フォームの既定値を設定する

Microsoft Office InfoPath 2007 でフォーム テンプレートをデザインするときに、そのテンプレートのフィールドにバインドされているコントロールに既定値を割り当てることができます。既定値とは、ユーザーがフォームを開いてデータの入力を始めるときにコントロールに自動的に表示される値のことです。

この記事の内容

既定値の概要

コントロールの既定値を設定する

動作規則を使用して既定値を設定する

フォームのすべての既定値を設定する

既定値の概要

フォーム テンプレートをデザインするときに、ユーザーがフォームに情報をすばやく入力できるように、コントロールに既定値を割り当てておくことができます。たとえば、従業員経費報告書のフォーム テンプレートを作成する場合、日付の選択コントロールに "現在の日付" を既定値として割り当てることができます。完成したフォームをユーザーが開くと、そのときの日付が日付の選択コントロールに自動的に挿入され、ユーザーがわざわざ日付を入力する必要はなくなります。

フォーム テンプレートに既定値を設定するには、次のいずれかの操作を行います。

  • 固定値をコントロールに割り当てます。この値は、ユーザーがフォームを開いてデータ入力を始めるときに自動的にコントロールに挿入されます。

  • ルールを使って、ユーザーがフォーム上の別のコントロールに入力したデータに基づいて、コントロールの既定値を設定します。

  • フォーム テンプレートの既定値をすべてまとめて設定します。

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コントロールの既定値を設定する

フォーム テンプレート上のフィールドの既定値を設定する場合、そのテンプレートに基づいて作成されたフォームにユーザーが情報を入力する際にコントロールに自動的に表示される値を指定することになります。

  1. [データ ソース] 作業ウィンドウが表示されていない場合は、[表示] メニューの [データ ソース] をクリックします。

  2. [データ ソース] 作業ウィンドウで、既定値を設定するフィールドをマウスの右ボタンでクリックし、ショートカット メニューの [プロパティ] をクリックします。

  3. [データ] タブをクリックします。

  4. 次のいずれかの操作を行います。

    • 固定値を既定値として使用するには、その値を [] ボックスに入力します。

    • XPath 式を使用して既定値を計算するには、 Button image (数式の挿入) をクリックし、[数式の挿入] ダイアログ ボックスで XPath 式を作成します。

      ヒント: 数式が計算されるたびに、選択したフィールドの値を自動的に更新するには、[フィールドまたはグループのプロパティ] ダイアログ ボックスの [数式結果の再計算時に、この値を更新する] チェック ボックスをオンにします。

  5. 変更内容をテストするには、[標準] ツールバーの [プレビュー] をクリックするか、Ctrl キーと Shift キーを押しながら B キーを押します。

技術的な背景知識

コントロールの既定値を設定する場合は、そのコントロールがバインドされているフィールドの既定値も設定していることになります。このため、同じフィールドにバインドされているすべてのコントロールに、指定した既定値が割り当てられます。

既定値として固定値を指定した場合、その値がフォーム テンプレートに関連付けられている template.xml ファイルに保存されます。この既定値をプログラムによって変更するには、template.xml ファイル内で適切なフィールドの値を書き換えます。XPath 式の計算結果を既定値として指定した場合は、その式が manifest.xsf ファイルの該当フィールドの xsf:calculatedField 要素に格納されます。

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動作規則を使用して既定値を設定する

動作規則を使用すると、コントロールの既定値を別のコントロールの値に基づいて設定できます。動作規則は、フォームで特定の条件が満たされたときに実行される動作を指定します。たとえば、都道府県の入力用コントロールと郵便番号の入力用コントロールを配置したフォーム テンプレートをデザインする場合を考えてみましょう。ユーザーが郵便番号コントロールに郵便番号を入力した時点で、都道府県コントロールに適切な都道府県名を自動的に表示することができます。

ここで説明する操作を行うには、フォーム テンプレートにコントロールを 2 つ配置しておく必要があります。1 つはユーザーがデータを入力するコントロール、もう 1 つは最初のコントロールに入力されたデータに基づいて既定値が挿入されるコントロールです。

  1. 既定値を設定するコントロールの値の設定基準となるコントロールをダブルクリックします。

    たとえば、都道府県コントロールと郵便番号コントロールの例では、郵便番号コントロールをダブルクリックします。

  2. [データ] タブをクリックします。

  3. [入力規則と動作規則] の [動作規則] をクリックします。

  4. [動作規則] ダイアログ ボックスの [追加] をクリックします。

  5. [名前] ボックスに動作規則の名前を入力します。

  6. 動作規則を実行する条件を指定するには、[条件の設定] をクリックします。

  7. [条件] ダイアログ ボックスで、条件を入力して [OK] をクリックします。

    たとえば、ユーザーが別のコントロールにデータを入力したときにコントロールに既定値を挿入する場合は、最初のボックスでユーザーがデータを入力するフィールドをクリックします。2 番目のボックスで [が次の値に等しい] を選択し、最後のボックスにユーザーがコントロールに入力するデータを入力します。

  8. [動作規則] ダイアログ ボックスの [動作の追加] をクリックします。

  9. [動作] の一覧で、[フィールドの値を設定する] をクリックします。

  10. [フィールド] ボックスの横にある [データ ソース] ボタン をクリックし、[フィールドまたはグループの選択] ダイアログ ボックスで、既定値を設定するコントロールをクリックします。

  11. 次のいずれかの操作を行います。

    • 固定値を既定値として使用するには、その値を [] ボックスに入力して [OK] をクリックします。

    • XPath 式を使用して既定値を計算するには、 Button image (数式の挿入) をクリックし、[数式の挿入] ダイアログ ボックスに式を入力して [OK] をクリックします。

  12. 変更内容をテストするには、[標準] ツールバーの [プレビュー] をクリックするか、Ctrl キーと Shift キーを押しながら B キーを押します。

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フォームのすべての既定値を設定する

フォーム テンプレートのすべてのコントロールに既定値が必要で、それらの既定値が動作規則に基いたものでない場合は、すべての既定値をまとめて設定できます。

  1. [ツール] メニューの [フォームのオプション] をクリックします。

  2. [カテゴリ] の [詳細設定] をクリックし、[既定値の編集] をクリックします。

  3. [既定値の編集] ダイアログ ボックスで、既定値を設定するフィールドを選択します。

  4. 次のいずれかの操作を行います。

    • 固定値をフィールドの既定値として使用するには、その値を [既定値] ボックスに入力して [OK] をクリックします。

    • XPath 式を使用して既定値を計算するには、 Button image (数式の挿入) をクリックし、[数式の挿入] ダイアログ ボックスで XPath 式を作成します。

      ヒント: 数式が計算されるたびに、選択したフィールドの値を自動的に更新するには、[既定値の編集] ダイアログ ボックスの [数式結果の再計算時に、この値を更新する] チェック ボックスをオンにします。

  5. 既定値を設定する各フィールドに対して、手順 3. ~ 4. を繰り返します。

  6. 変更内容をテストするには、[標準] ツールバーの [プレビュー] をクリックするか、Ctrl キーと Shift キーを押しながら B キーを押します。

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