ユーザー補助機能

Microsoft SharePoint Foundation 2010 サイトでは、ほとんどの作業をショートカット キーなどのユーザー補助機能を使用して実行できます。Microsoft Windows のユーザー補助機能やユーティリティ以外にも、この記事で取り上げる機能を利用することによって、障碍がある方にとって、より使いやすいサイトにすることができます。

注: このトピックの情報は、米国内で Microsoft 製品のライセンスを取得しているお客様にのみ適用されます。米国外でこの製品を取得した場合、パッケージには、Microsoft のサポート サービスの電話番号と住所の一覧が記載された Microsoft 子会社情報カードが同梱されています。ここで説明する種類の製品やサービスがお客様の地域で提供されているかどうかについては、お住まいの地域の Microsoft 子会社までお問い合わせください。日本語およびフランス語を含む他の言語で提供されている詳細については、http://www.microsoft.com/enable/worldwide/ を参照してください。

この記事の内容

ユーザー補助機能

ショートカット キー

ナビゲーション

見出し

イメージ、代替テキスト、および表示設定

支援技術の使用

ヘルプを使用する

Web ブラウザーが提供する機能

アクセシビリティに関する詳細情報

ユーザー補助機能

SharePoint サイトでは、リンク、フォーム コントロール、ボタンなどのほとんどのユーザー インターフェイス (UI) 要素が、Microsoft Active Accessibility (MSAA) を使用するように設計されています。MSAA の使用により、身体に障碍のある方が各種の支援技術を使用してコンテンツを操作することが可能になります。そうしたツールの 1 つに、スクリーン リーダーがあります。スクリーン リーダーは、視覚に障碍のあるユーザーが見ることができないコンピューター画面や Web サイトの内容を合成音声で読み上げたり、Braille 点字で記述するデバイスです。カスタム UI 要素の中には MSAA プロパティを使用していないものがあるため、ユーザー補助機能を有効にできるようになっています。ユーザー補助機能を有効にすると、カスタム コントロールが、同等の標準 HTML コントロールとして表示されます。これにより、支援技術のユーザーがカスタム コントロールを操作できるようになります。

注: ユーザー補助機能を有効にしても、すべての UI 要素の代替バージョンが利用できるようになるわけではありません。たとえば、組織内のだれかがカスタム コントロールを追加して SharePoint サイトをカスタマイズした場合は、ユーザー補助機能を有効にしても、そのカスタム コントロールの代替バージョンは自動的には生成されません。

ユーザー補助機能の有効と無効を切り替えるには、ブラウザーでページにフォーカスを置いた直後に Tab キーを押します。Tab キーを押して、[ユーザー補助機能を有効にする] リンクまたは [ユーザー補助機能を無効にする] リンクまで移動し、Enter キーを押します。[ユーザー補助機能を有効にする] リンクは、タブ オーダーで最初の要素 (つまり、ページ上でアクセスする最初のオプション) ですが、Tab キーを 1 回押しただけではこの機能が有効にならない場合があります。これは、最初にブラウザーのメニューまたはツールバーにアクティブなフォーカスがある場合があるためです。ユーザー補助機能を有効にした場合は、そのユーザーに対してのみページの表示方法が変わります。サイトの他のユーザーに対する表示方法は変わりません。この機能はローカル設定なので、この設定を有効にしたことは他のユーザーにはわかりません。ユーザー補助機能は、ユーザーがそれを無効にするか、ブラウザーを閉じるまで維持されます。ユーザー補助機能では、スクリーン リーダーなどの支援技術が適切に機能するように、次の項目の表示が最適化されます。

  • メニュー    ドキュメント ライブラリ内のファイルのオプションがドロップダウン メニューで表示される代わりに、すべてのメニュー項目がハイパーリンクとして含まれた新しいブラウザー ウィンドウが表示されます。この表示形式の方が、支援技術による解釈が容易です。

  • 最適化されたフィールド    一部のフィールドは、支援技術による解釈が困難です。ユーザー補助機能を有効にすると、これらのフィールドは、支援技術用に最適化されたフィールドに置き換えられます。たとえば、一部の SharePoint リストでは、書式付きテキスト、イメージ、表、およびハイパーリンクをユーザーが追加できる拡張テキスト フィールドをサポートしています。一部の支援技術は、ブラウザーでのフィールドの表示方法の関係で、これらのフィールドを読み取ることができません。ユーザー補助機能を有効にすると、これらのフィールドは、支援技術対応の標準の書式なしテキスト フィールドに置き換えられます。

    ユーザー補助機能では、拡張テキスト フィールドだけでなく、いくつかの他の種類のフィールドも代替フィールドに置き換えられます。

    ユーザー補助機能でのフィールドの一覧と代替フィールド

    標準モードでのフィールド

    ユーザー補助機能での代替フィールド

    拡張テキスト フィールド

    複数行テキスト フィールド

    サマリー グラフ (アンケート用)

    見出し付きの表

    ガント チャート (プロジェクト リスト内)

    見出し付きの表

    見出し付きの表は、標準モードでもガント チャートの下に表示されます。

    連絡先セレクター

    テキスト フィールド

注: ユーザー補助機能では、機能が制限されるのではなく、支援技術と互換性が得られるような代替の表示方法でページ要素が表示されます。

ページの先頭へ

ショートカット キー

多くの機能やコマンドは、キーボードを使用して直接アクセスすることができます。Tab キーまたは Shift + Tab キーを押して、ページ上の要素間を移動できます。多くのコマンドには、ショートカット キーも用意されています。詳細については、「ショートカット キー」を参照してください。

ページの先頭へ

ナビゲーション

リボンなど、サイト上のページ要素およびナビゲーション用の要素は、論理的で直感的なタブ オーダーになっています。タブ オーダーとは、Tab キーを押したときに、ある UI 要素から別の UI 要素にフォーカスが移動する順序のことです。また、3 つの重要なオプション ([ユーザー補助機能を有効にする]、[リボン コマンドをスキップする]、および [メイン コンテンツにスキップ] の各リンク) が、タブ オーダーの最初の 3 つのオプションになっています。ユーザー補助機能を有効にするには、ブラウザー内のページにアクティブなフォーカスを置いた状態で Tab キーを押し、Enter キーを押してコマンドをアクティブにします。また、リボンをスキップし、直接ナビゲーション リンクに移動する場合、または、ナビゲーション リンクをスキップしてページのメイン コンテンツ領域に直接移動する場合は、Tab キーを押して、それぞれ [リボン コマンドをスキップする] リンクまたは [メイン コンテンツにスキップ] リンクまで移動し、Enter キーを押してコマンドをアクティブにします。

さらに、SharePoint サイトのページには、サイト階層またはサイト コレクション階層における現在のページの位置を表示するメニューが用意されています。このメニューは、リボンの [上へ移動] をクリックするとアクティブになります。[上へ移動] ボタンは、ほとんどのページの上部付近に [サイトの操作] メニューと並んで表示されます。たとえば、Contoso サイトの共有ドキュメントのライブラリにある "レポート" という名前のフォルダーを閲覧している場合、このページ位置メニューの一番上には、"Contoso" が、その次の行には "共有ドキュメント" が、さらに、その次の行には "レポート" が表示されます。

ページの先頭へ

見出し

表見出し    表形式データの表には、表見出しセルが使用されます (TH タグ)。たとえば、[お知らせ] ページの既定のすべてのアイテム ビューでは、[タイトル] および [変更日] という列見出しは表見出しセルに格納されています。表見出しセルによって表構造が理解しやすくなると共に、支援技術を使用するユーザーにとっての読みやすさが向上します。

見出しタグ    サイト上では、支援技術のユーザーにページの構造を伝えるためにタグを使用しています。見出しタグ (H1、H2、H3、および H4) は、ページのコンテンツの論理的なアウトラインを構築します。スクリーン リーダーなどのユーザー補助ツールを使用する場合は、ページの見出しタグだけを読み上げるように構成することができます。このような見出しタグの仮想アウトラインを使用することで、ページのコンテンツのわかりやすさが向上します。たとえば、サイトのホーム ページには、サイトのタイトルを格納する H1 タグ、ページのタイトルを格納する H2 タグ、[すべてのサイト コンテンツの表示] リンクを囲む H3 タグ、および各 Web パーツのタイトルを囲む H3 タグが含まれています。特定の支援技術のユーザーは、これらのタグに基づくアウトラインを取得し、そのアウトラインを使用して、ページのレイアウトを理解したり、目的の見出しに直接進んだりすることができます。

ページの先頭へ

イメージ、代替テキスト、および表示設定

イメージの代替テキストとタイトル    視覚障碍のあるユーザーは、JPEG、GIF、PNG 形式のファイルなどのイメージを目で見ることはできないため、サイト上のイメージを代替テキストによって把握する必要があります。イメージの代替テキストは、IMG タグの中で ALT 属性を使用して設定します。視覚障碍のあるユーザーには、イメージの情報を的確に伝える代替テキスト以外に、ページ上のイメージの意味を理解する手段がありません。代替テキストは、イメージがロードされない場合や、ブラウザーでイメージの表示が有効になっていない場合にも表示されます。SharePoint サイトでは、イメージを説明する代替テキストを使用して、意味または重要な情報をユーザーに伝えます。スペース用のイメージや、情報としての価値を持たないイメージの場合は、ALT="" のように設定します。この設定は、このイメージによって伝えられる内容または情報はないことを支援技術側に伝えます。

また、サイトにイメージ ファイルをアップロードする際に、そのイメージに代替テキストを付加することができます。これは、アクセシビリティを考慮したサイトを作成する場合の基本です。たとえば、サイト イメージ Web パーツには、イメージを追加するときにユーザー設定の代替テキストを入力できるフィールドがあります。画像ライブラリに画像を追加する場合は、画像のユーザー設定代替テキストを定義できます。

要素をクリックしたときに、新しいブラウザー ウィンドウが開かれる場合があります。クリックしたときに新しいウィンドウが開かれるイメージの代替テキスト、およびクリックしたときに新しいウィンドウが開かれるハイパーリンクのタイトル属性には、新しいウィンドウが開かれることをユーザーに伝える追加情報が含まれています。たとえば、新しいウィンドウが開かれるハイパーリンクのタイトル属性には、[(新しいウィンドウ)] が含まれます。

ハイコントラストの配色のサポート    SharePoint サイトのページは、ハイコントラストの配色をコンピューターに適用した場合に正しく表示されるようになっています。

ページの先頭へ

支援技術の使用

一部の支援技術は、サイトのページ上の特定の要素ではうまく機能しない場合があります。問題が発生する場合は、解決策に関する次の情報やリソースを参照してください。

注: 支援技術を使用するユーザーは、ユーザー補助機能を有効にすることをお勧めします。ユーザー補助機能を有効にすると、スクリーン リーダーなどの支援技術を使用して、SharePoint サイトの要素を操作することができます。

Windows Vista および Windows 7 で Windows 音声認識を使用する

Windows 音声認識は、Windows Vista で利用可能な、音声に基づくユーザー補助ツールです。Windows 音声認識を使用すると、ユーザーはキーボードやマウスを使用する代わりに音声で操作を実行することができます。

[新規]、[アップロード]、および [ようこそ<ユーザー名>さん] のメニューや、ドキュメント ライブラリ内のファイルで利用可能なオプションのドロップダウン メニューなど、SharePoint ページの一部のメニューには、Windows 音声認識の使用に関連する既知の問題があります。

Windows 音声認識を使用してこれらのメニューにアクセスするには、次の操作を行ってユーザー補助機能を有効にします。

  1. サイトのホーム ページをブラウザーで開き、「Tab キーを押す」と言って [ユーザー補助機能を有効にする] リンクまで移動します。

  2. Enter キーを押す」と言います。

  3. リスト ツールバーの [新規] ボタンや [アップロード] ボタンなどの分割ボタンのメニュー、またはドキュメント ライブラリ内のドキュメントに関するオプションのメニューを使用するには、最初に「Tab キーを押す」と言い、次に「Alt と下方向キーを押す」と言って、その要素にアクティブなフォーカスを移動します。

    そのメニューからのリンクを含む新しいブラウザー ウィンドウが開きます。

注: 複数のコマンドを含むメニューの場合は、「Alt と下方向キーを押す」と言います。

ページの先頭へ

ヘルプを使用する

スクリーン リーダーなどの一部の支援技術では、オンラン ヘルプの展開可能なリンクを操作できない場合があります。問題が発生する場合は、Microsoft Internet Explorer 7 または Internet Explorer 8 をインストールしてください。詳細については、Internet Explorer Web サイトを参照してください。

注: このトピック内のハイパーリンクを使用すると、この Web サイトに移動します。いつでもヘルプに戻ることができます。

ページの先頭へ

Web ブラウザーが提供する機能

Web ブラウザーには、ページの読みやすさを向上する機能があります。Web ブラウザーが提供するユーザー補助機能の詳細については、ブラウザーのヘルプで、ブラウザーをカスタマイズして表示されるフォントおよび色を変更する方法についての情報を検索してください。使用しているブラウザーが Internet Explorer の場合は、ヘルプの目次で、「ユーザー補助」を検索します。

ページの先頭へ

アクセシビリティに関する詳細情報

Microsoft アクセシビリティについての Web サイト、「アクセシビリティ ホーム」には、障碍を持つユーザーの生活向上のための支援技術についての情報が掲載されています。このサイトの情報は、障碍を持つユーザーおよびその友人やご家族、支援組織、教育者および支援者を対象としています。

無料の月刊電子ニュースレターで、Microsoft 製品のアクセシビリティに関する最新トピックを入手できます。購読するには、「無料ニュースレター マイクロソフト アクセシビリティ ニュース 日本語版(英語)」にアクセスしてください。

アクセシビリティを考慮した Web ページのコンテンツの作成については、World Wide Web Consortium (英語) が開発したアクセシビリティ標準を参照してください。

ページの先頭へ

スキルを磨く
トレーニングの探索
新機能を最初に入手
Office Insider に参加する

この情報は役に立ちましたか?

ご意見をいただきありがとうございます。

フィードバックをお寄せいただき、ありがとうございます。Office サポートの担当者におつなぎいたします。

×