アクセシビリティ機能を利用して Excel を操作する方法

アクセシビリティ機能を利用して Excel を操作する方法

ラベルのスクリーン リーダー コンテンツ付きの読み上げシンボル。このトピックでは、Office でスクリーン リーダーを使用する方法について説明します。

この記事は、Office アクセシビリティ コンテンツ セットの一部であり、Office 製品でスクリーン リーダー プログラムを使うユーザーを対象としています。一般的なヘルプについては、Office サポート ホームをご覧ください。

Office 365 の Windows デスクトップ向け Excel には、身体、視覚、またはその他に障碍のあるユーザーが簡単にファイルを操作するためのアクセシビリティ機能が含まれています。つまり、Windows 用 Excel キーボード ショートカットとファンクション キー、ナレーターや JAWS などのスクリーン リーダー、Windows 音声認識などの音声認識ツールを使って、Excel 2016 を操作できるということです。

スクリーン リーダー、音声認識ツール、色のコントラスト ツールなどの多くのアクセシビリティ機能は、Windows、Mac、Android などのプラットフォームに固有です。お使いのデバイスで動作するアクセシビリティの設定と機能については、「Office 365 のアクセシビリティ機能を使用するためのデバイスのセットアップ」を参照してください。Windows デスクトップ向け Excel で共通する作業を実行するためのヘルプは、「Excel のアクセシビリティに関するサポート」を参照してください。

Excel レイアウトを理解する

Excel では、ブックの名前は画面上部の中央に配置されます。[最小化] ​​や [閉じる] などのアプリ コントロールは右上隅にあります。既定では、[クイック アクセス ツール バー] が画面の左上に表示されます。このツール バーはカスタマイズすることができ、[保存]、[元に戻す]、[やり直し] など、よく使われるコマンドを含みます。

タイトル バーの下には、[ホーム]、[挿入]、[数式]、[データ]、[校閲]、[Power Pivot] といった、一連のリボン タブがあります。タブを選択すると、タブ固有のリボンがタブの下に表示されます。各リボンには、グループに分けられたコマンドが含まれています。たとえば、[挿入] タブを選択すると、リボンが表示されます。リボンから表、グラフ、ハイパーリンク、図など、さまざまなアイテムを選択し、ブックに挿入することができます。

アクティブなワークシートのセルのグリッドがリボンの下に表示され、ページの大部分を占めます。[校閲] や [検索] などの一部のコマンドでは、ワークシートの中央のウィンドウが開きます。[共有] などのコマンドでは、ワークシートの右または左にウィンドウが開きます。

セルのグリッドの下部にあるバーには、ブック内の各ワークシートのシート タブが含まれています。このタブの行をスクロールすると、ワークシートを選択することができます。現在選択されているワークシートは、“アクティブなワークシート” と呼ばれます。

Excel ウィンドウの下部には、ステータス バーがあります。ステータス バーの右には、ワークシートを表示するためのコマンド (たとえば、[標準表示] や [改ページ プレビュー] など)、および [ズーム] レベル スライダーのコントロールとボタンがあります。セルのグループを選択すると、ステータス バーに選択したセルの平均、データの個数、数値の合計が表示されます。Excel データを集計する方法をカスタマイズして、ステータス バーの表示内容を変更することができます。ステータス バーをカスタマイズするには、“ステータス バー、ツール バー” と聞こえるまで、F6 キーを押します (ナレーターでは “オン、標準ボタン” と聞こえます)。Shift キーを押しながら F10 キーを押します。[ステータス バーのユーザー設定] メニューで、上下の方向キーを使用して目的のオプション (たとえば [数値の個数]、[最大値]、[最小値]、[ScrollLock] など) を選択して、Enter キーを押します。

キーボードのみで移動する

Excel 内を移動して、画面要素 (ワークシート、リボン、作業ウィンドウ (開いている場合)、ステータス バー/ツール バー) を切り替えるには、F6 キー (次へ) と Shift + F6 キー (前へ) を押します。

  • 複数のブック ウィンドウが開いているときに、次のブック ウィンドウに切り替えるには、Ctrl キーを押しながら F6 キーを押します。

  • 表内のセルまたは列を移動するには、Tab キー (次へ) および Shift + Tab キー (前へ) を押すか、方向キーを使用します。セルを選択するには、セルにフォーカスを移動します。

  • メニューやリスト内を参照するには、↑ キーまたは ↓ キーで選択し、Enter キーを押します。メニューまたはモードを終了するには、Esc キーを押します。

  • 開いているブックの次または前のワークシートに移動するには、Ctrl キーを押しながら Page Down キーを押すか、Ctrl キーを押しながら Page Up キーを押します。

ヒント: テキスト ボックスや画像などの最初のフローティング シェイプにフォーカスをすばやく移動するには、Ctrl キーと Alt キーを押しながら 5 キーを押します。次に、フローティング シェイプを切り替えるには、Tab キーを押します。標準のナビゲーションに戻るには、Esc キーを押します。

詳細については、「Windows 用 Excel キーボード ショートカットとファンクション キー」を参照してください。

Windows に組み込まれているスクリーン リーダーであるナレーター、または JAWS などのサード パーティ製のスクリーン リーダーを使用できます。Excel とスクリーン リーダーの使用については、「Excel 2016 でスクリーン リーダーを使用する方法のヘルプ」を参照してください。

操作アシストを使用する

コマンドをすばやく検索するには、[操作アシスト] を使用します。[操作アシスト] 機能の詳細については、こちらのビデオをご覧ください。Using Tell Me to get things done quickly with a screen reader and keyboard ([操作アシスト] を使用して、スクリーン リーダーとキーボードですばやく作業する)

[操作アシスト] を使用してコマンドを検索するには、次のように操作します。

  1. 処理を実行するセルまたはセル範囲を選択します。

  2. Alt キーと Q キーを押して、[操作アシスト] 編集フィールドに移動します。

  3. 実行するコマンドを入力します。たとえば、"箇条書き" と入力します。

  4. 下矢印キーを使用して、検索結果を参照します。Enter キーを押していずれかを選びます。

Office 365 の Excel 2016 for Mac には、障碍のある方を支援できるツールと機能が用意されています。Word 2016 for Mac のキーボード ショートカットを使うと、マウスを使用することなくコマンドにアクセスできます。また、視覚に障碍がある方向けに、Word は VoiceOver と連携します。

アクセシビリティ設定の多くは、組み込みスクリーン リーダーの VoiceOver など、Mac OSX オペレーティング システムに固有のものとなります。お使いのデバイスで動作するアクセシビリティの設定と機能については、「Office 365 のアクセシビリティ機能を使用するためのデバイスのセットアップ」を参照してください。Excel for Mac で共通する作業を実行するためのヘルプについては、「Excel のアクセシビリティに関するサポート」を参照してください。

Excel for Mac レイアウトを理解する

Excel 2016 for Mac を開くと、画面上部に Excel メニューが表示されます。Excel のメニュー項目は、アップル メニューの後ろに追加されて表示されます。その下のツールバーには、ドキュメントの名前が中央揃えで表示されます。画面の左上隅には、クイック アクセス ツールバーが表示されます。このツールバーには、[保存]、[元に戻す]、[やり直し] などのよく使用されるコマンドが含まれます。同じ行の画面の右側には、[検索] ボックスと共有オプション アイコンが表示されます。その下には、[Office 製品改善に協力] メニューが表示されます。

ツールバーの下には、[挿入] や [表示] など、一連のリボン タブがあります。リボンは、このタブの行の下に配置されています。タブを選択すると、タブ固有のリボンが表示されます。各リボンには、グループに分けられたコマンドが含まれています。たとえば、[挿入] タブをリボンに切り替えると、表や画像など、さまざまなアイテムを選択し、ドキュメントに挿入できます。

リボンの下には、[名前] ボックスと [数式] バーがあります。[名前] ボックスには、ワークシートで現在選択されているセルの名前または場所が表示されます。[数式] バーには、現在のセルの内容が表示され、テキストまたは Excel が計算に使用する数式を入力することができます。

この下に、現在のワークシートが開かれた状態で、ワークブックが表示されます。ワークシートは、画面の大部分を占めます。新しいワークシートは、空白セルのグリッドで構成されます。ワークシートの上部には、列見出し、列を指定する文字または文字の組み合わせが表示されます。ワークシートの左側には、ワークシートの長さ分の行番号が 1 行に 1 つずつ表示されます。行番号は 1 から始まります。前述の [名前] ボックスは、セルを列番号と行番号 (C3 など)で識別します。

最後に、ワークシートの左下には、一連のタブ (各ワークシート 1 つずつのタブと、新しいワークシートを追加するためのタブ) が表示され、右側には、ステータス バーと、ページ レイアウトや倍率などを変更するためのボタンが表示されます。

Excel for Mac 内を移動する

ワークブックを開くと、既定では、現在のワークシートにフォーカスが置かれています。他の領域にアクセスするには、Fn + F6 キーを押すか、VoiceOver をオンにしている場合は、VO + 左方向キーおよび VO + 右方向キーを押します。Fn + F6 キーを押すと、インターフェイス全体の領域をループします。

  • [開く] ボタン/上部のツールバー

  • リボンの現在のタブ

  • ツールバーの [名前] ボックス

  • ワークシート

  • ステータス バーの "準備ボタン"

多くのキーボードでは、既定でファンクション キーに特別な機能が割り当てられています。他の目的にファンクション キーを使うには、Fn キーとファンクション キーを同時に押す必要があります。Fn キーを押さなくてもファンクション キーとして使用できるようにするには、アップル メニューでシステム環境設定を変更します。

ワークブック内を移動する

  • 新しいワークシートを挿入するには、Fn + Shift + F11 キーを押します (この組み合わせは、F11 キーに既定の機能が割り当てられていない場合のみ機能します)。

  • ワークブック内の次のワークシートに移動するには、Option + 右方向キーを押します。

  • ワークブック内の前のワークシートに移動するには、Option + 左方向キーを押します。

ワークシート内を移動する

ワークシートに移動して作業を開始するには、ワークシートに到達するまで Fn + F6 キーを押し続けます。

  • ワークシート内のセル間で移動するには、矢印キーを押します (セル間を移動する場合、VoiceOver は必ずしもセルの名前を読み上げないので注意してください)。

  • 現在のセルにテキストまたは数式を入力するには、そのテキストまたは数式を入力します。

  • 現在のセルを編集するには、F2 キーを押した後、矢印キーを使用して、編集する場所に移動します。編集を完了してセルを修了するには、Return キーを押します。

  • セルの範囲を選択するには、範囲を開始するセルにフォーカスを置き、Shift キーを押したまま矢印キーを押してセルを選択します。

コンテキスト メニューを使用する

コンテキスト メニューには、切り取り、コピー、貼り付け、クリアなどのさまざまな一般的な操作が含まれます。コンテキスト メニューを開くには、セルにフォーカスを置いて、Fn + Shift + F10 キーを押します。

操作を選択すると、コンテキスト メニューは自動的に閉じます。操作を選択しないでコンテキスト メニューを終了するには、Esc キーを押します。

Office 365 の iPad 上の Excel と iPhone 上の Excel は、VoiceOver など、使用しているデバイスのアクセシビリティ機能と連動します。ジェスチャまたは外付けキーボードを使用することができます。

使用しているデバイスで動作するアクセシビリティの設定と機能の詳細については、「Office 365 のアクセシビリティ機能を使用するためのデバイスのセットアップ」を参照してください。  Excel for iOS で共通する作業を実行するためのヘルプについては、「Excel のアクセシビリティに関するサポート」を参照してください。

Excel for iOS レイアウトを理解する

Office 365 の Excel 2016 for iOS でブックを開くと、画面上部のステータス バー画面の下の中央に名前が表示されます。その下には Excel メニュー バーがあり、それにリボン タブが含まれています。ブックは数式バーの下にあります。

  • セルや数式を使用するとき、セルを選択するにはタップします。

  • スクリーン キーボードを表示し、(セル コンテンツを編集できる) 数式バーに挿入ポイントを移動するには、ダブルタップします。

  • ブック内の別のワークシートに移動するには、画面下部にあるタブを使用します。

Excel for iOS 内を移動する

キーボード ショートカット、VoiceOver、スクリーン キーボードを利用し、Excel for iPad や Excel for iPhone 内を移動する方法はいくつかあります。ショートカットのコンテキスト メニューも便利なことがあります。

ショートカット キーによる移動

キーボード ショートカットで移動する場合、外付けキーボードの仕様に関する役に立つ記事があり、その記事には、ショートカットの一覧が記載されています。

VoiceOver を利用して移動する

VoiceOver は、画面上のアイテムを読み上げることで Excel 内の移動を助けます。たとえば、位置を確認するには、ブックの名前が読み上げられるまで画面の中央上部近くに指をスワイプします。その下に、Excel のメニュー バーとリボンが表示されています。VoiceOver カーソルを移動すると、ボタンとリボン タブの名前が読み上げられます。

VoiceOver で移動するためのヒントをいくつか紹介します。

  • ワークシートのテキストを見つけるには、あるいはテキストを検索して置換するには、リボンの右にある [検索] ボタンを使用します。

  • VoiceOver カーソルが数式バーに置かれているとき、VoiceOver は “数式コンテンツ” と読み上げます。

  • ワークシートの行番号を聞くには、指を下端までスライドします。列の文字を聞くには、数式バーの下で、指を右にスライドします。

  • セルを使用するには、ワークシート内の任意の場所をタップします。セルの名前が読み上げられます。

  • ワークシート内でスクロールするには、3 本の指を上下または左右にスワイプします。VoiceOver は、スクロールと同時にセル範囲を識別します。

  • 現在のブックにあるシートはすべて、画面の左下のシート タブで見つけることができます。右下隅の [合計] オプションは、現在選択されているセル範囲の合計を示します。

スクリーン キーボードの使用

セルを編集するとき、キーボードが画面下半分に表示されます。2 つのキーボードを使用できます。標準の Apple キーボードとユーザー定義の数式キーボードです。後者の場合、ユーザー定義の数式の数字や記号に簡単にアクセスできます。

2 つのキーボードを次のように使用します。

  • 数式キーボードに切り替えるには、画面の中央右で、[123] ボタンをタップします。VoiceOver を使用している場合、“数式キーボード、ボタン” と読み上げられるまでスワイプし、それからダブルタップします。

  • 標準キーボードに切り替えるには、[Abc ] ボタンをダブルタップします。VoiceOver を使用している場合、“標準キーボード、ボタン” と読み上げられるまでスワイプし、それからボタンをダブルタップします。

  • キーボードを閉じるには、画面の右下隅で、キーボード アイコンをダブルタップします。VoiceOver を使用している場合、このボタンを選択しているとき、“キーボードを隠す” と読み上げられます。ボタンをダブルタップします。

コンテキスト メニューを使用する

セル、数式バー、テキスト ボックス、その他のオブジェクトをタップしたまま押さえると、ショートカット メニュー (コンテキスト メニューとも呼ばれています) が表示されます。切り取り、コピー、貼り付けクリアなど、一般的なコマンドにすばやくアクセスできます。

VoiceOver がオンのとき、ショートカット メニューを開くには、編集するセルまたはオブジェクトに移動し、2 本の指でダブルタップします。VoiceOver の標準的なスワイプ ジェスチャを使用し、メニュー間を移動し、さまざまなオプションを選択できます。

オプションを選択するか、別のセルを選択すると、ショートカット メニューが閉じられます。

Excel for Android は、身体や視覚に障碍のあるユーザーが簡単にスプレッドシートを作成したり、データをフィルター処理したり、グラフを使用したりするためのアクセシビリティ機能を備えています。プラットフォーム固有のアクセシビリティ設定と機能の詳細については、「Office 365 のアクセシビリティ機能を使用するためのデバイスのセットアップ」を参照してください。

注記: 

  • Office 365 の新しい機能は Office 365 サブスクライバーに段階的にリリースされるため、お使いのアプリではこれらの機能をまだ使用できない可能性があります。より早く新機能を入手するための方法については、「Office 2016 for Office 365 の最新機能を入手できる時期」を参照してください。

  • Excel for Android のタッチ機能については、「Excel for Android タッチ ガイド」を参照してください。

  • このトピックでは、組み込みの Android スクリーン リーダーである TalkBack を使っていることを前提としています。TalkBack の使用の詳細については、「Android accessibility」 (Android のアクセシビリティ) をご覧ください。

  • このトピックでは、Android スマートフォンでこのアプリを使っていることを前提としています。一部のナビゲーションとジェスチャは、Android タブレットでは異なる場合があります。

この記事の内容

Excel for Android レイアウトを理解する

Office 365 で Excel for Android を開くと、トップ バーにファイルの名前が表示されます。名前の下には Excel のメニュー バーが表示されます。ここには [ファイル]、[ホーム]、[挿入] などのリボン タブが含まれています。同じバーの右側には、[共有]、[元に戻す]、[やり直し] のボタンがあります。

タブを選択すると、タブ固有のリボンが表示されます。各リボンにはグループごとに整理されたコマンドが含まれています。たとえば、[挿入] タブでは、テーブルや図を文書に挿入できるリボンに切り替えることができます。

リボンの下には、[名前] ボックスと [数式] バーがあります。[名前] ボックスには、ワークシートで現在選択されているセルの名前または場所が表示されます。[数式] バーには、現在のセルの内容が表示され、テキストまたは Excel が計算に使用する数式を入力することができます。

この下に、現在のワークシートが開かれた状態で、ワークブックが表示されます。ワークシートは、画面の大部分を占めます。新しいワークシートは、空白セルのグリッドで構成されます。ワークシートの上部には、列見出し、列を指定する文字または文字の組み合わせが表示されます。ワークシートの左側には、ワークシートの長さ分の行番号が 1 行に 1 つずつ表示されます。行番号は 1 から始まります。前述の [名前] ボックスは、セルを列番号と行番号 (C3 など)で識別します。

最後に、ワークシートの左下には、一連のタブ (各ワークシート 1 つずつのタブと、新しいワークシートを追加するためのタブ) が表示され、右側には、ステータス バーと、ページ レイアウトや倍率などを変更するためのボタンが表示されます。

Excel for Android 内を移動する

Excel for Android はタッチ操作向けに最適化されています。Excel でタッチ操作を使用するためのヘルプについては、「Excel for Android タッチ ガイド」を参照してください。

外付けキーボードで Excel for Android を操作する場合のキーボード ショートカットについては、「Excel for Android で外付けキーボードを使う」を参照してください。

参照

スクリーン リーダーを使用して Excel のワークシートにテーブルを挿入する

TalkBack を使用して Excel for Android で表の並べ替えと​​フィルター処理を行う

TalkBack を使って Excel for Android の基本的な作業を行う

Office 365 のアクセシビリティ機能を使用するためのデバイスのセットアップ

アクセシビリティの高い Excel スプレッドシートを作成する

Windows 10 版 Excel Mobile アプリには、障碍のあるユーザーが簡単にスプレッドシートを作成したり、データをフィルター処理したり、グラフを使用したりできるようにするアクセシビリティ機能が含まれています。たとえば、視覚障碍のあるユーザーは、スクリーン リーダーを使ってユーザー インターフェイス (UI) についての情報を読み上げることができます。身体に障碍のあるユーザーは、マウスの代わりにキーボード ショートカットまたは音声認識ツールを使うことができます。

使用しているデバイスで動作するアクセシビリティの設定と機能の詳細については、「Office 365 のアクセシビリティ機能を使用するためのデバイスのセットアップ」を参照してください。 Windows 10 版 Excel Mobile で共通する作業を実行するためのヘルプについては、「Excel のアクセシビリティに関するサポート」を参照してください。

注: タッチ機能については、「Windows 10 版 Excel Mobile のタッチ ガイド」を参照してください。

Windows 10 版 Excel Mobile レイアウトを理解する

Excel Mobile を起動すると、アプリ ウィンドウの左側にナビゲーション ウィンドウが表示されます。そこで既存のファイルを選択できます。新しいブックを作成する場合、ウィンドウの右側にテンプレートの一覧が表示されます。テンプレートを選択するか、ナビゲーション ウィンドウから既存のファイルを開いたら、Excel Mobile のメイン エリア内を移動し、必要なアクションを選択できます。

Excel Mobile でブックを開くと、タイトル バーが上部に表示されます。タイトル バーには [ファイル]、[ホーム]、[挿入] などのリボン タブの名前が含まれています。コマンドを検索したり、ヘルプを表示したりする場合に使用できる [操作アシスト] 検索ボックスも含まれています。トップ バーの右側には、[共有]、[元に戻す]、[やり直し] ボタンがあります。

トップ バーの下には、[名前] ボックスと [数式] バーがあります。

  • [名前] ボックスには、選択されたセル、テーブル、グラフ、その他オブジェクトの名前が割り当てられている場合はその名前が表示されます。名前が割り当てられていない場合は、("C2" などの) セルまたは "Table3" などの汎用ラベルの場所が表示されます。

  • [数式] バーには、値または数式の、セルの内容が表示されます。

[名前] および [数式] ボックスの下はメインのブックです。ブックはグリッドで、行には数字の、列には英字のラベルが付けられています。行と列のラベルによってセルの位置が特定されます。セル "C2" は列 C と行 2 が交わった位置にあります。

そして、ページの下部とブックのグリッドの下には、シート タブが並んで表示されています。ブックのワークシートごとに 1 つのタブがありますが、通常はその一部しか表示されません。シート タブの横に、ワークシートを追加するためのボタンと、関連付けられているシート タブがあります。[合計] などの関数を含む、関数バーもあります。

キーボードを使って移動する

以下は、Excel Mobile でよく使用されるキーボード ショートカットです。

  • 次の UI 要素に移動するには、Tab キーを押します。前に戻るには、Shift + Tab キーを押します。一部の要素では、方向キーも使用できます。

  • リボンで現在表示されているタブを選択するには、Alt キーを押します。Alt キーを押した直後に [ファイル] メニューに直接移動するには、Shift + Tab キーを押します。リボンのタブ間を移動するには、←キーと→キーを押すか、または Ctrl + Tab キーを押します。各タブのオプションに移動するには↓キーを押し、タブに戻るには↑キーを押します。オプションを選択するには、Enter キーまたは Space キーを押します。

  • セルのショートカット メニューを表示するには、Shift + F10 キーを押します。

Excel Mobile 固有のキーボード ショートカットの情報については、「Windows 10 の Excel Mobile で外付けキーボードのショートカット キーを使う」を参照してください。Excel Mobile でのスクリーン リーダーの使用については、「Get started using a screen reader in Excel mobile for Windows 10」 (Windows 10 版 Excel Mobile でスクリーン リーダーの使用を開始する) を参照してください。

操作アシストを使用する

コマンドをすばやく検索するには、[操作アシスト] を使用します。[操作アシスト] 機能の詳細については、こちらのビデオをご覧ください。Using Tell Me to get things done quickly with a screen reader and keyboard ([操作アシスト] を使用して、スクリーン リーダーとキーボードですばやく作業する)

[操作アシスト] を使用してコマンドを検索するには、次のように操作します。

  1. 処理を実行するセルまたはセル範囲を選択します。

  2. Alt キーと Q キーを押して、[操作アシスト] 編集フィールドに移動します。

  3. 実行するコマンドを入力します。たとえば、"箇条書き" と入力します。

  4. 下矢印キーを使用して、検索結果を参照します。Enter キーを押していずれかを選びます。

Excel Online には、身体、視覚、またはその他に障碍のあるユーザーが簡単にファイルを操作するためのアクセシビリティ機能が含まれます。キーボード ショートカット、スクリーン リーダー、または音声認識ツールを使って、Excel Online を操作できます。

使用しているデバイスで動作するアクセシビリティの設定と機能の詳細については、「Office 365 のアクセシビリティ機能を使用するためのデバイスのセットアップ」を参照してください。  Excel Online で共通する作業を実行するためのヘルプについては、「Excel のアクセシビリティに関するサポート」を参照してください。

Excel Online レイアウトを理解する

Excel Online はブラウザーで動作します。2 つの表示、閲覧表示と編集表示から選択できます。Excel Online のウィンドウは使用している表示によって、見た目と利用できるコマンドが少々異なります。

  • 閲覧表示では、表示、印刷、共有、データ接続の更新、ブックの再計算、ブックにコメントを追加などができます。既定では、Excel Online は閲覧表示で開きます。

    閲覧表示の場合、ウィンドウの上部のタイトル バーに、“Excel Online” と表示されます。タイトル バーの左端には、Microsoft サービスと、メール、カレンダー、OneDrive、Excel、PowerPoint など、Office Online アプリケーションのリストを含むアプリ起動ツールへのリンクがあります。

    タイトル バーの下にはコマンドのセット (ブックの編集、印刷、共有、データなど) を含むツール バーがあり、ブラウザーの幅が十分にあれば、中央にブックの名前が表示されます。

  • [閲覧表示] から [編集表示] に切り替えるには、"Excel Online" と読み上げられるまで Ctrl キーを押しながら F6 キーを押します。その後、もう一度 Ctrl キーを押しながら F6 キーを押して、ブックが含まれているフォルダーの名前に移動します。Tab キーを押して [ブックの編集] ボタンまで移動し、Enter キーを押してから、↓ キーを使用して、[Excel Online を編集する] を選択します。

    編集表示では、ブックに変更を加えることができます。この表示の Excel Online ウィンドウの上部にあるタイトル バーの左側にアプリ起動ツールとアプリケーション名 ("Excel Online")、右側に [共有] ボタン、ブラウザーの幅が十分にあれば、中央にブックの名前が表示されます。

    タイトル バーの下には、[ファイル]、[ホーム]、[挿入]、[データ]、[校閲]、[表示]、[Excel で開く] のタブに分かれたツールバーがあります。リボンは、このタブの行の下に配置されます。タブを選択すると、タブ固有のリボンが表示されます。各リボンには、グループに分けられたコマンドが含まれています。たとえば、[挿入] タブを選択すると、リボンが表示されます。リボンからテーブル、グラフ、ハイパーリンク、コメントなど、さまざまなアイテムを選択し、ブックに挿入することができます。

閲覧表示でも編集表示でも、ブックのアクティブなワークシートは一連のコマンドに従います。ワークシートのセルのグリッドは、ページの多くを占めています。[移動] コマンド、[検索] コマンドなど一部のコマンドを使用すると、ワークシートの中央にウィンドウが開かれます。コメントの表示、挿入など、その他のコマンドはワークシートの右か左にウィンドウが開かれます。

セルのグリッドの下部にあるバーは、ブック内の各ワークシートを示しています。このタブの行をスクロールすると、ワークシートを選択することができます。現在選択されているワークシートは、“アクティブなワークシート“ と呼ばれます。

Excel Online ウィンドウの下部には、ステータス バーがあります。セルのグループを選択するとステータス バーに、選択したセルの現在の平均、データの個数、数値の合計が一覧表示されます。Excel データを集計する方法をカスタマイズして、ステータス バーのリストを変更することができます。Tab キーで [ステータス バーのユーザー設定] メニューを選択し、Enter キーを押します。ショートカット メニューで ↓ キーを使用してオプション (たとえば、数値の個数、最大値最小値など) を選択し、Enter キーを押します。

ショートカット キーによる移動

  • キーボード ショートカットに関する情報については、「Excel Online のショートカット キー」を参照してください。

  • ブラウザーのアドレス バーと Excel Online のブックのコンテンツの間を移動するには、F6 キーを押します。

  • Excel Online のリボン、ワークシート、ワークシートのタブ バー、ステータス バーの領域を切り替えるには、Ctrl+F6 キーを押します。

  • ブック内の別のワークシートに移動するには、Ctrl キーと Alt キーを押しながら PgUp キーを押すか、Ctrl キーと Alt キーを押しながら PgDn キーを押します。

  • ツールバー上の異なるタブまたはリボン上のコマンドに移動するには、Tab キー (進む) または Shift + Tab キー (戻る) を押します。

  • 項目を選択するには、Enter キーを押します。セルを選択するには、そのセルにフォーカスを移動します。

  • メニューやリスト内を参照するには、↑ キーまたは ↓ キーで選択し、Enter キーを押します。

  • セルのグリッドを移動するには、Tab キー、方向キー、キーボード ショートカットを使用します。

  • メニューまたはモードを終了するには、Esc キーを押します。

操作アシストを使用する

コマンドをすばやく検索するには、[操作アシスト] を使用します。[操作アシスト] 機能の詳細については、こちらのビデオをご覧ください。Using Tell Me to get things done quickly with a screen reader and keyboard ([操作アシスト] を使用して、スクリーン リーダーとキーボードですばやく作業する)

[操作アシスト] を使用してコマンドを検索するには、次のように操作します。

  1. 処理を実行するセルまたはセル範囲を選択します。

  2. Alt キーと Q キーを押して、[操作アシスト] 編集フィールドに移動します。

  3. 実行するコマンドを入力します。たとえば、"箇条書き" と入力します。

  4. 下矢印キーを使用して、検索結果を参照します。Enter キーを押していずれかを選びます。

障碍のある方向けのテクニカル サポート

Microsoft は、すべてのお客様に最適な操作性を提供することを目指しています。障碍のある方、およびアクセシビリティに関してご質問がある方が技術サポートをご希望の場合は、Microsoft Disability Answer Desk までご連絡ください。Disability Answer Desk サポート チームは、一般的なユーザー補助技術を駆使するトレーニングを受けており、英語、スペイン語、フランス語、および米語の手話でサポートを提供することができます。お住まいの地域での連絡先の詳細については、Microsoft Disability Answer Desk サイトを参照してください。

政府機関、商用、または法人ユーザーの場合は、法人向け Disability Answer Desk までお問い合わせください。

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