セルにデータの入力規則を適用する

データの入力規則を使用して、ユーザーがセルに入力できるデータの種類または値を制限できます。データの入力規則の最も一般的な使用方法の 1 つは、「ドロップダウン リストを作成する」ことです。このビデオをご覧ください。データの入力規則の概要を簡単に説明しています。

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セルまたはセルの範囲にデータの入力規則を追加する

注: このセクションの最初の 3 つの手順では、任意の種類のデータの入力規則を追加します。手順 4 ~ 8 では、ドロップダウン リストを作成します。

  1. データの入力規則を設定する 1 つ以上のセルを選びます。

  2. [データ] タブの [データ ツール] グループで、[データの入力規則] をクリックします。

    [データの​​入力規則] は [データ] タブの [データ ツール] グループにある
  3. [設定] タブの [許可] ボックスで、[リスト] を選びます。

    [データの入力規則] ダイアログ ボックスの [設定] タブ
  4. [元の値] ボックスに、カンマで区切ってリストの値を入力します。例:

    1. 回答を 2 つに制限するには ("子供はいますか?" など)、「はい,いいえ」と入力します。

    2. ベンダーの品質評価を 3 レベルに制限する場合は、「低,中,高」と入力します。

      注: この方法は通常、リストのアイテムが変化しない場合にのみ推奨されます。リストが変更される可能性がある場合、または後でアイテムを追加または削除する必要がある場合は、以下のベスト プラクティスの手順に従うことをお勧めします。

      ベスト プラクティス:ブック内の任意のセル範囲を参照してリストのエントリを作成することもできます。最も効率的な方法は、リストを作成した後、それを Excel テーブルとして書式設定することです ([ホーム] タブから [スタイル]、[テーブルとして書式設定] の順に選び、最適なテーブル スタイルを選びます)。次に、テーブルのヘッダーを含まないテーブルのリストだけの部分である、テーブルのデータ本体範囲 (この場合は [部署]) を選択し、列 A の上の [名前ボックス] にわかりやすい名前を入力します。

      名前ボックスにリストのわかりやすい名前を入力する

    ここで、データの入力規則の [元の値] ボックスにリストの値を入力する代わりに、定義した名前の前に等号 (=) を付けて追加します。

    テーブル名の前に = 記号を付ける

    テーブルを使用する最大の利点は、リストのアイテムを追加または削除すると、データの入力規則のリストが自動的に更新されることです。

    注: リストは誰も編集できないように別のワークシート (必要な場合は非表示にします) にすることをお勧めします。

  5. [ドロップダウン リストから選択する] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。オンになっていない場合、セルの横にドロップダウンの矢印が表示されません。

    セルの横に表示されるセル内ドロップダウン
  6. 空 (null) の値を処理する方法を指定するには、[空白を無視する] チェック ボックスをオンまたはオフにします。

    注: 許容される値が、定義された名前のセル範囲に基づいていて、そのセル範囲に空白セルがある場合、[空白を無視する] チェック ボックスをオンにすると、入力規則を設定したセルに入力されるすべての値が許可されます。入力規則の数式によって参照されているセルについても同じことが言えます。参照先のセルが空白の場合、[空白を無視する] チェック ボックスをオンにすると、入力規則を設定したセルに入力されるすべての値が許可されます。

  7. データの入力規則が正しく動作していることを確認するためのテストを行います。目的のセルに有効な値と無効な値の両方を入力して、設定した入力規則の動作およびメッセージの表示を確認します。

注記: 

  • ドロップダウン リストを作成したら、想定どおりに動作するか確認します。たとえば、すべてのエントリを表示するのにセルの幅が十分広いかなどを確認します。

  • ドロップダウン リスト用のエントリのリストが別のワークシート上にあり、ユーザーがそれを表示したり編集したりできないようにするには、そのシートを非表示にして保護します。ワークシートの保護方法の詳細については、「セルをロックして保護する」を参照してください。

  • データの入力規則を削除する - 削除する入力規則を含むセルまたはセル範囲を選択し、[データ]、[データの入力規則] を順にクリックし、[データの入力規則] ダイアログ ボックスで、[すべてクリア] をクリックして、[OK] をクリックします。

次の表では、その他のデータ入力規則と、規則をワークシートに追加する方法を示しています。

目的

手順

データ入力を一定の範囲の整数に制限する。

  1. セルまたはセルの範囲にデータの入力規則を追加する」の手順 1 ~ 3 を行います。

  2. [入力値の種類] リストから、[整数] をクリックします。

  3. [データ] ボックスで、使用する制限の種類をクリックします。たとえば、入力する値の上限と下限を設定するには、[次の値の間] をクリックします。

  4. 最小値、最大値、または許可する特定の値を入力します。

    [条件の設定] ダイアログ ボックス

    数値を返す数式を入力することもできます。

    たとえば、セル F1 にデータの入力規則を設定しているとします。控除の最小値をセル F1 の子供の数の 2 倍に設定するには、[データ] ボックスの [次の値以上] をクリックし、[最小値] ボックスに「=2*F1」という数式を入力します。

データ入力を一定の範囲の小数点数に制限する。

  1. セルまたはセルの範囲にデータの入力規則を追加する」の手順 1 ~ 3 を行います。

  2. [入力値の種類] ボックスの [小数点数] をクリックします。

  3. [データ] ボックスで、使用する制限の種類をクリックします。たとえば、入力する値の上限と下限を設定するには、[次の値の間] をクリックします。

  4. 最小値、最大値、または許可する特定の値を入力します。

    数値を返す数式を入力することもできます。たとえば、手数料および賞与の最大額をセル E1 の販売員の給与の 6% に設定する場合は、[データ] ボックスの [次の値以下] をクリックし、[最大値] ボックスに「=E1*6%」という数式を入力します。

    注: たとえば「20%」のようにパーセントを入力できるようにするには、[入力値の種類] ボックスの [小数点数] をクリックし、[データ] ボックスで使用する制限の種類をクリックし、「0.2」のように小数点数の形式で最小値、最大値、または特定の値を入力します。その後、データの入力規則を設定するセルを選んで [ホーム] タブの [数値] グループで [パーセント スタイル] ボタンの画像 をクリックし、このセルの表示形式をパーセントにします。

データ入力を一定の範囲内の日付に制限する。

  1. セルまたはセルの範囲にデータの入力規則を追加する」の手順 1 ~ 3 を行います。

  2. [入力値の種類] ボックスの [日付] をクリックします。

  3. [データ] ボックスで、使用する制限の種類をクリックします。たとえば、特定の日より後の日付の入力を許可するには、[次の値より大きい] をクリックします。

  4. 開始、終了、または許可する特定の日付を入力します。

    日付を返す数式を入力することもできます。たとえば、今日の日付から 3 日間の期間を設定するには、[データ] ボックスの [次の値の間] を選択し、[開始日] ボックスに、「=TODAY()」と入力し、[終了日] ボックスに、「=TODAY()+3」と入力します。

    日付の入力を特定の期間に制限する [条件の設定] 設定

データ入力を一定の期間内の時刻に制限する。

  1. セルまたはセルの範囲にデータの入力規則を追加する」の手順 1 ~ 3 を行います。

  2. [入力値の種類] ボックスの [時刻] をクリックします。

  3. [データ] ボックスで、使用する制限の種類をクリックします。たとえば、特定の時刻より前の時刻の入力を許可するには、[次の値より小さい] をクリックします。

  4. 許可する開始時刻、終了時刻、または特定の時刻を入力します。特定の時刻を入力する場合は、hh:mm 時刻形式を使用します。

    たとえば、セル E2 に開始時刻 (8:00 AM) を、セル F2 に終了時刻 (5:00 PM) を設定し、会議をこれらの時刻の間に制限したい場合は、[データ] ボックスで [次の値の間] を選択し、[開始時刻] ボックスに「=E2」、[終了時刻] ボックスに「=F2」と入力します。

    期間内に時間入力を制限する入力規則の設定

データ入力を一定の長さの文字列に制限する。

  1. セルまたはセルの範囲にデータの入力規則を追加する」の手順 1 ~ 3 を行います。

  2. [入力値の種類] ボックスの [文字列 (長さ指定)] をクリックします。

  3. [データ] ボックスで、使用する制限の種類をクリックします。たとえば、特定の文字数までの入力を許可するには、[次の値以下] をクリックします。

  4. この場合、入力を 25 文字に制限するため、[データ] ボックスの [次の値以下] を選択し、[最大] ボックスに [25] を入力します。

    テキストの長さを制限した [データの入力規則] の例

他のセルの内容に基づいて許容値を計算する。

  1. セルまたはセルの範囲にデータの入力規則を追加する」の手順 1 ~ 3 を行います。[入力値の種類] ボックスで、必要なデータの種類を選択します。

  2. [データ] ボックスで、使用する制限の種類をクリックします。

  3. [データ] ボックスの下のボックスで、許可する値の指定に使用するセルをクリックします。

    たとえば、計算結果がセル E1 の予算を超えない場合のみ勘定書の入力値を許可する場合は、[入力値の種類] で [整数]、[データ] で [次の値以下] を選択し、[最大値]、「=E1」を選択します。

    別のセルの内容に基づいて計算を行う入力規則の設定

注: 次の例では、ユーザー設定のオプションを使用して、条件を設定する数式を記述します。データ ボックスに、ユーザー設定のオプションが無効と表示されていても、心配する必要はありません。

条件

入力する数式

製品 ID のセル (C2) の値が、常に標準の接頭語 "ID-" で始まり、最低でも 10 文字 (9 より大) になるようにする。

=AND(LEFT(C2, 3) ="ID-",LEN(C2) > 9)

例 6:データの入力規則における数式

製品の名前を入力するセル (D2) には、文字列しか入力できないようにする。

=ISTEXT(D2)

例 2:データの入力規則における数式

だれかの誕生日 (B6) が含まれているセルは、セル B4 で設定されている年の数より大きい値である必要がある。

=IF(B6<=(TODAY()-(365*B4)),TRUE,FALSE)

最少年齢の入力を制限するための [データの入力規則] の例

セル範囲 A2:A10 に含まれる各セルのデータが、すべて一意になる。

=COUNTIF($A$2:$A$10,A2)=1

例 4:データの入力規則における数式

注: セル A2 のデータの入力規則の数式を最初に入力した後、COUNTIF の 2 番目の引数が現在のセルと一致するように A2 を A3:A10 にコピーする必要があります。つまり、A2)=1 の部分が A3)=1, A4)=1 などと変化します。

詳細情報

セル B4 に電子メール アドレスのエントリに @ 記号が含まれていることを確認する。

=ISUMBER(FIND("@",B4)

メール アドレスに @ 記号が確実に含まれるようにするための [データの入力規則] の例

  • なぜデータの入力規則のコマンドがリボン上で有効ではないのですか。次の理由により、コマンドが使用できない可能性があります。

    • Microsoft Excel の表が SharePoint サイトにリンクされている可能性がある: SharePoint サイトにリンクされている Excel の表にデータの入力規則を追加することはできません。データの入力規則を追加するには、Excel の表のリンクを解除するか、Excel の表を範囲に変換します。

    • 現在、データを入力している可能性がある: セルにデータを入力している間は、[データ] タブの [データの入力規則] コマンドは使えません。データの入力を終了するには、Enter キーまたは Esc キーを押します。

    • ワークシートが保護または共有されている可能性がある: ブックが保護または共有されている場合、データの入力規則の設定は変更できません。ブックの共有または保護を停止する方法については、「ブックを保護する」を参照してください。

  • フォントのサイズを変更できますかいいえ、フォントのサイズは固定です。表示サイズを変更する唯一の方法は、Excel ウィンドウの右下隅で画面のズームを調整することです。ただし、ActiveX のコンボ ボックスを使用できます。「ワークシートにリスト ボックスまたはコンボ ボックスを追加する」を参照してください。

  • 入力時のデータの入力規則を自動入力または自動選択にする方法はありますか。いいえ。ただし、ActiveX のコンボ ボックスにはその機能があります。

  • データの入力規則のリストで複数選択できますか。 ActiveX のコンボ ボックスまたはリスト ボックスを使わない限りできません。

  • データの入力規則のリストで項目を選択して別のリストを作成することはできますか。はい。これは、依存データの入力規則と呼ばれます。詳細については、「Create Dependent Drop Down Lists」 (依存ドロップ ダウン リストの作成) を参照してください。

  • ワークシートのすべてのデータの入力規則を削除する方法はありますか。[ジャンプ] の [その他] ダイアログを使ってできます。[ホーム] タブの [編集] の [検索と選択] で (または F5 キーか Ctrl + G キーを押して)、[その他] の [データの入力規則] で [すべて] (データの入力規則が設定されたすべてのセルを検索) または [同じ入力規則] (特定のデータの入力規則の設定に一致するセルを検索) を選択します。

    [選択オプション] ダイアログ ボックス

    次に [データの入力規則] ダイアログ ボックスを表示し ([データ] タブ、[データの入力規則])、[すべてクリア] をクリックし、[OK] をクリックします。

  • データの入力規則が設定されたセルに入力するようにユーザーに強制できますか。いいえ。ただし、VBA (Visual Basic for Applications) を使用すると、ブックを保存したり閉じたりする前など、特定の条件の下でユーザーが入力を行ったかどうかを確認できます。選択を行っていない場合は、イベントをキャンセルし、選択を行うまで操作を続けられなくすることができます。

  • データの入力規則のリストの選択に基づいてセルを色分けする方法はありますか。 条件付き書式を使用できます。この場合は、[指定の値を含むセルだけを書式設定] オプションを使用します。

    オプションが含まれるセルのみを書式設定する
  • メール アドレスを検証する方法はありますか。[ユーザー設定] の [数式] を使って、入力に @ 記号が存在するかどうかを調べます。この場合、数式は =ISNUMBER(FIND(“@”,D2)) のようになります。FIND 関数は @ 記号を探し、見つかった場合は文字列内での位置を示す値を返して、入力を許可します。見つからない場合は、FIND はエラーを返して入力を許可しません。

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関連項目

データの入力規則の詳細

ビデオ: ドロップダウン リストの作成と管理

ドロップダウン リストの項目を追加または削除する

ドロップダウン リストを削除する

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