チュートリアル: 効果的な Power View レポートを作成する-パート 1

要約:    前のチュートリアル「インターネット データを取り込んで Power View レポートの既定値を設定する」は、Excel ブックに完全なデータ モデルが作成され、レポート作成の準備ができた状態で終了しました。 このチュートリアルでは 3 つの異なる Power View レポートを作成しながら、いくつかのヒントと、さらに多くのものを作成するための手順を学習します。

このチュートリアルのセクションは次のとおりです。

インタラクティブなマップの作成

インタラクティブな円グラフの作成

インタラクティブな横棒グラフおよび縦棒グラフの作成

チェックポイントと確認テスト

このチュートリアルの最後にある確認テストで、学習したことを確認できます。

このシリーズでは、オリンピックのメダル、ホスト国、さまざまなオリンピック競技種目について説明するデータを使います。 このシリーズのチュートリアルの内容は,次のとおりです。

  1. Excel 2013 にデータをインポートして、データ モデルを作成する

  2. Excel 2013、Power Pivot、DAX を使ってデータ モデルのリレーションシップを拡張する

  3. マップベースの Power View レポートを作成する

  4. インターネット データを取り込んで Power View レポートの既定値を設定する

  5. 効果的な Power View レポートを作成する-パート 1

  6. 効果的な Power View レポートを作成する - パート 2

チュートリアルは順番に進めることをお勧めします。

これらのチュートリアルでは、PowerPivot が有効な Excel 2013 を使用します。Excel 2013 の詳細については、「Excel 2013 クイック スタート ガイド」を参照してください。PowerPivot を有効にする方法については、「Power Pivot アドイン」を参照してください。

インタラクティブなマップの作成

Power View でレポートを作成することは、簡単で楽しいことです。 作成するレポートは、見る人がデータ要素をクリックして、データを新たに分析できるインタラクティブなレポートです。

このセクションでは、新しいマップ グラフを作成して拡張し、横棒グラフや円グラフを作成して興味を引くようにデータを表示します。 途中で、新しい集計をデータ モデルに追加して、レポートの体裁を好きなように整えます。 では、始めましょう。

インタラクティブなマップを作成する

前のチュートリアルでは、これまでに開かれたオリンピックの開催都市を示す基本的なマップ レポートを作成しました。 さらに興味深い情報がこのデータ モデルにあることがわかったため、さまざまな方法でそれを表示しようと考えています。 始めに、新しい Power View マップ レポートを作成して、国/地域ごとに獲得したメダルの数と種類を、夏/冬で区別して表示します。

  1. Excel で、Power View1 ワークシートを選びます。 シートは次のように表示されるはずですが、前のチュートリアルで実行した作業の結果、またはキャンバス内のクリックした場所によって異なります。

    ブック内の Power View レポート

    新しい Power View レポートを作成するために、リボンで [Power View]、[挿入]、[Power View] の順に選びます。 空白の Power View レポート シートが作成されます。 レポートの名前を Map に変更するために、下にあるタブを右クリックして、表示されたメニューから [名前の変更] を選びます。

  2. [Power View フィールド] で Medals テーブルを展開し、NOC_CountryRegion を選びます。 メダルの情報を得るために、[Medal] フィールドを選びます。 テーブル Power View は次のように表示されます。
    Medals に基づいた新しい Power View テーブル

    でも、 このレポートは考えているものとは違います。 このレポートにはそれぞれの国/地域が獲得したメダルの種類が表示されていますが、見たいのはメダルの数です。 前のチュートリアルでは獲得したメダルの種類の割合を示すために DAX 数式を使用しましたが、今回は DAX を使用してメダルの数を集計することにします。

  3. PowerPivot の [Medals] タブで、Medal 列の下のセルを選びます。列の下に使用できるセルがない場合、[計算] 領域が表示されていないことがあります。[計算] 領域を表示するには、[ホーム]、[表示]、[計算領域] の順に選びます。セルに、次の DAX 数式を入力します。

    Medal Count:=COUNTA([Medal])

    注: DAX 数式は、[計算領域] の任意のセルで作成でき、Power View またはピボット テーブルなどのクライアント ツールのテーブルから利用できる計算フィールドがあります。Medal フィールドの下のセルを選ぶと、どの列を計算しているのかを確認しやすくなります。

  4. Excel に戻ると、データ モデルが更新されています。 Map ワークシートの [Power View フィールド] には、Medal Count フィールドが表示されています。 Medal Count は計算フィールドなので、その横には小さい電卓のアイコンが表示されています。 前の手順で作成したテーブルを選んで、[Medal] を選択解除して [Medal Count] を選びます。 これで良くなりました。 画面には国/地域ごとに獲得したメダルの数が表示されます (次の図を参照してください)。

    Power View テーブルが [メダル数] に変化

  5. [デザイン]、[視覚エフェクトの切り替え]、[マップ] を選んで、テーブルをマップとして表示します。 大きく表示するにはマップのサイズを変更します。 マップ上の任意のバブルをマウスでポイントすると、追加情報が表示されます (次の図を参照してください)。 ご自分で試してみてください。
    Power View のマップでデータのマウス ポイントにより表示された追加情報

マップ内にインタラクティブな円グラフを作成する

[マップ] 表示ができたので、これをさらにおもしろいものにしましょう。 次の手順では、数回クリックするだけで、バブルをインタラクティブな円グラフに変更します。

  1. Power View で、[Power View フィールド] から [Medal] を [COLOR] フィールドにドラッグします。 マップのそれぞれのバブルが円グラフになり、各セクションがメダルの種類ごとの獲得数を反映したサイズで表示されます。 このマップを選ぶと、拡大やパンのためのナビゲーション ツールが表示されます。下の図を参照してください。
    Power View マップの視覚エフェクトに色を適用する

  2. 任意の円グラフをマウスでポイントします。 マウスでポイントした項目に関する情報が表示されます。 次の図では、スペイン (ESP) の赤い項目をポイントしています。視覚エフェクトによって、バブルの赤い部分に関する情報が表示されます。 また、バブルは拡大され、容易に他の項目にポイントを移動できるようになっています。
    マウスをポイントするだけでマップ視覚エフェクトの詳細を表示

これで、インタラクティブなマップができました。拡大/縮小したり、データの要素にマウスをポイントしたりするだけで追加情報を表示できます。

Medal はアルファベット順 (既定) に並んでいますが、 金、銀、銅の順に並べることにします。 そのためには、Medal を別の値で並べ替える必要があります。

フィールドの並べ替え順序を変更する

既定の順序から変更するには、Medal フィールドを他のフィールドと関連付けて、その関連フィールドによって並べ替える必要があります。 今の時点では関連付けられたフィールドはありませんが、作成することができます。 そのためには少し作業が必要ですが、一度実行してしまえば、データ モデルの動作変更がどれほど簡単で便利かということが分かります。

  1. Excel で、Population の後に新しいワークシートを挿入します。 挿入したシートの名前を「MedalValue」に変更します。 MedalValue ワークシートに次のデータを入力します。 または、コピーして貼り付けます。

Medal

MedalValue

Gold

1

Silver

2

Bronze

3

  1. データをテーブルとして書式設定します (その中の 1 つのセルで Ctrl キーを押しながら A キーを押し、次に Ctrl キーを押しながら T キーを押すと、データがテーブルとして書式設定されます)。 [テーブルの作成] ウィンドウで [先頭行をテーブルの見出しとして使用する] が選ばれていることを確認します。 [デザイン]、[プロパティ]、[テーブル名] の下で、テーブルの名前を「MedalValue」に変更します。

  2. Excel のままで、[PowerPivot]、[テーブル]、[データ モデルに追加] を選び、テーブルをデータ モデルに追加します。

  3. PowerPivot で、ダイアグラム ビューを選びます。 MedalValue テーブルを Medals テーブルの横に移動します。 場所を空けたければ、他のテーブルを動かしてもかまいません。 Medals テーブルで、[Medal] フィールドを MedalValue テーブルの [Medal] フィールドにドラッグして、リレーションシップを作成します。 テーブル間の線を選ぶと、作成したリレーションシップが強調表示されます。 ダイアグラム ビューは次のように表示されます。
    Medals と MedalValue のリレーションシップを作成する

  4. PowerPivot のデータ ビューで、Medals テーブルを選びます。右にスクロールして、[列の追加]というタイトルの列を選びます。数式バーに、次の DAX 数式を入力します。

    =RELATED(MedalValue[MedalValue])

    RELATED 関数は、データ モデルの別のテーブルから値を返します。並べ替えに使用できる値は同じテーブル内の列の値だけなので、MedalValue の値が Medals テーブル内に存在する必要があります。RELATED 関数によって、MedalValue フィールドを Medals テーブルに取り込むことができます。列の名前を「Medal Value」に変更します。

  5. 次に、Power View (およびその他のクライアント ツール) による Medal フィールドの並べ替え方法を指定する必要があります。 Medal 列を選んで、[ホーム]、[並べ替えとフィルター]、[列で並べ替え] を選びます。 表示されたウィンドウで、Medal を並べ替える列として [Medal Value] を選びます (次の図を参照してください)。

    [列で並べ替え] ウィンドウ

  6. Excel に戻ると、先に作成した [マップ] に新しい並び順が自動的に反映されています (次の図を参照してください)。

    自由にソートされたマップの視覚エフェクト

スライサーを使用して視覚エフェクトをフィルター処理する

オリンピックの [マップ] 表示ができたので、その結果を夏/冬によってフィルター処理することにします。 スライサーを使用すると、簡単にできます。

  1. Power View で、[Power View フィールド] の Medals テーブルから [Season] をレポート キャンバスにドラッグします。 Season フィールドによってテーブルが作成されます。 テーブルはマップと重なって表示される場合があるので、マップのサイズを変更して、Season テーブルをマップの横に移動します。

  2. [Season] テーブルを選んで、リボンから [デザイン]、[スライサー]、[スライサー] の順に選びます。 これで、[マップ] が Season スライサーによってフィルター処理されるようになりました。 試してみましょう。 スライサーで、[Summer] をクリックし、次に [Winter] をクリックします。 [マップ] によって、選んだ結果が即時に反映されて表示が更新されます。

  3. スライサーをクリアして全体の結果を表示するには、スライサー テーブルの上にある [フィルターのクリア] アイコンをクリックします。 これは、視覚エフェクト部分をマウスでポイントしたときにだけ表示されます。 [フィルターのクリア] アイコンは小さい消しゴムに似ています (次の図を参照してください)。
    Power View の [フィルターのクリア] アイコン

[マップ] を使用してその他の視覚エフェクトをフィルター処理する

スライサーを使用してマップをフィルター処理するだけでなく、マップを使用して、レポートに含めた他のテーブルをインタラクティブにフィルター処理できます。

  1. Power View で、Events テーブルから [Sport] をレポート キャンバスにドラッグします。 Sports というテーブルが作成されます。 同様に、Medals テーブルから [Medal Count] を Sports テーブルにドラッグします。 レポートは次のように表示されます。

    Sports テーブルを Power View レポートに追加する

    メモ: データに含まれる空白を削除する場合は、[フィルター] ペインを使用します。 たとえば、Sports から空白を除去するとします。 [フィルター] ペインが折りたたまれている場合は、[フィルター] を展開し、それから Sports テーブルを選んでその横の矢印をクリックし、[(すべて)] を選んですべてを対象にし、[(空白)] を選んで空白を非表示にします。

  2. マップ内の円グラフをクリックすると、これまでの選択内容によって (スライサーが選ばれている場合はスライサー) Sports テーブルの視覚エフェクトがフィルター処理されます。 選ばれていない円グラフは淡色表示されます。円グラフの中で選ばれていない項目も同様です。 たとえば、Season スライサーの [Winter] をクリックして、Finland (フィンランド) の円グラフを拡大してオレンジ色の部分をクリックすると、Sports テーブルはその場で自動的に更新されます。 Finland はこれまでに銀メダルを 95 個獲得していて、そのうちの 11 個が Biathalon (バイアスロン) で、18 個が Ice Hockey (アイスホッケー)、のように表示されます。 結果は次のように表示されます。

    Power View では、スライサー、テーブル、マップがインタラクティブです

インタラクティブな横棒グラフを作成する

ちょっと待ってください。まだ終わりではありませんよ。 メダルの分布を、Sport テーブルの視覚エフェクトに基づくマップの視覚エフェクト付きで見られたら面白いと思いませんか? それも、数字ではなくて横棒グラフで見ることにします。

  1. Sport テーブルの視覚エフェクトを選びます。 リボンで、[デザイン]、[視覚エフェクトの切り替え]、[横棒グラフ]、[集合横棒] を選びます。 Sport の視覚エフェクトが横棒グラフになっています。

  2. Season スライサーで [Summer] を選びます。 Sport 横棒グラフの競技名が、夏のオリンピックの競技を反映して変更されます。

  3. Sport 横棒グラフで、Fencing (フェンシング) の横棒をクリックします。 グラフの他の横棒は淡色表示になりますが、表示はされています。 [マップ] 上では、Sport 横棒グラフで選んだ競技のメダル獲得だけを示すように、円グラフが変更されます。 Fencing でメダルを獲得したことがない国/地域は、淡色表示されます。 Power View レポートは次のように表示されます。

    Power View では複数のビジュアル表示を対話的に操作できます

  4. Sports の他の横棒をクリックすると、自分が選んだ内容によって、Power View の [マップ] と [横棒グラフ] がその場で更新されることがわかります。

これらの視覚エフェクトはビデオで確認できます。次のビデオをご覧ください。

お使いのブラウザーではビデオがサポートされていません。 Microsoft Silverlight、Adobe Flash Player、Internet Explorer 9 のいずれかをインストールしてください。

インタラクティブな円グラフの作成

マップに円グラフを含める方法はわかりましたが、マップ以外の Power View にインタラクティブな円グラフを作成することもできます。 このセクションでは、インタラクティブな円グラフを作成する方法、それぞれの円のデータをドリルダウンする方法、項目を作成する方法を学習します。 では、始めましょう。

インタラクティブな円グラフを作成する

  1. Excel で [Map] タブを選び、[Power View]、[挿入]、[Power View] を選びます。 新しいタブが作成されます。 新しく作成されたタブの名前を「Pie」に変更します。

  2. [Power View フィールド] で、Medals テーブルから [Year] を選びます。 Year は数値フィールドなので、Power View によって合計されます。 そうならないために、[フィールド] 領域の Year の横の矢印をクリックして、[Count (Distinct)] を選びます (次の図を参照してください)。

    Power View の [フィールド] で、[カウント (一意の値のみ)] を選ぶ

  3. 次に、Events から [Sport] を選びます。 レポート キャンバスにテーブルが作成されます。 視覚エフェクトを円グラフに変更するには、[デザイン]、[視覚エフェクトの切り替え]、[他のグラフ]、[円] を選びます。 円グラフは次のように表示されます。

    項目が多すぎる円グラフ

  4. グラフの項目が多すぎて、何が何だか分かりません。 結果をフィルター処理して、冬の競技だけを表示することにします。 最初に、折りたたまれた [フィルター] ペインの矢印アイコンをクリックします。 [フィルター] ペインが展開します。 [フィルター] ペインの [表示] をクリックして、ドラッグした任意のフィルターがビューのすべてのレポートに適用されるようにします。 Medals テーブルから [Season] を [フィルター] ペインにドラッグします。 Season フィルターの [Winter] を選ぶと、次のように表示されます。

    項目が減って見やすくなった円グラフ

  5. マップの場合と同様、円グラフもインタラクティブです。 円の任意の項目をマウスでポイントすると、情報が表示されます。 任意の項目か凡例の色をクリックすると、その競技が強調表示されます。 次の図では、[Skating] をクリックしたところ、対応する凡例情報と円グラフの項目が強調表示され、他の項目と凡例は淡色表示されています。

    インタラクティブな Power View の円グラフ (凡例のアイテムをクリック)

強調表示をクリアするには、選んだ項目をもう一度クリックするか、視覚エフェクト部分の空白の領域をクリックします。

なかなか面白い円グラフになりました。作るのも簡単でしたね。 しかし、Power View では、階層のさまざまなレベルに視覚エフェクトを適用すると、さらに面白い円グラフを作成できます。

階層を使用してドリルダウン円グラフを作成する

円グラフをもう 1 つ作成し、前のチュートリアルで作成した階層を使用しましょう。

  1. [Power View フィールド] の Events テーブルで、[Sport] をクリックして選択解除し、[SDE] をクリックします。 SDE は、前のチュートリアルで作成した Sport/Discipline/Event という階層です。

  2. 円グラフの表示は変わらないように見えますが、[Skiing] 項目をダブルクリックすると、Power View によって階層の次のレベルにドリルダウンされます。 円グラフは、Skiing の各競技団体 (Discipline) に基づいたものになりました。 凡例には、Skiing に含まれる各競技団体の一覧が表示されています (次の図を参照してください)。

    Power View の円グラフでは階層を使用してデータをドリルダウンできます

    また、視覚エフェクト部分の右上隅の [フィルター] アイコンの左側に、上向きの矢印が表示されています。 その上向き矢印をクリックすると、階層をドリル アップします (この場合は Sports の円グラフが表示されます)。

  3. [Ski Jumping] 項目をダブルクリックすると、円グラフは階層の次のレベル (すなわち Events) にドリルダウンします。 Ski Jumping に対する種目 (Event) が表示され、グラフの凡例も Events を表示します。これは、階層の最下位レベルです。
    Power View の円グラフをダブルクリックして階層データをさらにドリルダウンする

  4. 階層の上位レベルに戻る (ドリル アップする) には、上向き矢印をクリックします (次の図を参照してください)。 階層の最上位レベルが表示されているときは、上向き矢印は表示されません。
    Power View の [ドリルアップ] アイコン

項目を使用してさらに詳細を表示する

円グラフでは、さらに詳細を表示できます。

  1. [Power View フィールド] の Medals テーブルから、[Gender] を [項目] 領域にドラッグします。 円グラフの各項目が分割されて、それぞれの Gender による分割を反映します。 円グラフの任意の項目をマウスでポイントすると、Gender による情報が表示されます。

  2. Skiing をドリルダウンし、次に Alpine Skiing をドリルダウンします。 Downhill 種目の項目の下半分をマウスでポイントすると、女性のチームは 16 回にわたって Downhill 種目に参加していることがわかります (次の図を参照してください)。

    Power View の円グラフの項目をマウスでポイントすると詳しい情報が表示される

他の視覚エフェクトと横棒グラフの複合フィルター

円グラフにはさまざまなフィルターを適用できます。 他の視覚エフェクトによって円グラフをフィルター処理し、ビューのすべてのグラフをインタラクティブに操作できます。

  1. Power View レポート キャンバスの、円グラフ以外の場所をクリックします。 [Power View フィールド] の Population テーブルから [Population] を選び、次に Population テーブルから [Country Name] を選ぶと、国/地域の名前が表示されます。

  2. 表示されている国/地域が多すぎるので、見やすいようにこのビューをフィルター処理しましょう。 [フィルター] 領域を表示するには、[Power View] リボンの [フィルター領域] を選ぶか、視覚エフェクト部分をマウスでポイントしたときに左上隅のあたりに表示される [フィルター] アイコンをクリックします。 リボンの [フィルター領域] と [フィルター] アイコンは、次のように表示されます。
    Power View 視覚エフェクトにマウスをポイントするとフィルター アイコンが表示されます

  3. [フィルター] で次の国/地域を選びます。Austria、Canada、Chile、Czech Republic、France、Germany。

  4. これを、集合横棒グラフにしましょう。 リボンで、[デザイン]、[視覚エフェクトの切り替え]、[横棒グラフ]、[集合横棒] をクリックします。

  5. 横棒グラフの 1 つの横棒をクリックします。 選んだものによって円グラフのデータが更新され、対応する情報が強調表示されます。 横棒グラフの [Canada] をクリックします。 レポートは次のように表示されます。

    Power View 円グラフの視覚エフェクトの動的データ

    他の横棒をクリックして、その選択結果によって円グラフが即時に更新されることを確認しましょう。

  6. また、前のセクションと同じように、データをドリルダウンできます。 円グラフの [Skiing] 項目のどちらかをダブルクリックし、[Alpine Skiing] をダブルクリックすると、Alpine Skiing に含まれるすべての種目が円グラフに表示されます。 横棒グラフをクリックすると結果がフィルター処理されるのは、階層のこのレベルでも同じです。 France をクリックすると、円グラフではそれぞれの種目の結果が France に対してフィルター処理されます (次の図を参照してください)。

    クールで直観的なレポートに複数の Power View ビジュアル表示を使用してください

円グラフのフィルター処理や Power View で使用できる視覚エフェクトには、さまざまな種類があり、すべてインタラクティブです。 SharePoint でビジネス インテリジェンス [term] にレポートを投稿すると、それを表示するアクセス許可を持つすべての人がその Power View レポートをインタラクティブに使用できます。

インタラクティブな横棒グラフおよび縦棒グラフの作成

ここまで、横棒グラフを使用して円グラフなど他の視覚エフェクトをフィルター処理する方法を説明しました。 このセクションでは、インパクトのあるインタラクティブな横棒および縦棒グラフを作成する方法を学習します。

  1. [Power View]、[挿入]、[Power View] を選んで、新しい Power View レポートを作成します。 レポートの名前を「Bar and Column」に変更します。

  2. Medals テーブルで [Medal Count] を選び、同じ Medals テーブルから NOC_CountryRegion を選びます。 リボンで、[デザイン]、[視覚エフェクトの切り替え]、[縦棒グラフ]、[集合縦棒] を選びます。 この視覚エフェクトにはエントリが多すぎるので、200 個以上のメダルを獲得した国/地域だけ表示されるようにビューをフィルター処理しましょう。 そのために、[フィルター] アイコンをクリックして、消しゴムの横の右向き矢印アイコンをクリックしてフィルターを詳細設定のモードに変更します (次の図を参照してください)。

    Power View の [フィルター オプションの設定] アイコン

  3. さらにインパクトのあるグラフにするために、Medals テーブルから [Medal] を視覚エフェクト部分にドラッグします。

  4. 次に、スライサーを設定します。 レポート キャンバスのグラフ以外の場所をクリックし、Medals テーブルの [Medal] を選んで、リボンで [デザイン]、[スライサー] を選びます。 レポートは次のように表示されます。

    Power View の縦棒グラフ

  5. いいですね。 でも、積み上げ縦棒のほうがいいのでは? [デザイン]、[視覚エフェクトの切り替え]、[縦棒グラフ]、[積み上げ縦棒] を選びます。 レポートは次のように表示されます。この方が良いですね。

    Power View の積み上げ縦棒グラフ

  6. 今度は、Season に基づいたスライサーを追加しましょう。 レポート キャンバスの空白の部分をクリックし、Medals テーブルから [Season] を選びます。 次に、リボンから [スライサー] を選びます。 [Winter] をクリックすると、エントリがありません。冬の大会で 200 個以上のメダルを獲得した国/地域はないようです。 [フィルター] ペインで [グラフ] をクリックし、Medal Count フィルターのメダル数を 30 個以上に変更すると、結果は次のように表示されます。

    Power View での積み上げ縦棒グラフのフィルター処理

  7. このグラフもインタラクティブです。 Medal の凡例で [Silver] をクリックします。 銀 (Silver) メダルの結果が強調表示され、テーブルの他の結果は淡色で表示されます (次の図を参照してください)。

    インタラクティブな Power View の縦棒グラフ

  8. これは縦棒グラフですが、横棒グラフに変更することも簡単です。 リボンで、[デザイン]、[視覚エフェクトの切り替え]、[横棒グラフ]、[積み上げ横棒] を選びます。 同じグラフが、横棒で表示されます (次の図を参照してください)。 横棒グラフも、他のグラフと同様にインタラクティブです。

    Power View の視覚エフェクトは簡単に変更できます

これらの横棒および縦棒グラフは、あらゆる方法でインタラクティブに操作できます。 いろいろと試してみてください。

チェックポイントと確認テスト

これまでの内容を復習する

このチュートリアルでは、インタラクティブなマップ、円、横棒、縦棒グラフを (それぞれ数回クリックするだけで) 作成する方法を学習しました。 また、階層によって、レポートがさらにインタラクティブになること、レポートを見る人がそのレポートの詳しいデータを理解できるようになることも学習しました。

さらに、複数の視覚エフェクトを 1 つのレポートに設定することや、それらの視覚エフェクトがフィルター処理、対話、構成でどのように影響し合うかについても学習しました。

このシリーズの次のチュートリアルでは、さらに魅力的な (アニメーション効果が設定します) Power View レポートを作成して、オリンピックのデータが徐々に変化する様子を確認します。 作成は簡単で、きっと楽しめると思います。また、そのレポートを見た人々の反応を見るのも楽しみです。

次のチュートリアルへのリンクはこちらです。すばらしいレポートを自分で作成してみましょう。

チュートリアル 6: 効果的な Power View レポートを作成する-パート 2

確認テスト

学習内容についてどれくらい理解できましたか? ここで理解度を確認できます。 次のクイズでは、このチュートリアルで学習した機能や要件について質問します。 答えはページの最後に示されています。 それでは挑戦してください。

質問 1: フィールドの値の並べ替え順序について正しいものは、次のうちのどれですか?

A: フィールドの並べ替え順序を変更するには、そのフィールドを他のフィールドと関連付けて、元のフィールドを削除する必要がある。

B: どんな場合でも、フィールドの並べ替え順序は変更できない。

C: 関連フィールドで並べ替えをする場合は、関連フィールドがデータ モデル内に存在する必要がある。

D: 上記のどれでもない。

質問 2: スライサーの機能は、次のうちのどれですか?

A: スライサーは、1 つのフィールドから別のフィールドにデータを複製する。

B: スライサーは、データを半分に分け、半分のままそれぞれを保持する。

C: スライサーは、スライサー フィールドのデータに基づいて視覚エフェクトが適用されたデータをフィルター処理する。

D: 上記のどれでもない。

質問 3: 視覚エフェクトが適用されたレポートで階層を使用すると、できるようになることは次のうちのどれですか?

A: 何もない。視覚エフェクトでは階層を使用できない。

B: 階層のレベルをドリルダウンすると、階層の現在のレベルを反映して視覚エフェクトが適用されるデータが自動的に変更される。

C: 階層のレベルをドリルダウンできるが、ドリル アップはできない。

D: B と C の両方

質問 4: [フィルター] ペインについて正しいことは、次のうちのどれですか?

A: [フィルター] ペインの [グラフ] 領域にフィールドをドラッグすると、Power View シートのすべてのレポートがフィルター処理される。

B: [フィルター] ペインの [表示] 領域にフィールドをドラッグすると、Power View シートのすべてのレポートがフィルター処理される。

C: Power View シートのすべてのレポートをフィルター処理させるためには、[フィルター] ペインの [グラフ] 領域と [表示] 領域の両方に、同じフィールドをドラッグする必要がある。

D: [フィルター] ペインにはフィールドをドラッグできない。

クイズの正解

  1. 正答 C

  2. 正答 C

  3. 正答 B

  4. 正答 B

注記: このチュートリアル シリーズのデータおよびイメージは、次のデータが基になっています。

  • Guardian News & Media Ltd. のオリンピック データセット

  • CIA Factbook (cia.gov) の国旗イメージ

  • 世界銀行 (worldbank.org) の人口データ

  • Thadius856 および Parutakupiu 氏作成のオリンピック スポーツの絵文字

スキルを磨く
トレーニングの探索
新機能を最初に入手
Office Insider に参加する

この情報は役に立ちましたか?

ご意見をいただきありがとうございます。

フィードバックをお寄せいただき、ありがとうございます。Office サポートの担当者におつなぎいたします。

×