ライブラリの概要

ライブラリは、チーム メンバーと共同でファイルの作成、収集、更新、および管理を行うことができる、サイト上の場所です。各ライブラリには、ファイル一覧とファイルに関する重要な情報が表示され、メンバーがファイルを使用して共同で作業を行う場合に役立ちます。すぐに使用できるライブラリやライブラリ テンプレートが豊富に揃っているため、ここから選択してファイルの整理を始めると便利です。作成したライブラリは、いくつかの方法でカスタマイズできます。たとえば、ドキュメントを表示、管理、および作成する方法を決めることができます。また、バージョンをトラッキングすることもでき、この場合はトラッキングするバージョンの数や種類を指定することもできます。さらに、ビュー、フォーム、およびワークフローをカスタマイズして、プロジェクトやビジネス プロセスのよりスムーズな進行に役立てることができます。

この記事の内容

ライブラリの概要

ライブラリとは

ライブラリをチームで使用する場合の一般的な方法

ライブラリの種類

ライブラリの使用方法

サイト上のライブラリを整理する

1 つのライブラリに複数のドキュメントを格納する

複数のライブラリに複数のドキュメントを格納する

ライブラリのファイルを整理する

列を追加する

ビューを定義する

フォルダーを作成する

列、ビュー、およびフォルダーを組み合わせて使用する

次のステップ

ライブラリの概要

パーソナル コンピューター、ネットワーク ディスク、電子メール フォルダーなどに分散して保存されているドキュメントを探すより、SharePoint ライブラリを集中管理の場所として使用し、チーム全員が閲覧したり、利用できるようにしておく方がはるかに効率的です。

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ライブラリとは

標準的なライブラリ SharePoint ライブラリは、ファイルの作成、格納、更新、および共同作業をチーム メンバーと行うことができる、サイト上の場所です。各ライブラリ (ドキュメント、画像、フォーム、および Wiki ページ) には、ファイル一覧と、ファイルに関する重要な情報 (ファイルを最後に修正したユーザー名など) が表示されます。ライブラリは、格納するファイルの種類やファイルの使用目的に応じて、いくつかの種類から選択できます。ライブラリでの作業が終わったら、ファイルを保存し、未使用のライブラリを削除することで、サーバーのディスク領域を節約できます。

ライブラリはいくつかの方法でカスタマイズすることもできます。ドキュメントを表示、トラッキング、管理、および作成する方法を制御できます。また、バージョンの数や種類を指定してバージョンをトラッキングしたり、ドキュメントの閲覧を許可するユーザーを制限して、承認されるまでは表示できないようにすることができます。ビジネス プロセスの効率化を図るために、ワークフローを使用してライブラリ内のドキュメントを共同で扱うこともできます。不要なファイルを減らすため、情報管理ポリシーを指定して、ライブラリ内のドキュメントの処理方法や有効期限を管理することもできます。

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ライブラリをチームで使用する場合の一般的な方法

蓬莱堂のマーケティング チームは、プロジェクトで共同作業を行い、ドキュメントをまとめる必要があります。チーム メンバーには、ドキュメントを共同で扱ったり、予定表や会議を記録したり、プロジェクトを管理したり、チーム作業をトラッキングするための集中管理用の場所が必要です。このチームには、遠隔地に住む契約社員のメンバーもいるため、SharePoint 2010 を使用するとさらにメリットがあります。

最初の手順として、メンバーの 1 人をサイト所有者に指名し、サイトの管理を行う担当者として指定します。サイト所有者はサイト管理者の役割を担い、ライブラリに対するフル コントロール権限を取得し、まずはチーム サイトの共有ドキュメント ライブラリへの投稿権限レベルをチーム全員に付与します。次に、ライブラリの名前を "マーケティング ドキュメント" に変更し、詳細な説明を追加して、すべてのユーザー (特に初めてのユーザー) が、このライブラリの目的を明確に理解し、どのようなコンテンツの表示や追加ができるかを理解できるようにします。このチームでは、このライブラリを、プレス リリース、予算関連のファイル、契約書、提案書、およびチームに関連するその他のドキュメントの管理に使用することにしました。

サイト所有者が最初に行う作業の 1 つは、多数の重要なドキュメントをライブラリに配置およびアップロードして、チーム メンバーが集中管理の場所としてライブラリだけを参照すればよいようにすることです。次に、サイト所有者は、ライブラリでのチェックアウトを必須に設定したり (ドキュメントに加えた変更を誤って上書きすることがないようにするため)、バージョンをトラッキングする (ファイルの更新履歴を残したり、必要に応じて以前のバージョンを復元するため) ことを決定できます。社内標準への遵守を確実にするため、サイト所有者は、マーケティング報告書、販売契約書、キャンペーン計画書、および予算ワークシート用の標準テンプレートをライブラリに追加します。各テンプレートには会社のロゴや社是を入れます。これで、メンバーがドキュメント ライブラリから新しいファイルを作成するときは、必要なテンプレートを簡単に選択できます。

チーム メンバーがファイルを追加したり、ドキュメントでの共同作業を進めていくにつれて、列が追加され、作業に役立つコンテンツがさまざまな手法で表現されたビューが作成されて、ライブラリは整理されていきます。この結果、たとえば、サイト所有者が "プロジェクト名" という列を追加すると、チーム メンバーはその列名でフィルター処理や並べ替えを行うことができます。

他のチーム メンバーは、会計四半期ごとにグループ化されたパブリック ビューを追加し、6 か月以内に期限が切れる契約を抽出します。各メンバーが個別に個人用ビューを作成して、情報を瞬時に表示し、作業の完了に役立てることもできます。

会議で十分検討した後、このチームでは、週に 1 回、更新箇所がレポートされるようにライブラリ レベルで通知を設定することにしました。必要に応じて、特定のファイルについての追加の通知や RSS フィードを設定する方法をメンバーが各自で決定することもできます。さらに、このチームでは、この新しい共同作業環境において重要な "ベスト プラクティス" を決めました。それは、メンバーがライブラリにドキュメントを配布する際に、電子メール メッセージにドキュメントを添付するのではなく、ドキュメントへのリンクを含めるというものです。電子メール メッセージへのドキュメント リンクの挿入は、ライブラリのリボンから簡単に行うことができます。これは、メンバーは最新のバージョンに確実にアクセスでき、不要なデータがローカル ネットワークにたまることを防ぐのにも役立ちます。

チーム メンバーや他のユーザーは、適切なアクセス許可を持っていないことが原因でアクセスできない場合があります。契約書、予算関連の情報などの機密情報を含む特定のドキュメントは保護されています。しかし、サイト所有者からのアクセス要求の機能が有効になっているため、ページから簡単にアクセス要求を行うことができ、サイト所有者は必要に応じてドキュメントへのアクセス許可を付与できます。

マーケティング チームのすべてのメンバー、特に契約社員のメンバーは、ライブラリのコンテンツをオフラインで取得し、自宅やリモート サイトで作業を行った後に、オンラインに戻った際に変更内容をスムーズに同期できる、Microsoft Office SharePoint Workspace 2010 の機能を活用しています。

このマーケティング チームの重要な責務は、マーケティング キャンペーンを実施して売上と収益を上げることです。メンバーが新しいキャンペーン計画を立てるときは、ファイルのマイナー バージョンをトラッキングします。あるバージョンでミスがあっても、その前のバージョンを復元できるからです。キャンペーン計画が終了したら、メジャー バージョンのファイルを作成し、法務部門やマネージャーの承認を得るために発行します。ファイルが承認されたら、社内の他の従業員もファイルを参照できるようにします。サイト所有者は、オンライン ドキュメント、トレーニング、およびブログを調べて、ワークフローの設定、作成したワークフローのライブラリへの関連付け、およびフィードバック収集、署名収集、最終ドキュメント発行といったプロセスの自動化を、コードを使わずに行う方法を見つけます。

3 か月間使用した後で、マーケティング用のライブラリとサイトはマーケティング チームにとって不可欠な要素となり、生産性と企業内での可視性の大幅な向上に貢献しました。チームのメンバーにとって、このライブラリなしで仕事をすることは今では考えられず、より効率的に共同作業を行うために SharePoint 2010 を利用する他の方法も積極的に検討しています。

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ライブラリの種類

チーム サイト内の共有ドキュメント ライブラリなどの一部のライブラリは、サイトを新規作成すると自動的に作成されます。これらのライブラリを目的に応じてカスタマイズするか、または独自の追加ライブラリを作成することができます。各タイプのライブラリには固有の目的があり、一部は動作や機能も異なります。

ドキュメント ライブラリ      ドキュメント、スプレッドシートなど、多くの種類のファイルでは、ドキュメント ライブラリを使用します。それ以外の種類のファイルもドキュメント ライブラリ内に格納できますが、一部の種類のファイルはセキュリティ上の理由からブロックされます。ブロックされていないプログラムを使用する場合、これらのファイルをライブラリから作成できます。たとえば、マーケティング チームで、計画資料、ニュース リリース、または発表に使用する固有のドキュメント ライブラリを管理することが考えられます。

画像ライブラリ      多数のデジタル写真やグラフィックを共有する場合は、画像ライブラリを使用します。画像は、他の種類の SharePoint ライブラリにも格納できますが、画像ライブラリにはいくつかの利点があります。たとえば、画像ライブラリの画像は、スライド ショーで表示したり、コンピューターにダウンロードしたり、Microsoft Paint など互換性のあるグラフィック プログラムで編集したりできます。チームのイベントや製品発表の写真を保存する際には、画像ライブラリの作成を検討してください。また、Wiki、ブログなどサイト上の任意の場所からライブラリ内の画像にリンクすることもできます。

フォーム ライブラリ      XML ベースのビジネス書式のグループを管理する必要がある場合、フォーム ライブラリを使用します。たとえば、組織で経費報告にフォーム ライブラリを使用するとします。フォーム ライブラリを設定するには、Microsoft InfoPath などの XML エディターまたは XML フォーム デザイン プログラムが必要です。ユーザーが入力するフォームは、フォームに入力された支出の日付、金額などのデータのみを含む単純な .xml ファイルです。それ以外に経費報告を構成する要素は、すべてフォーム テンプレートによって用意されます。ユーザーがフォームに入力したフォーム データは、マージしたり、分析用にエクスポートしたりできます。

Wiki ページ ライブラリ      接続された一連の Wiki ページを作成するには、Wiki ページ ライブラリを使用します。Wiki では、複数のユーザーが簡単に作成または変更できる書式を使って、日常的な情報を収集できます。また、画像、テーブル、ハイパーリンク、および内部リンクを含む Wiki ページをライブラリに追加することもできます。たとえば、チームでプロジェクト用の Wiki サイトを作成し、サイト上で相互に接続された一連のページにヒントやテクニックを保存できます。

注: サイトと構成によっては、これ以外のシステム ライブラリ (スタイル ライブラリ、サイト アセット ライブラリ、サイト ページ ライブラリなど) も SharePoint Server 2010 によって自動的に作成されます。ただし、このようなライブラリをユーザー インターフェイスで作成することはできません。

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ライブラリの使用方法

ここでは、ライブラリの用途のほか、グループでの効果的な活用方法をいくつかピックアップして紹介します。

ビューを作成する     表示を使用すると、ライブラリで重要なアイテムや用途に合ったアイテムを容易に確認できます。ライブラリのコンテンツが実際に変更されるわけではありませんが、ファイルを並べ替えたり、フィルターを適用したりすることによって、必要な情報を効率よく参照できるという利点があります。

ファイルのチェックアウトを必須にする     ファイルの次のトピックを参照してください。を必須にした場合、そのファイルがチェックインされるまで他のユーザーは編集できません。チェックアウトを必須にすることにより、ファイルが複数のユーザーによって同時に変更されてしまうトラブルを防ぐことができ、編集上の矛盾や混乱をなくすことができます。また、チーム メンバーは、ファイルをチェックインするときにコメントを追加できるため、各バージョンでどのような変更が行われたかを簡単にトラッキングできます。

バージョンをトラッキングする     以前のバージョン管理のファイルを維持する必要がある場合、ライブラリのバージョン管理を有効にすることで、各バージョンのファイルをトラッキング、保存、および復元できます。すべてのバージョンをまったく同じ方法でトラッキングできるほか、メジャー バージョン (マニュアルに新しい章を追加した場合など) とマイナー バージョン (スペル ミスの修正など) とを区別してトラッキングすることもできます。記憶域を最小限に抑える必要がある場合などは、バージョン区分 (メジャーとマイナー) ごとに、保存するバージョン数を指定することも可能です。

ドキュメントの承認を必須にする     ドキュメントの承認を必須にすることができます。権限を持つユーザーによって承認または却下されるまで、ドキュメントのステータスは保留になります。ドキュメントの表示を許可するユーザー グループを制限して、承認されるまでは表示できないようにすることができます。この機能は、最終版になる前の状態は公開できない重要なガイドラインや手順がライブラリに含まれる場合に役立ちます。

アクセス許可を指定する     SharePoint のグループとアクセス許可レベルを使用すると、コンテンツへのアクセス管理を効率的に行うことができます。既定では、ライブラリ、ライブラリ内のフォルダー、およびドキュメントのアクセス許可は、親サイトから継承されます。特定のアイテムにアクセス許可レベルを割り当てると、契約書、予算関連の情報などの機密情報を、同じサイトにある他のファイルへのアクセスを制限せずに保護できます。

変更の通知を受け取る     SharePoint 2010 のライブラリでは、RSS テクノロジがサポートされているため、ワークグループのメンバーは、ニュースや情報の更新 (フィード) の通知を統合された場所で自動的に受け取り、参照できます。RSS テクノロジを使用すると、ライブラリに保存されているファイルが変更された場合など、ライブラリに加えられた変更に関する通知を受けることができます。RSS フィードによって、ワークグループのメンバーは変更されたファイルの統合リストを参照できます。また、電子メールの通知を作成し、ファイルが変更されたときに受けるようにすることもできます。

ワークフローを作成する     ドキュメントの承認または検証の管理のような、組織のビジネス プロセスに合わせて定義したワークフローを、ドキュメント ライブラリやコンテンツ タイプで使用できます。ドキュメントに対して、ワークフローと呼ばれるビジネス プロセスを割り当て、ドキュメントの承認や翻訳など、順番に実行する必要のある処理を指定できます。SharePoint ワークフローは、一連のアクションやタスク間でのドキュメントやアイテムの移動を自動化する方法です。既定では、ライブラリで利用できるワークフローとして、"承認"、"フィードバックの収集"、および "署名の収集" があります。"承認" ワークフローでは、ドキュメントをグループで回覧して承認を求めます。"フィードバックの収集" ワークフローでは、ドキュメントをグループで回覧してフィードバックを集めます。完了したら、ワークフローを開始したユーザーにドキュメントが戻されます。"署名の収集" ワークフローでは、ドキュメントをグループで回覧してデジタル署名を収集します。

コンテンツ タイプを定義する     グループの作業対象となるファイルに、ワークシート、プレゼンテーション、ドキュメントなどのいくつかの種類がある場合は、複数のコンテンツ タイプを有効化および定義して、ライブラリの機能を拡張できます。コンテンツ タイプを利用すると、複数のライブラリに柔軟性と一貫性を持たせることができます。各コンテンツ タイプでは、テンプレートに加え、ワークフロー プロセスも指定できます。テンプレートは、書式設定や定型文を使用する場合や、部署名、契約番号など同種のドキュメントに適用するプロパティがある場合の出発点として使用できます。

クライアント統合    互換性のある特定のクライアント プログラムでは、クライアントから直接 SharePoint の機能を利用できます。たとえば、Microsoft Word 2010 の使用時に、チェックインやチェックアウトを簡単に管理できます。Microsoft Office SharePoint Workspace 2010 または Microsoft Outlook 2010 では、ライブラリのコンテンツをオフラインにしてリモート サイトで作業し、その後オンラインに戻してスムーズに変更を同期できます。

監査のトラッキング    機密情報を含むファイルのグループがある場合、ドキュメントがどのように使用されたかを知ることは重要です。ファイルの変更、コピー、削除などのイベントへの "監査" のトラッキングを有効にするポリシーを定義できます。

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サイト上のライブラリを整理する

ライブラリ内のドキュメントを整理する方法は、グループのニーズ、およびどのような方法で格納または検索することを希望するかによって異なります。計画を立てることで、グループに最も適した構造を設定することができます。ライブラリには、1 つのライブラリ内の複数のファイルを扱う場合に役立ついくつかの機能が用意されています。ただし、グループによっては、複数のライブラリの使用が適している場合もあります。

1 つのライブラリに複数のドキュメントを格納する

1 つのライブラリで多様なニーズに対応する必要がある場合があります。たとえば、1 つのグループが複数のプロジェクトに携わっている場合や、複数のグループが 1 つのプロジェクトに携わっている場合などがそれに該当します。次のような場合は、1 つのライブラリを使用することを検討してください。

  • グループのメンバーが、1 つのファイル セットの概要を表示したり、1 つのファイル セットを異なるビューで表示したりする必要がある (たとえば、マネージャーが部署別または期限別にグループ化されたすべてのファイルを確認する必要がある場合など)。

  • グループのメンバーが、サイト上の同じ場所にあるファイルを検索する必要がある。

  • ファイルのバージョン トラッキングや承認を必須にする場合など、同じ設定をすべてのファイルに適用する必要がある。

  • アクセス許可レベルが同じである場合など、ライブラリを使用するすべてのグループが同様の特性を共有している。

  • スプレッドシート内のファイルに関する情報を分析する必要がある。または、統合されたファイルの更新内容を受け取る必要がある。

1 つのライブラリに含まれる複数のドキュメントを効率的に扱うため、列の追加、ビューの定義、またはフォルダーの作成を行って、ライブラリ内のファイルを整理できます。

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複数のライブラリに複数のドキュメントを格納する

格納および管理対象のファイル セットまたはファイルを使用するユーザー グループが多様で、それぞれの特性が明確に異なる場合は、複数のライブラリを作成することができます。次のような場合に、複数のライブラリを使用します。

  • 格納および管理する対象のファイルの種類が多様で、それぞれの特性が明確に異なり、グループ メンバーが頻繁にファイルの概要を表示したりファイルを同時に検索したりしない。

  • ファイルを使用するユーザー グループが多様で、それぞれの特性が明確に異なり、適用されているアクセス許可レベルに格差がある。

  • 複数の異なるファイル セットに異なる設定を適用する必要がある (バージョン管理や承認など)。

  • ファイルを共同で分析する必要がない。またはファイルの更新を統合する必要がない。

  • 新規ファイルを作成するためのオプション セットを複数提供する。またはライブラリの [新規] メニューのオプションが異なる順序で表示されるようにする。

複数のライブラリを効率的に管理するうえで、実行できる操作には次のようなものがあります。

サイト テンプレートとサイト列を設定する    一定の設定を組織のすべてのライブラリに一貫して適用する必要がある場合は、サイト テンプレートとサイト列を設定できます。複数のライブラリに同じ設定を適用できるため、毎回設定を再作成する必要がありません。

ファイルを別の場所に送信する    1 つのファイルを複数のライブラリで使用できるようにするには、そのファイルを 1 つのライブラリに格納し、そのコピーを他のライブラリに送信します。元のファイルを変更したときにコピーも更新する必要があることを通知するように設定することもできます。

ライブラリ テンプレートを作成する    複数のライブラリに対して一定の統一された設定を適用する必要がある場合、または複数のライブラリにわたって同じ特性を再利用する必要がある場合は、ライブラリをテンプレートとして保存できます。ライブラリ テンプレートは、[サイトの操作] メニューの [作成] をクリックしたときに、サイトのオプションとして使用できます。

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ライブラリのファイルを整理する

ライブラリのファイルを整理するには、いくつかの方法があります。列の追加、ビューの定義、およびフォルダーの作成を行うことができます。それぞれの方法には独自の利点があり、ライブラリやチームに固有のニーズに合わせて、それぞれの方法を組み合わせることができます。

列を追加する

既定では、ライブラリではファイル名のトラッキングに加えて、チェックインされているかどうかなどのファイルのステータスに関する情報もトラッキングされます。これ以外にも、キャンペーン名、プロジェクト番号、またはチームにとって重要なその他の情報のような追加の列を指定して、ファイルの分類やトラッキングを行うことができます。1 行テキスト、オプションのドロップダウン リスト、他の列から計算される数字、サイトに所属するユーザーの名前および画像など、作成できる列にはいくつかの種類があります。

列には列見出しがあり、ドキュメントの並べ替えやフィルター処理を簡単に行うことができます。ライブラリでファイルを表示するときに、列の名前をポイントし、名前の横にある下矢印をクリックして一時的にファイルを並べ替えたり、フィルター処理したりできます。これは、ファイルを特定の形式で表示する場合に便利ですが、次にライブラリを表示するときも、同じ手順を繰り返す必要があります。

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ビューを定義する

ファイルを表示するときの条件として、特定のプロジェクトに関連するすべてのドキュメント、ある部署に属するすべてのドキュメント、締め切りの月ごとにドキュメントをグループ分けする、などを指定する必要がある場合があります。特定の条件でファイルを表示する機会が頻繁にある場合は、ビューを定義します。定義したビューはライブラリでの作業を行うときはいつでも使用できます。作成したビューは、ライブラリに表示されるリボンの [現在のビュー] ドロップダウン リストに追加されます。

ライブラリのビューは、ページ上に表示される列の集まりであり、ライブラリのアイテムがここに表示されます。特定の並べ替え順序、フィルター、グループ化、およびカスタム レイアウトを定義できます。ライブラリでは、個人用ビューとパブリック ビューを使用できます。投稿権限レベルを持つユーザーはだれでも個人用ビューを作成することができ、特定の条件でファイルを表示したり、参照するファイルだけをフィルター処理したりできます。ライブラリを設計する権限レベルを持つユーザーは、パブリック ビューを作成することができます。作成したパブリック ビューはすべてのユーザーがライブラリを参照する場合に使用できます。また、すべてのパブリック ビューは既定のビューに設定することができ、ユーザーがライブラリを表示すると自動的にそのビューが使用されます。

ライブラリの表示をモバイル デバイスから行うメンバーがいる場合は、モバイル用ビューを作成して、1 つのビューに表示するアイテム数を抑えるなど、使用するデバイスの帯域幅や制限に適した制限を設けることができます。

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フォルダーを作成する

フォルダー (コンテナー) は、ライブラリやリストのコンテンツをグループ化または管理するための別の方法として使用できます。ライブラリでフォルダーを有効にすると、ほとんどの種類のライブラリにフォルダーを追加できます。ライブラリに多数のアイテムが含まれている場合は、それらのアイテムへのアクセスの効率を上げることができます。フォルダーを作成すると、内部的にはインデックスが作成されます。この内部インデックスは、ルート フォルダーや、ライブラリまたはリストの最上位レベルにも作成されます。フォルダー内のアイテムにアクセスする場合は、この内部インデックスを効果的に使用して、データにアクセスします。

特定の方法でグループ化できるアイテムを多数含むライブラリでは、ライブラリ内のコンテンツの整理にフォルダーを使用できます。プロジェクト、チーム、部署、製品カテゴリー、年齢層、五十音順の一覧、および五十音順のサブグループ (あ~お、か~こ、など) が、グループの例として挙げられます。フォルダーを使用すると、ユーザーがファイルの検索や管理を使い慣れた方法で行うことができます。

ライブラリ内のフォルダー

既定では、フォルダーが有効になったライブラリのフォルダーは、ライブラリの既定のビューにフィルター処理なしで表示されます。これは、ユーザーが新規ドキュメントを挿入するときに適切なフォルダーを選択することができるため便利です。すべてのフォルダーが表示されるため、アイテムが誤ってライブラリ内のフォルダーの外に追加されることを防ぐことができます。ライブラリのリボンの [Windows エクスプローラーで開く] コマンドを使用すると、ドキュメントを別のライブラリのフォルダーに簡単に再構成できます。

注:  ライブラリのビューは、現在の表示順序のままに定義することができ、その場合、ビューにアイテムを表示するまでフォルダーは表示されません。ユーザーが簡単に適切なフォルダーを見つけられるようにするには、このビューの並べ替えオプションを使用しないようにします。

ライブラリのフォルダーは、サイド リンク バーの [ドキュメント] セクションには表示されませんが、サイト所有者やサイトを設計する権限を持つユーザーがツリー ビューを有効にすると、サイド リンク バーに [サイト階層] セクションが表示され、展開や縮小を行ったり、ライブラリ内のフォルダーを簡単に移動したりできます。

ツリー ビューのフォルダー

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列、ビュー、およびフォルダーを組み合わせて使用する

これらの 3 つの要素は、すべて組み合わせて使用できます。ライブラリの既定のビューでプロジェクトのトラッキングに使用する列を使用して、いくつかのフィルター処理条件を持つビューを作成できます。また、列見出しをクリックすることで、ビューを動的に並べ替えたり、フィルター処理し、そのときに必要なコンテンツをより詳細に特定することもできます。ライブラリにフォルダー構造が定義されている場合は、ビューの作成や変更を行う場合に、[フォルダー] セクションの [フォルダーなしですべてのアイテムを表示する] オプションを設定すると、ライブラリのビューを "ツリー構造を解除して" 表示できます。どの手法も他の手法と補完し合うため、必要なコンテンツを必要なときに適切な方法で表示できます。

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次のステップ

ライブラリの全体像がわかったところで、ライブラリで行うことができる便利で一般的なタスクを次に示します。

  • ライブラリまたはライブラリ内のフォルダーの作成または削除

  • ライブラリ内のファイルの追加、オープン、および削除

  • ライブラリへの列の追加、およびライブラリのビューの作成

  • ライブラリのテンプレートとコンテンツ タイプを使用した作業

  • コンピューターの SharePoint ライブラリとクライアント プログラムの同期

  • ドキュメントのライブラリ間での移動とコピー

  • ライブラリでのワークフローの使用

  • ライブラリへのアクセス許可の設定と詳細設定

  • 画像ライブラリの使用

  • 多数のドキュメントを含むライブラリの管理

これらのタスクの詳細については、[参照] セクションのリンク先を参照してください。

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