エンタープライズ環境に新しい OneDrive 同期クライアントを展開する

最終更新: 2017 年 10 月

この記事は、会社や学校環境の OneDrive for Business ユーザーに 新しい OneDrive の同期クライアント を展開する予定の IT 管理者を対象にしています。自分用に OneDrive の同期クライアント をインストールするには、ダウンロードして、基本操作に関する記事を参照してください。

この記事の内容

ソフトウェア要件

OneDrive の同期クライアント (OneDrive.exe) は次の OS でサポートされています。

OneDrive の同期クライアント は、(組織が Office 365 を登録していない場合) オンプレミスのインスタンスの OneDrive for Business または IRM コンテンツをまだサポートしていません。OneDrive の同期クライアントの制約と制限の詳細については、「新しい OneDrive 同期クライアントを使用してファイルとフォルダーを同期する場合の制約と制限」を参照してください。

計画

ユーザーがOneDrive の同期クライアントをセットアップすると、OneDrive にすべてのファイルがダウンロードされます。多数のファイルが転送されるので、ネットワーク パフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。多数のユーザーに展開した場合に発生するパフォーマンスの問題を回避するために、段階的に展開することをお勧めします。

他にも次のことを考慮する必要がある場合があります。

  • 早い段階で潜在的なボトルネックを特定 – 大きなファイルを多数持っているユーザーのグループに対しては、特別な配慮を行ってください。たとえば、ビデオ部門のユーザーが、OneDrive に同期する必要がある大きなビデオ ファイルを多数持っている場合があります。これらのユーザーに対して、ネットワーク トラフィックが少ない時間帯にファイルを同期するよう求めることを検討できます。

  • パフォーマンスを監視 – 段階的な展開を行っている場合、最初の展開でネットワーク パフォーマンス レベルを監視します。その情報を使用して、結果に応じて次の一連の展開を調整できます。

  • ロールアウトをユーザーに伝える – 展開計画を予定どおりに進めるために期待されることを、ユーザーが明確に理解していることを確認します。ロールアウトを開始する前に、OneDrive セットアップが表示されたときに何をすべきか、および問題が発生したときにサポートを依頼する方法を、ユーザーに知らせておく必要がある場合があります。

展開プロセスの概要

展開プロセスには 3 つの手順があります。

  1. ユーザーのコンピューターに OneDrive.exe をインストールします。

  2. OneDrive プロセスを開始します。必要に応じて、職場または学校アカウントでサインインするようにユーザーに求めます。

  3. 更新周期を設定します (省略可能)。

重要: 現在、ユーザーが OneDrive for Business 同期クライアント (Groove.exe) を使用しており、OneDrive の同期クライアントに移行する場合は、次に進む前に「以前の OneDrive for Business 同期クライアントから移行する」を参照してください。

手順 1: OneDrive.exe をインストールする

組織のデバイスに従来のアプリケーションをインストールする場合とほぼ同じ方法で、新しい OneDrive for Business 同期クライアントを展開できます。多数のユーザーに展開する場合、System Center Configuration Manager (SCCM) などのエンタープライズ展開ツールを使用して .exe ファイルを展開し、ローカル システムのレジストリを変更する操作に慣れていると役に立ちます。

ユーザーが既にOneDrive の同期クライアントを持っているかどうかを確認する

組織のコンピューターが Windows 10 を実行している場合、新しい同期クライアントは既にインストールされています。コンピューターに Office 2016 または Office 2013 (Home & Student、Home & Business、Professional、Personal、Home、または University) がインストールされている場合、新しい同期クライアントもインストールされている可能性があります。Office はコンピューターごとにインストールされますが、OneDrive はユーザーごとにインストールする必要があります。Office を組織に展開する予定の場合、ユーザーまたはコンピューターを追加するごとに、OneDrive.exe を展開する必要があります。

管理設定を展開する

ドメインのコンピューターでレジストリ キーを設定するには、OneDrive をインストールして、OneDrive.admx と OneDrive.adml ファイルを %localappdata%\Microsoft\OneDrive\BuildNumber\adm\ からグループ ポリシー セントラル ストアにコピーします。詳細については、「グループ ポリシーを使用し、OneDrive 同期クライアント設定を制御する」を参照してください。

System Center Configuration Manager を使用して OneDrive の同期クライアント に展開する

System Center Configuration Manager を使用して展開するには、Windows 用の OneDriveSetup.exe インストーラーをローカル ネットワーク共有に保存します。Windows 用の OneDriveSetup.exe インストーラーをダウンロードします。Configuration Manager でのアプリケーション管理の詳細をご覧ください

ヒント: サンプル SCCM パッケージを試してください。OneDrive.exe のパスとアプリケーション所有者を更新するだけです。

Windows にOneDrive の同期クライアントをインストールするには、System Center Configuration Manager を使用して次のコマンドを実行します。

<pathToExecutable>\OneDriveSetup.exe /silent を実行します。

(pathToExecutable は、ローカル コンピューターまたはアクセス可能なネットワーク共有の場所です)。

注記: 

  • このコマンドは、ユーザーのログオン時に管理者アクセス許可を使用して実行する必要があります。このコマンドは、コンピューターの各ユーザーについて実行する必要があります。

  • コマンド ライン パラメーターを指定せずにコマンドを実行すると、インストールの状況が表示されます。OneDriveSetup.exe のインストール後は、OneDrive.exe が自動的に実行され、OneDrive のセットアップが表示されます。/silent パラメーターを指定してコマンドを実行すると、OneDrive.exe は透過的に実行され、OneDrive のセットアップは表示されません。追加のコマンドを使用して OneDrive.exe を実行する必要があります。組織全体で OneDrive の起動を制御するには、/silent パラメーターを使用することをお勧めします。

%localappdata%\Microsoft\OneDrive の下に、OneDrive 実行可能ファイルがインストールされます。

手順 2: ユーザーのサインインを手伝う

OneDrive は既存の Office または Windows 資格情報を使用したシングル サインインをサポートしていませんが、次のような方法でユーザーが同期クライアントにサインインする作業を手伝うことができます。

  • 次の URL を使用して、ユーザーのコンピューターで OneDrive のセットアップを開始します。ユーザーがクリックしてセットアップを開始すると、メール アドレスを入力するサインイン ウィンドウが表示されます。

    odopen://launch

  • 次の URL と各ユーザーのメール アドレスを使用してセットアップを開始します。サインイン ウィンドウにはユーザーのメール アドレスが表示されます。

    odopen://sync?useremail=youruseremail@organization.com

  • System Center Configuration Manager (SCCM) スクリプトを使用して、%localappdata%\Microsoft\OneDrive\OneDrive.exe コマンドを実行します。

    OneDrive プロセスを開始します。ユーザーがアカウントをセットアップしていない場合、OneDrive のセットアップが表示されます。Windows 7 のアカウントをセットアップしていないユーザーにのみ OneDrive のセットアップを表示するには、コマンド ライン パラメーター /configure_business:<tenantId> を使用します。

注記: 

  • System Center Configuration Manager を使用する際には、OneDrive.exe がユーザーのアクセス許可で (管理者としてではなく) 実行されていることを確認します。

  • テナント ID の確認方法については、「Office 365 テナント ID を検索する」を参照してください。

手順 3: 更新周期を設定する (省略可能)

OneDrive 同期クライアントの更新を遅らせ、ユーザーへの更新の展開を制御する場合は、"運用環境更新周期" を "エンタープライズ更新周期" に切り替えてください。更新周期の詳細と同期クライアントで更新プログラムを確認する方法については、OneDrive 同期クライアントの更新プロセスに関するページを参照してください。

グループ ポリシーを使用して更新周期を設定するには、[2 つ目のリリース ウェーブまで OneDrive.exe の更新を遅らせる] を有効にします。この設定に関する詳細については、「グループ ポリシーを使用し、OneDrive 同期クライアント設定を制御する」を参照してください。

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関連項目

新しい OneDrive 同期クライアントを使用してファイルおよびフォルダーを同期する際の制限事項

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