アクセシビリティ チェックのルール

Office ファイルのアクセシビリティが高いことを確認するには、Windows または Mac 用の Word、Excel、PowerPoint で利用可能な無料ツールのアクセシビリティ チェックを使用します。このツールは、アクセシビリティの問題を発見し、障碍のあるユーザーにとって問題になる可能性がある理由を説明します。また、各問題の解決方法を提案します。

この記事の内容:

アクセシビリティ チェックのルール

アクセシビリティ チェックは、一連のルールに照らしてファイルをチェックすることで、障碍を持つユーザーにとって支障になる可能性がある問題を確認します。問題の深刻度に応じて、アクセシビリティ チェックは各問題を、エラー、警告、ヒントに分類します。

  • エラー。障碍のあるユーザーがドキュメントを読んだり理解したりするのを困難または不可能にしているコンテンツ

  • 注意。常にではないがほとんどの場合に、障碍のあるユーザーがドキュメントを理解するのを困難にしているコンテンツ

  • ヒント。障碍のあるユーザーでも理解できるが、別の方法で提示することによってユーザーの操作性が向上するコンテンツ

アクセシビリティ チェックのエラー、警告、ヒント

次の表では、アクセシビリティ チェックのルール、チェックの対象、各問題の修正方法がわかる場所、各問題を修正する必要がある理由を示します。

エラー

ファイルの内容が障碍のあるユーザーにとって非常に困難または不可能なものである場合、アクセシビリティ チェックはエラーと分類します。

ルール

アクセシビリティ チェックが検証すること

対象アプリケーション

修正が必要な理由

すべての非テキストコンテンツに代替テキストがある。

すべてのオブジェクトに代替テキストがあり、テキストに画像やファイル拡張子が含まれない。

ExcelPowerPointWord

スクリーン リーダーは、代替テキストを読み上げて、ユーザーが見ることのできない画像やその他の非テキスト コンテンツについて説明します。非テキスト コンテンツの代替テキストに基づいて、ユーザーは目的と意味を理解する必要があります。

表に列見出し情報が指定されている。

テーブルおよびセルのブロックに、ヘッダー ボックスが選択されているか、またはヘッダー行が示されている。

ExcelPowerPointWord

ユーザーはテーブルの見出しを使用して、その後でスクリーン リーダーによって読み上げられるコンテンツを理解します。また、支援技術では多くの場合、テーブルの見出し行を使用してテーブル内での現在のカーソル位置をユーザーに伝え、ユーザーがテーブル内を移動できる情報を提供します。

すべてのスライドにタイトルが付いている。

スライドにタイトルがある。

PowerPoint

スライドのタイトルによりユーザーはプレゼンテーション内を移動でき、1 つのスライドを探して選択し、すぐに移動できます。

文書で見出しスタイルが使用されている。

コンテンツが見出しと目次 (TOC) で整理されている。

Word

見出しと TOC は、ユーザーに構造のコンテキストを提供し、文書のナビゲーションを可能にして、検索を容易にします。

警告

コンテンツが (常にではなくても) ほとんどの場合に障碍のあるユーザーにとって理解が困難なものである場合、アクセシビリティ チェックは警告を示します。

ルール

アクセシビリティ チェックが検証すること

対象アプリケーション

修正が必要な理由

ハイパーリンク テキストが有効である。

リンク テキストは独立した情報として意味があり、リンク先についての正確な情報を提供する。

ExcelPowerPointWord

テキストをに基づいて、ユーザーはハイパーリンクをクリックするかどうかを決定します。テキストは、リンク先についての明確な情報を提供する必要があります。

テーブルの構造がシンプルである。

テーブルは単純な四角形であり、分割されたセル、結合されたセル、または入れ子がない。

ExcelPowerPointWord

ユーザーは、キーボード ショートカットと支援技術を利用してテーブル内を移動します。これは単純なテーブル構造に依存します。

テーブルの書式設定に空のセルが使われていない。

テーブルにまったく空の行または列がない。

ExcelPowerPointWord

空白のテーブル セルは、ユーザーにそれ以上テーブルにコンテンツがないものと誤解させる可能性があります。

シートのタブにわかりやすい名前がついている。

ブックのシートにわかりやすい情報が含まれ、空白のシートがない。

Excel

"10 月の売上合計" などのわかりやすいシート名は、"Sheet1" のような既定のシート名よりブック内の移動を容易にします。

空白文字を繰り返し使っていない。

空白、タブ、改行が連続していない

Word

スペース、タブ、空の段落は、支援技術によって空白と認識される可能性があります。"空白" を示す音声が繰り返されると、ユーザーは情報の最後に達したと考える可能性があります。

ヒント

障碍のあるユーザーにとって理解可能だが、エクスペリエンスの向上のために構成や表示を改善することが望ましいコンテンツに対しては、ヒントが表示されます。

ルール

アクセシビリティ チェックが検証すること

対象アプリケーション

修正が必要な理由

挿入された音声とビデオにクローズド キャプションが含まれている。

すべてのオーディオ オブジェクトとビデオ オブジェクトにクローズド キャプションが付いている。

ExcelPowerPointWord

キャプションのないビデオまたはオーディオ セグメントの情報は、障碍のあるユーザーにまったく伝わらない可能性があります。

スライド プレゼンテーションの読み上げ順が論理的である。

スライドが論理的な順序で表示される。

PowerPoint

支援技術は、スライドとその要素を指定された順序で読み上げます。読み上げ順序が論理的ではない場合、コンテンツに意味がなくなります。

デッキのスライド タイトルが一意である。

空白ではないスライドに一意のタイトルがある。

PowerPoint

ユーザーは、タイトルによってデッキ内での場所を把握し、デッキ内を移動します。

レイアウト用の表が表内を簡単に移動できる構造になっている。

レイアウトの順序が対象言語に対して論理的であり、タブ オーダーが循環していない。

Word

ユーザーは、コンテンツ内を移動するのに表のレイアウトに依存します。ユーザーがコンテンツを理解して移動するには、論理的な順序である必要があります。

透かし画像を使っていない。

透かしが存在しない。

Word

透かしはページ上のメイン コンテンツの一部であると誤解され、混乱を招く可能性があります。

すべての見出しが正しい順序である。

すべての見出しが論理的に並んでいる。

Word

適切なレベルの付いた一連の見出しは、ユーザーが移動および検索したり、ドキュメントの編成を理解するのに役立ちます。

障碍のある方向けのテクニカル サポート

Microsoft は、すべてのお客様に最適な操作性を提供することを目指しています。障碍のある方、およびアクセシビリティに関してご質問がある方が技術サポートをご希望の場合は、Microsoft Disability Answer Desk までご連絡ください。Disability Answer Desk サポート チームは、一般的なユーザー補助技術を駆使するトレーニングを受けており、英語、スペイン語、フランス語、および米語の手話でサポートを提供することができます。お住まいの地域での連絡先の詳細については、Microsoft Disability Answer Desk サイトを参照してください。

政府機関、商用、または法人ユーザーの場合は、法人向け Disability Answer Desk までお問い合わせください。

関連項目

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