変更履歴の記録を有効または無効にする

Excel for Mac の変更履歴記録機能を使用すると、共有ブック に行われた変更についての情報を記録、管理、および表示できます。

注: 変更履歴の記録は共有ブックでのみ利用できます。実際、変更履歴の記録を有効にすると、ブックは自動的に共有ブックになります。共有ブックは通常、他のユーザーがブックにアクセスできる場所に保存されますが、共有ブックのローカル コピーの変更履歴を記録することもできます。

変更履歴の記録の概要

変更履歴の記録を使用すると、ブックを保存するたびに、ブックの変更についての詳細をログに記録できます。この変更履歴を利用して、ブック内のデータに行われたあらゆる変更を識別し、変更を反映するかしないかを判断できます。

変更履歴の記録は、複数のユーザーがブックを編集する場合に特に役立ちます。レビューアーにブックを送信してコメントを求め、受け取った入力をそのブックの 1 つのコピーにマージして、保存する変更およびコメントを反映する場合にも役立ちます。

共有ブックで変更が行われたとき、シート上で直接、または独立した履歴シートで変更履歴を参照できます。どちらの方法でも、各変更の詳細をすぐに確認できます。たとえば、変更を行った人物、行われた変更の種類、変更が行われた日時、変更の影響を受けたセル、追加または削除されたデータを確認できます。

変更履歴の記録を使用するときは、次の点を考慮します。

  • 変更履歴の記録は元に戻す操作とは異なり、バックアップ コピーを作成しない    

    変更履歴の記録について、変更が行われる前にブックのバックアップ コピーが作成される、すべての変更は元に戻すことができる、などの誤解が生じる場合があります。実際には、変更履歴を使用する場合、変更を元に戻したり、ブックの以前のバージョンを復元して変更を取り消すことはできません。ただし、変更履歴には削除されたすべてのデータの記録が含まれるので、そのデータを共有ブックの元のセルにコピーして復元することは可能です。

    変更履歴の記録は、ブックの以前のバージョンに戻ることを補助するようには設計されていないため、変更履歴の記録が有効なブックについてはバックアップを継続することをお勧めします。

  • 特定の種類の変更は記録されない    

    セルの内容に対して行う変更は記録されますが、書式設定の変更など、その他の変更は記録されません。共有ブックでは Excel の一部の機能を使用できないため、そのような機能は記録できません。

  • 変更履歴は一定期間しか保持されない    

    デフォルトでは、変更履歴の記録を有効にすると、ブックのサイズを管理可能な範囲に保つために、変更履歴が 30 日間保存されます。ただし、変更履歴を保存する日数は変更できます。長い日数を指定すると、変更履歴を無制限に保存することができます。履歴情報のコピーを定期的に作成することもできます。

  • 変更履歴は古いものから定期的に削除される    

    Excel では、保存する変更履歴を、現在の日付から逆算して決定します。Excel ではブックを閉じるたびに、ブックを最後に保存したときに有効であった保存日数よりも古い変更履歴がすべて削除されます。

    たとえば、変更履歴を 30 日間保存する設定のときに 2 か月ぶりにブックを開いた場合、2 か月前からの履歴を表示できます。ただし、このブックを閉じると、古いほうから 30 日分 (31 日前から 60 日前まで) の履歴は削除されます。

重要: 変更履歴の記録を無効にするか、またはブックの共有を停止すると、すべての変更履歴が完全に削除されます。

変更履歴の記録の使用方法

Excel では、保存された変更履歴にアクセスし、使用する方法として次のものがあります。

  • 画面上の強調表示    

    Excel では、変更のあった領域をユーザーごとに異なる色でアウトライン表示し、変更された各セル上でポインターを静止させたときに基本詳細をコメントとして表示することができます。画面上の強調表示は、ブックの変更箇所がそれほど多くない場合や、変更された部分を一目で把握したい場合に役立ちます。

  • 履歴記録     

    Excel では、プリント可能な変更詳細の一覧を、独立した履歴シートに表示することができます。このシートにフィルタを適用して、特定の変更を見つけることができます。履歴シートは、ブックの変更箇所が多い場合や、一連の変更の中でどのような操作が行われたかを調査したい場合に役立ちます。

  • 変更内容の確認    

    Excel では、一連の変更をステップ形式で順番に参照し、それぞれの変更を反映するかしないかを判断できます。この方法は、他のユーザーからのコメントを評価するときに役立ちます。

変更履歴の記録を有効にする

  1. 校閲 タブの共有 で で、変更履歴の記録 をクリックし、変更箇所の表示 をクリックします。

    [校閲] タブ、[共有] グループ

  2. 編集中に変更箇所を記録する チェック ボックスをオンにします。

    このチェック ボックスをオンにすると、ブックが共有され、自分または他のユーザーが行う変更が強調表示されます。

作業中に変更箇所を強調表示する

作業中に変更箇所を強調表示すると、Excel はすべてのリビジョン (変更、挿入、および削除) を強調色でアウトライン表示します。

  1. 校閲 タブの共有 で で、変更履歴の記録 をクリックし、変更箇所の表示 をクリックします。

    [校閲] タブ、[共有] グループ

  2. 編集中に変更箇所を記録する チェック ボックスをオンにします。

    このチェック ボックスをオンにすると、ブックが共有され、自分または他のユーザーが行う変更が強調表示されます。

  3. 強調表示する変更箇所の指定 で、変更日 チェック ボックスをオンにし、変更日 リストの適切なオプションをクリックします。

  4. 次のいずれかの操作を行います。

指定する内容

操作

変更箇所を強調表示する対象のユーザー

編集者 チェック ボックスをオンにし、編集者 ポップアップ メニューの適切なオプションをクリックします。

変更箇所を強調表示するシート領域

場所 チェック ボックスをオンにし、場所 ボックスにシート範囲のセル参照を入力します。

ヒント: 場所 ボックスの右端にある ダイアログをたたむ アイコンをクリックしてから、シート上で使用する範囲を選択することもできます。完了したら、ダイアログをたたむ をもう一度クリックしてダイアログ ボックス全体を表示します。

  1. 変更箇所を画面に表示する チェック ボックスがオンになっていることを確認します。

  2. OK をクリックします。

    ブックを保存するよう求められたら、OK をクリックします。

  3. シート上で必要な変更を行います。

    注: 書式設定などの一部の変更は記録されないため、強調色で表示されません。

変更箇所の表示を中止する

変更箇所を強調表示する必要がなくなった場合、強調表示をやめることができます。

  1. 校閲 タブの共有 で で、変更履歴の記録 をクリックし、変更箇所の表示 をクリックします。

    [校閲] タブ、[共有] グループ

  2. 変更箇所を画面に表示する チェック ボックスをオフにします。

記録した変更履歴を表示する

  1. 校閲 タブの共有 で で、変更履歴の記録 をクリックし、変更箇所の表示 をクリックします。

    [校閲] タブ、[共有] グループ

    注: 編集中に変更箇所を記録する チェック ボックスがオフになっている場合、Excel ではブックの変更履歴が記録されていません。

  2. 表示する変更箇所を選択するには、次のいずれかの操作を行います。

表示する内容

操作

履歴が記録されたすべての変更

変更日 チェック ボックスをオンにし、変更日 ポップアップ メニューで すべて を選択し、編集者 および 場所 チェック ボックスをオフにします。

特定の日付以降に行われた変更

変更日 チェック ボックスをオンにし、変更日 リストで 指定日以降 をクリックし、変更を表示する最も古い日付を入力します。

特定のユーザーが行った変更

編集者 チェック ボックスをオンにし、編集者 リストで、変更を表示する対象のユーザーをクリックします。

特定のセル範囲の変更

場所 チェック ボックスをオンにし、シート範囲のセル参照を入力します。

  1. ヒント: 場所 ボックスの右端にある ダイアログをたたむ アイコンをクリックしてから、シート上で使用する範囲を選択することもできます。完了したら、ダイアログをたたむ をもう一度クリックしてダイアログ ボックス全体を表示します。

  2. 変更箇所の表示方法を指定するには、次のいずれかの操作を行います。

目的

操作

シート上で変更箇所を強調表示する

変更箇所を画面に表示する チェック ボックスをオンにします。

ヒント: 強調表示されたセル上でポインターを静止させると、変更箇所についての詳細が表示されるようになります。

変更箇所の一覧を独立したシートに作成する

新しいシートに変更箇所一覧を作成する チェック ボックスをオンにして、履歴シートを表示します。

注: このチェック ボックスは、変更箇所の記録を有効にし、記録可能な変更箇所が 1 つ以上ある状態でファイルを保存した後で使用可能になります。

変更を反映するかしないかを選択する

  1. 校閲 タブの共有 でで、変更履歴の記録をクリックし、変更箇所の確認 をクリックします。

    [校閲] タブ、[共有] グループ

    ブックを保存するよう求められたら、OK をクリックします。

  2. 反映する変更の選択 ダイアログ ボックスで、次のいずれかの操作を行います。

反映を確認する変更

操作

特定の日付以降に行われた変更

変更日 チェック ボックスをオンにし、変更日 リストで 指定日以降 をクリックし、変更箇所を確認する最も古い日付を入力します。

別のユーザーによって行われた変更

編集者 チェック ボックスをオンにし、編集者 リストで、変更箇所を確認する対象のユーザーをクリックします。

すべてのユーザーによって行われた変更

編集者 チェック ボックスをオフにします。

特定の領域に行われた変更

場所 チェック ボックスをオンにし、シート範囲のセル参照を入力します。

ヒント: 場所 ボックスの右端にある ダイアログをたたむ アイコンをクリックしてから、シート上で使用する範囲を選択することもできます。完了したら、ダイアログをたたむ をもう一度クリックしてダイアログ ボックス全体を表示します。

ブック全体への変更

場所 チェック ボックスをオフにします。

  1. OK をクリックし、変更箇所の確認 ダイアログ ボックスで、それぞれの変更についての情報を確認します。

    ヒント: 情報には、行う変更によって影響を受ける他の変更が含まれます。必要に応じて、スクロール操作によってすべての情報を確認できます。

  2. 変更ごとに 反映する または 反映しない をクリックします。

    注: 反映されない変更は、履歴シートの 処理の種類 列に "元に戻す" または "反映しない処理の結果" として記録されます。

  3. セルの値を選択するよう求められたら、適切な値をクリックして 反映する をクリックします。

    注記: 

    • 次の変更に進む前に、変更を反映するかしないかを選択する必要があります。

    • すべて反映する または すべて反映しない をクリックすると、残りすべての変更について、反映するかしないかを一度に選択できます。

    • 履歴シートに変更を一覧表示する前に、すべての変更を保存する必要があります。

履歴シートを表示する

  1. 校閲 タブの共有 で で、変更履歴の記録 をクリックし、 変更箇所の表示 をクリックします。

    [校閲] タブ、[共有] グループ

    注: 編集中に変更箇所を記録する チェック ボックスが選択されていない場合、Excel では、ブックのどの変更履歴も記録されていません。

  2. 強調表示する変更箇所の指定 で、変更日 チェック ボックスをオンにし、変更日 ポップアップ メニューで すべて をクリックします。

  3. 編集者 および 場所 チェック ボックスをオフにします。

  4. 新しいシートに変更箇所一覧を作成する チェック ボックスをオンにして OK をクリックします。

  5. OK をクリックします。

    履歴シートが表示されます。

  6. 特定の情報を検索するには、履歴シートで列ラベルの隣にあるフィルタ矢印をクリックします。

    注: ブックを保存すると、履歴シートが非表示になります。保存後に履歴シートを表示するには、変更箇所の表示 ダイアログ ボックスで 新しいシートに変更箇所一覧を作成する チェック ボックスをオンにする必要があります。

変更箇所の記録の履歴を保存する

変更履歴の記録を無効にすると変更履歴は削除されるため、履歴のコピーを保存することが必要な場合があります。履歴シートをプリントしたり、別のブックにコピーすることができます。

  1. 校閲 タブの共有 で で、変更履歴の記録 をクリックし、変更箇所の表示 をクリックします。

    [校閲] タブ、[共有] グループ

  2. 強調表示する変更箇所の指定 で、変更日 チェック ボックスをオンにし、変更日 リストで すべて をクリックします。

  3. 編集者 および 場所 チェック ボックスをオフにします。

  4. 新しいシートに変更箇所一覧を作成する チェック ボックスをオンにします。

  5. OK をクリックします。

    ヒント: 

    • 履歴シートをプリントするには、ファイル メニューの プリント をクリックし、適切なプリント オプションを選択して プリント をクリックします。

    • 履歴シートを別のブックにコピーするには、次の手順を実行します。

    • CONTROL キーを押しながら、履歴シートの 履歴 タブをクリックし、移動またはコピー をクリックします。

    • 移動先ブック名 領域で、シートの移動先ブックの名前をクリックするか、(新しいブック) をクリックします。

    • コピーを作成する チェック ボックスをオンにし、OK をクリックします。

    • コピーした履歴シートが含まれるブックを保存します。

変更履歴の記録を無効にする

重要: 変更履歴の記録を無効にすると、変更履歴は削除されます。変更記録履歴のコピーを保存することが必要になる場合があります。

  1. 校閲 タブの共有 で で、変更履歴の記録 をクリックし、変更箇所の表示 をクリックします。

    [校閲] タブ、[共有] グループ

  2. 編集中に変更箇所を記録する チェック ボックスをオフにして OK をクリックします。

  3. この操作によってブックの共有が解除されることを知らせるメッセージが表示されたら、OK をクリックします。

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