プロジェクトのコストを管理する

プロジェクトが予算どおりに進行しているかどうかを確認するには、Microsoft Office Project 2007 のコスト管理機能を使用します。Project を使用すると、コストの当初の見積もり、実績コスト、総コストを比較し、これらのコスト間の差異を任意の詳細レベルでいつでも調べることができます。

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コスト管理プロセスについて

コスト情報を表示できる場所

コスト管理の例

コスト管理プロセスについて

コスト管理を最も効率的に行うには、まずプロジェクトのサマリー タスクに割り当てられた予算リソースを作成して、このリソースにコストの値を入力することにより、予算を作成します。そのうえで、作成した予算リソースと対比して管理および評価を行う他のリソースおよびタスクのコストを識別します。予算の作成時には、タスク、リソース、および必要に応じて割り当てに対して、支払い単価、導入コスト、および固定費を入力できます。その後、タスクの作業または期間の見積もりを指定し、そのタスクに対してリソースを割り当てます。

これらの手順をすべて完了しなければ、Project 2007 でプロジェクトの見積もり総コストを計算することはできません。そのうえで、必要に応じて見積もりを調整します。調整が終わったら、すべてのリソースを分類およびグループ分けして、予算コストと比較します。また、予算コストを基に基準計画を設定し、プロジェクトの進行に合わせて実績コストと比較することもできます。

プロジェクトが開始されたら、タスクの進捗状況 (タスクの実績作業時間またはタスクの達成率) を更新します。Project 2007 では、タスクの進捗状況に基づいてコストを計算します。

注: コストの自動計算機能をオフにすると、タスクの進捗状況の他に、実績コストも手動で入力できます。

完了した作業時間の実績コストと残存作業時間の見積もりコストを組み合わせることにより、スケジュール済みまたは現在のコスト (総コスト) が計算されます。さらに重要なのは、現行コストと基準コストとの差異が計算されることです。この場合の差異、つまりCVを調べることで、プロジェクトが予算どおりに進行しているかどうかを確認できます。

タスク、リソース、割り当て、およびプロジェクトの実績コストと現行コスト (総コスト) を表示することにより、簡単にコスト管理を実行できます。

基準計画を利用して予算を作成した場合、実績コストと現行コストを基準コストと比較することにより、より詳細なコスト管理を実行できます。

予算内であるかどうかを判断するには、現行コストと基準コストのコスト差異を確認します。たとえば、タスクの予算コストが 50,000 円に設定されているが、そのタスクが半分終了した時点で実績コストが既に 35,000 円であった場合、現行コストは、現在までの実績コストの 35,000 円と、タスクの残存作業時間に対する予測コストの 25,000 円を加算した 60,000 円になります。よってコスト差異は、現行コストの 60,000 円から予算コストの 50,000 円を引いた 10,000 円となります。

プロジェクトが予算どおりかどうかを常に把握しておくには、定期的に差異を確認するようにしてください。

注: コスト差異が表示されるのは、初期コストを入力し、基準計画を保存した場合のみです。たとえば、リソースの単価を入力せずに基準計画を保存した場合は、そのリソースのコスト差異は表示されません。

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コスト情報を表示できる場所

Project 2007 では、タスク、リソース、および割り当ての各コストを確認できます。プロジェクト コストも確認できますが、これは通常、タスク、リソース、および割り当ての各詳細コストに基づいて表示されます。また、総コストと時間配分コスト (時間経過に沿って配分されるコスト) の両方を表示できます。

Project 2007 では、次に示すさまざまな方法でコスト情報を表示できます。

  • プロジェクトの総コストを表示するには、[プロジェクト] メニューの [プロジェクト情報] をクリックし、[統計表] をクリックします。

  • 現行コスト、基準コスト、実績コスト、残存コスト、およびコスト差異を表示するには、[表示] メニューの [テーブル] をポイントし、[コスト] をクリックして [コスト] テーブルをタスクの表示に適用します。現行コストは、"総コスト" フィールドまたは "コスト" フィールドに表示されます。

  • タスクの総コストを確認するには、[表示] メニューの [ガント チャート] をクリックします。これにより、ガント チャート ビューを使用して現行コストを管理できるようになります。

  • コストが予算に沿っているか詳細に監視するには、[表示] メニューの [リソース配分状況] または [タスク配分状況] をクリックします。これらのビューを使用すると、現在までに発生した時間配分コストを確認できます。

  • 達成額を基にプロジェクトのコスト パフォーマンスを表示するには、[達成額] テーブルを任意のシート ビューに適用します。これには、[表示] メニューの [テーブル] をポイントし、[その他のテーブル] をクリックします。次に [テーブル] ボックスの一覧の [達成額] をクリックして、[適用] をクリックします。

ビューによっては、[書式] メニューの [詳細] をポイントして [コスト] をクリックすると、コストの詳細を表示できます。また、シート ビューでコストの列を挿入して、特定のコスト フィールドを追加することもできます。ガント チャート ビューのバーの横にコスト フィールドを表示するには、[書式] メニューの [バーのスタイル] をクリックしてバーの書式を設定します。

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コスト管理の例

「プログラムのテスト」というタスクをプロジェクト計画に入力し、1 時間あたり 4,000 円で契約しているテスト要員をこのタスクに割り当てます。このタスクに関連する支払いは、このテスト要員への支払いのみであると想定します。タスクの期間は 10 日 (1 日あたり 8 時間) に設定し、このプロジェクトの基準計画を保存します。

5 日目が終了した時点で、タスクの半分が終了したことを確認したので、Project 2007 でタスクの達成率を 50% に設定します。[タスク シート] ビューで [コスト] テーブルを適用し、次のことを確認します。

  • [基準] フィールドには、タスクの基準コストとして 320,000 円 (当初の見積もり期間である 10 日、つまり 80 時間 x テスト要員の標準単価 4,000 円/時間) が表示されます。

  • 最初の 5 日間は、計画外のコストは発生していないため、[実績] フィールドには、現在までに発生した実績コストが表示されます。この場合、実績コストは実績作業時間 x 標準単価という計算式で算出されるため、40 時間 x 4,000 円/時間 = 160,000 円となります (この例には含まれていませんが、実績コストには超過作業時間、導入コスト、および固定コストも含まれる場合があります)。

  • 残存コストは残存作業時間 x 標準単価の計算式で算出されるため、40 時間 x 4,000 円/時間 = 160,000 円となります。

  • [総コスト] フィールドには、現行コスト (実績コスト + 残存コストという計算式で算出、つまり 160,000 円 + 160,000 円 = 320,000 円) が表示されます。現行コストと基準コストが同値であるため、[差異] フィールドにはコスト差異として 0 円が表示され、タスクが予算どおりに進行していることが示されます。

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