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ここでは、Microsoft Excel の CHOOSE 関数の書式および使用法について説明します。

説明

インデックスを使用して、値引数のリストから値を返します。 CHOOSE 関数を使用すると、インデックス番号に基づいて最大 254 個の値から 1 つを選択することができます。 たとえば、値 1 ~値 7 が曜日を表す場合、1 ~ 7 のいずれかの数値をインデックスとして使用すると、該当する曜日が返されます。

書式

CHOOSE(インデックス, 値 1, [値 2], ...)

CHOOSE 関数の書式には、次の引数があります。

  • インデックス    必ず指定します。 どの値引数が選択されるかを指定します。 インデックスには 1 ~ 254 の数値、または 1 ~ 254 の数値を返す数式またはセル参照を指定します。

    • インデックスが 1 の場合は、値 1 が返され、2 の場合は値 2 が返されます (以下同様)。

    • インデックスが 1 未満またはリスト内の最後の値の数値よりも大きい場合は、エラー値 #VALUE! が返されます。

    • インデックスに小数部がある場合は、使用される前に切り捨てられて、整数値が使用されます。

  • 値 1, 値 2, ...     値 1 は必ず指定します。値 2 以降は省略可能です。 1 ~ 254 個の値引数を指定します。CHOOSE 関数はこれらの引数から、インデックスに基づいて 1 つの値または実行する動作を選択します。 引数には、数値、セル参照、定義名、数式、関数、または文字列を指定できます。

解説

  • インデックスが配列の場合、CHOOSE 関数によって検証されるときに、すべての値が選択されます。

  • CHOOSE 関数に指定する値として、1 つの値だけでなく、セル範囲への参照を使うこともできます。

    たとえば、次の数式は

=SUM(CHOOSE(2,A1:A10,B1:B10,C1:C10))

次のように計算され

=SUM(B1:B10)

計算結果として返される値は、セル範囲 B1:B10 に含まれる値の合計になります。

この数式では、最初に CHOOSE 関数が計算され、セル範囲 B1:B10 が返されます。 次に、SUM 関数が、CHOOSE 関数の結果であるセル範囲 B1:B10 を引数として合計を計算します。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ

 

1 番目

クギ

2 番目

ネジ

3 番目

ナット

最後

ボルト

数式

説明

結果

=CHOOSE(2,A2,A3,A4,A5)

リストの 2 番目の引数の値 (セル A3 の値) を返します。

2 番目

=CHOOSE(4,B2,B3,B4,B5)

リストの 4 番目の引数の値 (セル B5 の値) を返します。

ボルト

=CHOOSE(3,"Wide",115,"world",8)

リストの 3 番目の引数の値を返します。

world

使用例 2

データ

23

45

12

10

数式

説明 (計算結果)

結果

=SUM(A2:CHOOSE(2,A3,A4,A5))

セル範囲 A2:A4 の値を合計します。 CHOOSE 関数は、SUM 関数のセル範囲の 2 番目の部分として A4 を返しています。

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