試すことができます。

  • スクリーン リーダーナレーターと呼ばれるスクリーン リーダーがあらゆる Windows コンピューターに付属しています。可能であれば、マウスを片付け、代わりにキーボード ショートカットを利用してページを操作してください。始める前に、「Microsoft Windows - ナレーターでテキストを読み上げる」というデモ動画をご覧ください。また、コンピューターの音量をオフにしてビデオ プレーヤー画面の下にある “CC” ボタンをクリックしてください。クローズド キャプションが表示されます。聴覚に障碍のある人にとって便利です。

  • 拡大鏡 視力が弱い人は画面の拡大鏡を使用することがあります。この機能では、画面の一部が選択され、拡大されます。一部の拡大鏡は別画面で表示されます。携帯機器の場合もあれば、使用中のコンピューターで実行されているソフトウェアの場合もあります。拡大鏡を使うとき、テキストのサイズを選択できます。テキストを非常に大きくすると、一度に画面に表示される文字が限られます。拡大鏡の使用方法については、「Microsoft Windows - 画面上の項目を見るために拡大鏡を使う」を参照してください。

  • ハイ コントラスト ハイ コントラストは、コンピューター画面の色の対比を変更します。テキストがより鮮明に表示されます。障碍のあるなしに関係なく、最も頻繁に使用されているユーザー補助機能です。背景色を変更したり、テキスト フォントの色とサイズを変更したりできます。使用方法については、「Microsoft Windows - ハイ コントラスト モードを使用する」を参照してください。

  • キーボード ショートカット 一般的な作業をすばやく実行するキーボード ショートカットは多くの人が使用しています。たとえば、CTRL+C で画面からテキストがコピーされます。しかしながら、手が使えなくてマウスが使えない場合、キーボード ショートカットはさらに重要になります。そのような状況をより良く理解するために、マウスを片付け、キーボードだけでコンピューターを操作してみてください。すべてのソフトウェア プログラムがあらゆるキーボード ショートカットを揃えています。Microsoft 製品のショートカット リンクは「Accessibility in Microsoft products - Keyboard Shortcuts」 (Microsoft 製品のアクセシビリティ - キーボード ショートカット) にあります。

アクセシビリティは目の不自由な方だけのものではありません

アクセシビリティとは、サイトをスクリーン リーダーの利用者向けに設計するということではありません。アクセシビリティとは、可能な限りたくさんの人がサイトを利用できるようにすることです。色盲の人もいれば、マウスを使えない人もいます。サイト ページの情報が多すぎると、情報を処理できない人もいます。

また、サイトをアクセシブルにすることで、障碍のない人にとってもサイトがさらに便利になります。世界で最も急速に成長している市場セグメントの 1 つが、間もなく、多くの国で大半を占めるであろう高齢者です。高齢者は多くの場合、視覚や聴覚が弱く、動きが制限されています。高齢者のアクセシビリティに関する詳細については、「W3C - Web Accessibility and Older Users:Meeting the Needs of Ageing Web Users」を参照してください。

自分のサイトを可能な限りたくさんの人に利用してもらうには、実用的であることと同様に、できるだけ多様なアクセシビリティ条件を考慮する必要があります。

全体的なユーザー エクスペリエンスを考える

世界で最も美しく、優雅なデザインのサイトをあなたが作ったとします。本当に革新的なアイデアをいくつか採用しました。しかしながら、ユーザーは自分のコンピューターや電話の操作に慣れているものです。あなたのサイトを利用するとき、すべてを最初から学習する必要があるでしょうか。自分のやり方ですぐに作業を始めることはできないのでしょうか。

技術革新は重要ですが、予測可能性も不可欠です。わかりやすく、使い方が予測しやすいサイトを作れば、アクセシビリティが高まるだけでなく、あらゆるユーザーにとって便利になります。予測可能性とアクセシビリティの関連については、「W3C Web Accessibility Initiative - How people with disabilities use the web」を参照してください。

試験に次ぐ試験

多すぎるということはありません。サイトの試験は非常に重要です。次の 3 種類の試験をお勧めします。

  • 機能のテスト: リンクは動作しますか。ユーザーはファイルをアップロードできますか。キーボードを使い、サイトを自由に操作できますか。次のリソースで便利なツールが見つかります。

  • 使いやすさのテスト:前述のように、障碍のある方が最初に考慮するべきユーザーですが、障碍のない方が使えなければ、障碍のある人も使えません。最初に次の項目について考慮してください。

    • コンテンツはわかりやすく記述されていますか。読みやすいですか。

    • (障碍のあるなしに関係なく) ユーザーは自分が望む作業を簡単に完了できますか。たとえば、求められた情報を入力し、送信できますか。

    • 装飾的または繰り返し的な要素を省略できますか。

    • 別のページに簡単に移動できますか。文書を開けますか。リンク先に移動できますか。

    • リンクのテキストは読みやすいですか。

  • コンプライアンスのテスト:W3C サイトに記載されている要件または会社や地域が用意している他の法令遵守要件にサイトが準拠していますか。WebAIM は WebAIM - checklist for 508 compliance, を提供しています。これは、米国政府が制定している重要な規則の 1 つです。

    たとえば、次のような項目について考慮してください。

    • HTML、JavaScript、CSS の有効性を検証します。標準的な慣習を利用する有効なコードは、多くの場合、ユーザー補助機能で動作します。

    • 色盲の人でもサイトが使えるように、色の組み合わせを確認します。サイトのデザインにおいて、色の対比が十分であることを確認します。詳細については、「W3G- Web Content Accessibility Guidelines 2.0 - Visual Contrast」を参照してください。セクション 1.4.3 の「Contrast (Minimum)」とセクション 1.4.6 の「Contrast (Enhanced)」に役に立つ情報があります。

    • すべての非テキスト コンテンツに代替テキストを用意します。代替テキストの詳細については、「WebAIM - Alternative Text」を参照してください。

学習したことを忘れない

調査研究や自身のサイトでの経験からアクセシビリティについて学習したら、独自のアクセシビリティ ガイドラインを作成します。SharePoint サイトを拡大するとき、そのガイドラインを利用します (拡大は必然です)。

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