大きな組織の Project Online プランを更新する

2016 年 8 月、Microsoft は Project Online プランの一部変更を発表しました。一部のプランが 2016 年の終わりに期限切れとなり、新しいプランが利用可能になったためです。多くの場合、古くなった Project Online プランを更新し、新しいプランにユーザーを移行する必要があります。

ほとんどの組織の場合、Project Online ライセンス更新プロセスでライセンスを購入し、ユーザーにライセンスを再割り当てすることができます。ただし、3,000 以上の Project Online ライセンスを更新する場合、この記事の手順でユーザー ライセンスを再割り当てする必要があります。その手順は次のようになります。

  1. 手順 1:現在のライセンスとユーザーを確認する

  2. 手順 2:ユーザーに必要な新しい Project Online SKU を確認する

  3. 手順 3:必要な Project Online SKU を購入する

  4. 手順 4:新しいライセンスをユーザーに割り当てる

  5. 手順 5:新しい SKU にユーザーを移行したことを確認する

この作業には Windows PowerShell が必要になります

この記事の手順については、Windows PowerShell から Office 365 に接続することを要求するスクリプトを実行する必要があります。次をインストールする必要があります。

詳細については、「Office 365 PowerShell への接続」を参照してください。

インストールを完了したら、デスクトップで Windows PowerShell 用 Windows Azure Active Directory モジュールを開き、プロンプトで次を入力します。

Connect-MsolService

これにより、Office 365 に接続するために必要な資格情報を入力できます。

手順 1:現在のライセンスとユーザーを確認する

最初の手順として、所有している Project Online ライセンスとそれが割り当てられているユーザーを確認する必要があります。この作業により、ユーザーに必要な新しい Project Online ライセンスがわかります。

Manage your Office 365 Licenses (Office 365 ライセンスの管理) スクリプトの利用をお勧めします。このスクリプトは Microsoft Code Gallery からダウンロードできます。このスクリプトでは、割り当てた SKU と有効にしたプランの包括的レポートを作成し、.CSV ファイルに出力できます。ユーザーに割り当てた SKU の置換に利用することもできます。それについては、この記事の後半で説明します。

スクリプトの Get-Help を必ず実行してください。使い方と例に関する詳細が得られます。

このスクリプトを含む Manage-MSOLLicense.ps1 ファイルをダウンロードしたら、Windows PowerShell 用 Windows Azure Active Directory モジュールを開き、ログインし、次のコマンドを入力してスクリプトを実行します。

./Manage-MSOLLicense.ps1 -IAgreeToTheDisclaimer -Report -Logfile .\MyReport.log

スクリプトを実行すると、免責事項に同意することになり、MyReport.log という名前のログ ファイルが作成され、現在の場所に保存されます。さらに、ライセンス レポート CSV ファイルが作成され、既定の場所に保存されます。

Manage-MSOLLicense スクリプトを実行すると得られる出力です。

ログ ファイルを開くと、スクリプトの実行時にモジュールに表示される出力が含まれています。

Excel でライセンス レポート CSV ファイルを開くと、ユーザーとユーザーに割り当てられている SKU の一覧が表示されます。

ライセンス レポート

たとえば、上の図では、一覧に表示されている各ユーザーに Project Online Premium と Office 365 Enterprise E5 SKU の両方が割り当てられていることがわかります。MOD385910 は組織 ID です。

Excel で列フィルターを使用し、特定のライセンスが割り当てられているユーザーを簡単にグループ化できます。たとえば、Project Lite、Project Online、Project Online with Project Pro for Office 365 SKU を使用しているユーザーを確認できます。

Project Online SKU 文字列

次の表は、スクリプトの結果に表示される Project Online SKU 文字列をまとめたものです。次の表を利用し、どの Project Online SKU がこの SKU 文字列に基づいているのか判断できます。

廃止となっている SKU 文字列

SKU 名

PROJECTONLINE_PLAN_1

Project Online プラン 1

PROJECTONLINE_PLAN_1_STUDENT

Project Online プラン 1 Student (教育機関向け)

PROJECTONLINE_PLAN_1_FACULTY

Project Online プラン 1 Faculty (教育機関向け)

PROJECTONLINE_PLAN_2

Project Online プラン 2

PROJECTONLINE_PLAN_2_STUDENT

Project Online プラン 2 Student (教育機関向け)

PROJECTONLINE_PLAN_2_FACULTY

Project Online プラン 2 Faculty (教育機関向け)

PROJECTCLIENT

Project for Office 365

PROJECTCLIENT_FACULTY

Project Pro for Office 365 (教育機関向け)

PROJECTCLIENT_STUDENT

Project Pro for Office 365 (教育機関向け)

PROJECT_ESSENTIALS

Project Lite

この記事の後半で新しい Project Online SKU 文字列をユーザーに割り当てるとき、その文字列の意味を知る必要があります。

新しい SKU 文字列

SKU 名

PROJECTPREMIUM

Project Online Premium

PROJECTPROFESSIONAL

Project Online Professional

PROJECTESSENTIALS

  Project Online Essentials

PROJECTPREMIUM_STUDENT

Project Online Premium Student (教育機関向け)

PROJECTPROFESSIONAL_STUDENT

Project Online Professional Student (教育機関向け)

PROJECTESSENTIALS_STUDENT

Project Online Essentials Student (教育機関向け)

PROJECTPREMIUM_FACULTY

Project Online Premium Faculty (教育機関向け)

PROJECTPROFESSIONAL_FACULTY

Project Online Professional Faculty (教育機関向け)

PROJECTESSENTIALS_FACULTY

Project Online Essentials Faculty (教育機関向け)

PROJECTCLIENT_STUDENT

Project Online Desktop Client Student (教育機関向け)

手順 2:ユーザーに必要な新しい Project Online SKU を確認する

特定のユーザーに割り当てられている SKU を確認できたので、次に更新する新しい Project Online プランを確認します。最初に、新しい Project Online プランとその内容を確認する必要があります。次のリソースを確認してください。ユーザーに最適な Project Online SKU の選択方法がわかります。

リソース

説明

Project Online をご利用のお客様へプラン変更に関する重要な情報

この記事では、廃止になった Project Online プランと新しい Project Online プランの概要、前のプランと同じ機能が必要な場合に新しく移行するプランを紹介します。

Project Online サービスの説明

この記事では、新しい Project Online プランの各種機能について説明します。

Project Online のプランと価格

このサイトでは、価格を確認したり、Project クラウド ベース ソリューションをハイレベルで比較したりできます。

廃止になった Project Online SKU と同様の機能をユーザーに提供する場合、この表には、一般的なガイダンスがいくつか記載されていますが、詳しくは上記のリソースをご覧ください。

以前に使用していたプラン

多くの場合、これが必要です

Project Lite

Project Essentials

Project for Office 365

Project Online Professional

Project Online

Project Online Premium

Project Online with Project Pro for Office 365

Project Online Premium または Project Online Professional

手順 3:必要な Project Online SKU を購入する

必要なものが理解できたところで、新しい Project Online SKU に必要なライセンスを必要な数だけ購入できます。Office 365 管理センターの請求ページから購入できます。ライセンスを購入し、後でユーザーに割り当てることもできます。

手順 4:新しいライセンスをユーザーに割り当てる

必要な Project Online SKU を購入したら、それをユーザーに割り当てる必要があります。この作業には先に実行した Manage-MSOLLicense スクリプトを利用できますが、追加のパラメーターが必要になります。

$users=Get-MSOLUser
./Manage-MSOLLicense.ps1 -IAgreeToTheDisclaimer -users $users -Logfile c:\temp\license.log -NewSKU orgID:NewSKU -ExistingSKU orgID:ExistingSKU

orgID

NewSKU

ExistingSKU

Office 365 ドメイン名。

ユーザーに割り当てる SKU。

置き換える SKU。

使用例 1

非常に簡単な例として、会社 (Contoso) が、現在 Project Lite SKU が与えられているすべてのユーザーに新しい Project Online Essential SKU を割り当てるとします。次のようにスクリプトを実行します。

$users=Get-MSOLUser
./Manage-MSOLLicense.ps1 -IAgreeToTheDisclaimer -users $users -Logfile c:\temp\license.log -NewSKU CONTOSO:PROJECTESSENTIALS -ExistingSKU CONTOSO:PROJECT_ESSENTIALS

$users 変数にテナントの Office 365 ユーザーを入力すると、最初に免責事項に同意することになり、ログ ファイルの場所が設定されます。次に、古い Project Lite SKU (PROJECT_ESSENTIALS) が与えられているすべてのユーザーに新しい SKU として Project Online Essentials (PROJECTESSENTIALS) が設定されます。

使用例 2

別の例としては、Contoso の HR 部署で、古い Project Online プラン 2 ライセンスのすべてのユーザーを更新し、新しい Project Online Premium ライセンスを割り当てるとします。ただし、HR の一部のユーザーには既に Project Online Premium ライセンスが割り当てられています。そのユーザーに関しては何も変更する必要はありません。このような場合、次のスクリプトを実行します。

C:\PS>$users=Get-MSOLUser | where {($_.Department -like “*HR”) -and ($_.Licenses.accountskuid -notlike “*PROJECTPREMIUM”)}
./Manage-MSOLLicense.ps1 -IAgreeToTheDisclaimer -users $users -Logfile c:\temp\license.log -NewSKU CONTOSO:PROJECTPREMIUM -ExistingSKU CONTOSO:PROJECTONLINE_PLAN_2

このコマンドでは、HR 部署に所属し、Project Online Premium SKU (PROJECTPREMIUM) がまだ与えられていないユーザーを全員読み取ります。次に、免責事項に同意し、ログ ファイルの場所を設定し、古い Project Online プラン 2 SKU が与えられているすべてのユーザーに新しい SKU として Project Online Premium が設定されます。

注: 前述のように、Get-Help コマンドを実行すると、使い方に関する詳細や追加の例を確認できます。この記事では、必要のないスクリプトの追加の使い方についても説明しています。

手順 5:新しい SKU にユーザーを移行したことを確認する

Project Online SKU をユーザーに割り当てたら、古い Project Online SKU が割り当てられていないことを確認する必要があります。これは、スクリプトをもう一度実行し、新しいライセンス レポートを生成することで確認できます。

./Manage-MSOLLicense.ps1 -IAgreeToTheDisclaimer -Report -Logfile .\MyReport.log

スクリプトを実行したら、新しく生成されたライセンス レポートを Excel で開き、古い Project Online SKU がないか調べます。

また、未割り当ての古い Project Online SKU が与えられている場合、Office 365 管理センターの請求ページでキャンセルできることを確認します。古い SKU を探すには、古い Project Online SKU 文字列がないかについてファイルを検索するだけです。

新しい Project Online SKU に移動できない場合、Office 365 サポートにお問い合わせください

関連トピック

Brian Smith のプロジェクト サポート ブログ:Project Online SKU の変更方法

Office のスキルを磨く
トレーニングの探索
新機能を最初に入手
Office Insider に参加する

この情報は役に立ちましたか?

ご意見をいただきありがとうございます。

フィードバックをお寄せいただき、ありがとうございます。Office サポートの担当者におつなぎいたします。

×