ブラウザーと Word での文書の使用の相違点

Microsoft Word Online を使うと、Web ブラウザーの文書に基本的な編集や書式変更ができます。より高度な機能を使うときは、Word Online の [Word で開く] コマンドを使います。Word で文書を保存すると、Web アプリでその文書を開いた Web サイトにそれが保存されます。

Word Online で開いた文書は、Word デスクトップ アプリで開いた文書と同じですが、2 つの環境では一部の機能の働きが異なります。

この記事の内容

Word Web App でサポートされるファイル形式

表示および印刷用にサポートされている機能

ブラウザーとデスクトップで異なる機能

開く操作と保存

編集と書式設定

校正履歴

オブジェクト

Word Online でサポートされるファイル形式

Word Online は次の形式の文書を開きます。

  • Word 文書 (.docx)

  • Word テンプレート (.dotx)

  • Word マクロ有効文書 (.docm) または Word マクロ有効テンプレート (.dotm)
    文書は開くことができますが、マクロは実行されません。

  • Word 97-2003 文書 (.doc) または Word 97-2003 テンプレート (.dot)
    Word Online はこれらの形式で文書を表示しますが、ブラウザーで文書を編集するには、Word Online が .docx または .dotx 形式で文書のコピーを保存します。Word Online は .doc または .dot 形式で文書を保存できません。

  • OpenDocument テキスト (.odt)
    この形式は SharePoint ライブラリに保存された文書向けにサポートされています。

Word Online では、他のファイル形式の文書を開けません。たとえば、次の形式はサポートされていません。Open Document 形式 (ODF)、リッチ テキスト形式 (RTF)、ハイパーテキスト マークアップ言語 (HTML)、Multipurpose Internet Mail Extensions HTML (MHTML)、Portable Document Format (PDF)。

ページの先頭へ

表示および印刷用にサポートされている機能

Word Online で文書を表示または印刷する場合、文書は Word デスクトップ アプリの印刷レイアウト表示と同じように表示されます。Word Online では PDF リーダーを使って文書を印刷します (対応 PDF リーダーのリストをご覧ください)。印刷ページの余白を調整するなどの Word の機能を使う場合、[Word で開く] をクリックし、Word デスクトップ アプリケーションで印刷します。

文書を表示する際、ブラウザーと Word デスクトップ アプリでは一一部の機能の動作が異なります。Word Online で利用できない機能を使うには、[Word で開く] をクリックします。

機能

Word Online での動作

印刷レイアウト表示

閲覧表示では、Word Online は文書を印刷レイアウト表示と同様に表示します。Word デスクトップ アプリで使えるその他のビュー (アウトライン、下書き、Web レイアウト、全画面閲覧) は Word Online では使えません。Word Online では、ナビゲーション ウィンドウ、横に並べた表示、分割ウィンドウも同様に使えません。

ルーラーとグリッド線

Word Online では、ルーラーおよびグリッド線は表示されません。

ページの先頭へ

ブラウザーとデスクトップで異なる機能

Word Online で文書を編集する場合、文書は編集表示で表示されるので、テキストの編集や書式設定を実行できます。編集表示のページには、余白または改ページ、表紙、ヘッダーやフッターなどのページ書式は表示されません。さらに、多くの種類のオブジェクトがプレースホルダーとして表示されます。

次の表は、文書に関して Word Online でサポートされている機能について説明しています。Word Online で利用できない機能を使うには、[Word で開く] をクリックします。

開く操作と保存

機能

Word Online での動作

ファイル保護: IRM またはパスワード

Word Online では、パスワードで暗号化された文書や Information Rights Management で保護された文書を開けません。 これらの文書を開くには、Word デスクトップ アプリを使ってください。

変更権限

変更するのにパスワードが必要な文書は、Word Online では閲覧表示で表示されますが、ブラウザーでは文書を編集できません。[Word で開く] をクリックして編集制限を解除します。

保存

Word Online では手動で文書を保存します。自動保存機能はありません。

バージョンの管理

バージョンは、Word Web App ではなくサーバー上で管理されます。 SharePoint ライブラリで、ライブラリにバージョン履歴機能が構成されているかどうかを確かめてください。

編集と書式設定

機能

Word Online での動作

コピーと貼り付け

テキストのコピー、貼り付けを行います。Word Online で貼り付けられる場所を囲むテキストに一致するようにテキストの書式が設定されます。

フォントの書式設定

太字、斜体、下線、取り消し線、下付き、上付き、フォント、サイズ、色、強調表示を適用します。フォントの書式設定はクリアすることもできます。

段落の書式設定

段落を左、右、または中央に揃えます。テキストを右から左、または左から右に表記します。インデントを増減します。行頭文字または段落番号を使った箇条書きとして段落の書式を設定します。書式設定はクリアすることもできます。Word Online では行間隔は調整できません。

段落番号と箇条書き

組み込みの段落番号または箇条書きのスタイルを適用します。

スタイル

組み込みスタイルのギャラリーから 1 つを適用できます。書式設定はクリアすることもできます。Word Online では新しいスタイルを作成したり、スタイルを変更することはできません。

検索

検索は閲覧表示でのみ使用できます。検索および置換は Word Online では利用できません。

ズーム

ズームは閲覧表示でのみ使用できます。編集表示で拡大または縮小表示するには、ブラウザーの表示設定を使用します。

ページの余白と向き

Word Online では、ページ レイアウトは保持されますが、編集はできません。

改行と改ページ

閲覧表示では行とページ間の区切りが表示されます。編集表示では、改行ではプレースホルダーとして表示され、改ページは表示されません。

段組み

Word Online では、ページ レイアウトは保持されますが、編集はできません。

テーマ、ページの色、透かし

Word Online では、文書内でテーマとページの背景は維持されますが、編集はできません。

共同編集

SharePoint ライブラリに格納されている文書に対し、共同編集者は Word 2010 または Word for Mac 2011 を使うことができますが、Word Online を使うことはできません。

校正履歴

機能

Word Online での動作

校正ツール

組み込みの辞書を使って、スペルチェックや校正言語の設定を行います。Word Online はユーザー辞書を使わず、文法チェック、翻訳、類義語辞典は含まれません。

コメント

コメントは、閲覧表示でのみ表示されます。 コメントを追加したり、コメントを含む文書を編集したりするには、[Word で開く] をクリックします。

変更履歴

閲覧表示では変更履歴が表示されます。 変更履歴を記録したり、変更履歴を含む文書を編集したりするには、[Word で開く] をクリックします。 これは、Word で文書を前回保存したときに変更履歴機能が有効になっていた場合にも当てはまります。 Word Online には、バージョンを比較する機能は用意されていません。

オブジェクト

機能

Word Online での動作

ハイパーリンク

ハイパーリンクを挿入、編集、表示します。Word Online では、ブックマークと相互参照リンクが機能し、その表示テキストを編集できますが、リンク先は編集できません。

表を挿入します。表、列、行、またはセルごとに選んだり、表、列、または行ごとに削除したり、行と列を挿入したり、セルのテキストを左揃え、右揃え、または中央揃えにしたりします。Word Online では、表スタイル、セル サイズ、テキストの方向、並べ替え順序などのより洗練されたテーブル機能が文書内に保持されますが、設定はできません。

図とクリップ アート

コンピューターに保存されている画像を挿入するか、Office.com で利用できるクリップ アートを挿入します。画像とクリップ アートのサイズを変更したり、代替テキストを追加したりできます。画像またはクリップ アート画像を移動するには、切り取りと貼り付けを使います。効果の適用やトリミングなど画像操作の高度な機能は、Word Online では利用できません。Word Online でスクリーンショットを直接作成することはできませんが、Word Online では文書内のスクリーンショットが画像として表示されます。

図形、グラフ、テキスト ボックス、SmartArt、ワードアート

閲覧表示では、これらは文書で正常に表示されます。編集表示では、プレースホルダーとして表示され、削除はできますが編集はできません。Word Online では、移動やサイズ変更は実行できません。

数式、記号、インク

閲覧表示では、これらは文書で正常に表示されます。編集表示では、プレースホルダーとして表示され、削除はできますが編集はできません。Word Online では、移動やサイズ変更は実行できません。

フィールド、コンテンツ コントロール、表紙ページ

閲覧表示では、これらは文書で正常に表示されます。編集表示では、プレースホルダーとして表示され、削除はできますが編集または更新はできません。表紙ページは、コンテンツ コントロールのプレースホルダーとして表示されます。

ヘッダーとフッター

閲覧表示では、これらは文書で正常に表示されます。ページ番号を含むヘッダーとフッターは、編集表示では非表示になります。

脚注、文末脚注、文献目録、目次、インデックス

閲覧表示では、これらは文書で正常に表示されます。編集表示では、プレースホルダーとして表示され、削除はできますが編集または更新はできません。

マクロ

マクロを含む文書は、表示、編集、印刷、共有できますが、マクロを実行するには [Word で開く] をクリックします。

ActiveX コントロール、埋め込み OLE オブジェクト、署名欄

閲覧表示では、これらは文書で正常に表示されます。編集表示では、プレースホルダーとして表示され、削除はできますが編集はできません。Word Online では、移動やサイズ変更は実行できません。

リンクされている画像、埋め込みファイル

文書内に保持されますが、Word Online ではプレースホルダーとして表示されます。

ページの先頭へ

スキルを磨く
トレーニングの探索
新機能を最初に入手
Office Insider に参加する

この情報は役に立ちましたか?

ご意見をいただきありがとうございます。

フィードバックをお寄せいただき、ありがとうございます。Office サポートの担当者におつなぎいたします。

×