データ ソースとして XML Web サービスを追加する

Web サービスは、インターネットに公開することで Web ページの構成要素として使用することのできる特殊なプログラムです。Web サービスでは、クライアント コンピュータから要求された情報を XML 形式で返すという、特別な処理が実行されます。XML Web サービスの代表的な用途としては、通貨変換、住宅ローン計算、株価情報レポートなどがあります。

この記事の内容

Web サービスとは

XML Web サービスをデータ ソース ライブラリに追加する

XML Web サービス データ ソースのデータ ビューを作成する

Web サービスとは

XML Web サービスは、SOAP (コンピュータ ネットワークを介して XML 形式で情報を交換するための、標準規格に準拠したプロトコル) によって実現されています。Web サービスには、それぞれ対応する WSDL (Web Service Description Language) ファイルがあり、このファイルの中で、XML Web サービスの機能にかかわる情報が定義されます。Web サービスのプロバイダは、Web サービスに関する情報を公開したり検索したりするための仕様である UDDI (Universal Description Discovery and Integration) を使って各自の Web サービスを登録できます。Web サービスを利用したいユーザーは、UDDI レジストリから、目的の Web サービスを検索することができます。Web サービスを Web サイトに追加すると、その Web サービスに関する情報が、ハイパーテキスト転送プロトコル (HTTP) を使って表示されます。

Web サービスでは SOAP と WSDL を使用してブラウザーとの通信を行う

Web サービスをデータ ソース ライブラリに追加するには、その Web サービスの定義が記述された WSDL ファイルの URL を確認しておく必要があります。通常、?WSDL または .wsdl で終わる URL です。WSDL ファイルの URL がわかった時点で、Web サービスをデータ ソース ライブラリに追加できます。

Windows SharePoint Services 3.0 には、サーバー、サイト、リスト、ライブラリ、アンケート、Web ページなど、Windows SharePoint Services 3.0Windows SharePoint Services 3.0 に関するさまざまな要素について情報を提供する Web サービスが用意されています。以降の手順では、"Webs" という Web サービスの使用方法が説明されています。この Web サービスは、SharePoint のサイトやサブサイトと連携するためのメソッドを提供しています。たとえば、この Web サービスを使用すると、現在のサイト コレクションに含まれるすべてのサイト (または現在のサイトの直下に存在するすべてのサイト) を対象に、タイトルや URL を検索して表示したり、特定のページの URL から親サイトの URL を調べて表示したりできます。

Windows SharePoint Services 3.0Windows SharePoint Services 3.0 に用意されている Web サービスの詳細へのリンクについては、[関連項目] セクションを参照してください。

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XML Web サービスをデータ ソース ライブラリに追加する

データ ビューを作成して、そこに、現在のサイト コレクションに含まれるすべてのサブサイトの名前や URL を表示することにより、SharePoint サイトを効率よく管理できます。こうしたデータを表示するビューは、"Webs" Web サービスに接続し、それをデータ ソースとして利用することで簡単に作成できます。

  1. [データ ソース ライブラリ] 作業ウィンドウの [XML Web サービス] で、[Web サービスに接続] をクリックします。

    [XML Web サービス] という見出しが折りたたんで表示されている場合は、正符号 (+) をクリックして展開します。

  2. [データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスの [ソース] タブに表示される [サービスの説明の場所] ボックスに、目的の Web サービスの URL を入力するか、[参照] をクリックし、対象の WSDL ファイルを見つけて選択します。

    ここでは、「http://<サーバー名>/_vti_bin/Webs.asmx?WSDL」と入力します (<サーバー名> は SharePoint サーバーの名前)。

  3. [今すぐ接続] をクリックします。

    接続が確立されると、[今すぐ接続] ボタンが [切断] ボタンに変化し、このタブの他のオプションが選択可能な状態になります。

  4. [構成するデータ コマンドを選択してください] ボックスの一覧には、4 つのコマンドが表示されます。[選択] コマンドを選んだ場合、Web サービスから返された情報を、データ ビューを作成することによって表示できます。[挿入]、[更新]、[削除] の各コマンドでは、挿入、更新、または削除するデータ フォームを作成することによって、Web サービスから返された情報に変更を加えることができます。

    ここでは、[選択] をクリックして、Web サービスから返されたデータを表示するためのデータ ビューを作成します。

  5. [選択コマンドの接続情報] の [サービス名] に "Webs" と表示され、さらに、[アドレス] に "http://<サーバー名>/_vti_bin/Webs.asmx" と表示されていることを確認します。

  6. [ポート] ボックスの一覧で、Web サービスへのアクセスに使用するアプリケーション プロトコルをクリックします。

    このボックスには、Web サービスによって提供された、互換性のあるプロトコルが表示されるため、表示されるオプションは Web サービスごとに異なります。

    ここでは、[WebsSoap] をクリックすることにします。

  7. [処理] ボックスの一覧で、Web サービスにどのような処理を実行させるかを選んでクリックします。このボックスには、実行可能な処理が Web サービスによって定義されるため、表示されるオプションは Web サービスごとに異なります。

    この例で使用する "Webs" Web サービスでは、次のような処理を利用できます。

    • 現在のサイト コレクションに含まれるすべてのサイトのタイトルと URL を取得するには [GetWebCollection] をクリックします。

    • 現在のサイトのリスト テンプレート定義のコレクションを取得するには、[GetWeb] をクリックします。

    • サイトのプロパティ (名前、説明、テーマなど) を取得するには、[GetListTemplates] をクリックします。

    • 現在のサイトの直下に存在するすべてのサイトのタイトルと URL を取得するには [GetAllSubWebCollection] をクリックします。

    • 特定のページの URL から、親サイトの URL を取得するには、[WebURLFromPageURL] をクリックします。

    • 現在のサイトで使用されているコンテンツ タイプを取得するには、[GetContentTypes] をクリックします。

      ここでは、[GetWebCollection] をクリックすることにします。

  8. [パラメータ] ボックスの一覧に、必須のパラメータと省略可能なパラメータを含む、Web サービスのすべてのパラメータ名が表示されます。パラメータの既定値を変更するには、パラメータ名をクリックして、[変更] をクリックします。

    必須のパラメータには、アスタリスク (*) が表示されます。"Webs" Web サービスでは、パラメータを指定する必要はありません。

  9. [OK] をクリックします。

    これで、XML Web サービスがデータ ソース ライブラリに表示されます。

    データ ソース ライブラリに表示されている XML Web サービス

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XML Web サービス データ ソースのデータ ビューを作成する

Web サービスがデータ ソース ライブラリに追加されていれば、その Web サービスをページにドラッグすることにより、返されたデータを表示するためのデータ ビューを作成できます。

データ ソースをページにドラッグすると、既定のデータ ビューが作成され、データ ソースから最初の 5 つのフィールドが取得されて、ビューの各行に表示されます。最初の 5 つのフィールドが、対応するデータと共に表示されていれば、データ ソースは適切に構成されていることになります。

データ ビューには、Microsoft ASP.NET 2.0 のテクノロジが使用されています。データ ビューを作成するには、まず、ASP.NET ページ (.aspx ファイル) を作成する必要があります。

  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をクリックします。

  2. [新規作成] ダイアログ ボックスの [ページ] タブで、[全般] をクリックし、[ASPX] をクリックした後、[OK] をクリックします。

    FORM タグを含んだ新規ページが表示されます。

    ASP.NET フォーム タグ

  3. データ ソース ライブラリが表示されていない場合は、[作業ウィンドウ] メニューの [データ ソース ライブラリ] をクリックします。

  4. [データ ソース ライブラリ] 作業ウィンドウで、目的のデータ ソース (この場合は、[XML Web サービス]) を見つけて、それをページ上にドラッグします。

    現在のサイト コレクションに含まれるすべてのサイトのタイトルと URL を表示するデータ ビューがページ上に表示され、[データ ソースの詳細] 作業ウィンドウが開きます。

データ ビューの詳細については、「データ ビューを作成する」を参照してください。

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